Chrome 153のリリースノートで、広告とクッキーに関わるAPI 5つが「廃止予定」になった ── 自社のタグと埋め込みの提供元に確認する14項目(2026年10月時点)
Chrome 153のリリースノートで、広告とクッキーに関わるAPI 5つが「廃止予定」になった ── 自社のタグと埋め込みの提供元に確認する14項目(2026年10月時点)
目次
01 何が起きたか — Chrome 153のリリースノートで、広告とクッキーに関わるAPI 5つが「廃止予定」と書かれた
2026年9月8日に安定版になったChrome 153のリリースノート
Chromeの開発者向けのリリースノート「Chrome 153」を、2026年10月4日に開いた。冒頭には、安定版のリリース日が2026年9月8日と書かれ、ページ末尾の最終更新日も2026年9月8日(UTC)だった。このページの「Deprecations and removals」(訳: 廃止と削除)という節に、広告とクッキーに関わるAPIが5つ並んでいる。
5つの項目には、それぞれ説明が付いている。たとえば、Protected Audienceの項目は、次のとおりである。
"Following Chrome's announcement that the current approach to third-party cookies will be maintained, the Protected Audience API is planned for deprecation and removal (along with related Privacy Sandbox APIs)."
(訳: サードパーティクッキーの現在の扱いを維持するというChromeの発表を受けて、Protected Audience APIは、関連するPrivacy Sandboxの他のAPIとともに、廃止して削除する予定である。)
この形("along with related Privacy Sandbox APIs"、訳: 関連するPrivacy Sandboxの他のAPIとともに)が付いているのは、Protected Audience・Shared Storage・Attribution Reportingの3つである。Related Website Setsは、同じ発表を受けて廃止して削除する予定と書かれているが、この併記は無い。requestStorageAccessForは、"along with Related Website Sets"(訳: Related Website Setsとともに)と書かれている。
「廃止予定」であって、「削除済み」ではない
ここで大事なのは、書かれている言葉が"planned for deprecation and removal"(訳: 廃止と削除の予定)だという点である。リリースノートは、削除が完了した版や日付を、この5項目のどれにも書いていない。同じ節の別の項目、"Remove non-standard navigations targeted at _current"(訳: _currentを対象とする標準外の画面遷移を削除する)は、Chrome 153で削除されたと書かれている。同じ節の中で、予定と書かれた5つと、削除されたと書かれた1つが、別の書き方で並んでいる。
この記事も、5つについて「削除された」とは書かない。
5つのAPIの名前と、役割
リリースノートの説明をもとに、5つを一覧にする。
| APIの名前 | リリースノートでの説明(要約) | 主に関わる場面 |
|---|---|---|
| Protected Audience | サードパーティクッキーや、サイトをまたぐ追跡を使わずに、関心のあるグループ向けの広告を出す仕組み | 広告の配信 |
| Related Website Sets | 複数のサイトの関係を宣言し、特定の目的に限って、サイトをまたぐクッキーの利用を認める枠組み | 関連するサイトの間での利用者の状態の共有 |
| Shared Storage | 最上位のサイトごとに分けられていない、保存の仕組み | 広告や計測 |
| requestStorageAccessFor | 最上位のサイトが、埋め込まれたサイトに代わって、クッキーへのアクセスを要求する機能 | 関連するサイトの間での埋め込み |
| Attribution Reporting | サイトをまたぐ追跡を使わずに、広告の成果(コンバージョン)を測る仕組み | 広告の成果の測定 |
02 なぜ・背景 — 理由は、「サードパーティクッキーを維持する」という発表にある
廃止の理由として書かれていること
Protected Audience・Related Website Sets・Shared Storage・Attribution Reportingの4つの項目に共通して書かれている理由は、「サードパーティクッキーの現在の扱いを維持するというChromeの発表」である。requestStorageAccessForは、Related Website Setsでしか使えないため、Related Website Setsとともに廃止する予定とされている。2025年10月17日に、Privacy Sandboxの公式サイトに、その後の方針をまとめた記事が出ている。記事は、利用が少ないことと、関係者の意見を踏まえて、次の技術を終了すると書いている。
"After evaluating ecosystem feedback about their expected value and in light of their low levels of adoption, we've decided to retire the following Privacy Sandbox technologies: Attribution Reporting API (Chrome and Android), IP Protection, On-Device Personalization, Private Aggregation (including Shared Storage), Protected Audience (Chrome and Android), Protected App Signals, Related Website Sets (including requestStorageAccessFor and Related Website Partition), SelectURL, SDK Runtime and Topics (Chrome and Android)."
(訳: 期待される価値についての関係者の意見を評価し、利用が少ないことも踏まえて、次のPrivacy Sandboxの技術を終了することにした。Attribution Reporting API(ChromeとAndroid)、IP Protection、On-Device Personalization、Private Aggregation(Shared Storageを含む)、Protected Audience(ChromeとAndroid)、Protected App Signals、Related Website Sets(requestStorageAccessForとRelated Website Partitionを含む)、SelectURL、SDK Runtime、Topics(ChromeとAndroid)。)
Chrome 153のリリースノートに載ったのは、この一覧のうちウェブのAPIの5つである。一覧には、ほかにTopicsなどが入っているが、Chrome 153のリリースノートの「廃止と削除」の節には載っていない。
ChromeStatusに書かれた、使われ方の数字
Chromeの機能の状況を公開しているChromeStatusの5つの項目には、廃止の動機が数字つきで書かれている(2026年10月4日に確認)。次のものは、すべてChromeStatusの記載である。
- Protected Audience:
joinAdInterestGroup()の利用は"decreased by almost 100x"(訳: ほぼ100分の1に減った)、runAdAuction()の利用は"decreased by more than 10x"(訳: 10分の1より大きく減った)と書かれている。今日行われている入札のうち、勝者が決まったものは、ほぼ無いとも書かれている。 - Shared Storage:現在の利用は、ページ読み込みの約11%と書かれている。主な使い道は、サードパーティクッキーで引き続き可能と書かれている。
- requestStorageAccessFor:利用は、ページ読み込みの約0.95%。ほとんどが、登録されたセットのサイトからの利用と書かれている。
- Related Website Sets:登録されたセットは71。登録の場所は、廃止の発表後に、保管(アーカイブ)する予定と書かれている。
- Attribution Reporting:サイトをまたぐ測定は、サードパーティクッキーで引き続き可能なため、利用は時間とともに減ると見込まれる、と書かれている。
「サードパーティクッキーが維持される」ことと、この話は別
5つの廃止予定は、サードパーティクッキーが使えなくなるという話ではない。リリースノートの書き方は逆で、クッキーの扱いを維持するので、代わりの仕組みだったAPIを廃止する、という順番である。
03 用語 — 読み違えやすい言葉を先にそろえる
Privacy Sandbox
用語
Privacy Sandbox:サードパーティクッキーに頼らずに、広告や計測、サイトの間のやりとりを続けるための、Chromeなどが開発してきた技術の総称である。公式のステータスのページ(最終更新2026年8月14日)は、これらのうち、継続して対応するもの・廃止して削除するもの・中止するもの・公開しないもの、を表で分けている。
サードパーティクッキーと、ファーストパーティクッキー
用語
ファーストパーティクッキー:利用者がいま見ているサイト(アドレス欄のサイト)が設定するクッキーである。サードパーティクッキー:いま見ているサイト以外の、埋め込まれた広告や計測ツールなどが設定するクッキーである。公式の説明ページは、この区別を、Related Website Setsの説明の中で示している。
タグと、埋め込み
用語
タグ:サイトのページに貼り付けて、計測や広告の配信を行わせる、小さなプログラムのことである。埋め込み:他のサービスが提供する部品(地図・動画・予約・チャットなど)を、自分のページの中に表示することである。どちらも、提供元のサービスが書いたコードが、自分のページの中で動く。
廃止と削除は、別の段階
リリースノートの節の題名は、"Deprecations and removals"(訳: 廃止と削除)である。廃止(deprecation)は「使わないように求める」段階、削除(removal)は「実際に機能がなくなる」段階と、一般には区別して読む。この記事で開いた公式文書は、5つのAPIについて、それぞれの段階がいつ来るかを書いていない。
「自分のサイトが、使っているとは限らない」
WEBディレクターが直接、これらのAPIを書くことは、ほとんど無い。使っているのは、タグ管理サービスの中のタグ、広告の配信サービス、計測ツール、埋め込みの部品といった、外部の提供元のコードである。自分のサイトに入っている提供元を一覧にすることが、この記事の出発点になる。
04 型別 — 自分のサイトがどれに当たり、何を、どの順で確かめるか
🅰 適用範囲 — 影響を受けるのは、これらを使う提供元のコードを入れているサイト
公式文書から読み取れる範囲では、影響を受けるのは、この5つのAPIを呼び出すコードを、自分のページに入れているサイトである。広告を出していないサイトや、アクセス解析だけを入れているサイトで、影響が小さいことは多い。ただし、小さいか大きいかは、確かめるまで分からない。
| API | 探す語(確認できた綴り) | 確認できる場所 |
|---|---|---|
| Protected Audience | joinAdInterestGroup、runAdAuction | 開発者ツールのApplicationパネルの「Interest groups」、Networkパネルの検索 |
| Shared Storage | SharedStorageWorklet(公式の説明ページに出てくる名前) | Applicationパネルの「Shared storage」、Networkパネルの検索 |
| requestStorageAccessFor | requestStorageAccessFor | Networkパネルの検索 |
| Attribution Reporting | attribution-reporting(機能の名前・報告の送り先の道筋に含まれる) | Networkパネルの検索 |
| Related Website Sets | 自社のドメインが登録されたセットに含まれるか | 提供元・社内の技術担当への確認 |
🅱 公式文書が書いていないこと
次のことは、確かめた範囲の公式文書には書かれていない。この記事も、断定しない。
- 5つのAPIが、実際に削除される版と日付。ChromeStatusの項目は、状態を"Proposed"(訳: 提案中)としている。
- 削除より前に、利用者の画面に警告が出るかどうか。
- 自社のサイトで、提供元のコードが、削除の後に、どう動くか。提供元ごとに違うため、提供元に確認するしかない。
この記事が確かめていないこと
自社の使っている個別の広告サービスや計測ツールが、これらのAPIを実際に使っているかは、サービスごとに違うため、この記事では確かめていない。確かめ方は、手順2と手順3に書いた。
🅲 手順1 — 入っているタグと埋め込みを、提供元の名前で一覧にする
最初に、サイトに入っている外部の提供元を、名前で書き出す。タグ管理サービスの管理画面で、公開中のタグの一覧を開き、タグの名前と提供元を1行ずつメモにする。次に、ページ制作の担当者に、タグ管理サービスを通さずに、ページへ直接貼ったタグや埋め込みが無いかを聞く。広告の配信サービスの管理画面にも、サイトごとのタグの一覧がある場合は、それも並べて書く。
一覧の項目は、「名前」「提供元」「何のために入れたか」「誰が管理しているか」の4列にする。「何のために入れたか」が答えられないタグは、確認の優先度が高い。外部のツールと権限の棚卸しは、当サイトのサイトにつながる外部ツールと権限は、サービスごとに別々の画面で管理されている ── 計測・CMS・広告の連携を棚卸しする14項目(2026年9月時点)の手順と重なる。
🅲 手順2 — 開発者ツールで、ページの通信とストレージを見る
代表のページを1つ開き、ブラウザの開発者ツールを開く。公式のApplicationパネルの説明は、Storageの欄に、Private state tokensとInterest groupsの一覧があり、それぞれ中身を調べられると書いている。また、Shared storageの一覧では、サイトごとに、保存された値を調べられる、とも書いている。この3つに、自社のサイトに由来する項目が出るかを見る。
Networkパネルでは、検索のタブが使える。公式の説明は、このタブが、すべての資源のHTTPヘッダーと本文を対象に、指定した文字を探すと書いている。検索の画面は、MacではCommand + F、WindowsやLinuxではControl + Fで開く。
joinAdInterestGroup
runAdAuction
requestStorageAccessFor
attribution-reporting
上の4つの語を、1つずつ検索する。見つかった資源の名前(どの提供元のファイルか)を、手順1の一覧の「提供元」と照らし合わせる。語の綴りは、Chromeの公式文書やChromeStatusの記載から確かめたものである。語が見つからなくても、それだけで「使っていない」とは言えない。読み込みの条件によって、通信が出ないページもあるためである。
🅲 手順3 — 提供元に、問い合わせる
手順2で語が見つかった提供元、または見つからなくても広告や計測に関わる提供元には、問い合わせの文章を送る。次のような文面が使える。
Chrome 153のリリースノートで、Protected Audience・Related Website Sets・
Shared Storage・Attribution Reporting・requestStorageAccessForが
廃止予定とされました。貴社のサービスをサイトに導入しているのですが、
1. 貴社のタグまたは部品は、これらのAPIを使っていますか。
2. 使っている場合、廃止後の代替の方法と、対応の時期を教えてください。
3. 当社の側で、設定の変更や再導入が必要な作業はありますか。
返事は、提供元の名前、問い合わせた日、返事の日、返事の要点を、手順1の一覧に書き足す。
🅲 手順4 — 関連サイトのセットに、自社のドメインが入っていないか聞く
Related Website Setsは、複数のドメインを持つ会社が、関係を宣言する枠組みである。ChromeStatusは、その利用の指標として、登録されたセットの数(記載時点で71)を挙げている。同じ会社が国別や用途別に複数のドメインを持っている場合は、自社のドメインが、登録されたセットの一部になっているかを、技術担当者に聞く。
🅲 手順5 — 記録を残し、次の版のリリースノートでもう一度見る
手順1〜4で分かったことを、日付つきで保存する。Chromeの新しい版が出るたびに、リリースノートの「Deprecations and removals」を開き、5つの項目の書き方が「予定」から変わっていないかを、数分で確認する。変わっていれば、手順3の問い合わせを、もう一度行う。
05 自分のサイトで確認するチェックリスト
下の14項目は、1項目5分ほどでできる作業である。項目1〜3が手順1、項目4〜7が手順2、項目8〜11が手順3、項目12が手順4、項目13と14が手順5に対応している。チェックの状態はブラウザの中にだけ保存され、サーバーには送られない。
- タグ管理サービスの管理画面を開き、公開中のタグの一覧から、タグの名前と提供元を1行ずつ、メモに書き出して、行の数を数字で書く
- ページに直接貼ってあるタグや埋め込みの部品が無いかを、制作の担当者に聞いて、あれば提供元の名前を、メモに書き足す
- 書き出した各行に、「何のために入れたか」と「誰が管理しているか」を書き、答えられなかった行に「理由不明」と書いて、その数を数える
- 代表のページを3つ開き、開発者ツールのApplicationパネルで、Private state tokens・Interest groups・Shared storageの一覧に、項目が出るかを、ページごとに「出る」か「出ない」かで書く
- 代表のページを3つ開き、開発者ツールのNetworkパネルの検索で、joinAdInterestGroupとrunAdAuctionを探し、見つかった件数を、語ごとに書く
- 同じ3つのページで、requestStorageAccessForとattribution-reportingを探し、見つかった件数を、語ごとに書く
- 項目5と6で見つかった資源の、提供元のドメインを書き出し、項目1の一覧の「提供元」と同じ名前かを、1つずつ照らし合わせる
- 項目1の一覧のうち、広告の配信・成果の測定・埋め込みに関わる提供元を、3つまで選んで、それぞれの問い合わせ先の窓口を、書き出す
- 選んだ提供元それぞれに、「使っているか」「廃止後の代替は何か」「自社の作業はあるか」の3つを、メールか問い合わせの画面で送り、送った日を書く
- 返事が来た提供元について、返事の日と要点を一覧に書き足し、返事が無い提供元には「未回答」と書く
- 返事の中に、自社の側の作業(設定の変更・タグの入れ替え)があれば、その内容と担当者と日付を、1行で書き出す
- 自社が複数のドメインを持っているかを確かめ、持っている場合は、そのドメインが関連サイトのセットに登録されているかを、技術担当者に聞いて、「はい」か「いいえ」で書く
- 手順1〜4で分かったことを、日付つきで1つのファイルに保存し、ファイルの名前と置き場所を書く
- 次のChromeの新しい版が出た日に、リリースノートの「Deprecations and removals」を開き、5つの項目の書き方が「予定」のままかを確かめる作業を、カレンダーに1つ登録する
チェックリストの使い方
時間が限られているときは、項目1・5・6・9の4つだけでも、「どんな提供元が入っているか」「4つの語が通信に出るか」「提供元に聞いたか」が分かる。広告も外部の計測ツールも入れていないサイトなら、項目5と6で何も出なければ、確認は終わりに近い。
06 代替・他の選択肢 — 続けて使えるものと、変わらないものを分けて見る
公式のステータスの表では、「継続して対応する」ものもある
Privacy Sandboxの公式ステータスのページ(最終更新2026年8月14日)は、ChromeのAPIを4つの状態に分けている。次の文章は、その一部を、Chrome 153のリリースノートの載り方と並べたものである。
ステータスのページで「継続して対応する」とされているのは、CHIPS・FedCM・Private State Tokensなどである。「廃止して削除する」とされているのは、Protected Audience・Attribution Reporting・Related Website Sets・Shared Storage・Topicsなどである。Chrome 153のリリースノートの「廃止と削除」の節に載っているのは、このうちTopics以外の4つと、requestStorageAccessForである。
このとおり、ステータスのページで「廃止して削除する」とされたものすべてが、Chrome 153のリリースノートに載ったわけではない。Topicsは、ステータスのページでは同じ分類だが、Chrome 153の節には載っていない。リリースノートに載っていないことは、廃止されないことを意味しない。載るのが、別の版であるだけかもしれない。この記事は、その時期を確かめていない。
広告の成果の測定は、どうなるのか
2025年10月のPrivacy Sandboxの記事は、共通の仕組みとして提案されているAttributionの標準に期待していると書き、W3Cの作業部会で議論を進めると書いている。
確認の対象に入れるかどうかを決める目安
優先度は次のように決められる。
実務のヒント
優先度の高い順に、広告の配信サービス、成果の測定ツール、複数のドメインにまたがる埋め込みを確認する。この3つは、5つのAPIの説明に出てくる場面(広告の配信・成果の測定・関連サイトの間での状態の共有)と重なる。
自社のサイトの状態を、まとめて見るためのツール
手順1の前に、公開ページの基本情報を一覧で見たいときは、当サイトの無料ツール🔧 WEBサイト総合分析・レポートツールが使える。タグの入れ替えのあとに、ページの見え方が変わっていないかを、画像で比べたいときは、🔧 WEBサイトのスクリーンショットをまとめて撮るツールが手がかりになる。どちらも、これらのAPIの有無を判定するツールではない。
注意
広告やクッキーに関わるAPIの扱いは、提供元との契約や、利用者への説明(プライバシーポリシーなど)にも関わる。提供元からの返事が、自社の同意の取り方や、記載内容に影響する場合は、法務や個人情報の担当者に相談する。
ほかの広告に関わるCookieの確認は、当サイトのChatGPTの広告cookie「__obi」は「analytics」に分類されていた ── 自社サイトに広告タグを入れる前に確認する13項目(2026年9月時点)で扱い、Chromeの試験的な広告指標は、Chromeの試験的な広告指標は4つあり、良好・不良の基準は無い ── 自社ページの広告の数・密度・重さを確認する13項目(2026年10月時点)で扱った。この記事は、それらの内容を繰り返さない。
07 当サイトで確かめたこと
当サイトのホームページが読み込む、外部のコード
2026年10月4日に、当サイトのホームページのソースを取得し、コメントの中を除いて、読み込まれているスクリプトを調べた。スクリプトは16本あり、当サイト自身のものが12本、外部のものが4本(外部の配布元から読み込む部品3本と、Googleのタグ1本)だった。外部のうち、アクセス解析に使っているのは、Googleのタグ1本である。
5つのAPIの名前を、ページと各スクリプトで探した
ホームページのHTML(コメントを除く)、ページに直接書かれたスクリプト9本、読み込まれたスクリプト16本(16本とも取得できた)の中で、joinAdInterestGroup、runAdAuction、sharedStorage、requestStorageAccessForを、大文字と小文字を区別せずに探した。どの語も0件だった。
Googleのタグの中に、関連する名前が見つかった
一方で、Googleのタグのファイルの中からは、広告の成果の測定に関わる名前が見つかった。当サイトが書いたものではなく、Googleが配布しているファイルの中身である。見つかったのは、attributionsrcが2件、attribution-reportingが2件、browsingTopicsが3件である(大文字と小文字を区別せずに数え、2回取得して、どちらも同じ件数だった)。Attribution-Reporting-Eligibleという通信の見出しを付けて取得する処理、ブラウザがその機能を許可しているかを調べる処理、画像の取得にAttribution Reportingの対象である印を付ける処理が、ファイルの中に含まれていた。browsingTopicsは、通信の設定を受け渡す処理の中にある。
この結果から言えることと、言えないこと
言えるのは、自社が書いていないコードの中に、広告の成果の測定に関わる名前が含まれていることである。言えないのは、当サイトの設定で、そのコードが実際に呼ばれているかどうかである。名前がファイルの中にあることと、そのコードが動いていることは、別である。当サイトで確かめたのは、アクセス解析のタグだけを入れた状態で、ファイルの中身までである。提供元のコードの中にある、という事実は、手順3の問い合わせが必要になる理由を示している。
08 このテーマの、これまで
廃止の予定をめぐる、日付つきの記録
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年10月17日 | Privacy Sandboxの公式サイトが、Attribution Reporting・Protected Audience・Related Website Sets(requestStorageAccessForを含む)・Shared Storageを含む技術の終了を発表した |
| 2025年11月5日 | ChromeStatusに、Protected Audienceの廃止の項目が作られた(項目の作成日の記載より) |
| 2026年8月14日 | Privacy Sandboxのステータスのページの最終更新日 |
| 2026年9月8日 | Chrome 153が安定版になった。リリースノートの「廃止と削除」の節に、5つのAPIが「予定」として載った |
| 2026年10月4日 | この記事のために、リリースノートとChromeStatusを開き、当サイトのホームページを確かめた |
5つのAPIが実際に削除される日は、この表のどの行にも含まれていない。確かめた範囲の公式文書に書かれていないためである。
当サイトの、関連する過去の記事
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- AIに表示された回数を知っているか — GSC・GA4・Bing、3ツール立体計測の正直な現在地 — 複数のツールで、数字を立体的に測る話。
- あなたが見ている数字は、もう正しくない — AI時代にWEBディレクターが本当に追うべき5つの指標 — 追うべき数字を、見直した話。
- その数字、本当に"今日"の数字か — WEB運営で見落とされる"期間"の罠 — 数字の「期間」をそろえる話。
現在の貴方のIPアドレス
このサイトで書いている人
WEBサイト