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「トピッククラスター」「ピラーページ」はGoogleの文書で確かめた11ページに出てこない。公式が書くのはリンクとサイトの構造 ── 主題のページのまとまりを点検する13項目(2026年10月時点)

目次
  1. 01 何が書いてあるか — 「トピッククラスター」「ピラーページ」は、確かめた11ページのGoogleの文書に出てこない
    1. 確かめたのは、検索セントラルの11ページ
    2. 「hub page」は1回だけ出るが、使い方がピラーページとは違う
    3. 「cluster」は、重複するページをまとめる処理の言葉として出る
  2. 02 なぜ・背景 — 確かめた11ページに言葉は出てこない。説明の一例は、マーケティング会社HubSpotの解説だった
    1. HubSpotのブログは、この言葉をこう説明している
    2. 言葉に頼らず、Googleの文書が書いていることを使う
    3. 「公式が言っていない」は、「役に立たない」ではない
    4. 「順位が上がる」「AI検索に強くなる」とは書かない
  3. 03 この記事に出てくる用語
    1. トピッククラスターとピラーページ
    2. 内部リンクと入口
    3. アンカーテキスト
    4. クロールできるリンク
    5. ディレクトリ(フォルダ)
  4. 04 型別 — 主題のページを数え、出るリンクと入るリンクを数える
    1. 🅰 この確認が当てはまるサイト
    2. 🅱 この確認が測っていないこと
    3. 🅲 手順: 主題を1つ決めて、3つの数を数える
    4. 入口の数は「多いほどよい」とは書かれていない
    5. ECサイトの文書は、リンクの数に触れている
    6. URLの構造は、「見直さなくてもよい」と書かれている
  5. 05 明日、自社のサイトで確認できることチェックリスト
  6. 06 代替・他の選択肢 — ページのまとまりを作る考え方は、1つではない
    1. 4つの考え方と、それぞれが向くサイト
    2. ツールで作る前に、手で数えられる範囲を決める
  7. 07 当サイトで確かめたこと — 解説記事195本のうち、他の記事から入るリンクが0本のものは54本だった
    1. 2026年10月21日に、当サイトの解説記事を1本ずつ開いて数えた
    2. 入るリンクが0本の記事は、54本あった
    3. 出るリンクは、中央値が2本で、0〜9本だった
    4. 新しい記事ほど、入口が少なかった
    5. この数字が言えないこと
    6. この結果から、直すこと
  8. 08 このテーマは、ここまで
    1. 2025年12月10日 — リンクとSEOスターターガイドの更新
    2. 2025年12月18日 — 検索の仕組みの文書の更新
    3. 2026年6月5日と9月8日、10月5日 — ほかの文書の更新
    4. 2026年10月21日 — この記事の確認日
  9. 09 この記事のまとめ

01 何が書いてあるか — 「トピッククラスター」「ピラーページ」は、確かめた11ページのGoogleの文書に出てこない

引用について

この記事の「" "」で囲んだ英語の文は、Google検索セントラルの文書や、マーケティング会社HubSpotのブログからの引用で、日本語訳は記事の筆者が付けたものである。原文は各出典のページで確かめられる。各ページは2026年10月21日に開いて確かめた。

確かめたのは、検索セントラルの11ページ

「トピッククラスター」や「ピラーページ」という言葉を、SEOの説明でよく見かける。この記事は、まずこの言葉がGoogleの文書にあるかを確かめ、次に、文書が書いている「サイトの構造とリンク」を使って、自社のサイトで主題ごとのページのまとまりを点検する手順を示す。

2026年10月21日に、Google検索セントラルの次の11ページの本文を取得し、英語の文字列で探した。SEOスターターガイド、リンクのベストプラクティス、Maintaining your website's SEO、ECサイトのナビゲーション構造、人を第一にした役に立つコンテンツの文書、検索の仕組みの詳しい説明、パンくずリストのマークアップ、サイトマップの概要、検索の基本(Search Essentials)、SEO業者が必要かどうか、AI機能とウェブサイトである。探した文字列は、"topic cluster"、"pillar"、"content hub"、"hub and spoke"、"topical authority"、"hub page"、"cluster"の7つである。

探した文字列出た回数出た場所と意味
topic cluster0回11ページとも出ない
pillar0回11ページとも出ない
content hub / hub and spoke / topical authority各0回11ページとも出ない
hub page1回検索の仕組みの文書。新しいページをGoogleが見つける例として、カテゴリページを挙げる文の中
cluster3回検索の仕組みの文書。似た内容のページをまとめて正規のページを選ぶ処理の説明(02章)

この確認は、Googleの文書全体を探したものではない。検索セントラルのサイト内検索は使っておらず、上の11ページだけを調べた。ほかの文書に出る可能性は残る。言えるのは「確かめた11ページには、2026年10月21日時点で見つからなかった」までである。

「hub page」は1回だけ出るが、使い方がピラーページとは違う

検索の仕組みの文書は、Googleが新しいページを見つける方法を説明するなかで、「hub page」という語を使っている。

"Other pages are discovered when Google extracts a link from a known page to a new page: for example, a hub page, such as a category page, links to a new blog post."

(訳: そのほかのページは、Googleが、すでに知っているページから新しいページへのリンクを取り出したときに見つかる。たとえば、カテゴリページのようなハブのページが、新しいブログ記事へリンクする場合である。)

ここでの「hub page」は、新しいページへの入口になるページという意味で、カテゴリページが例に挙がっている。「ある主題を網羅する中心の記事」というピラーページの定義とは、使われ方が違う。

「cluster」は、重複するページをまとめる処理の言葉として出る

同じ文書は、正規のページを選ぶ処理で、「clustering」という語を使う。

"To select the canonical, we first group together (also known as clustering) the pages that we found on the internet that have similar content, and then we select the one that's most representative of the group."

(訳: 正規のページを選ぶために、まず、インターネット上で見つけた、似た内容のページをまとめ(クラスタリングとも呼ぶ)、そのうえで、グループをいちばんよく表す1つを選ぶ。)

ここでまとめられるのは、似た内容のページであり、1つの主題を深く扱うための記事の群ではない。同じ英語の語でも、意味がまったく違う。

02 なぜ・背景 — 確かめた11ページに言葉は出てこない。説明の一例は、マーケティング会社HubSpotの解説だった

HubSpotのブログは、この言葉をこう説明している

SEOの説明で、「トピッククラスター」を詳しく書いている例として、マーケティング会社HubSpotのブログがある。ページには「Updated: 06/17/26」と表示されている(月が17にはならないので、2026年6月17日と読んだ)。最初の段落に、定義が書かれている。

"Topic clusters organize a group of related content pieces (cluster pages) around one central pillar page."

(訳: トピッククラスターは、関連する内容の記事の群(クラスターのページ)を、1つの中心になるピラーページのまわりに整理する。)

同じページは、この構成が検索エンジンに何を伝えるかも書く。

"Building topic clusters this way signals to search engines and answer engines that your site covers a subject thoroughly, instead of in scattered, one-off posts."

(訳: このようにトピッククラスターを作ると、そのサイトが1つの主題を、ばらばらの単発の記事ではなく、徹底して扱っていることが、検索エンジンと回答エンジンに伝わる。)

これは、HubSpot社の説明であり、Googleの文書の文ではない。確かめた11ページに、同じ趣旨の文は見つからなかった。この文が正しいとも誤りとも、この記事は言わない。言えるのは、Googleの側の根拠として示せる文書が、確かめた範囲に無いことである。

言葉に頼らず、Googleの文書が書いていることを使う

Googleの文書が書いているのは、リンクとサイトの構造である。この記事は、次の3つを土台にする。

  • リンクは、ページの発見と関連の判断に使われる — リンクのベストプラクティスの文書は、リンクを、ページの関連性を判断し、新しいページを見つける信号として使うと書く
  • 大事なページには、サイト内に少なくとも1つの入口がある — 同じ文書の記述(03章に引用)
  • ページのまとまりは、一定の規模のサイトでは構造にも効く — SEOスターターガイドが、ディレクトリでまとめることに触れる(04章に引用)
言葉から点検までの流れの図。トピッククラスターとピラーページという言葉があり、Googleの文書で確かめた11ページには出なかった。文書が書いているのはリンクとサイトの構造であり、それを使って、入口と出口の数を数える点検に進む、という4つの段階を示す
言葉を、公式の文書が書くことに置き換えて点検する流れ(筆者の整理)

「公式が言っていない」は、「役に立たない」ではない

ここまでの確認は、言葉が公式の文書にないことを言っているだけで、記事の群を主題ごとにつなぐやり方が役に立たない、とは言っていない。読む人が、1つの主題の記事から次の記事へ迷わず進める作りは、公式の文書とは関係なく、サイトの運営として意味がある。この記事は、その作りを「言葉」ではなく「リンクの数」で点検する。

「順位が上がる」「AI検索に強くなる」とは書かない

この記事は、まとまりを作ると順位が上がる、AI検索に強くなる、とは書かない。そう言える公式の文書を、確かめた範囲で見つけていないからである。AI機能に関する文書についても、確かめたAI機能とウェブサイトの文書に、この種の構成を勧める文は見つからなかった。

03 この記事に出てくる用語

トピッククラスターとピラーページ

ピラーページは、ある主題を広く扱う中心の記事、クラスターのページは、その主題の細かい問いに答える記事をいう。01章のHubSpotの引用が、この言葉の使い方の一例である。確かめた11ページのGoogleの文書には、この言葉は出てこない。

内部リンクと入口

自分のサイトの別のページへ貼ったリンクが、内部リンクである。この記事では、あるページに入ってくる内部リンクを「入口」と呼ぶ。リンクのベストプラクティスは、入口について次のように書く。

"Every page you care about should have a link from at least one other page on your site."

(訳: 大事にするページはすべて、サイト内の少なくとも1つの別のページからのリンクがあるべきである。)

アンカーテキスト

リンクの、見える文字の部分をいう。同じ文書は、よいアンカーテキストの条件を書く。

"Good anchor text is descriptive, reasonably concise, and relevant to the page that it's on and to the page it links to."

(訳: よいアンカーテキストは、内容を伝え、ほどよく短く、リンクを置いたページとリンク先のページの両方に関係している。)

クロールできるリンク

Googleがたどれるのは、一般には、href属性を持つa要素のリンクである。書き方の詳細は、解説記事リンクをクロール可能にする ── href属性が無ければ、Googleには読まれない13項目(2026年9月時点)にある。この記事では繰り返さない。

ディレクトリ(フォルダ)

URLの途中の「/」で区切られた階層をいう。SEOスターターガイドは、似た主題のページをディレクトリにまとめることに触れている(04章)。

04 型別 — 主題のページを数え、出るリンクと入るリンクを数える

🅰 この確認が当てはまるサイト

1つの主題で、記事やページが5本以上ある運営サイトが対象である。数ページのサイトは、全ページのリンクを目で追えばよい。数千ページを超えるサイトは、主題を絞り、1つの主題ずつ回す。

🅱 この確認が測っていないこと

  • 順位や表示回数への効果 — この記事は、まとまりの点検が検索結果にどう効くかを測っていない。公式の文書にも書かれていない
  • Googleがリンクをどう重み付けするか — 数える入口の数が多いほどよい、とはこの記事は言わない
  • ナビゲーション・一覧・パンくずからのリンク — 記事の本文と末尾以外の入口は、手順の途中で別に数える
  • 訪問者の動き — 読む人が実際に次のページへ進んだかは、アクセス解析で別に見る

🅲 手順: 主題を1つ決めて、3つの数を数える

次の3つの数を、1つの主題について数える。

  1. その主題のページは何本あるか — サイトマップやサイト内の一覧から、URLを書き出す
  2. 各ページから、同じ主題の別のページへ出るリンクは何本か — 本文と記事末尾を分けて数える
  3. 各ページへ、同じ主題の別のページから入ってくるリンクは何本か — 入口が0本のページを探す
主題のページのまとまりを点検する図。同じ主題の7つのページを丸で並べ、ページどうしを矢印でつないでいる。出るリンクと入るリンクを数え、入口が0本のページ(ページAとページG)を、点線の丸で目立たせている。図の矢印の数は、点検の見方を説明するための例である
主題のページを丸、リンクを矢印とした点検の図。入口が0本のページ(点線の丸)を探す(図は見方を説明する例で、実際の数ではない)

3つの数を並べると、「ページは在るが、そこへ入る道が無い」ものと、「どこへも出ていかない」ものが見つかる。点検の項目は、公式の文書が書いていることに結びつけると、次の表になる。

見るもの公式の文書が書くこと見つけ方直し方
入口が0本のページ大事にするページは、サイト内の少なくとも1つの別のページからのリンクがあるべき主題のページを1本ずつ開き、ほかのページからリンクされているかを調べる関連する既存のページから、文の中でリンクを足す
リンクの文字アンカーテキストは、内容を伝え、ほどよく短いリンクの文字だけを読み、行き先が分かるかを見る「こちら」などを、行き先の内容を表す文字に書き換える
リンクの並べ方リンクを隣り合わせに並べない。前後の文脈が失われる1段落に3本以上のリンクが続いていないかを見る文の中に散らして、前後に説明の文を置く
URLの階層数千以上のURLがあるサイトでは、ディレクトリでまとめると、巡回の頻度を学べることがある主題のページのURLが、同じ階層にまとまっているかを見る規模が小さければ、変えない(変えるかどうかは手間と並べて決める)

入口の数は「多いほどよい」とは書かれていない

リンクの数について、公式の文書は上限も目標も示していない。リンクのベストプラクティスは、こう書く。

"There's no magical ideal number of links a given page should contain."

(訳: あるページが持つべきリンクの、魔法のような理想の数は存在しない。)

したがって、この記事の手順は「入口を増やす」ではなく、大事なページに入口が1つも無い状態をなくすことを目標にする。

ECサイトの文書は、リンクの数に触れている

ECサイト向けの文書は、Googleがページどうしの関係をリンクから分析する、と書き、そのうえで次のように書く。

"As a general rule, the more links a page has to it within a site, the higher the relative importance of the page to other pages on your site."

(訳: 一般的な目安として、サイト内で、あるページへ貼られたリンクが多いほど、そのページは、サイト内のほかのページに比べて、相対的に重要である。)

これは、ECサイトの構造を説明する文書の文であり、解説記事のようなサイトにそのまま当てはまるとは、書かれていない。ただし、同じ文書は、Googleが一般にURLの構造からサイトの構造を判断せず、ページどうしのリンクを分析する、とも書く。これは、サイトの構造をリンクで点検する理由になる。

注意

この引用を「リンクを増やせば重要なページになる」と読んではいけない。文書は、リンクの多さが重要さの目安になると書くだけで、数を増やす施策を勧めてはいない。関連のない記事から無理にリンクを貼ると、読む人にも役に立たない。

URLの構造は、「見直さなくてもよい」と書かれている

SEOスターターガイドは、サイトの整理について、見直しを急がせない。

"search engines will likely understand your pages as they are right now, regardless of how your site is organized."

(訳: 検索エンジンは、サイトがどのように整理されているかにかかわらず、おそらく今のままで、ページを理解するだろう。)

その一方で、同じガイドは、大きなサイトの構造について次のようにも書く。

"If you have more than a few thousand URLs on your site, how you organize your content may have effects on how Google crawls and indexes your site."

(訳: サイトに数千を超えるURLがある場合、内容をどのように整理するかが、Googleがサイトを巡回し、登録する方法に影響するかもしれない。)

2つの文は矛盾しない。URLの構造を変える作業は、数千URLを超えるまでは急がなくてよく、リンクの点検は、規模に関係なく今日できる。URLの付け方の効果は、解説記事公式文書が勧めるURLは、読める言葉・ハイフン区切り・リンク内のパーセントエンコード。キーワードの順位への効果は小さく、変えるかは手間と並べて決める ── 自社のURLの付け方を確認する13項目(2026年10月時点)にある。

05 明日、自社のサイトで確認できることチェックリスト

以下は、主題を1つ決めて、ページのまとまりを点検する13項目である。1〜3番目はページと出るリンクを数える、4〜7番目は入口を数えて足す、8番目はトップから着くまでの回数、9〜11番目はリンクの文字と重複の確認、12〜13番目は突き合わせと記録の手順である。1項目は5分以内でできる。チェックの状態はブラウザに保存され、サーバーには送られない。

  • 点検する主題を1つ決め、サイトマップからその主題のページのURLを書き出して、本数を数える
  • 書き出したURLのうち、アクセスの多い上位3本を開き、本文に貼られた内部リンクの数を数える
  • 同じ3本の記事末尾にある関連記事のリンクを数え、同じ主題の別のページへ向かうものの数を書く
  • 書き出したURLの1本を選び、サイトのソースをそのURLで検索して、そのページへリンクしているページの数を数える
  • 入口が0本だったページを、一覧に書き出す
  • 入口が0本のページごとに、リンクを足せる関連ページを1つ選び、足す文を1行で書く
  • 書いた文のうち1つを、実際に関連ページへ足し、足したあとにページを開いて、リンクが出ていることを確かめる
  • トップページから、主題の入口になる一覧ページまで、クリックで何回で着くかを数える
  • 内部リンクの文字を5本選び、文字だけを読んで、行き先が分かるかを1本ずつ判定する
  • 「こちら」「詳しくはこちら」「記事」だけの文字のリンクを、サイトのソースを検索して数える
  • 同じ主題の内容がほとんど同じページが2本ないかを、タイトルで探して数え、あれば正規のURLを決める
  • 書き出した主題のURLを、サイトマップに載っているURLと突き合わせ、載っていないものの数を数える
  • ページ数・入口が0本の数・足したリンクの数を1行で書き、1か月後に同じ数え方で取り直す日付を入れる

1番目の書き出しには、サイトのページをまとめて調べる道具が役に立つ。当サイトの無料ツールの1つ、🔧 WEBサイトのsitemap.xmlを作成するツールは、URLを入れるとサイトを走査して、sitemap.xmlを作る。サイトマップが無いサイトでも、主題のページの一覧を作る材料になる。9番目のリンクの文字の確認は、道具ではなく、リンクの文字だけを自分で読んで行う。

4番目から7番目の確認には、リンクの状態を調べる道具が使える。🔧 サイト内のリンク漏れ・アクセスステータスを調べるツール — Excelに出力できるは、調べたいページのURLと対象を選ぶと、リンク漏れとアクセスステータスをまとめて出し、Excelでダウンロードできる。ただし、この道具の出力が、リンク元ごとに数えられる形かどうかは、この記事では確かめていない。

06 代替・他の選択肢 — ページのまとまりを作る考え方は、1つではない

4つの考え方と、それぞれが向くサイト

表は、主題ごとのページのまとまりを作る4つの考え方を並べたものである。「公式の文書」の列は、確かめた11ページに書かれていることだけで、筆者の評価は「向くサイト」の列に分けて書いた。

考え方公式の文書での扱い向くサイト(筆者の整理)
中心の記事と細かい記事をつなぐ(ピラーとクラスター)この呼び名は、確かめた範囲の文書に無い。リンクで関連のページをつなぐこと自体は、リンクの文書が書く1つの主題で記事が多く、読む順番を作りたいサイト
ディレクトリでまとめる数千以上のURLがあるサイトで、ディレクトリにまとめると巡回の頻度を学べることがあるURLが数千を超えるサイト。小さなサイトは急がない
カテゴリ・一覧のページを置くカテゴリページから新しい記事へのリンクが、ページの発見の例として挙がる記事が日々増え、新しい記事の入口を自動で作りたいサイト
何も整理せず、個別にリンクするサイトがどう整理されていても、今のままページは理解されると書く(04章の引用)ページ数が少ないサイト。ただし、入口が1つもないページは作らない

ツールで作る前に、手で数えられる範囲を決める

道具を使う前に、点検する主題を1つ、ページを5本から20本に絞ると、1日で回せる。ページが数百本ある主題は、先に、アクセスの多いページと、公開が新しいページに絞る。07章の数字が示すように、新しく公開したページほど、入口が少ないことが多い。

実務のヒント

記事を公開する日に、その記事を関連する既存の記事から1本リンクする作業を、公開の手順の最後に入れておくと、入口が0本の記事が積み上がらない。新しい記事から古い記事へのリンクは書きやすいが、古い記事から新しい記事へのリンクは、書かないと一生増えない。

07 当サイトで確かめたこと — 解説記事195本のうち、他の記事から入るリンクが0本のものは54本だった

2026年10月21日に、当サイトの解説記事を1本ずつ開いて数えた

当サイトの解説記事(このサイトのsitemap.xmlに載っている196本)を、2026年10月21日に1本ずつ開き、本文と記事末尾にある、ほかの解説記事へのリンクを抜き出した。196本のうち195本は、形式が同じで数えられた。残る1本は、記事の作りが違い、数えられなかった。ブログ、一覧ページ、トップページ、サイドバーからのリンクは数えていない。

当サイトの解説記事195本が、ほかの解説記事から受けているリンクの数の分布の図。入るリンクが0本の記事が54本、1本が33本、2本が29本、3本が25本、4本が13本、5本以上が41本。2026年10月21日、本文と記事末尾のリンクを数えた結果
当サイトの解説記事195本が、ほかの解説記事から受けているリンクの数(2026年10月21日・本文と記事末尾)

入るリンクが0本の記事は、54本あった

195本のうち、ほかの解説記事の本文や記事末尾からリンクされていない記事は54本(約28%)だった。1本から3本の入口を持つ記事が87本、4本以上が54本である。最も多く入口を持つ記事は20本からリンクされていた。

出るリンクは、中央値が2本で、0〜9本だった

ほかの解説記事へ出るリンク(本文と記事末尾の合計、重ねずに数えた)は、中央値が2本、最少が0本、最多が9本だった。本文の中に、ほかの解説記事へのリンクが1本もない記事は、195本のうち45本だった。このうち44本は、記事末尾の関連記事で、ほかの解説記事へ出ている。残る1本は、本文にも記事末尾にも、ほかの解説記事へのリンクが無く、出るリンクの最少の0本はこの1本である。

新しい記事ほど、入口が少なかった

番号が1970以降の50本(2026年10月11日以降に公開した記事)のうち、入口が0本のものは32本(64%)だった。番号が1000から1899の118本では19本(約16%)である。新しい記事は、後から公開される記事からリンクされる機会が、まだ少ない。06章のヒントの作業、つまり、公開の日に既存の記事から新しい記事へリンクを足す作業が、当サイトでは足りていなかった。

この数字が言えないこと

入口が0本の記事も、sitemap.xmlと一覧ページを通じて、Googleが見つけられる可能性は残る。この記事は、入口が0本であることが、検索結果に悪い影響を与える、とは言わない。この数え方で測ったのは、解説記事どうしのリンクの数だけである。出るリンクを数えられなかった1本(番号1469)は、ページの作りがほかと違い、同じ数え方では読み取れなかったためで、この1本への入口は数えてある。入口が0本の記事の数は、196本を分母にしても195本を分母にしても54本で変わらない。

実務のヒント

点検の数え方は、サイトマップのURLを1本ずつ開いて、本文と記事末尾のリンクを抜き出す、という単純なものである。自社のサイトでも、主題を1つに絞った数十本なら、1日で数えられる。リンクの確認の別の型は、ブログ「リンク切れ0本」を確認して、安心しかけた ── 自社ブログの内部リンク、59.2%はnoindexへの飛び先だったと、ブログ「リンク切れ0本」も「200が返る」も、まだ2段目だった ── 番号が変わるサイトで見つけた、リンクの3段目のずれに書いた。

この結果から、直すこと

入口が0本の記事の一覧を作り、関連のある既存の記事から、文の中でリンクを足す作業が残った。足したあとに、同じ数え方で取り直した結果は、この記事に日付つきで追記する。内部リンクの設計の考え方そのものは、ブログ記事をつなげ、サイトに知性を — 内部リンク設計とトピカルマップの実践ガイドに書いた。

08 このテーマは、ここまで

2025年12月10日 — リンクとSEOスターターガイドの更新

リンクのベストプラクティスとSEOスターターガイドは、最終更新が2025年12月10日と表示されている。入口、アンカーテキスト、リンクの数の記述は、この版に書かれている。サイトマップの概要、ECサイトのナビゲーション構造、AI機能とウェブサイトも、同じ日付である。

2025年12月18日 — 検索の仕組みの文書の更新

検索の仕組みの詳しい説明は、最終更新が2025年12月18日と表示されている。「hub page」と「clustering」の2つの語は、この版に出てくる。

2026年6月5日と9月8日、10月5日 — ほかの文書の更新

SEO業者が必要かどうかの文書は2026年6月5日、パンくずリストのマークアップの文書は2026年9月8日、役に立つ信頼できる人向けのコンテンツの文書は2026年10月5日が、最終更新と表示されている。11ページのうち、最も新しい更新の文書にも、「topic cluster」と「pillar」は出なかった。

2026年10月21日 — この記事の確認日

この記事の内容は、2026年10月21日に、上記の11ページとHubSpotのブログ、当サイトの解説記事195本を開いて確かめた時点のものである。Googleの文書にこの言葉が加わったときは、この記事に日付つきで追記する。

「トピッククラスター」「ピラーページ」は、2026年10月21日に確かめたGoogle検索セントラルの11ページに出てこなかった。公式が書くリンクと構造で、主題のページの入口を数える13項目と、当サイトの解説記事195本で入口が0本だった記事の数を示す。
2025/05/31
THU
00:00:00

ブラウザ・OS 最新バージョン

毎日更新:2026-10-22 調査更新済
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池田 南美夫
もうすぐ●●歳。ずっーと現役SE。日本にインターネットが上陸してから、ずっーと携わる。 ほんとは超アナログ人間のギター弾き、バンドマン。でも音楽活動とSE、案外似てる。