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自動生成ページは「量」では裁かれない ── スケールされたコンテンツの悪用に当てはまるかを確認する13項目(2026年9月時点)

01 何が起きたか — Googleが「スケールされたコンテンツの悪用」の基準を、あらためて確認できる形にしている

「量産している事実」ではなく「価値を追加しているか」で判定される

Google Search Centralの公式ドキュメント「スパムに関するポリシー」には、スケールされたコンテンツの悪用(Scaled Content Abuseという項目がある。公式ドキュメントはこれを「検索ランキングを操作する目的で大量のページを生成する行為であり、ユーザーに価値を提供することが主目的ではない行為」と定義している。この項目には具体的な手口も列挙されており、生成AIツールなどを使って、ユーザーに価値を追加せずに多数のページを生成することが、明確にその1つとして挙げられている。ドキュメントの最終更新日は2026年8月28日(UTC)である。

海外の専門ブログが報告した、実際のやりとり

この基準が具体的な場面でどう適用されるかについて、海外のSEO専門ブログが1つの事例を報告している。ドメインの技術スタックを使って自動生成されたページを公開していたサイト運営者が、インデックスの消失について相談したところ、Google検索アドボケートのジョン・ミューラー氏からSNS上で回答があった、という内容である。この記事では、ミューラー氏本人の発言そのものを一次資料として直接確認することはできていないため、このやりとりについては「専門メディアが報告している内容」として扱い、判断の基準には公式ドキュメントの記述を使う。個人のSNS投稿は、公式ドキュメントのように継続的にメンテナンスされる性質のものではなく、文脈が省略されやすいという性質もある。だからこそ、発言の解釈そのものに依拠するのではなく、その発言が指し示している先にある公式ポリシーの記述を、確認の起点にする。

プログラマティックSEO全体と、スパムポリシー違反となるスケールされたコンテンツの悪用の範囲を示す図。大きな円がプログラマティックSEO(自動生成による大量ページ作成)全体を表し、その中の一部が価値を追加していない自動生成として、スパムポリシー違反の範囲に含まれることを示す。
自動生成のすべてが違反ではない。「価値を追加しているか」で線が引かれる

個別ページではなく、サイト全体の評価に関わる

海外のSEO専門ブログが報じたところによれば、今回のやりとりの中でミューラー氏は、量産されたページ群が「サイト全体の有用性」の評価に影響しうるという趣旨の回答をしたとされている。この発言そのものを一次資料として直接確認することはできていないが、Googleの公式スパムポリシーには、量産コンテンツとは別にサイト評価ポリシー(Site Reputation Abuseという項目が存在し、低品質なコンテンツがサイト全体の評価に影響しうるという考え方自体は、公式ドキュメントの構成からも読み取れる。1ページずつの品質だけでなく、サイト全体としてどう見られているかを合わせて確認する必要がある。

02 なぜ・背景 — 自動化そのものではなく、「主目的」で判定する仕組み

「誰が書いたか」ではなく、コンテンツそのものの質を見る

Googleのもう1つの公式ドキュメント「役立つコンテンツを作成する」は、コンテンツの評価について「誰が書いたかではなく、コンテンツそのものの質を重視する」という姿勢を明確にしている。自己評価のための質問として、「オリジナルの情報・報道・調査・分析を提供しているか」「表面的な内容を超えた洞察があるか」といった項目が並ぶ。このドキュメントは、AI生成コンテンツを一律に禁止しているわけではない。自動化を使ってコンテンツを大幅に生成する場合について、「その使用が訪問者にとって自明であること」を条件として挙げている。

スパム扱いになるのは「ランキング操作が主目的」のとき

一方で同じドキュメントは、スパムポリシー違反となる境界線もあわせて示している。「検索ランキングを操作する主目的で、生成AIを含む自動化を使ってコンテンツを制作すること」がスパムポリシー違反にあたると明記されている。つまり分かれ目は、自動化を使ったこと自体ではなく、その自動化が「読者のため」か「検索順位のため」かという主目的にある。避けるべき行動として、同ドキュメントは「多数のトピックに対して自動生成コンテンツを大量に展開すること」「トレンドを追いかけるだけの執筆」も具体的に挙げている。

注意

「AIを使っているかどうか」は、この基準では判定の入口ではない。人が1本ずつ書いた記事でも、検索順位を操作する目的で量産されていれば同じ基準に触れうるし、自動生成でも、読者に価値を追加していれば直ちに違反にはならない。

「サイト評価ポリシー」との違い

公式のスパムポリシーの一覧には、スケールされたコンテンツの悪用と並んで、サイト評価ポリシーという別項目もある。こちらは主に、信頼度の高いドメインを第三者が間借りして低品質なコンテンツを掲載する手口を対象にしており、スケールされたコンテンツの悪用とは対象とする手口が異なる。ただしどちらも、個々のページ単位ではなくサイト全体の評価に関わりうるという点は共通している。自社サイトで確認する際は、この2つを混同せず、それぞれ別の観点として確認する必要がある。

03 この記事で出てくる用語

用語

プログラマティックSEO:テンプレートとデータベースを組み合わせ、検索需要のあるキーワードの組み合わせごとにページを自動生成する手法。地域名×業種名の一覧ページなどが典型例で、手法そのものはGoogleのポリシーで禁止されていない。

用語

スケールされたコンテンツの悪用:Google公式のスパムポリシーの1項目。検索ランキングを操作する目的で、ユーザーへの価値追加を伴わずに大量のページを生成する行為を指す。生成AIによる量産のほか、スクレイピングした内容の言い換え・翻訳による難読化、複数ページの内容の統合、スケールを隠すための複数サイト構築なども具体例として挙げられている。

「ドアウェイページ」との違い

混同しやすい隣接概念にドアウェイページがある。こちらは、似たようなキーワードで大量のページを作り、実質的に同じ内容へユーザーを誘導する手口を指し、公式のスパムポリシーでは別項目として扱われている。スケールされたコンテンツの悪用は「価値を追加していない量産」、ドアウェイページは「異なるページに見せかけた誘導」という違いがあり、どちらも大量生成という点では似ているが、判定の観点は同じではないため、確認するときはこの2つを分けて扱う必要がある。

04 型別 — 適用範囲・この記事が測っていないこと・手順

🅰 適用範囲 — どんなサイトが確認対象になるか

この記事の確認作業が必要になるのは、主に3つの場面である。第一に、地域名や業種名の組み合わせで自動生成した一覧ページを大量に持つサイト第二に、生成AIツールでコンテンツを量産する仕組みをこれから導入しようとしているサイト。第三に、外部のフィードや検索結果をスクレイピングし、言い換えや翻訳をかけて再構成したコンテンツを公開しているサイトである。逆に、ページ数が少なく、1本ずつ人が確認しながら公開しているサイトでは、この記事の確認作業をそのまま急ぐ優先度は高くない。すでにテンプレート駆動のページ群を長期間 運用していて、これまで大きな問題が起きていないサイトであっても、今回のように公式の基準が改めて確認できる形で示されたタイミングは、棚卸しをやり直す良い機会になる。運用が長く続いているほど、当初の設計時に想定していなかったパターンの組み合わせが、生成ページ群の中に紛れ込んでいることがある。設計時のメモや仕様書が残っていない場合は、実際に公開されているページ群を直接 見て回るところから棚卸しを始めることになる。

🅱 この記事が測っていないこと・分からないこと

確認した公式ドキュメントの範囲では、明確にされていない点がある。第一に、何ページ以上が「大量」とみなされるかという具体的な数値の基準は、確認した範囲には見当たらない。第二に、違反と判定された場合に、サイト全体にどの程度の期間、影響が及ぶのかという回復までの具体的な期間も示されていない。第三に、今回の報告にあるジョン・ミューラー氏の発言について、その発言の正確な文脈と全文は、この記事では一次資料として直接確認できていない。「数字による境界線」ではなく「価値を追加しているかという定性的な基準」で判断されているという前提で、05章のチェックリストを使ってほしい。

🅲 手順 — 自分のサイトで確認する流れ

実際の確認は、次の4段階で進める。第一に生成の仕組みの棚卸しとして、サイト内にテンプレート駆動で自動生成しているページ群がどれだけあるかを洗い出す。第二に価値追加の確認として、そのテンプレートが差し込むデータが、単なる組み合わせの水増しになっていないか、そのページ固有の情報を含んでいるかを確認する。第三に品質のばらつきの確認として、生成したページ群の中に、内容がほぼ空、または他ページと酷似したものが混ざっていないかを確認する。第四にインデックス状況の確認として、Search Consoleでその生成ページ群がどれだけインデックスされているかを見る。

スケールされたコンテンツの悪用に当てはまるかを確認する4段階のフロー図。1番目は生成の仕組みの棚卸しでテンプレート駆動のページ群を洗い出す。2番目は価値追加の確認でページ固有の情報があるか見る。3番目は品質のばらつきの確認で内容が空や酷似したページを探す。4番目はインデックス状況の確認でSearch Consoleを見る。矢印で4段階をつなぐ。
自分のサイトが該当するかを4段階に分けて確認する

インデックスされていないページ群は、赤信号になりやすい

棚卸しの中でも特に注目すべきは、第四段階のインデックス状況である。大量に生成したページ群のうち、インデックスされている割合が極端に低い場合、その量産そのものがGoogleから見て価値の低いページ群だと判断されている可能性があるSearch Consoleの「ページのインデックス登録」レポートで、生成ページ群のURLパターンを絞り込んで確認し、「クロール済み — インデックス未登録」に分類される件数の割合を見ることで、量産したページ群全体の評価を推し量る手がかりになる。この割合は一度確認して終わりにするのではなく、生成ページ群を追加・更新するたびに継続して見ていく指標として扱ったほうがよい。新しく追加したページ群だけがインデックスされにくい傾向が続く場合、直近の追加分に何らかの品質のばらつきが生じている可能性がある。

自動化の「説明のしやすさ」も確認材料になる

02章で触れたとおり、公式ドキュメントは自動化について「その使用が訪問者にとって自明であること」を条件として挙げている。自分のサイトで使っている自動生成の仕組みを、読者に対して一文で説明できるかどうかを自問することも、確認材料の1つになる。「このページは公開データベースから自動で生成しており、内容は◯◯に基づいて更新されます」のように説明できる仕組みであれば、隠す必要のない自動化であることが多い。逆に、説明しようとすると「検索順位のために量産している」としか言えない場合は、見直しの優先度が高い。

「1文で説明できるか」という自明性テスト

04章の手順で触れた「自動化の説明のしやすさ」は、実務ではチェックリストの入口として使いやすい。説明を書き出そうとしたときに、主語が「読者」になるか「順位」になるかを見る、という簡単なテストである。「このページは、地域ごとの◯◯情報を、公開されている統計データから自動で更新して読者に提供している」であれば主語は読者側にある。「検索キーワードの組み合わせを網羅するために自動生成している」であれば、主語が順位側に寄っていることになる。このテストは公式ドキュメントが定めた基準そのものではないが、02章で確認した「主目的」という判定軸を、自分の言葉に翻訳する手がかりとして使える。

自動生成の仕組みを1文で説明できるかを確認する自明性テストの図。中央に「このページの仕組みを1文で説明できるか」という問いがあり、左側の矢印は主語が読者になる説明(許容されやすい)、右側の矢印は主語が検索順位になる説明(見直しの優先度が高い)を示す。
自動化の説明を書き出したとき、主語が読者側にあるか順位側にあるかを見る

05 明日、自分のサイトで確認できることチェックリスト

まず何を数えるか

ここまでの内容を、実際に手を動かせる作業に翻訳した。観点は、生成の仕組みの把握、価値追加の確認、品質のばらつきの確認、インデックス状況の確認の4つに分かれる。

実務のヒント

大量に生成したページ群の中に、内容がほぼ同じ重複ページが混ざっていないかを手作業で洗い出すのは時間がかかる。サイト内のURL構成やページごとの内容をまとめて確認したいときは、当サイトの🔧 WEBサイト総合分析・レポートツールで全体像を把握できる。構造化データを整備してページごとの情報を明確に示したい場合は、🔧 構造化データ自動作成ツールのたたき台から始められる。

  • サイト内でテンプレート駆動により自動生成しているページ群が、何種類・何ページあるかを書き出す
  • その生成ページ群のうち1ページを開き、テンプレート部分を除いた固有の情報量がどれだけあるか確認する
  • 生成ページ群からランダムに5ページを選び、内容がほぼ空、または他ページとの重複が大きいものがないか確認する
  • Search Consoleの「ページのインデックス登録」レポートで、生成ページ群のURLパターンを絞り込み、インデックス済みの割合を確認する
  • 同レポートで「クロール済み — インデックス未登録」に分類される件数の割合を確認する
  • 自分のサイトの自動生成の仕組みを、1文で読者に説明できるかどうかを書き出してみる
  • 外部のフィードや検索結果をスクレイピングして再構成しているコンテンツがないか確認する
  • スクレイピングした内容に、言い換えや機械翻訳だけをかけて公開しているページがないか確認する
  • 複数ページの内容を統合しただけで、実質的な付加価値のないページがないか確認する
  • 規模を分散させる目的で、内容が似た複数のサイトを運用していないか確認する
  • 生成AIでコンテンツを作る際、人による確認・編集のプロセスが挟まっているか確認する
  • 新しく生成AIツールを導入する予定がある場合、その用途が「読者のため」か「ページ数を増やすため」かを、着手前に言語化しておく
  • 今日確認した生成ページ群のインデックス済み割合を記録し、1ヶ月後に同じ手順で再確認する予定を入れる

13項目の内訳と、かかる時間の目安

13項目は4つの観点に対応している。それぞれにどの項目が入り、目安としてどれくらいの時間がかかるかを、以下の表にまとめた。

観点該当する項目目安時間
生成の仕組みの把握1〜2番目(2項目)10〜15分
価値追加・品質のばらつきの確認3・6〜11番目(7項目)30〜40分
インデックス状況の確認4〜5番目(2項目)10分
運用の継続12〜13番目(2項目)5分

すべてに目を通す時間の目安は1サイトあたり55〜70分程度である(テンプレート駆動のページ群が複数種類ある場合は、種類ごとに繰り返す必要があるため、さらに時間がかかることがある)。まずインデックス状況を確認し、割合が低いページ群から優先して手をつけるとよい。生成ページ群の種類が多いサイトでは、すべてを一度に見直そうとせず、インデックス割合が特に低い種類から着手して、確認の負担を分散させる進め方が現実的である。

06 代替・他の選択肢(表で)

スケールされたコンテンツの悪用に該当する5つの典型パターン

公式ドキュメントが具体例として挙げている手口を、対処の方向性とあわせて以下の表にまとめた。

パターン具体例対処の方向性
生成AIによる
量産
ユーザー価値を追加せずに生成AIで多数のページを作るページごとに固有の情報・分析を加える、または本数を絞る
スクレイピングの
難読化
他サイトのフィードや検索結果を、言い換え・翻訳で加工して再公開する一次情報として自分で確認した内容に基づいて書き直す
複数ページの
統合
複数ページの内容をつなぎ合わせただけで、実質的な付加価値がない統合する場合は独自の視点・比較・結論を加える
スケールを隠す
複数サイト
同じ手口を複数のサイトに分散させ、規模を分かりにくくするサイトごとに独自の編集方針・実データを持たせる
意味の伴わない
キーワード羅列
読者にとってはほとんど意味をなさないが、検索キーワードだけを含むページを大量に作成するキーワードを並べるだけでなく、読者が実際に読める文章として書き直す

許容される自動化と、違反となる自動化の分かれ目

同じ「自動化を使う」という行為でも、Googleの評価は一律ではない。02章で確認した基準をもとに、許容されやすい条件と、違反とみなされやすい条件を対比した。

観点許容されやすい条件違反とみなされやすい条件
主目的読者の課題を解決すること検索順位を上げること・ページ数を増やすこと
データの中身ページごとに固有の情報・分析が含まれるテンプレートの組み合わせだけで内容がほぼ同一
自動化の開示使用していることが訪問者にとって自明自動生成であることを隠すような構成
人の関与公開前に人による確認・編集が入る生成から公開までが完全に無人
本数の伸び方需要のあるテーマに絞って段階的に増える組み合わせの数だけ機械的に増え続ける

この表からいえるのは、「AIを使っているか」ではなく「そのページが読者にとって存在する理由を説明できるか」が、実質的な分かれ目になっているということだ。同じ自動化の仕組みでも、運用の仕方次第でどちらの列にも転びうる。1度導入した仕組みをそのまま放置せず、運用しながら定期的にこの表の各行を見直すことが、量産と評価のバランスを保つうえでの実務になる。とりわけ「本数の伸び方」の行は見落とされやすく、当初は需要に応じて段階的に増やしていたページ群が、いつの間にか組み合わせを網羅する方向に切り替わっていることがある。

07 自社サイトで確認したこと — 量産と可視性の関係についての記録

大量のページが公開されていても、検索エンジンから見えていなかった記録

当サイトでは以前、公開していた記事の8割にあたる約1,000本が、addview(本文を生成する仕組み)が未整備のまま公開され、検索エンジンから見て事実上「土俵に上がっていない」状態になっていたことに気づいた記録がある(archives/98)。この事例は生成AIによる量産が原因ではないが、「本数を増やすこと」と「その本数がGoogleから見て価値のあるページとして扱われること」は、必ずしも一致しないという点で、本記事のテーマと重なる。04章で挙げた「インデックス状況の確認」は、まさにこの記録から得た教訓を、確認手順として翻訳したものである。

重複を測る基準を変えたら、件数が3倍違った記録

当サイトでは、サイト内に同じ内容の記事が複数存在していないかを確認したとき、タイトルの一致で探すと45組、元記事の一致で探すと139組という、3倍近い差が出た記録もある(archives/129)。この記録は、06章の表で触れた「複数ページの統合」や「テンプレートの組み合わせだけで内容がほぼ同一」という問題を、自分のサイトの中でどう見つけるかという実務にそのまま関わる。重複や量産の兆候は、1つの基準だけで探すと見落としが出ることを、この記録は示している。タイトルが違っていても、元にしたデータソースや構成がほぼ同じであれば、読者にとっては同じ内容の記事が2本あるのと変わらない。逆に、タイトルの表記だけを機械的に変えて本数を稼ぐような運用も、同じ理由で避ける必要がある。どちらの側から見ても、「見た目の差」ではなく「内容の実質的な差」を基準に置くことが、量産と重複を切り分けるための共通の物差しになる。

量産の兆候は、複数の基準を重ねて初めて見える

07章で挙げた2つの記録に共通しているのは、単一の基準・単一の測り方だけでは、量産コンテンツの実態を見誤るという点である。インデックス状況だけを見ていれば公開本数の多さに安心してしまうし、タイトルの一致だけで重複を探せば、元記事が同じでも見出しを変えただけのページを見落とす。05章のチェックリストが、生成の仕組み・価値追加・品質のばらつき・インデックス状況という4つの観点を分けているのも、この教訓を踏まえたものである。1つの指標が「問題なし」を示していても、他の指標も合わせて確認するまでは判断を保留する姿勢が、量産コンテンツを扱ううえでの基本になる。

08 このテーマの、これまで

「操作の定義」を確認した以前の記録

当サイトでは、Googleが生成AIによる回答の操作をスパムの一種として定義した際、その定義に照らして、当サイト自身が踏み込まなかった手口を整理した記録がある(archives/119)。今回のスケールされたコンテンツの悪用は、その延長線上にある基準であり、「埋められる穴」と「埋めてはいけない穴」を分けて考える視点は、本記事04章の「価値を追加しているか」という確認軸にもそのまま通じる。量を増やせる場面と、量を増やしてはいけない場面を、着手前に切り分けておく必要がある、という結論は共通している。生成AIツールの性能が上がるほど、「作れてしまう」ことと「作ってよい」ことの距離は縮まっていく。だからこそ、着手する前に基準を言語化しておく作業の重要性は、ツールの進化とは逆方向に増していく。

Google公式のスパムポリシーが、スケールされたコンテンツの悪用の基準をあらためて確認できる形で示した。判定の分かれ目は自動化そのものではなく、価値を追加しているかどうかにある。その考え方を、自分のサイトで確認する具体的な方法として整理した。
2025/05/31
THU
00:00:00

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このサイトで書いている人

株式会社ツクルン

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Webアドバイジング・クリエイター
池田南美夫
もうすぐ●●歳。ずっーと現役SE。日本にインターネットが上陸してから、ずっーと携わる。 ほんとは超アナログ人間のギター弾き、バンドマン。でも音楽活動とSE、案外似てる。