トップページ > CloudflareはDNSレコードの旧い画面を廃止した。新しい画面では、5月の発表のあとに足された、種類の変更(AからCNAMEなど)ができる ── 変える前の値を控え、変えた後に外から答えを聞く13項目(2026年11月時点)

CloudflareはDNSレコードの旧い画面を廃止した。新しい画面では、5月の発表のあとに足された、種類の変更(AからCNAMEなど)ができる ── 変える前の値を控え、変えた後に外から答えを聞く13項目(2026年11月時点)

目次
  1. 01 何が書いてあるか — 旧い画面が廃止され、レコードの種類を画面で変えられるようになった
    1. 10月30日の変更履歴に書かれたこと
    2. 5月の最初の告知との違い
    3. 画面の見た目の変更
  2. 02 なぜ・背景 — 種類を変えるのは、値を変えるより間違いが広がりやすい
    1. 種類を変えると、何が変わるか
    2. CNAMEは、同じ名前に他のデータを置けない
    3. TTLが長いと、変えた結果が見えるのが遅れる
    4. 変更の伝わり方は、一度にそろうとは限らない
  3. 03 用語 — 出てくる言葉を、先にそろえる
    1. 「dig」は、DNSに答えを聞くコマンド
  4. 04 型別 — 適用範囲、書かれていないこと、前と後に確かめる手順
    1. 🅰 適用範囲 — この変更が関係する人
    2. 🅱 この変更履歴が書いていないこと
    3. 🅲 手順1 — 変える前の値を、控える
    4. 🅲 手順2 — いまの答えを、外から聞いておく
    5. 🅲 手順3 — 同じ名前の他のレコードを、数える
    6. 🅲 手順4 — 変更の前に、TTLの扱いを決める
    7. 🅲 手順5 — 変えた後に、権威サーバーとリゾルバーの両方に聞く
    8. 🅲 手順6 — 実際のページを開いて、見る
    9. 🅲 手順7 — 戻し方を、先に書いておく
  5. 05 明日、担当サイトで確認できることチェックリスト
  6. 06 代替・他の選択肢 — 種類を変えずに済ませる方法
    1. 変え方の選択肢を並べる
    2. TTLを短くする代わりに、時間帯を選ぶ
    3. 確認の道具を使う
  7. 07 当サイトで確かめたこと — 当サイトはCloudflareを使っていない
    1. 当サイトのDNSの答えを、サーバーの中から聞いた
    2. 外から確かめる、という同じ形の記事
  8. 08 このテーマは、ここまで — Cloudflareと、DNS・証明書の記事の流れ
    1. これまでの記事
    2. 今回の記事の位置
  9. 09 この記事のまとめ

01 何が書いてあるか — 旧い画面が廃止され、レコードの種類を画面で変えられるようになった

引用について

この記事は、Cloudflareの開発者向けサイトにある変更履歴のうち、2026年10月30日付けのDNSレコードの画面の変更と、2026年5月20日付けの新しい画面の最初の告知、同社のDNSの文書(TTL、レコードの作成と編集、インポートとエクスポート、CNAMEフラットニング、まとめて変更するAPI)、それにDNSの基本の仕様を定めたRFC 1034を、2026年11月2日に取り込んで読んだ内容を書いている。英文は一字ずつ引き写さず、記事の筆者が日本語に直した要旨で書く。出典に書かれていない筆者の読みと案は、「筆者の読み」「筆者の案」と書いて分ける。なお、APIの文書は非常に長く、冒頭の部分だけを読んだ。

Cloudflareは2026年10月30日、DNSのレコードを管理する新しい画面を、すべてのプランで標準にしたと変更履歴に載せた。旧い(classic)画面は廃止され、ダッシュボードからは使えない。新しい画面では、最初はできなかった既存のレコードの種類の変更が、いまはできる。変更履歴によれば、5月の発表のあとに足された機能である。たとえば、AレコードをCNAMEレコードに変える操作である。この記事は、そのような変更を担当サイトのDNSで行うときに、変える前に何を控え、変えた後に何を外から確かめるかを、13項目にまとめる。Cloudflareを使っていない人にも当てはまる確かめ方を中心にする。

10月30日の変更履歴に書かれたこと

変更履歴の要旨は次のとおりである。5月に告知した新しいDNSレコードの画面が、Enterpriseを含むすべてのプランで既定になった。旧い画面は廃止された。新しい画面は、最初のうちは既存のレコードの種類を変えられなかったが、その後に足されて、いまは変えられる。変更履歴は、足された時期を書いていない。ダッシュボードは、この操作に、複数の変更をまとめて送るAPIを使っている。画面の使い方で問題があれば、契約の担当チームかサポートに連絡する、と書かれている。

5月の最初の告知との違い

5月20日の告知は、希望すれば新しい画面を使えると書き、数週間かけて、まずFreeプラン、次に有料プランで既定になると書いていた。予定の日付も載っていて、5月20日から6月5日がFree・Pro・Business、6月8日から7月3日がEnterpriseで、日付は反映の様子によって変わりうるとも書かれていた。この5月の告知の本文には、種類の変更ができるかどうかの記載が見つからなかった。10月の変更履歴が、最初はできなかったと書いているので、5月から10月の間に追加された機能だと読める。これは筆者の読みである。

画面の見た目の変更

5月の告知によれば、新しい画面は、表の列の幅を変えたり隠したりでき、行を固定でき、絞り込みにAND・ORの条件が使える。入力欄が大きくなり、長い値が途中で切れない。スマートフォン向けの表示や、DNS・プロキシの状態・TTLの短い説明もつく。見た目の話なので、この記事では深く扱わない。

CloudflareのDNSレコード画面の変更を時系列に整理した図。2026年5月20日に新しい画面が希望すれば使えるようになり、6月から7月にかけて標準になっていった。10月30日に旧い画面が廃止された。5月の発表のあと、10月までの間に、既存のレコードの種類をAからCNAMEなどに変えられるようになった
CloudflareのDNSレコード画面の変更。5月と10月の告知を、記事の筆者が時系列に整理した

02 なぜ・背景 — 種類を変えるのは、値を変えるより間違いが広がりやすい

種類を変えると、何が変わるか

AレコードはIPアドレスを答え、CNAMEレコードは別の名前を答える。種類を変えることは、その名前の問い合わせへの答えの形が変わることである。IPアドレスの数字を書き換えるより、答えの種類が変わる分だけ、影響の範囲が広がる。たとえば、メールを受ける設定や、サイトの所有の確認に使う文字列が同じ名前にあると、種類の変更が干渉することがある。これは筆者の読みで、次の項で仕様の裏づけを示す。

CNAMEは、同じ名前に他のデータを置けない

DNSの基本の仕様であるRFC 1034は、CNAMEが置かれた名前には、他のデータを置かないのが原則だと書く。仕様の文面は、CNAMEがある場所には、他のデータが「あるべきではない」という強さである。理由は、正式な名前と別名で、データが食い違わないようにするためだと書かれている。同じ名前にMXやTXTがあるときにAからCNAMEへ変えると、この原則に当たる。Cloudflareの画面がこの場合にどう扱うかは、今回の変更履歴には書かれていない。

なお、Cloudflareには、ゾーンの頂点(example.comのような名前そのもの)でCNAMEを使えるようにする、CNAMEフラットニングという仕組みがある。文書によれば、CNAMEをたどってIPアドレスを答えとして返す仕組みで、すべてのCNAMEに対して有効にすると、CNAMEそのものが返らないため、第三者によるドメインの所有確認が通らなくなることがある。

TTLが長いと、変えた結果が見えるのが遅れる

TTLは、答えを覚えておく時間である。Cloudflareの文書によれば、プロキシを通すレコードのTTLは自動で300秒に固定され、プロキシを通さないレコードでも自動は300秒である。プロキシを通さないレコードのTTLは、Enterprise以外では60秒から1日の範囲で決められる(Enterpriseは30秒から)。文書は、TTLが長いほど、更新が反映されるまで時間がかかる、と書く。また、手元の端末のキャッシュが、5分より長く古い答えを持つこともある、とも書く。

変更の伝わり方は、一度にそろうとは限らない

まとめて変更するAPIの文書は、削除、更新、作成の順に実行され、1つのデータベースの取引として処理されると書く。同時に、変更の伝わり方は一度にそろうわけではないとも書く。画面で「保存した」の表示が出た瞬間に、世界中のどこから聞いても新しい答えになる、という意味ではない。

03 用語 — 出てくる言葉を、先にそろえる

用語

DNSレコードは、「この名前を聞かれたら、こう答える」という1行の登録である。Aは名前に対するIPv4アドレス、AAAAはIPv6アドレス、CNAMEは別の名前への案内、MXはメールの受け先、TXTは文字列を答える。名前の持ち主が、DNSの管理画面で登録する。

用語

ネームサーバー(権威サーバー)は、そのドメインの答えを持っているサーバーである。リゾルバーは、利用者の代わりに問い合わせて、答えを一定時間覚えておくサーバーで、プロバイダーや公開のDNSサービスが運営している。変更したあと、権威サーバーの答えが新しくなっても、リゾルバーは覚えている間は古い答えを返す、という食い違いが起こりうる。

用語

TTLは、リゾルバーが答えを覚えておく秒数である。プロキシ状態は、Cloudflareの用語で、A・AAAA・CNAMEのレコードについて、その名前への通信をCloudflareを通すか、DNSの答えだけにするかの設定である。文書によれば、Cloudflareを通す場合も通さない場合もあり、決めるのは利用者である。

用語

ゾーンの頂点(apex)は、サブドメインの付かないドメイン名そのもの(example.comなど)を指す。ここにはNSやSOAといった、ドメインの管理に必要なデータが置かれる。そのため、頂点にCNAMEを置くと、上のRFC 1034の原則とぶつかる、というのが筆者の読みである。

「dig」は、DNSに答えを聞くコマンド

この記事の手順で使うdigは、DNSの答えを手元から聞いて、画面に出すコマンドである。名前、種類(A・CNAMEなど)、聞く相手のサーバーを指定できる。コマンドの使い方は、この記事では筆者が実際に使った形だけを書く。Windowsの標準の環境には入っていないことが多いので、別の確認の方法(nslookupなど)や、管理会社に頼む方法も代わりに使える。

04 型別 — 適用範囲、書かれていないこと、前と後に確かめる手順

🅰 適用範囲 — この変更が関係する人

状況画面の変更この記事の手順
DNSをCloudflareで管理している関係する全部使う
DNSを他の会社(レジストラ、レンタルサーバー)で管理している関係しない前後の確かめ方は使える
DNSの管理を制作会社や顧客に任せている相手次第変更の前に控えを求める

🅱 この変更履歴が書いていないこと

次の点は、10月30日の変更履歴には書かれていなかった。書かれていないことは、推測で埋めない。

  • 種類を変えたとき、TTLとプロキシ状態がどう引き継がれるか
  • 同じ名前にCNAMEと両立しないレコードがあるとき、画面が止めるのか、変更を通すのか
  • 旧い画面にあって、新しい画面で足りなくなった機能があるか
  • 種類の変更を、まとめて送るAPIで行うときの、件数の上限

🅲 手順1 — 変える前の値を、控える

Cloudflareの文書によれば、DNSレコードの画面の「Import and Export」から「Export」を選ぶと、現在のレコードを書き出せる。APIでは、ゾーンのexportの口にGETを送る。書き出したものは、ゾーンファイルの形で、レコードごとに、プロキシ状態を示す印(cf-proxied)が付く。再び取り込むときは、この印が取り込み時の設定より優先される。Cloudflare以外を使っている人は、そこの管理画面の書き出し機能か、画面のスクリーンショットで控える。

🅲 手順2 — いまの答えを、外から聞いておく

変える前に、いまの答えを、変える名前ごとに聞いて、メモに残す。聞く相手は2通りにする。権威サーバーに直接聞く方法と、公開のリゾルバーに聞く方法である。コマンドは次の形である。

dig +noall +answer 名前 A
dig +noall +answer 名前 CNAME
dig +noall +answer ドメイン NS
dig @ネームサーバー名 +noall +answer 名前 A
dig @1.1.1.1 +noall +answer 名前 A

1〜2行目は、名前のAとCNAMEの答えを聞く。3行目は、そのドメインのネームサーバーの名前を聞く。4行目は、3行目で分かった権威サーバーに直接聞く。5行目は、公開のリゾルバーに聞く。答えの行には、TTLの秒数も出る。この記事の筆者は、これらの形を実際に使った。

DNSの答えを聞く相手を2通りに分けた図。権威サーバーに直接聞いて、新しい答えになっているかを確かめる。公開のリゾルバーに聞くと、答えを覚えている間は古い答えが返ることがある。権威サーバーが新しくてリゾルバーが古い間は待ち時間で、TTLの秒数が過ぎても古いままなら反映されていない
DNSの答えを聞く2つの相手。変更の後の読み方を、記事の筆者が整理した

🅲 手順3 — 同じ名前の他のレコードを、数える

種類を変える名前に、他のレコード(MX、TXT、CAAなど)が付いていないかを、画面の一覧と、digの答えの両方で数える。CNAMEにしたい名前に他のデータがあれば、先に整理が要る。数は、変更の前後で比べられるように、メモに書く。

🅲 手順4 — 変更の前に、TTLの扱いを決める

TTLが長いと反映が遅れるので、切り替えの時刻が決まっているなら、変更の前にTTLを短くしておく、というのが筆者の案である。短くしたTTLが効き始めるのは、もとのTTLの秒数だけ待ったあとである。たとえば、いまのTTLが3600秒なら、1時間前までに短くしておく。変更が済んだら、TTLを元に戻すかどうかも決める。

🅲 手順5 — 変えた後に、権威サーバーとリゾルバーの両方に聞く

変更後は、まず権威サーバーに直接聞いて、新しい答えになっていることを確かめる。次に、公開のリゾルバーに聞く。リゾルバーは古い答えを覚えているかもしれないので、TTLの秒数が経ったあとに、もう一度聞く。権威サーバーが新しくて、リゾルバーが古い間は、間違いではなく待ち時間である。TTLが過ぎても古いままなら、変更が反映されていない。

🅲 手順6 — 実際のページを開いて、見る

DNSの答えが正しくても、ページが開くとは限らない。変更した名前のページを、複数開いて、表示が崩れていないか、エラーが出ていないかを見る。まとめて見たいときは、下のチェックリストのあとで紹介する、スクリーンショットのツールが使える。

🅲 手順7 — 戻し方を、先に書いておく

変更の前に、控えたものから、元の状態に戻す手順を書いておく。種類をCNAMEからAに戻すだけで足りるのか、プロキシ状態やTTLも戻すのか。戻すときにも、TTLの待ち時間があるので、「戻すと決めてから、元の答えが見えるまで」の時間を、メモに書いておく。

05 明日、担当サイトで確認できることチェックリスト

以下は、DNSのレコードを変える前と後に確かめることの13項目である。1〜4番目は変更の前の控え、5〜9番目は変更の前の下調べ、10〜12番目は変更の後の確認、13番目は習慣である。1項目は5分以内でできる。チェックの状態は、お使いのブラウザに保存され、サーバーには送られない。

  • 担当サイトのDNSを管理している会社の名前を、台帳の1行に書く(Cloudflareか、他の会社か、不明か)
  • Cloudflareで管理しているサイトがあれば、DNSレコードの画面を開いて、旧い画面が出ないことと、レコードの一覧が出ることを、1サイトで確かめる
  • Cloudflareで管理しているサイトで、「Import and Export」から書き出しを1回行い、書き出したファイルの置き場を台帳に書く
  • Cloudflare以外で管理しているサイトは、レコードの一覧の画面を、スクリーンショットで1枚残して、置き場を台帳に書く
  • 種類を変える予定の名前を3つまで選び、名前ごとにAとCNAMEの答えを聞くコマンドを実行して、結果をメモに書く
  • ドメインのネームサーバーの名前を聞くコマンドを実行して、画面の管理先と同じ会社の名前かを見る
  • 選んだ名前ごとに、同じ名前に付いている他のレコード(MX・TXT・CAA)の数を、画面の一覧で数える
  • 選んだ名前のTTLの秒数を、答えの行から読んで、台帳に書く
  • 切り替えの時刻が決まっている名前は、変更の前にTTLを短くする日と、元に戻す日を、台帳に書く
  • 変更の後に、権威サーバーに直接聞く形で、新しい答えになっていることを、名前ごとに確かめる
  • 公開のリゾルバーに聞く形で、新しい答えが見えるまでの時間を、1回目と、TTLの秒数が過ぎたあとの2回目で、メモに書く
  • 変更した名前のページを、3ページ開いて、表示とエラーを見て、結果を台帳に書く
  • 戻し方の手順を、3行で台帳に書き、書いた日付を添える

06 代替・他の選択肢 — 種類を変えずに済ませる方法

変え方の選択肢を並べる

方法特徴気をつけること
画面で種類を変える1つの操作で、種類が替わるTTLとプロキシ状態の引き継ぎ方は、変更履歴に書かれていない
新しいレコードを作ってから、古いものを消す戻しやすい同じ名前にCNAMEと他の種類は置けない場合がある
削除と作成を、まとめて送るAPIで行う削除から先に実行されると、文書が書く変更の伝わり方は、一度にそろうとは限らない
頂点でCNAMEの代わりにフラットニングを使う頂点でも別名の仕組みを使える第三者の所有確認が通らなくなることがある

実務のヒント

種類の変更が使えなかった頃は、古いレコードを消して、新しいレコードを作る方法が考えられた。これは筆者の読みで、公式の記述ではない。いまは画面で種類を変えられるが、消してから作るやり方は、消した瞬間から作るまでの間、その名前に答えが無いので、避けるほうが安全だと考えている。

TTLを短くする代わりに、時間帯を選ぶ

TTLを短くする手間をかけずに済ませたいときは、アクセスの少ない時間帯に変更する方法もある。ただし、この方法は、古い答えを覚えているリゾルバーに、TTLの秒数だけ古い答えが残ることを防げない。時間帯を選ぶのは、古い答えの間に当たる人を減らすための工夫で、反映を早める工夫ではない。

確認の道具を使う

変更後のページの見た目を、まとめて確かめたいときは、当サイトの🔧 WEBサイトのスクリーンショットをまとめて撮るツール — 指定したURLの見た目を記録するが使える。変更した名前のURLを並べて、変更前と後に撮っておくと、あとで見比べられる。リンクの漏れを、サイトの中から探したいときは、🔧 WEBサイト内のリンク漏れチェックツール — 内部のリンクが切れていないかを調べるがある。どちらも、DNSの答えそのものは見られない。DNSの答えは、digで聞く。

07 当サイトで確かめたこと — 当サイトはCloudflareを使っていない

当サイトは、Cloudflareを使っていない。そのため、当サイトで、Cloudflareの新しい画面を開いたことも、種類を変えたこともない。この記事の画面についての説明は、すべて変更履歴と文書に書かれていることの要旨である。

当サイトのDNSの答えを、サーバーの中から聞いた

2026年11月2日の午前に、当サイトのサーバーの中から、digで当サイトのドメインを聞いた。ドメインのネームサーバーは、ドメインの事業者のDNSサーバー3台で、TTLはどれも3600秒だった。サイトのホスト名には、Aレコードが1つあり、TTLは3600秒だった。AAAAレコードとCNAMEレコードは、答えとして返らなかった。同じドメインのほかのホスト名にもAレコードが1つあり、TTLは3600秒だった。IPアドレスの数字は、ここには書かない。

注意

これは、1つの場所(サーバーの中)から、1回聞いた結果である。ほかの場所のリゾルバーが、同じ答えを返すかは確かめていない。当サイトのDNSのレコードは、この確認では変更していない。

TTLが3600秒ということは、当サイトのAレコードを変えた場合、古い答えを覚えているリゾルバーが、最長で1時間は古い答えを返しうる、というのが筆者の読みである。実際にAレコードを変える予定があるわけではない。

TTLが3600秒のレコードを変えた場合の見え方を示した図。権威サーバーの答えが変わった後も、手元の答えはTTLの間は古いままのことがある。古い答えを覚えているリゾルバーは、最長で3600秒、つまり1時間、古い答えを返しうる。TTLを前もって短くしておくと、この時間が短くなる。筆者の読み
TTLが3600秒の場合の、変更後の見え方(筆者の読み)。実際に変更した結果ではない

外から確かめる、という同じ形の記事

当サイトでは、外から見える状態を確かめる話を、何度か書いてきた。記事「圧縮の部品(Brotli)の脆弱性は、縮めて送る側ではなく「元に戻す側」の話だった ── 当サイトが外から圧縮を受け取る場所を数え、その日のうちに塞いだ記録と、同じ日にサーバーが止まったあとの確かめ方」では、サーバーが止まったあとの確かめ方を書いた。記事「PHPの2件の脆弱性が悪用リストに載り、期限は10月29日だった ── 期限の日に当サイトで確かめた4つと、自分の記事の言い過ぎ、期限を自分のサイトの期限に読み替える方法」では、期限の日に当サイトで確かめたことを書いた。DNSでも同じで、画面の「保存しました」ではなく、外から聞いた答えで判断する。

08 このテーマは、ここまで — Cloudflareと、DNS・証明書の記事の流れ

これまでの記事

当サイトでは、2026年10月に入って、Cloudflareの機能の変更と、DNS・通信に関わる確認を、何度か取り上げた。

今回の記事の位置

これまでの記事は、Cloudflareの機能が何をするかを扱っていた。今回は、画面の操作が増えたときに、変える前と後をどう確かめるかを扱った。担当サイトの一覧を作る話は「PHPの修正版が出た日に「どのサイトが当たるか」を数分で答えるには、担当サイトの一覧が要る ── 台帳の8列を埋めて確かめる13項目(2026年10月時点)」にある。DNSの管理先と、TTLの秒数を、その一覧に2列足すと、DNSを変える日の準備が早くなる。

Cloudflareは2026年10月30日、新しいDNSレコード画面を全プランで標準にし、旧い画面を廃止した。種類の変更もできる。変える前に値を控え、変えた後に権威サーバーと公開リゾルバーに聞いて確かめる13項目を示す。TTLの待ち時間の読み方も書く。
2025/05/31
THU
00:00:00

ブラウザ・OS 最新バージョン

毎日更新:2026-11-02 調査更新済
  • Android(stable) 17
  • Chrome Android(stable) 157.0.8103.30
  • Chrome iOS(stable) 157.0.8103.24
  • Chrome(beta) 158.0.8127.2
  • Chrome(dev) 159.0.8130.0
  • Chrome(stable) 157.0.8103.27
  • Edge(stable) 156.0.4314.42
  • Firefox(stable) 159.0
  • Opera(stable) 137.0.6036.63
  • Safari iOS(stable) 27.2
  • Safari(stable) 27.2
  • iOS(stable) 27.2

現在の貴方のIPアドレス

216.73.216.36

このサイトで書いている人

株式会社ツクルン

株式会社ツクルン

Webアドバイジング・クリエイター
池田 南美夫
もうすぐ●●歳。ずっーと現役SE。日本にインターネットが上陸してから、ずっーと携わる。 ほんとは超アナログ人間のギター弾き、バンドマン。でも音楽活動とSE、案外似てる。