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Googleは「メインコンテンツ」を「ページの目的に直接役立つ部分」と定義し、評価者は労力・独自性・技能・正確さを見る ── 自社の主要ページで線引きして確認する13項目(2026年10月時点)

目次
  1. 01 何が起きたか — 公式文書に「メインコンテンツ」の節があり、最終更新日は2026年10月1日だった
    1. 英語版を開いて、確かめたこと
    2. メインコンテンツの定義
    3. 例として挙げられた5つの種類
    4. この記事が扱うこと
  2. 02 なぜ・背景 — E-E-A-Tの先に、「メインコンテンツの質」が置かれている
    1. 公式文書の流れ — E-E-A-Tのあとに、この節が来る
    2. 評価者は「順位を決める人」ではない
    3. 生成AIの文書にも、同じ番号の節が出てくる
  3. 03 用語 — 労力・独自性・技能・正確さを、公式の言葉で読む
    1. メインコンテンツ(main content)
    2. 労力(Effort)
    3. 独自性(Originality)
    4. 技能(Talent or skill)
    5. 正確さ(Accuracy)
    6. 検索品質評価者と、品質評価ガイドライン
  4. 04 型別 — 誰に関係し、何を、どの順で確かめるか
    1. 🅰 適用範囲 — どんなサイトにも関係するが、点検するのはページ単位
    2. 🅱 この記事が確かめていないこと
    3. 🅲 手順 — 5ページを、4つの段階で見る
    4. 段階1 — 5ページを選び、ページの目的を1文で書く
    5. 段階2 — 5つの種類に当てはめて、線を引く
    6. 段階3 — 4つの観点を、1ページずつ当てる
    7. 段階4 — 手を入れる場所を3つに絞る
  5. 05 自分のサイトで確認するチェックリスト
    1. チェックリストの使い方
  6. 06 代替・他の選択肢 — 観点ごとに、自社で見つけられる証拠を比べる
    1. 4つの観点と、確かめる材料
    2. E-E-A-Tの自己評価との違い
  7. 07 この記事を書いた時点で確かめたこと — 2026年10月3日
  8. 08 このテーマの、これまで
    1. 公式文書の流れ
    2. 当サイトの、関連する過去の記事
    3. 当サイトのブログで、近い話を書いた回
  9. 09 この記事のまとめ

01 何が起きたか — 公式文書に「メインコンテンツ」の節があり、最終更新日は2026年10月1日だった

英語版を開いて、確かめたこと

Google検索セントラルの文書「Creating helpful, reliable, people-first content」(訳: 有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成)の英語版には、「Main content」(訳: メインコンテンツ)という見出しの節がある。ページの下部には「Last updated 2026-10-01 UTC」(訳: 最終更新 2026-10-01 UTC)と表示されている。この記事は、2026年10月3日にこの英語版を開き、節の本文を最後まで読んだうえで書いた。

入口になった報道(Search Engine Roundtable・2026年10月2日付)は、この文書に「メインコンテンツ」を扱う新しい節が加わったと伝えている。この記事で引用する文は、報道ではなく、公式文書の英語の原文から取った。英語の文には、すべて日本語訳を添える。

メインコンテンツの定義

節の最初の段落には、次の定義が書かれている。

"Google Search defines "main content" as any part of the webpage that directly helps the page achieve its purpose."

(訳: Google検索は「メインコンテンツ」を、ページがその目的を達成するのに直接役立つ部分すべて、と定義します。)

注目したいのは、定義の主語が「ページの目的」だという点である。「本文の部分」や「記事の中心の段落」という切り方ではなく、そのページが何のためにあるのかを先に決めて、その達成に直接役立つ部分を数えるという順序になっている。目的が違えば、同じページでもメインコンテンツの範囲が変わりうる。公式の文章も「ページの主な意図によって(Depending on the primary intent of the page)」と書いたうえで、例を並べている。

例として挙げられた5つの種類

定義のあとに、メインコンテンツに含まれうるものとして、次の5つが挙げられている。見出しの名前は英語のまま示し、内容は公式の説明を日本語にした。

  • Primary text and media(訳: 主な文章とメディア) — ページ上の主な文章、記事、画像、音声、動画
  • Interactive features(訳: 操作できる機能) — 計算機、オンラインのツール、ゲーム、検索機能など、ページに組み込まれた機能
  • User-generated contributions(訳: 利用者が書いたもの) — フォーラムの議論、顧客のレビュー、コメント、利用者がアップロードしたメディア。ページの目的に直接かなう場合に限る
  • Tabbed or expanded sections(訳: タブや開閉式の部分) — 製品の仕様、安全上の注意、利用者のレビューなど、操作して開く部分に収められた情報
  • Page titles and headings(訳: ページのタイトルと見出し) — ページの主題をまとめ、訪問する価値を利用者が判断できるようにする、見えているタイトルと見出し

報道の要約では「タブやページタイトルも含まれる」と読める箇所があるが、原文の4つ目と5つ目に、そのとおりの記述がある。ただし、定義はあくまで「含まれうるもの」の例であり、ここに挙げられていないものが、メインコンテンツではないと書かれているわけではない。

公式文書がメインコンテンツの例として挙げる5つの種類を並べた図。主な文章とメディア、操作できる機能、利用者が書いたもの、タブや開閉式の部分、ページのタイトルと見出し。下段に、ページの目的に直接役立つ部分がメインコンテンツ、という定義が書かれている。
メインコンテンツの5つの種類 — 切り口は「ページの目的に直接役立つか」

出典(Google検索セントラル)

文書: Creating helpful, reliable, people-first content(訳: 有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成)。引用したのは英語版の「Main content」の節。2026年10月3日に開いて確かめた。

この記事が扱うこと

扱うのは、自社の主要なページ5つで、メインコンテンツの範囲を自分で線引きし、労力・独自性・技能・正確さの4つの観点で1ページずつ確かめる手順である。「AIで作ったかどうか」を調べる記事ではない。AIで作った原稿を公開する前の事実確認は、別の記事(Googleの生成AIガイダンスは、公開前の人による事実確認を「重要」と明記した ── タイトル・説明文・構造化データ・altまで確認する13項目(2026年10月時点))で扱った。あちらは「公開する前に、人が何を確かめるか」であり、この記事は「公開しているページの中身の質を、どの観点で見るか」である。

02 なぜ・背景 — E-E-A-Tの先に、「メインコンテンツの質」が置かれている

公式文書の流れ — E-E-A-Tのあとに、この節が来る

「メインコンテンツ」の節は、文書の中で突然現れるわけではない。直前の段落で、公式は次のように書いている。

"Beyond E-E-A-T, the Search Quality Evaluator Guidelines emphasize that one of the most critical factors for assessing page quality is the quality of the main content, specifically how effectively it allows the page to achieve its purpose and provide a satisfying user experience."

(訳: E-E-A-Tの先として、検索品質評価ガイドラインは、ページの品質を評価するうえで最も重要な要素の1つが、メインコンテンツの質であると強調しています。具体的には、そのコンテンツが、ページが目的を達成し、満足のいる利用体験を提供することを、どれだけ効果的に可能にしているかです。)

評価者は「順位を決める人」ではない

ここで読み違えやすい点がある。節の中の4つの観点は、「検索品質評価者(Search Quality rater)が、メインコンテンツについて評価するよう訓練されている観点」として書かれている。順位を決める仕組みが、この4つを直接数えている、という文ではない。同じ文書の別の箇所には、次の説明がある。

"Search raters have no control over how pages rank. Rater data is not used directly in our ranking algorithms."

(訳: 評価者は、ページがどう順位づけされるかを左右できません。評価者のデータは、私たちの順位決定のアルゴリズムに直接は使われません。)

評価者の意見は、仕組みがうまく動いているかを知る手がかりである。だから、この記事は「4観点を満たせば順位が上がる」とは書かない。

注意

「4つの観点が、順位を決める要素になった」とは、公式のどこにも書かれていない。評価者向けの観点を、自社のページを見直す物差しとして借りる、というのがこの記事の使い方である。順位への効果や、効果が出るまでの期間は、公式も述べていないため、書かない。

生成AIの文書にも、同じ番号の節が出てくる

もう1つの公式文書「Google Search's Guidance on Generative AI Content on Your Website」(訳: ウェブサイトにおける生成AIコンテンツについてのGoogle検索のガイダンス)にも、評価者向けの指針への言及がある。そこには、評価者向けの指針が、スケールされたコンテンツの悪用(scaled content abuse)と、「ほとんど労力が無く、ほとんど独自性が無く、付加価値がほとんど無い」メインコンテンツの評価方法を扱っていると書かれ、前者が4.6.5節、後者が4.6.6節と示されている。続けて、「これらの指針は、Googleで1位になるための手引きではない」という趣旨の文がある。

Googleの更新履歴を見ると、2026年10月1日の項目は「Updated guidance on using generative AI content」(訳: 生成AIコンテンツの使用に関するガイダンスを更新)で、内容欄には「検索品質評価者のガイドラインの情報を加えた」と書かれていた。ただし、更新履歴の10月1日には、役に立つコンテンツの文書の更新を伝える項目は見つからなかった。

03 用語 — 労力・独自性・技能・正確さを、公式の言葉で読む

メインコンテンツ(main content)

ページの目的の達成に直接役立つ部分。文章だけでなく、操作できる機能、利用者の投稿、タブの中の情報、ページのタイトルと見出しも、公式の例に含まれる。「本文」と同じ意味ではない。広告やサイト共通のメニューなど、目的に直接役立たない部分は、少なくとも公式が挙げた5つの例には入っていない。

労力(Effort)

公式の定義は、次のとおりである。

"The extent to which human work went into creating the content or the systems powering it."

(訳: コンテンツ、またはそれを動かす仕組みを作るのに、人の作業がどれだけ入っているかの度合い。)

公式は例も挙げている。独自の分析を書くこと、詩を手作業で翻訳すること、ゲームのために独自の対話型の地図を作ることは「高い労力」とされる。反対に、フィード(データの配信)から自動でページを作ることや、人の監督や編集なしに生成AIで大量の文章を作ることは、「労力がほとんど、または全く無い」とされる。さらに、他の情報源を明記したり謝意を示したりしても、独自の労力の代わりにはならない、という文がある。

用語

労力は、「頑張ったか」ではなく、「人の作業が、コンテンツやそれを動かす仕組みに、どれだけ入っているか」である。仕組みも含まれている点が大切で、自社で作った計算ツールや図表の作成の手順なども、労力の説明の対象になりうる。

独自性(Originality)

公式の定義は次のとおりである。

"The extent to which the content offers unique, original information or perspectives that aren't already available on other websites."

(訳: ほかのウェブサイトで、すでに手に入る情報ではない、独自の情報や視点を、そのコンテンツがどれだけ提供しているかの度合い。)

比べる相手は「ほかのウェブサイト」である。自社の過去の記事と比べるのではない。同じ主題で検索したときに上位に出るページを開いて、そこに無い情報があるかを見る、という確かめ方が、この定義にそのまま対応する。

技能(Talent or skill)

公式の定義は次のとおりである。

"Whether the content shows the talent, skill, or expertise necessary to provide a satisfying experience for visitors (such as clear writing, well-produced video, or functional page tools)."

(訳: 訪問者に満足のいく体験を提供するのに必要な、才能・技能・専門知識を、そのコンテンツが示しているかどうか(たとえば、分かりやすい文章、よくできた動画、機能するページ上のツールなど)。)

この定義には、見落とされやすい但し書きが続く。すべてのコンテンツに専門的な知識が要るわけではない。公式は、雪かきの新しい方法を自分の経験として共有する人には、必ずしも専門知識は要らない、という例を挙げている。

正確さ(Accuracy)

公式の文は次のとおりである。

"For informational pages, the content should be factually accurate. For topics that could significantly impact people's lives or well-being (YMYL topics), the content must be highly accurate and consistent with established expert consensus."

(訳: 情報を伝えるページでは、内容が事実として正確であるべきです。人々の生活や健康・幸福に大きく影響しうる話題(YMYLの話題)では、内容が高い正確さを持ち、確立した専門家の合意と一致していなければなりません。)

YMYLは「Your Money or Your Life」の略で、公式は、健康・経済的な安定・安全、社会の幸福に大きく影響しうる話題を指す言葉として説明している。

検索品質評価者と、品質評価ガイドライン

検索品質評価者は、検索結果が良いかをGoogleに教える人たちである。公式は、評価者が使う基準を「検索品質評価ガイドライン(Search Quality Rater Guidelines)」に載せており、ウェブサイトの運営者がこれを読んで、自社のコンテンツがE-E-A-Tの観点でどうかを自己評価する助けにしてよい、と書いている。この記事の確認項目は、その「自己評価の助け」としての使い方に沿っている。

04 型別 — 誰に関係し、何を、どの順で確かめるか

🅰 適用範囲 — どんなサイトにも関係するが、点検するのはページ単位

公式文書は、検索で見つけてもらいたいコンテンツを作る運営者全般に向けて書かれている。自社の商品を売るサイトでも、サービスを紹介するサイトでも、解説記事を載せるサイトでも、ページには「目的」がある。目的があるページなら、メインコンテンツの範囲を決める作業は、そのまま使える。

🅱 この記事が確かめていないこと

注意

この記事は、10月1日に、この節のどの文が新しく加わったかを確かめていない。公式の更新履歴にこの文書の項目が見つからず、差分を比べる手段が無かった。また、4つの観点が順位にどう影響するか、評価者向けのガイドライン本文の細かい基準、日本語の検索での扱いも、確かめていない。公式の文書にも、報道にも、書かれていなかったためである。

日本語版については、2026年10月3日に開いた時点で、最終更新が2025年12月18日と表示され、「メインコンテンツ」という言葉を含む節は見つからなかった。日本語版は、英語版より遅れて更新される場合があるため、英語版の更新と日本語版の更新に差があるときは、英語版の原文を読むのが安全である。

🅲 手順 — 5ページを、4つの段階で見る

点検は、主要なページを5つ選び、次の4つの段階で進める。5ページに絞るのは、1ページあたりの作業を5分から15分に収めて、1日で終えられるようにするためである。

評価者が見る4つの観点を並べた図。労力は、人の作業がどれだけ入っているか。独自性は、ほかのサイトに無い情報や視点があるか。技能は、満足できる体験に必要な技能が示されているか。正確さは、事実として正確か、暮らしに大きく関わる話題では専門家の合意とも一致しているか。下段に、順位への効果は公式に書かれていないと注記している。
評価者が見る4つの観点 — 順位の要素ではなく、評価者が訓練されている観点

段階1 — 5ページを選び、ページの目的を1文で書く

選ぶ基準は、「そのページが無くなったら困る」ものである。目的は、「〜を知ってもらうページ」「〜を申し込んでもらうページ」のように、1文で書く。目的が1文で書けないページは、メインコンテンツの範囲を決める前に、目的そのものがあいまいである。それ自体が、見直しの対象になる。

段階2 — 5つの種類に当てはめて、線を引く

ページを画面に出し、前の章で挙げた5つの種類ごとに、「このページでは、それはどこか」を探す。次の表は、自社のページで探す場所の例である。

公式の種類自社ページで探す場所の例線を引くときの問い
主な文章とメディア本文、商品の説明、図、写真、動画ページの目的の達成に、直接役立っているか
操作できる機能料金の計算、見積もり、診断、検索ボックスその機能は、ページの目的そのものか、おまけか
利用者が書いたものお客様の声、レビュー、コメント欄ページの目的に直接かなうか(かなう場合だけ対象)
タブや開閉式の部分仕様タブ、よくある質問の開閉、注意書きの折りたたみ閉じていても、目的の達成に必要な情報が入っているか
タイトルと見出しtitle、h1、各節の見出し開く前に、何のページかが分かる題になっているか

表の2列目と3列目は、この記事の提案であり、公式の文書に書かれた基準ではない。公式が書いているのは1列目の5つの種類と、「ページの目的に直接役立つ」という切り口だけである。

段階3 — 4つの観点を、1ページずつ当てる

線を引いた範囲の中について、労力・独自性・技能・正確さを1つずつ見る。この段階で使う具体的な確認は、次の章のチェックリストに書いた。観点ごとに、「在る・無い・分からない」を記録する。分からないものは、分からないと書くことが大切である。推測で「在る」にすると、点検の意味が無くなる。

段階4 — 手を入れる場所を3つに絞る

5ページ分の記録を並べると、「独自性が無いページが3つ」「正確さを一次の出典で確かめていないページが2つ」のように、偏りが見える。すべてを一度に直すのではなく、効果が大きそうな順に3つ決めて、担当と日付をつける。残りは、次の見直しの日に回す。

サイト全体の基本情報をまず一覧で見たいときは、当サイトの無料ツール🔧 WEBサイト総合分析・レポートツールで、ページのタイトルや見出しなどを一覧できる。段階2の「タイトルと見出し」の確認の入口になる。

05 自分のサイトで確認するチェックリスト

下の13項目は、1項目5分ほどでできる作業である。項目3で選んだ5ページに、同じ手順を当てる。チェックの状態はブラウザの中にだけ保存され、サーバーには送られない。項目1と2は公式文書を読む作業、項目3〜7は範囲を決める作業、項目8〜12は4つの観点を当てる作業、項目13は優先順位を決める作業である。

  • Google検索セントラルの「Creating helpful, reliable, people-first content」の英語版を開き、ページ下部の最終更新日を書き写して、同じ文書の日本語版(URLの末尾に「?hl=ja」をつける)の最終更新日と並べて記録する
  • 英語版の「Main content」の節を探し、定義の1文と、5つの種類の名前(Primary text and media など)を、そのままメモに書き写す
  • 自社サイトで、問い合わせや売上につながる主要なページを5つ選び、URLを一覧に書き出す
  • 5つのページそれぞれについて、「このページの目的」を「〜してもらうページ」の形で1文ずつ書く(1文で書けないページには印をつける)
  • 1つ目のページを画面に出し、画面を印刷するかスクリーンショットを撮って、目的の達成に直接役立つ部分を赤い線で囲み、5つの種類のうち何が含まれるかを書き出す
  • 残りの4ページにも同じ線引きをして、メインコンテンツに含めた要素(文章・画像・機能・投稿・タブ・見出しなど)の数を、ページごとに数字で表に書く
  • 5ページのtitleとh1を一覧にして、開く前に何のページかが分かる題になっているかを、1ページずつ「○」か「×」で記録し、×の数を数える
  • 労力の確認として、各ページのメインコンテンツのうち、自社の人が手を動かして作った部分(自社の調査・撮影・測定・手順の実演・自作の図)を、段落と画像の単位で数え、全体に対する割合を書き出す
  • 労力の確認として、他社の文章・配信されたデータ・AIの出力をほぼそのまま載せている段落を5ページで数え、それぞれに「誰が確認して編集したか」を書き添えて、空欄の数を数える
  • 独自性の確認として、各ページの主題でGoogle検索をして上位3つのページを開き、自社ページにしか無い情報(数字・事例・手順・画像)を1つずつ書き出して、1つも書けないページに印をつける
  • 技能の確認として、専門的な内容を扱うページに、書き手か監修者の名前・肩書き・経歴が見えるかを確かめ、見えないページの数を数える
  • 正確さの確認として、各ページの数字・日付・固有名詞を3つずつ選び、公式のページや契約書などの出典で照らして「一致」か「不一致」かを記録し、健康・お金・安全に関わるページには「YMYL」の印をつける
  • 5ページの記録から、手を入れる優先順位を3つ決め、担当者の名前と見直す日付をカレンダーに1つずつ登録する
1ページを点検する流れを5段階で示した図。1つ目はページの目的を1文で書く。2つ目はメインコンテンツに線を引く。3つ目は労力と独自性を数える。4つ目は技能と正確さを出典で確かめる。5つ目は手を入れる場所を3つに絞って日付をつける。
1ページを点検する5つの段階 — 目的を決めてから、線を引き、4つの観点を当てる

チェックリストの使い方

13項目のうち、時間が限られているときは、項目3・4・5だけでも、「ページの目的は何で、どこまでがメインコンテンツか」が見える。そこで、目的が書けないページや、線を引いたら広告やメニューばかりだったページが見つかれば、それだけで見直しの入口になる。項目8と9は、人の作業がどこに入っているかを見る確認である。割合は、「半分以上か、半分より少ないか」でも構わない。目的は、記録を次回と比べられる形にすることである。

項目10の「上位3ページを開く」確認は、自社の主要なページがどの検索で見つかっているかを先に知っていると、進めやすい。当サイトの無料ツール🔧 Search Consoleの見方に迷ったらこちらの解説ツールでは、Search Consoleの画面の見方を確かめられる。そこで、ページごとの検索語を調べてから、項目10に取りかかるとよい。

公式の文書が、AIを使った文章作成について「誰が・どのように・なぜ」作ったかを問うている点については、AIで作った原稿は、公開前に人が5つ確かめる ── 引用・固有名詞・実体験・重複・責任者を確認する13項目(2026年9月時点)で、公開前に人が確かめる5つの点を扱った。AI生成コンテンツがどう評価されるかの全体像は、AI生成コンテンツは検索でどう評価されるのか ── Googleの公式見解と、品質評価ガイドラインの実際の記述(2026年8月時点)が、公式の言い方を整理している。

06 代替・他の選択肢 — 観点ごとに、自社で見つけられる証拠を比べる

4つの観点と、確かめる材料

次の表は、4つの観点のそれぞれについて、公式が書いている内容と、自社のページで見つけられる証拠の例を並べたものである。「証拠の例」の列は、この記事の提案であり、公式が指定したものではない。どの証拠が何点なら合格、といった基準は、公式に書かれていない。

観点公式の説明で読み取れること自社で見つけられる証拠の例見つからないときの動き
労力人の作業が、コンテンツと、それを動かす仕組みに、どれだけ入っているか。出典の明記は、労力の代わりにならない自社で測った数字、自分で撮った写真、手順を実際に試した記録、自作の図や計算ツールどの段落に人の作業を足せるかを書き出し、担当者を決める
独自性ほかのサイトにすでにある情報ではない、独自の情報や視点があるか自社にしか無い数字、事例、判断の理由、現場の写真上位のページに無い情報を、1つだけ足す案を書く
技能満足できる体験に必要な技能が示されているか。専門知識がいらない内容もある書き手・監修者の情報、実際に動くツール、分かりやすい構成、よくできた動画専門的な内容のページだけ、書き手の情報を足す
正確さ事実として正確か。YMYLでは、高い正確さと専門家の合意との一致が必要数字・日付・固有名詞を出典で照らした記録、更新日の表示一致しない項目を直し、直した日付を残す

E-E-A-Tの自己評価との違い

同じ文書には、「Who, How, and Why」(訳: 誰が、どのように、なぜ)の3つの問いがある。「誰が作ったか」を明らかにする、「どのように作ったか」を伝える、そして、人を助けるために作ったのか、検索の訪問を集めるために作ったのか、という問いである。この3つは、コンテンツを作った側の説明を点検する問いである。一方、メインコンテンツの4観点は、ページの中身そのものを点検する観点である。両方を使うと、「何を書いたか」と「どう説明しているか」の両面を見られる。

E-E-A-Tの全般的な見方や、自社の文章の中の事実を確かめる手順は、Googleは「AIコンテンツ」を罰していない ── 33.1万ページの調査が示した「品質」基準を確認する13項目(2026年9月時点)と、情報利得(Information Gain)とは? Google特許が示す仕組みと、自分の記事で確認する13項目(2026年8月時点)にも書いた。

07 この記事を書いた時点で確かめたこと — 2026年10月3日

この記事は、当サイトが自分のサイトの点検結果を報告するものではない。確かめたのは、公開されている公式の文書と、その更新の記録である。次の3つは、2026年10月3日に実際に開いて確かめた内容である。

  • 英語版の文書の最終更新は「2026-10-01 UTC」で、「Main content」の節に、定義と5つの種類、4つの観点が書かれていた。
  • 同じ文書の日本語版は、最終更新が「2025-12-18 UTC」で、「メインコンテンツ」という言葉を含む節は見つからなかった。
  • 公式の更新履歴の2026年10月1日の項目は、生成AIコンテンツの使用に関するガイダンスの更新だった。役に立つコンテンツの文書の項目は、見つからなかった。

当サイトでは、ページを公開したあとに、構造化データの更新日やサイトマップの日付がずれていないかを数え直した経験がある。自分で書いた記事に自分で書いた弱点が残っていた例は、記事に書いた弱点が、自分のサイトにあった ── 公開した日にチェック項目を当てたら、エラー画面の返し方と、サイトの名前の書き方がそろっていなかったに書いた。書いた直後の自己評価は甘くなりやすいため、この記事のチェックリストでも、記録を第三者の目で見る日を決めておくことを勧める。

08 このテーマの、これまで

公式文書の流れ

次の表は、この記事で開いた公式の文書から、日付がはっきり読み取れたものだけを並べたものである。評価者向けの指針そのものの改訂の経緯は、この記事では確かめていない。

時期出来事
2023年2月Google検索セントラルのブログが、AI生成コンテンツについての考え方を示す(記事のURLに「2023/02」とある)
2025年12月18日「役に立つコンテンツ」の文書の日本語版の最終更新(2026年10月3日に確認)
2026年10月1日同じ文書の英語版の最終更新。「Main content」の節が載っている。同日、生成AIコンテンツの使用に関するガイダンスも更新された
2026年10月2日Search Engine Roundtableが、文書に新しい節が加わったと伝える

当サイトの、関連する過去の記事

当サイトのブログで、近い話を書いた回

Googleの公式文書に「メインコンテンツ」の節があり、ページの目的に直接役立つ部分と定義されている。評価者が見る労力・独自性・技能・正確さを、自社の主要ページ5つで1ページずつ確かめる手順と、範囲の線引きの仕方、記録のつけ方、見直しの順番をまとめる。
2025/05/31
THU
00:00:00

ブラウザ・OS 最新バージョン

毎日更新:2026-10-03 調査更新済
  • Android(stable) 未取得
  • Chrome Android(stable) 155.0.8059.30
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池田南美夫
もうすぐ●●歳。ずっーと現役SE。日本にインターネットが上陸してから、ずっーと携わる。 ほんとは超アナログ人間のギター弾き、バンドマン。でも音楽活動とSE、案外似てる。