指名検索で出る「サイトリンク」は操作できるのか? Googleの公式見解と、間接的にできること
指名検索で出る「サイトリンク」は操作できるのか? Googleの公式見解と、間接的にできること
01 何が起きたか / いま最新版は何か
「サイトリンク」とは何か
サイト名やブランド名で検索したとき、検索結果のいちばん上に自社サイトが表示され、そのすぐ下に複数の内部ページへのリンクがまとまって並ぶことがあります。これがサイトリンクです。Google の公式定義は「同一ドメインからのリンクが、1つのテキスト検索結果の下にまとめて表示されるもの」というシンプルなものです。会社概要・お問い合わせ・サービス一覧といったページが自動で選ばれ、ユーザーが目的のページへ最短で到達できるようにする仕組みです。
公式ドキュメントが明言していること
この記事のいちばんの結論を先に書きます。「うちのサイトリンクをこの4つのページにしてほしい」「この順番で並べたい」という要望を、Google に直接伝える手段は現時点では存在しません。Google Search Central の公式ドキュメント「サイトリンク」(2025年12月10日更新)には、次のように明記されています。
出典
「At the moment, sitelinks are automated. We're always working to improve our sitelinks algorithms, and we may incorporate site owner input in the future.」(現時点でサイトリンクは自動化されている。私たちは常にサイトリンクのアルゴリズムを改善しようとしており、将来的にはサイト運営者からの入力を取り入れる可能性がある)
この一文には2つの情報が入っています。ひとつは「現時点では自動、かつサイト運営者は直接関与できない」という事実。もうひとつは「将来的には運営者の入力を取り入れる可能性がある」という含みです。この記事の執筆時点で、この一文以上に具体的な予定やロードマップは公開されていません。「将来こうなる」という約束ではなく、あくまで可能性としての言及にとどまっている点は正直に押さえておく必要があります。
それでも表示・非表示は変わる、という別の事実
「運営者が指定できない」ことと、「運営者の行動がサイトリンクの表示に一切影響しない」ことはイコールではありません。同じドキュメントには「ユーザーに役立つと判断したときだけサイトリンクを表示する」「サイト構造からアルゴリズムが良いサイトリンクを見つけられない場合や、そのクエリに対して関連性が低いと判断した場合は表示しない」とも書かれています。つまり、直接指定はできなくても、サイトの作り方そのものが判定材料になっているということです。この関係を整理するのが、この記事の後半(04章・06章)の役割です。なお、検索結果の見た目に関わる仕組みは他にもいくつか存在し、その中には運営者が直接指定できるものも混在しています。両者を同じものとして扱ってしまうと「対策したのに変わらない」という誤解につながりやすいため、03章で用語を整理してから読み進めることをおすすめします。
02 なぜ、サイトリンクは自動化のみなのか
「良いサイトリンク」の判断はアルゴリズム任せ
公式ドキュメントは「Our systems analyze the link structure of your site to find shortcuts that will save users time」(私たちのシステムは、ユーザーの時間を節約するショートカットを見つけるために、サイトのリンク構造を分析する)と説明しています。つまりサイトリンクは、クエリごとに毎回その場で計算されるものではなく、サイト全体のリンク構造を継続的に分析した結果として生成されます。トップページから見て重要度が高く、内部リンクで繰り返し参照され、明確なタイトルを持つページほど、サイトリンクの候補になりやすいと読み取れます。
クエリとの関連性でも判定される
もう一段階、判定は絞り込まれます。同じサイトでも、検索されたクエリの内容によってサイトリンクの構成が変わることがあります。ドキュメントに「we don't think that the sitelinks for your site are relevant for the user's query, we won't show them」とあるとおり、そのクエリに対して有用でないと判断されればサイトリンク自体が表示されません。ブランド名だけの検索と、ブランド名+特定のサービス名を組み合わせた検索とで、表示されるサイトリンクの構成や有無が変わりうるのはこのためです。
表示されなくなる代表的な条件
逆にいえば、以下のような状態のサイトはサイトリンクが表示されにくくなります。内部リンクの構造が薄く、重要ページへの導線がトップページから辿りづらい場合、複数ページのタイトルが同じ・似すぎている場合、そしてそもそも検索結果に表示されるページ自体が少ない(インデックス数が少ない)場合です。この3つは、いずれも公式ドキュメントの表現を裏返して読んだ推測であり、それぞれの条件がどの程度サイトリンクの有無を左右するかという重み付けまでは、公式には示されていません。いずれも「アルゴリズムが良いサイトリンクを見つけられない」状態に該当し、これは間接的な改善余地として06章で扱います。
表示件数・表示順序について、Googleが公式に数字を出しているか
「サイトリンクは何個まで表示されるのか」「どういう順番で並ぶのか」という疑問に対して、正直に書きます。この記事で参照している「サイトリンク」ドキュメントには、表示件数の上限や並び順の判定ロジックを示す具体的な数字は一切記載されていません。「ユーザーに役立つと思われる場合にのみ表示する」という判断基準が書かれているだけで、件数や順序そのものは公式に定量化されていない領域です。
注意
検索すると「サイトリンクは最大6件まで表示される」という説明を見かけることがありますが、これは Google 広告のサイトリンク表示オプション(有料広告の付加機能)の仕様であり、この記事が扱っている無料の検索結果(オーガニック検索)に表示されるサイトリンクとは別の機能です。広告のサイトリンク表示オプションには、デスクトップ最大6件・モバイル最大8件といった仕様が Google 広告側のドキュメントで案内されていますが、これをオーガニック検索のサイトリンクにそのまま当てはめるのは誤りです。両者は名前が似ているだけの別機能だと理解しておく必要があります。
03 この記事で出てくる用語
本文で繰り返し使う4つの用語を、先に整理しておきます。特に「サイトリンク検索ボックス」は現在すでに廃止された機能であり、混同すると古い情報のまま対策してしまう原因になります。
用語
サイトリンク(Sitelinks):この記事の主題。検索結果のタイトルリンクの下に、同一ドメイン内の複数ページへのリンクがまとめて表示される機能。表示するページ・順序・件数のすべてがGoogleのアルゴリズムによって自動決定される。
用語(廃止済み)
サイトリンク検索ボックス(Sitelinks Search Box):検索結果内に、そのサイト自体を検索できる検索窓を表示する機能。専用の構造化データ(WebSiteのSearchAction)を設置することで対応できたが、2024年11月29日にGoogleがドキュメントを削除し、この機能自体が検索結果で使えなくなったことを公表している。08章で詳しく扱う。
用語
WebSiteの構造化データ:サイト名の表示指定などに使う構造化データの型。公式ドキュメントによれば、必須プロパティはnameとurlで、alternateName(表記ゆれの代替名)を任意で追加できる。サイトリンクとは別の仕組みだが、同じ検索結果の見た目を構成する要素として混同されやすい。
用語
canonical(正規URL指定):内容が重複・類似する複数ページのうち、Googleに評価してほしい代表URLを伝えるためのヒント。公式ドキュメントは、これはあくまで「ヒント」であり、Googleが別のURLを選ぶこともあると明記している。サイトリンクを直接操作する手段ではないが、サイト構造を整理する間接的な一手として06章で登場する。
04 かつて操作できた機能と、いま操作できない範囲
🅰 かつて存在した「降格(demote)」機能
「サイトリンクは操作できないのか」という疑問が生まれる背景には、かつては操作できる機能が実在したという経緯があります。2007年10月、Google はウェブマスターツール(現在のSearch Consoleの前身)に、不要なサイトリンクを個別に「降格」できる機能を追加しました。特定のURLをサイトリンクの候補から除外する、という運営者側の直接操作が、実際に9年近く提供されていたのです。
この機能は2016年10月13日に廃止されました。当時の発表を伝えた複数の報道(Search Engine Land、Search Engine Roundtable ほか)によれば、Google は廃止の理由を「アルゴリズムがサイトリンクを見つけ、作成し、表示する精度が大幅に向上したため、仕組みを単純化する」と説明していたとされています。この経緯を踏まえると、「サイトリンクは操作できない」という現状は最初からそうだったのではなく、一度は運営者側の手が離された結果だとわかります。
🅱 現在のドキュメントが触れていないこと
ここは正直に書きます。現行の公式ドキュメントは「自動化されている」「将来的に入力を取り入れる可能性がある」とは述べていますが、降格機能そのものの歴史(2007年開始・2016年廃止)には一切言及していません。08章で詳しく扱う「サイトリンク検索ボックス」の廃止についても同様で、現行の「サイトリンク」ドキュメント単体を読むだけでは、過去にあった機能の存在にはたどり着けません。「公式に明示されていないこと」を「存在しなかったこと」と混同しないよう、この記事では確認できた一次情報とできなかった範囲を分けて書いています。
「将来的に取り入れる可能性」を、どう受け止めるか
「we may incorporate site owner input in the future」という一文は、いつから書かれているのか、いつ実現するのかについて、現行ドキュメント上に手がかりはありません。ここで参考になるのが、まさに04章前半で見た降格機能の歴史です。2016年の降格機能廃止も、事前に大きく予告されていたものではありませんでした。運営者が関与できる仕組みは、増えるときも減るときも、現行ドキュメントの一文が更新されることで初めてわかる、というのがこれまでの実態に近いといえます。この記事でできるのは「今は無い」と正確に書くところまでで、「いつか来る」を期待値として書かないようにしています。
🅲 サイトリンクを削除したい場合の、唯一の公式手順
特定のページをサイトリンクとして表示させたくない場合、現在 Google が案内している方法はひとつだけです。公式ドキュメントの文言は「consider removing the page from your site or using noindex」(そのページをサイトから削除するか、noindexを使うことを検討する)。つまり「表示するページを選ぶ」操作はできませんが、「特定のページを候補から外す」操作は、そのページ自体を検索結果から除外することでのみ可能です。noindexの技術仕様はGoogle公式のrobotsメタタグのドキュメント(2026年3月24日更新)で確認できます。
05 明日 確認できること
ここまでの内容を、実際に自分のサイトで確認できるチェックリストにしました。上から順に、5分以内で終わる単位に分けています。チェックの状態はブラウザに保存され、サーバーには送信されません。
チェックリストの使い方
Search Console にログインできる状態で、公開中のページを手元で開きながら進めてください。「直接操作できない部分の確認」と「間接的に効く部分の確認」の両方を含めています。すべて終える必要はなく、気になった項目から着手して構いません。
- Search Console のプロパティ設定ページを開き、「サイトリンク」という名称の設定項目が存在しないことを自分の目で確認する(🔧 Search Consoleの見方に迷ったらこちらの解説ツールも参考に)
- 自社サイトのトップページの title タグを開き、「明確・簡潔・そのページ固有」という3条件に当てはまっているか確認する
- 主要な下層ページを5本開き、それぞれの title タグがページ内容と一致した固有の文言になっているか確認する
- トップページから主要ページ5本へ、内部リンクで1クリック以内に到達できるか実際にクリックして確認する
- サイト内の主要ページを3つ開き、「こちら」「詳しくは」のような曖昧なアンカーテキストが無いか確認する
- 検索結果に表示させたくないページを3つ選び、noindex が正しく設定されているかソースコードで確認する
- 内容が重複・類似するページがある場合、canonical タグが意図した正規URLを指しているか確認する
- ホームページのソースコードを開き、WebSiteの構造化データ(name と url を含む JSON-LD)が設置されているか確認する(未設置なら🔧 構造化データ自動作成ツールでたたき台を作れる)
- ホームページのソースコードで「SearchAction」という文字列を検索し、廃止済みのサイトリンク検索ボックス用コードが残っていないか確認する
- パンくずリストの構造化データを設置しているか、主要ページ1本のソースコードで確認する
- Search Console のサイトマップレポートを開き、送信済みURL数とインデックス済みURL数の差を数値で書き出す
- 主要ページ3本の meta description を見比べ、内容が重複していないか確認する
06 直接操作の代わりにできること
間接的な打ち手の一覧
04章までで確認したとおり、サイトリンクそのものを直接操作する手段はありません。ただし公式のベストプラクティスとして案内されている項目は、実務としてはっきり手を動かせる形で存在します。以下は公式ドキュメントのベストプラクティスを、実務の単位に分けて整理したものです。
| 打ち手 | 具体的な作業 | 関連する公式情報 |
|---|---|---|
| ページタイトルの改善 | 各ページの title を「明確・簡潔・固有」にする。定型文の繰り返しを避ける | title-link ドキュメント |
| サイト構造の整理 | 論理的な階層を作り、重要ページへ他の関連ページから内部リンクを張る | sitelinks ドキュメント |
| アンカーテキストの改善 | リンク元のテキストを、リンク先の内容と一致した簡潔な表現にする | sitelinks ドキュメント |
| 重複コンテンツの整理 | 内容が重なるページを canonical で正規URLに集約する | canonicalization ドキュメント |
| 不要ページの除外 | 表示させたくないページを noindex にするか削除する | robots meta tag ドキュメント |
サイトリンクと混同されやすい機能
検索結果の見た目を変える機能の中には、サイトリンクと違って運営者が直接指定できるものもあります。代表がパンくずリストの構造化データです。整理すると次のようになります。
| 機能 | 直接指定 | 必要な作業 |
|---|---|---|
| サイトリンク | 不可 | 無し(間接的な打ち手のみ) |
| パンくずリスト | 可 | BreadcrumbList 構造化データの設置 |
| サイト名表示 | 可(1つのみ) | WebSiteの構造化データの設置 |
| サイトリンク検索ボックス | 廃止済み | 2024年11月以降は設置しても効果なし |
この表からわかるのは、「検索結果の見た目に影響する機能」がすべて同じ性質を持つわけではないということです。構造化データを設置すれば直接反映される機能(パンくずリスト・サイト名)と、構造化データを設置しても直接は反映されない機能(サイトリンク)が、同じ検索結果の中に混在しています。この違いを理解せずに「構造化データを入れたのにサイトリンクが変わらない」と感じるケースは、混同から生まれている可能性があります。
サイト構造の整理を、当サイトの分類で見る
「論理的なサイト構造」と言われても、具体的に何をすればいいのか掴みにくいので、当サイト(WEBサイトサポート)自身のナビゲーション構成を例にします。トップページのグローバルナビゲーションは、「このサイトについて」「Web運営ツール」「運営者ブログ」「WEBディレクターの羅針盤」「運営会社」のように、役割ごとに大きなカテゴリーへ分け、それぞれの入口を1つに揃える形になっています。ページを増やすたびにトップページへ直接リンクを足すのではなく、カテゴリーの入口ページ(例えば「Web運営ツール」の一覧ページ)を経由して個別ページへ繋げる構成にすることで、トップページ側のリンク数を増やしすぎずに済みます。これは公式ドキュメントの「論理的なサイト構造を作り、重要なページには他の関連ページからリンクを張る」という表現を、具体的な構成に落とし込んだ一例です。
効果が出るまでの期間について、正直に書けること
「この施策をやれば何日でサイトリンクが変わる」という保証は、公式ドキュメントのどこにも書かれていません。サイトリンクはサイト全体の構造を継続的に分析した結果として生成されるため、ページを1本直しただけで即座に反映されるものではないと考えるのが実務上は妥当です。この記事では確認できない期間の目安を断定せず、「間接的な打ち手を積み重ねる」という方向性の提示にとどめます。ページタイトルを1本直したその日にサイトリンクの構成が変わることもあれば、サイト全体の構造を整理しても表示自体が現れないこともあり得ます。これはアルゴリズムの内部動作が公開されていない以上、外部から反証も証明もできない領域です。
07 当サイトで実際にチェックリストを実行してみた
05章の項目を、自分のサイトに当ててみた結果
05章のチェックリストのうち、外部から確認できる項目を当サイト(WEBサイトサポート)自身に対して実行してみました。トップページの title タグは「WEBサイトサポート」、h1 は「WEBサイトサポート|WEBディレクターを本気で支援する」です。title はブランド名のみで簡潔ですが、h1 側でページの内容を補っている構成でした。
下層ページの title タグは、確認した5本すべてで固有の文言になっていました。「このサイトについて — 運営体制と実績|WEBサイトサポート」「Web運営ツール|無料で使えるSEO・サイト分析・セキュリティチェック|WEBサイトサポート」「WEBディレクターの羅針盤|AI Ron のブログ|WEBサイトサポート」のように、各ページの内容がタイトルから具体的に読み取れる形になっており、「Home」のような曖昧なタイトルは見当たりませんでした。
アンカーテキストとサイト構造の実測
トップページ内のリンクを機械的に走査したところ、「こちら」「詳しくは」「もっと見る」といった曖昧なアンカーテキストは0件でした。ナビゲーションからは「このサイトについて」「Web運営ツール」「運営者ブログ」「運営会社」のように、リンク先の内容が推測できる形のテキストが使われています。また、公開している sitemap.xml には1,460件のURLが登録されており、トップページから主要カテゴリーへのリンクも1クリックで到達できる構成になっていました。sitemap.xml の件数そのものはサイトリンクの判定基準として公式には言及されていませんが、「サイト構造をアルゴリズムが分析する」うえでの土台がどれだけ整備されているかを表す、間接的な目安の一つとして見ています。
ここまでの確認はすべて、公開されているHTMLをブラウザやツールから読み取れる範囲にとどめています。ログイン後の管理画面や、Search Console内部のデータには一切アクセスしていません。05章のチェックリストのうち、自分のサイトで実際に手を動かして確認できるのはこの範囲までであり、それ以上の踏み込んだ分析(例えばクエリ別の表示状況など)は、Search Consoleへログインできる運営者本人にしかできない作業です。
注意
ここで確認できたのは「05章のチェックリストの基準を満たしているかどうか」までです。この結果が実際にサイトリンクの表示にどう影響しているかは、当サイト側から確認する手段がありません。サイトリンクの表示・非表示・構成はGoogle側の判定であり、公式に外部から検証できるAPIやレポートは提供されていないため、この点は正直に「わからない」と書きます。
08 このテーマの、これまで
2007年〜2016年、降格機能が存在した時代
すでに04章で触れたとおり、2007年10月から2016年10月までの約9年間、Google ウェブマスターツール(現Search Console)には特定のURLをサイトリンクの候補から外せる「降格」機能が存在しました。この期間は、サイトリンクが「アルゴリズムによる自動生成」と「運営者による手動の除外」の両方が併存する珍しい状態だったといえます。
2024年11月、サイトリンク検索ボックスが廃止
もうひとつの大きな変化が、サイトリンクとは別の機能である「サイトリンク検索ボックス」で起きています。Google公式のドキュメントには、2024年11月29日にドキュメントが削除され、nositelinkssearchboxルールもアーカイブされたこと、そしてこの機能自体が検索結果で使えなくなったことが明記されています。過去にこの機能向けの構造化データを設置していたサイトがあっても、現在はその設置自体に効果はありません。この事実を知らないまま「サイトリンク検索ボックス用のマークアップを設置すればサイトリンクが強化される」と考えてしまうと、存在しない機能に工数を割くことになります。
何が変わらず、何が変わったか
2016年の降格機能廃止から今日まで、「サイトリンクを直接指定する手段が無い」という基本構造は一貫して変わっていません。変わったのは、その周辺にあった関連機能(サイトリンク検索ボックス)がひとつ消えたことと、サイト名表示やパンくずリストのように別の仕組みで直接指定できる機能が整備されてきたことです。「サイトリンクは操作できるか」という問いへの答えは10年以上前から変わっていませんが、「検索結果の見た目のうち、どこまでが直接指定できる範囲か」という地図は、この間に少しずつ描き直されています。この記事を読んだあとにやるべきことは、サイトリンクという1つの機能を狙って個別に対策することではなく、05章のチェックリストにあるような、サイト全体のタイトル・構造・内部リンクの質を地道に積み上げていくことです。それは同時に、パンくずリストやサイト名表示のように直接指定できる別の機能にも効いてくる、汎用性の高い取り組みでもあります。
出典
降格機能の開始時期・廃止時期・Googleの説明文言は、当時の発表を伝えた複数のSEOメディアの報道(Search Engine Land・Search Engine Roundtable ほか)に基づいています。Google公式ブログの当該記事そのものは、本記事の執筆時点で直接確認できていません。この点は推測ではなく、確認できた情報源の限界として明記します。
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