AIによる概要とAIモードは「クエリファンアウト」で関連する複数の検索を行うことがある。公式は特別な最適化は要らないと書き、基本のSEOは続けて意味があるとも書く ── 自社のページが関連の問いに答えているかを確かめる13項目(2026年10月時点)
AIによる概要とAIモードは「クエリファンアウト」で関連する複数の検索を行うことがある。公式は特別な最適化は要らないと書き、基本のSEOは続けて意味があるとも書く ── 自社のページが関連の問いに答えているかを確かめる13項目(2026年10月時点)
目次
01 何が書いてあるか — 「クエリファンアウト」は公式の文書にある語。AIによる概要とAIモードが、関連する複数の検索を行うことがある
引用について
この記事の「" "」で囲んだ英語の文は、公式の文書やブログからの引用で、日本語訳は記事の筆者が付けたものである。原文は各出典のページで確かめられる。各ページは2026年10月21日に開いて確かめた。
Google検索セントラルの文書が書く、1文
Google検索セントラルの文書「AI機能とウェブサイト」(英語名: AI features and your website、最終更新は2025年12月10日と表示されている)は、AIによる概要とAIモードの仕組みを、サイト運営者の目から説明する。その中に、「クエリファンアウト(query fan-out)」という語が出てくる。
"Both AI Overviews and AI Mode may use a "query fan-out" technique — issuing multiple related searches across subtopics and data sources — to develop a response."
(訳: AIによる概要とAIモードは、どちらも、回答を作るために「クエリファンアウト」という手法を使うことがある。サブトピックやデータの出どころをまたいで、関連する複数の検索を出す手法である。)
読み取れるのは、3つである。使うことがある(may use)、つまり、常に使うとは書いていない。関連する複数の検索を出す。そして、サブトピックと、データの出どころの両方にまたがる。それ以上の説明、たとえば何件の検索を出すか、どの検索を出すか、といったことは、この文書には書かれていない。
この記事は、この語の公式の意味を確かめ、自社のページが関連の問いに答えているかを、ツールを使わずに確かめる手順を扱う。LinkSurgeなどの分析ツールが何を示し、何を示さないかは、解説記事「LinkSurge」で分かること・分からないこと ── AIO・GEO分析ツールを選ぶ前に、WEBディレクターが確認する13項目に譲り、ここでは繰り返さない。
AIモードの発表のときのブログ
この語は、文書より前に、Googleの公式ブログで使われている。2025年3月5日付の「Expanding AI Overviews and introducing AI Mode」(訳: AIによる概要の拡大と、AIモードの紹介)は、AIモードについて、次のように書く。
"It uses a “query fan-out” technique, issuing multiple related searches concurrently across subtopics and multiple data sources and then brings those results together to provide an easy-to-understand response."
(訳: AIモードは、「クエリファンアウト」という手法を使い、サブトピックと複数のデータの出どころをまたいで、関連する複数の検索を同時に出し、その結果をまとめて、分かりやすい回答にする。)
2025年5月20日付の「AI Mode in Google Search: Updates from Google I/O 2025」(訳: GoogleのAIモード ── Google I/O 2025の更新)も、同じ手法に触れる。
"Under the hood, AI Mode uses our query fan-out technique, breaking down your question into subtopics and issuing a multitude of queries simultaneously on your behalf."
(訳: 内部では、AIモードは私たちのクエリファンアウトの手法を使い、あなたの質問をサブトピックに分け、あなたに代わって多数の検索を同時に出す。)
2つのブログは、AIモードの説明の中で、この手法を紹介している。サイト運営者に向けた文書は、AIによる概要も同じ手法を使うことがある、と書く。3つの出典を並べると、語の意味は、一貫している。1つの質問を、サブトピックに分け、複数の検索として出す、ということである。
文書が書いていないこと
3つの出典を読んで、この記事の筆者が見つけられなかったことがある。
- 1つの質問から、何件の検索が出るか。
- 出た検索の一覧を、サイト運営者が外から見る方法。
- 自社のページが、どの検索で候補になったかを示す画面。
Search Consoleの成果レポートについては、同じ文書が、AIによる概要とAIモードに出たサイトは、全体の検索のトラフィックに含まれ、「ウェブ」の検索タイプで見られる、と書く。ただし、ファンアウトで出た個々の検索を見せる画面は、確かめた範囲では書かれていない。次の章以降は、この前提で読んでほしい。
02 なぜ・背景 — 1つの質問が複数の問いに分かれるとき、自社のページに何が起きるか
従来の検索と、複数の検索に分ける方法の違い
従来の検索は、利用者が入力した言葉に、検索の結果が返る、という形だった。AIモードの説明は、複雑な質問は、これまで複数回の検索が必要だった、と書く。AIモードは、込み入った質問を受けて、検索を分けて出す。人が自分で何度も言葉を変えて検索していた作業を、機械が代わりにやる、と読める。
この読み方は、サイト運営者にとって、ページが答える「問い」の数が増えるという意味になる。1つの質問が、複数の問いに分かれる。それぞれの問いに、答えがあるページが、根拠のリンクの候補になる。自社のページが、利用者の最初の質問に直接答えていなくても、分かれた問いのうち1つに答えていれば、候補になりうる、という見方である。ただし、これは、公式の文書の語から導いた読み方であって、文書が書いた保証ではない。
「対策」と書かない理由
この語が広まると、「クエリファンアウト対策」という言い方が出てくる。ところが、公式の文書は、特別な最適化は要らないと、はっきり書く。
"There are no additional requirements to appear in AI Overviews or AI Mode, nor other special optimizations necessary."
(訳: AIによる概要やAIモードに出るための、追加の要件は無い。そのほかの、特別な最適化も必要ない。)
この記事も、「クエリファンアウト対策をすれば、AIに引用される」とは書かない。言えるのは、公式の文書が書く範囲だけである。この記事が手順として扱うのは、特別な最適化ではなく、自社のページが、読む人の関連する問いに答えているかを確かめるという、ふつうの作業である。次の章で、公式の条件を確かめる。
AI Ronのブログで書いた、過去の記事との違い
AI Ronのブログのなぜあなたの記事はAIに"見えない"のか — 1つの検索が12に分裂するFan-Outの衝撃は、題に「12に分裂する」という数字を入れている。公式の文書は、検索の数を書いていない。この数字の出どころは、この記事では確かめ直していない。数は、公式が書いた値としては読まないほうがよい。
AIによる概要とAIモードの違いは、AI RonのブログのAI OverviewとAI Modeは別の海 — 引用URL重複13.7%問題と、WEBディレクターが今すべき2海作戦に書いた。今回の公式の文書も、AIモードとAIによる概要は異なるモデルや手法を使うことがあり、出る回答やリンクの組み合わせは変わる、と書く。
03 この記事に出てくる用語
クエリファンアウト(query fan-out)
1つの質問から、関連する複数の検索を出す手法をいう。公式の文書は、AIによる概要とAIモードが使うことがあると書く。「ファン」は扇、「アウト」は外へ、という意味で、1つの入り口から、扇のように広がるイメージで使われる。
AIによる概要(AI Overviews)
検索結果の上部に出る、AIが作った要約をいう。公式の文書は、複雑な話題を短くつかむ助けになり、リンクをたどるきっかけにもなる、と書く。出るのは、通常の検索に加える意味があると、Googleの仕組みが判断したときだけで、出ないことも多い、とも書く。
AIモード(AI Mode)
探索や、込み入った比較が必要な質問に向く、AIによる回答の画面をいう。公式の文書は、以前なら複数回の検索が必要だった質問ができ、根拠になるサイトへのリンクが付く、と書く。
根拠のリンク(supporting link)
回答の根拠として、AIによる概要やAIモードが示すリンクをいう。公式の文書は、このリンクとして表示される資格を持つ条件を書いている(04章で扱う)。
サブトピック
1つの話題の中の、小さな話題をいう。公式の文書は、ファンアウトが「サブトピックにまたがる」と書く。たとえば、「フォームの作り直し」というテーマの中の、入力項目・迷惑メール・自動返信・公開後の確認は、サブトピックの例である。
スニペット
検索結果に出る、ページの説明の抜粋をいう。公式の文書は、スニペット付きで表示できる状態が、AI機能の根拠のリンクの条件に入る、と書く。
関連する問い
この記事で、自社のページが答えるべき問いを指して使う言葉である。Googleが出した検索そのものではなく、読む人が自分で書き出す、問いの一覧をいう。
04 型別 — 公式の条件を確かめてから、自社のページの問いを数える
🅰 適用範囲 — AIの機能に出る条件
公式の文書は、AIによる概要とAIモードに、根拠のリンクとして出る資格の条件を、次のように書く。
"To be eligible to be shown as a supporting link in AI Overviews or AI Mode, a page must be indexed and eligible to be shown in Google Search with a snippet, fulfilling the Search technical requirements. There are no additional technical requirements."
(訳: AIによる概要やAIモードで、根拠のリンクとして表示される資格を持つには、ページが、検索の技術的な要件を満たしたうえで、インデックスされていて、スニペット付きでGoogle検索に表示できる状態でなければならない。追加の技術的な要件は無い。)
つまり、条件は、インデックスされていることと、スニペット付きで表示できることの2つである。ここまでは、ふつうの検索に出るための条件と同じで、AI用の追加の仕組みは要らない。さらに文書は、次の文も書く。
"You don't need to create new machine readable files, AI text files, or markup to appear in these features."
(訳: これらの機能に出るために、新しい機械可読のファイルや、AI向けのテキストファイルや、マークアップを作る必要はない。)
構造化データとAIの回答の関係は、解説記事構造化データは、AIの回答に載るための条件ではない ── Googleの文書が書くことと書かないこと、効く場面を確かめる13項目(2026年10月時点)に、llms.txtは、解説記事llms.txtの仕様で必須なのは先頭の見出し1つだけ。Googleは検索で使わないと書き、3社のクローラーの説明ページには、クローラーがllms.txtを読むという記述が見つからなかった ── 置くかを決め、置いたあとにログで確かめる13項目(2026年10月時点)にある。
🅱 公式が書いていないこと、ツールの一覧の読み方
分析ツールの中には、1つのキーワードに対して、関連する問いの一覧を出すものがある。そうした一覧を、「Googleが実際に投げた検索」と読むと、誤りになる。理由は、2つある。
- 公式の文書は、投げられた検索を、外から見る方法を書いていない。したがって、外部のツールが出す一覧は、ツールの推定と読むのが、確かめた範囲での限界である。
- 文書は、手法を「使うことがある」と書く。同じ質問でも、いつも同じ検索が出るとは、書かれていない。
ツールを使う場合は、その一覧が、どう作られるか(実際の検索の記録なのか、推定なのか)を、ツールの説明で確かめる。説明に書かれていなければ、「分からない」と書いておく。ツールの見分け方は、解説記事「LinkSurge」で分かること・分からないこと ── AIO・GEO分析ツールを選ぶ前に、WEBディレクターが確認する13項目で扱っている。
注意
ツールが出した関連する問いの数を、「Googleは○件の検索を出している」と読んで、記事や報告に書かない。公式の文書は、検索の数を書いていない。書くなら、「ツールの推定で、○件の問いが出た」と書く。
🅲 手順 — ツールを使わずに、関連する問いを数える
この手順は、自社のページを3つ選び、1ページごとに、関連する問いを書き出して、答えがあるかを確かめるものである。道具は、紙か表計算ソフトだけでよい。
- ページを決める。問い合わせや売上につながる主要なページを3つ選ぶ。
- 問いを書き出す。1ページにつき、そのページのテーマに関連する問いを5〜8個、自分の言葉で書く。
- 答えを探す。ページの見出しと段落の中から、その問いへの答えの文を探す。
- 印を付ける。「答えがある」「一部だけある」「無い」の3つに分ける。
- 決める。足す、別のページに分ける、足さない、を、理由をつけて決める。
問いの出どころ
問いを集める場所は、いくつかある。次の表に、確かめられることと、確かめられないことを並べた。
| 出どころ | 確かめられること | 確かめられないこと |
|---|---|---|
| Search Consoleの検索クエリ | 実際に表示された検索の言葉と、表示回数 | 表示されていない問い。AI機能で分かれた個々の検索 |
| お客様の問い合わせ | 実際の利用者が口にした問い | 検索に出ていない問い。件数の偏り |
| 営業・窓口の担当者の言葉 | 商談で繰り返し出る問い | 担当者が拾わなかった問い |
| 検索結果画面の関連の表示 | 検索画面に出る、関連の質問や候補の例 | 公式の文書は、それがファンアウトの記録だとは書いていない |
| 分析ツールの一覧 | ツールが示す関連の問い | Googleの実際の検索であること(推定として読む) |
実務のヒント
問いを書き出すときは、「いつ・誰が・いくら・どうやって・何が違う」のように、疑問の形を5つ用意して、テーマに当てはめると、抜けが減る。書き出した問いは、ページを書き直す前に、まず答えがあるかを確かめる。書き直しの前に印を付けると、足すべきものと、足さなくてよいものが分かれる。
05 明日、自社のページで確認できることチェックリスト
以下は、自社の主要なページが、関連する問いに答えているかを、ツールを使わずに確かめるための13項目である。1〜3番目は条件の確認、4〜8番目は問いの書き出しと印付け、9〜11番目は直す内容の決定、12〜13番目は測定と記録である。1項目は5分以内でできる。チェックの状態はブラウザに保存され、サーバーには送られない。
- 問い合わせや売上につながる主要なページを3つ選び、ページの名前と、ページの目的を1行ずつ書く
- 選んだ3ページについて、URL検査で、インデックスされているかを確認し、結果を一覧に書く
- 選んだ3ページについて、noindexやnosnippet、data-nosnippetなど、表示を止める指定が入っていないか、ページのソースで検索して確認する
- 1ページを開き、そのページのテーマに関連する問いを、5個、自分の言葉で書き出す
- 書き出した問いのうち、お客様の問い合わせで実際に出たものに印を付け、3件を、問い合わせの記録から探して照らし合わせる
- Search Consoleの検索パフォーマンスで、そのページに表示された検索クエリの上位10件を開き、書き出した問いと重なる数を数える
- 書き出した問いを1つずつ、ページの見出しと段落の中で探し、答えの文が見つかったものに「ある」、一部だけのものに「一部」、見つからないものに「無い」と書く
- 残りの2ページでも、手順4と手順7を繰り返し、3ページ分の「ある」「一部」「無い」の数を、1つの表にまとめる
- 「無い」と書いた問いのうち、そのページのテーマに合うものを3つ選び、答えを足すか、別のページに分けるかを決める
- 足すと決めた問いについて、答えを書く場所(既存の見出しの下、新しい見出し)を、1行で決める
- テーマに合わないと判断した問いに、「足さない」と、その理由を1行で書く
- ツールが出した関連の問いの一覧を使った場合は、一覧の作り方(実際の検索の記録か、推定か)を、ツールの説明で探し、見つかった内容か「書かれていない」を一覧に書く
- 確認した日と、3ページの印の数、次に見直す日を、記録に書く
7番目の「答えを探す」作業で、見出しの階層を一覧で見たいときに、当サイトの無料ツールの1つ、🔧 WEBサイト総合分析・レポートツールが使える。ツールのページは、診断項目に、metaタグ、見出し構造(h1〜h6)、内部リンクを挙げる。ただし、このツールが、ページの中に関連する問いへの答えがあるかを判定するとは、ページの説明に書かれていない。答えがあるかは、手順7のとおり、自分の目で確認する。
答えを足すと決めた問いを、Q&Aの形でまとめたいなら、🔧 サイトに用意するFAQ(Q&A)を、Excelから作成するツールが使える。ツールのページによれば、Excelに質問と回答を書いてアップロードすると、FAQのページに使うソースコードを作る。作るのはソースの形であって、答えの内容は、自分で書く。
06 代替・他の選択肢 — 関連する問いを確かめる方法の違い
関連する問いを確かめる方法には、この記事の手順のほかに、いくつかの選択肢がある。次の表は、公式の文書やツールの説明から読み取れる範囲で、並べたものである。
| 方法 | 向いている場面 | 限界 |
|---|---|---|
| この記事の手順(手作業) | 主要なページが少なく、すぐに始めたいとき | 問いの抜けは、自分の想像の範囲に限られる |
| 分析ツールを使う | ページ数が多く、問いの候補を広く出したいとき | 一覧は推定で、Googleの実際の検索の記録ではない |
| お客様の問い合わせを分類する | 問い合わせの記録が十分にあるとき | 検索に出てこない問いが混ざり、件数が偏る |
| Search Consoleの検索クエリを読む | すでに表示されているページを直したいとき | 表示されていない問いは見えない。AI機能での表示は、通常の検索と合わせて数えられる |
| 何もしない | 公式が「特別な最適化は要らない」と書くので、ふつうのSEOを続けるとき | 答えの無いページが、そのまま残る |
「何もしない」という選択
公式の文書は、特別な最適化は要らない、と書く。この文を読んで、「何もしなくてよい」と受け取ることもできる。ただし、文書は同時に、基本のSEOはAI機能でも続けて意味がある、と書き、例として、クロールを許すこと、内部リンクで見つけやすくすること、テキストで内容を読めるようにすること、などを挙げる。関連する問いに答えているかを確かめる作業は、特別な最適化ではなく、ページの中身を見直す、ふつうの作業である。確かめて、足さないと決める選択も、正しい。
用語
読むための確認と、出るための確認は別。この記事の手順は、読む人の問いに、ページが答えているかを確かめる。AIによる概要やAIモードに「出る」ことを保証する手順ではない。公式の文書は、条件を満たしても、巡回・インデックス・表示が保証されるわけではない、と書く。
07 当サイトで確かめたこと — この語の検索と、当サイトの記事での使われ方
当サイトのSearch Consoleから、2026年10月15日に取り出したエクスポートで、この語に関係する検索を数えた。エクスポートの範囲は、過去3か月間・検索タイプはWebである(エクスポートのフィルタの表示による)。次の表は、その結果である。
| 検索の言葉 | 表示回数 | 平均掲載順位 |
|---|---|---|
| linksurge クエリファンアウト分析 | 33回 | 92.06位 |
| クエリファンアウト | 3回 | 92.33位 |
| クエリファンアウト 分析 | 2回 | 85.5位 |
| クエリファンアウトとは | 1回 | 26位 |
数は小さい。最も多い検索は、ツール名(LinkSurge)を含み、平均の掲載順位は92位と、ほぼ10ページ目である。この数字からは、「この語で、当サイトが読まれている」とは言えない。言えるのは、この語に関する検索が、少数ながら当サイトに表示されており、この語を主題にした解説記事は、確かめた範囲では当サイトに無かった、ということである。この記事は、その空白を埋めるために書いた。
当サイトの解説記事の中で、この語がどう使われているかも数えた。2026年10月21日に、本番で公開中の解説記事196ページを開いて調べた結果は、次のとおりである。
- 「クエリファンアウト」という日本語を含むページは1本だった。
- 英語の「query fan-out」を大文字小文字を問わず含むページは3本だった。
- 「ファンアウト」を含むページは8本、「fan-out」または「fan out」を大文字小文字を問わず含むページは9本だった。
最後の9本には、この語とは別の意味(コンテンツ配信やデータの分配に関する説明など)で使ったものも含まれうる。この記事では、9本の中身を1本ずつ読み分けていない。したがって、当サイトの解説記事が、公式の意味でこの語を使っているのは、確かめた範囲で、日本語では1本、英語では3本まで、と読む。
実務のヒント
自社のサイトで、同じ語がどのくらい使われているかを数えるときは、日本語の表記ゆれ(ファンアウト・ファン アウト・fan-out・fan out)を全部並べて数える。1つの綴りだけで数えると、0件や少ない数が出て、使っていないと読み違える。
08 このテーマは、ここまで
2025年3月5日 — AIモードの紹介で「クエリファンアウト」が公式に出た
Googleの公式ブログ「Expanding AI Overviews and introducing AI Mode」が、AIモードを紹介し、その仕組みの説明の中で、「クエリファンアウト」という手法に触れた。この記事の筆者が確かめた範囲では、ブログの発行日は、ページのメタ情報で2025年3月5日だった。
2025年5月20日 — Google I/O 2025のブログ
「AI Mode in Google Search: Updates from Google I/O 2025」が、AIモードの更新を紹介し、内部でクエリファンアウトを使うと書いた。発行日は、ページのメタ情報で2025年5月20日だった。
2025年12月10日 — 「AI機能とウェブサイト」の最終更新
Google検索セントラルの文書「AI features and your website」は、最終更新が2025年12月10日と表示されている。AIによる概要とAIモードの両方が、クエリファンアウトを使うことがある、という文は、この版にある。同じ日付の表示は、検索のSEOスターターガイドや、検索の基本の文書にもあった。
2026年10月15日 — 当サイトのSearch Consoleのエクスポート
当サイトでこの語に関係する検索が少数表示されていたのを、エクスポートで確かめた日である(07章)。
2026年10月21日 — この記事の確認日
この記事の内容は、2026年10月21日に、Google検索セントラルの文書、Googleの公式ブログ2本を開いて確かめた時点のものである。AIによる概要とAIモードの仕組みは、変わることがある。出典のページが更新されたときは、この記事に日付つきで追記する。
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