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WordPress 7.1.4は10月28日に出て、公式は直ちに更新するよう勧めた ── 担当サイトの版を一覧にして更新の期限を決める13項目(2026年10月時点)

目次
  1. 01 何が書いてあるか — WordPress 7.1.4は、複数の領域のセキュリティ修正と、同梱の証明書の更新を入れた、10月28日のリリース
    1. 告知が並べた修正を、6つの領域に分ける
    2. 告知が書いていないこと
    3. 更新の方法と、古い枝への補修
  2. 02 なぜ・背景 — 更新の通知を待つ前に、担当サイトの版を一覧にしておく理由
    1. 6週間弱の間に、7.1系の更新が4回出た
    2. 「自動更新で届く」は、期限の代わりにならない
    3. 古い枝の補修は、期限が読めない
  3. 03 用語 — 出てくる言葉を、先にそろえる
    1. マイナーな版と、メジャーな版
    2. バックポート(補修)
    3. 保存型のXSS
    4. 枝(ブランチ)
    5. 同梱のルート証明書
    6. サイトヘルス
  4. 04 型別 — 版を一覧にして、期限を決める手順
    1. 🅰 適用範囲 — この記事が向いているサイト
    2. 🅱 この記事が確かめていないこと
    3. 🅲 手順1 — 担当サイトを1枚の表に書き出す
    4. 🅲 手順2 — 版を、3か所で見る
    5. 🅲 手順3 — 版ごとに、期限の案を割り当てる
    6. 🅲 手順4 — 更新の後に、確かめる所
  5. 05 明日、担当サイトで確認できることチェックリスト
  6. 06 代替・他の選択肢 — 更新を、誰が、いつ行うか
    1. 3つの運用の形と、期限の決め方
    2. 古い枝のサイトに、できること
    3. プラグインとテーマは、別の話
    4. 同梱の証明書の更新を、どこで確かめるか
  7. 07 当サイトで確かめたこと — 公開ページ8本と、WordPressの入り口を調べた結果
    1. 8ページに、WordPressの痕跡は無かった
    2. 入り口の5か所は、404だった
    3. 当サイトで確かめていないこと
  8. 08 このテーマは、ここまで
    1. 7.1.1と7.1.2の、5日の間隔
    2. 7.1.3の7件の修正
    3. PHPの更新と、WordPressの更新は別
    4. 証明書の件
    5. 担当サイトの一覧づくりと、7.2の予定
    6. 2026年10月29日 — この記事の確認日
  9. 09 この記事のまとめ

01 何が書いてあるか — WordPress 7.1.4は、複数の領域のセキュリティ修正と、同梱の証明書の更新を入れた、10月28日のリリース

引用について

この記事は、WordPress公式のニュースとドキュメントを、2026年10月29日に開いて確かめた内容を書いている。公式の英文を、一字ずつ引き写して「" "」で囲む形では、この記事では使っていない。告知の内容は、記事の筆者が日本語に直した要旨で書く。出典に書かれていない筆者の読みと提案は、「筆者の読み」「筆者の案」と書いて分ける。

2026年10月28日に、WordPress公式のニュースが「WordPress 7.1.4」を告知した。分類はReleasesとSecurityの2つで、書いたのはAaron Jorbinである。告知は、これがセキュリティの修正を含むリリースで、サイトを直ちに更新するよう勧める、という趣旨で始まる。この記事は、修正の技術的な中身の解説よりも、担当しているWordPressのサイトを一覧にして、版ごとに更新の期限を決める手順に絞る。個々の修正が自分のサイトに当たるかどうかは、既存の解説記事(7.1.3を扱った記事)が機能ごとの突き合わせを書いているので、そちらに任せる。

告知が並べた修正を、6つの領域に分ける

告知は、修正を1項目ずつ書き、それぞれの発見者の名前を添えている。筆者が数えると、告知の箇条書きは13本で、セキュリティの修正が12本、同梱の証明書の更新が1本である。Interactivity APIの2本を1つにまとめると、12項目になる。ここでは、機能の近さで6つの領域に分けて読む。

領域告知に書かれた項目(要旨)管理画面の見え方
更新の途中アップグレードの途中の時間帯に、遠隔でコードを実行されるおそれがある弱点更新の処理に関わる
ブロック細工したブロックの記述で保存型のXSS/カテゴリーのブロック/プレイリストと画像のブロック/コメントの前後ページのブロック投稿や固定ページの編集と表示
Interactivity API保存型のXSSが複数、保存型のサービス拒否が1つブロックを使う画面の裏側の仕組み
カスタマイザー部分的な再描画で保存型のXSS/未公開の変更セットを、ログインしていない人が見つけられる外観のカスタマイズの画面
ユーザー細工したユーザー名で保存型のXSS/個人データの削除リクエストを作る経路で保存型のXSSユーザーの登録と、プライバシーの画面
投稿メモ投稿を編集する権限を持たない特権ユーザーが、その投稿のメモを読める投稿に付けるメモの機能

表に出ていない13本目が、同梱のルート証明書の更新である。告知は、eMudhraの失効を受けて更新した、と書く。これは脆弱性の修正ではなく、証明書の一覧の入れ替えである。05章でも06章でも、別の扱いにする。

告知が書いていないこと

告知に書かれていなかったことを、先に並べておく。この記事が出す期限の案は、この「書かれていない部分」を埋めるものではなく、書かれていないまま決める手順だからである。

  • 各項目の影響を受ける版の範囲は、筆者が読んだ範囲の本文には書かれていなかった。
  • 各項目の共通の識別番号(CVE番号)は、読んだ範囲の本文には書かれていなかった。この記事も番号を書かない。
  • 実際に悪用された例があるかどうかは、告知には書かれていなかった。
  • どの項目が、どの条件(ログインの有無、権限の種類)で起きるかの詳細は、項目ごとの短い説明にとどまる。

攻撃の手順は、この記事では書かない。読者が持ち帰るのは、更新の期限と、確認の順番である。

更新の方法と、古い枝への補修

告知は、更新の方法を2つ挙げる。WordPress.orgからダウンロードする方法と、管理画面の「更新」から「今すぐ更新」を押す方法である。バックグラウンドの自動更新が有効なサイトは、自動で更新されると書く。

もう1つ、古い枝の扱いについて書く。修正は、セキュリティ修正の対象になっているすべての枝へ、好意として補修(バックポート)される。告知の時点で、対象は4.7の枝までだとする。そのうえで、積極的に支えているのは最新の版だけだと書き、補修は、用意ができたものから順に配られていく、と続ける。告知の時点では、この補修は進行中と書かれていた。2026年10月29日に公式のリリース一覧を開くと、7.0.8から4.7.39まで、各枝に10月28日付の版が並んでいた。各枝の版に、どの修正が入っているかは、変更履歴で確かめる必要がある。最後に、WordPress 7.2のBeta 3も、該当する修正を含んで出ている、と書く。次の大きな版7.2は、12月8日に出る予定とのことである。

02 なぜ・背景 — 更新の通知を待つ前に、担当サイトの版を一覧にしておく理由

6週間弱の間に、7.1系の更新が4回出た

当サイトの過去の記事が記録した日付と、今回の告知を並べると、7.1系の更新は、9月17日から10月28日までの41日間に4回出ている。

  • 2026年9月17日 — 7.1.1(当サイトの過去記事の記録)
  • 2026年9月22日 — 7.1.2(当サイトの過去記事の記録)
  • 2026年10月6日 — 7.1.3、セキュリティの修正7件(WordPress公式ニュース)
  • 2026年10月28日 — 7.1.4、セキュリティの修正と、証明書の更新(WordPress公式ニュース)
  • 2026年12月8日 — 7.2の予定(7.1.4の告知)

7.1.3と7.1.4は、22日の間隔である。1か所のサイトなら、通知が来たときに更新すれば済む。10か所、20か所のサイトを預かる人は、通知が来る前に、どのサイトがどの版にいるかを知っていないと、期限を決められない。

「自動更新で届く」は、期限の代わりにならない

公式の文書(Upgrading WordPress)は、背景の自動更新が、初期の状態で、マイナーな版(保守とセキュリティ)に対して動く(5.6以降の新規インストールは、メジャーな版も自動)、と書く。一方で、自動更新を止める手段が、設定にいくつも用意されていることも、同じ文書が書く。設定ファイルの定数で全体を止める方法、コアの自動更新の範囲を絞る方法、フィルターで止める方法である。さらに、1クリックの更新が失敗する場合は、おそらくファイルを書き換える権限の問題だ、と公式は書く。

筆者の読みでは、これは「自動更新に任せているサイトでも、止まっていないことを、版の数字で見に行く日が要る」という意味になる。止まっているサイトは、告知が出ても、静かに古い版のまま残る。

古い枝の補修は、期限が読めない

7.1.4の告知が書く補修は、好意として、用意ができたものから順に配られる、と告知の時点では進行中だった。翌日の公式のリリース一覧には、各枝の10月28日付の版が並んでいる。ただし、各枝の版にどの修正が入っているかは、変更履歴で確かめる必要がある。公式のセキュリティのページも、積極的に支えているのは最新の版だけで、古い版への補修は、重大な修正が自動更新で届くようにするための好意だ、という趣旨で書く。したがって、古い枝のサイトでは、自分の枝に10月28日付の版が出ているかを、一覧で先に確かめる。出ていれば、その版の変更履歴を見て、更新の日を決める。出ていなければ、日付つきで見に行く形にする。

実務のヒント

古い枝のサイトの行には、「補修待ち」と書くだけでなく、見に行く日付を書く。見に行く日付のない「待ち」は、そのまま放置になる。

03 用語 — 出てくる言葉を、先にそろえる

マイナーな版と、メジャーな版

用語

マイナーな版は、7.1.3から7.1.4のように、末尾の数字が上がる更新で、保守とセキュリティの修正が中心である。メジャーな版は、7.1から7.2のように、機能を足す更新である。公式の文書は、保守とセキュリティのマイナーな更新は、初期の状態で自動で入ると書き、メジャーな版は、新しく入れたサイトと、設定で許したサイトに限る、という書き方をしている。

バックポート(補修)

バックポートは、最新の版で直した修正を、古い版にも当てて配ることである。7.1.4の告知では、4.7の枝まで対象になりうる、と書く。ただし、告知は、積極的に支えているのは最新の版だけで、補修は好意であり、順に配られている、とも書く。

保存型のXSS

用語

XSS(クロスサイトスクリプティング)は、ページに、作り手が意図していないスクリプトが入り込む弱点である。保存型は、入り込んだ内容がサイトのデータとして保存され、そのページを開いた人の画面で動く形をいう。告知は、ブロック、カテゴリー、プレイリスト、画像、ユーザー名、コメントの前後ページなど、複数の場所の保存型XSSを挙げる。

枝(ブランチ)

枝は、7.1系、7.0系、6.9系のように、同じ前の数字を持つ版のまとまりである。この記事で「古い枝」と書くのは、最新の7.1系より前の枝のサイトを指す。

同梱のルート証明書

WordPressは、外のサーバーとつなぐときに、どの認証局を信頼するかの一覧を持っている、と筆者は考えている。この一覧が、WordPress本体と一緒に配られているものを、この記事では同梱のルート証明書と呼ぶ。告知は、eMudhraの失効を受けて更新した、とだけ書く。どの証明書を入れ替えたかは、読んだ範囲の本文には書かれていなかった。

サイトヘルス

管理画面の「ツール」にある、サイトの状態の診断の画面である。公式の文書(Site Health screen)によれば、「ステータス」と「情報」の2つの画面があり、「情報」には、WordPressの版、有効なプラグインとテーマの数、サーバーの設定などが並ぶ。この画面は、情報を見る場所で、設定を変える場所ではない、と文書は書く。

04 型別 — 版を一覧にして、期限を決める手順

🅰 適用範囲 — この記事が向いているサイト

この記事は、WordPressで動いている、1つ以上のサイトを担当している人向けである。自分のサイトがWordPressかどうか分からない人は、05章の最初の項目で、まず確かめる。当サイトはWordPressではないので、7.1.4の修正は当てはまらない(07章)。

🅱 この記事が確かめていないこと

  • 7.1.4の各項目の、影響を受ける版の範囲(告知の本文に見当たらなかった)
  • 各枝の版に、どの修正が入っているか(変更履歴を、この記事では確かめていない)
  • 同梱のルート証明書の中身と、どの証明書が入れ替わったか
  • プラグインとテーマ側の更新の有無(告知はコアの話)
  • 日本の事業者(ホスティング・制作会社)ごとの、自動更新の運用の違い
WordPress 7.1.4の告知に並ぶ修正を、更新の途中、ブロック、Interactivity API、カスタマイザー、ユーザー、投稿メモの6つの領域に分け、別に同梱のルート証明書の更新があると書いた図
7.1.4の告知にある項目の分け方。分け方は記事の筆者の整理で、公式の分類ではない

🅲 手順1 — 担当サイトを1枚の表に書き出す

表の列は、サイト名、アドレス、版、枝、自動更新、補修の待ち、バックアップの最終日、期限日、の8つで足りる。表は、紙でも表計算でもよい。大事なのは、版の列を、記憶ではなく、管理画面で開いた数字で埋めることである。

🅲 手順2 — 版を、3か所で見る

版を見る場所は、3つある。管理画面の「更新」の画面は、いちばん確かである。ダッシュボードの「更新」を開くと、いまの版と、更新できる版が出る。サイトヘルスの「情報」は、同じ版に加えて、有効なプラグインとテーマ、ユーザーの登録の可否まで、1画面に出る。管理画面に入れないサイトでは、公開ページのソースに、生成元の表示(generatorのmeta)が出ていることがある。ただし、これは版を隠す設定で消せるので、「出ていない」ことは、版が新しい証拠にならない。

注意

公開ページから版が見えることと、更新が済んでいることは、別の話である。版の表示を隠していても、古い版のまま動いているサイトは、古い版のままである。版を隠す設定は、更新の代わりにならない。

🅲 手順3 — 版ごとに、期限の案を割り当てる

更新の期限は、公式の文書に基準があるわけではない。次の表は、筆者の案である。公式の告知が「直ちに」と勧めたことを出発点に、サイトの状態ごとに、確かめる日を割り当てた。日数は、サイトの運用に合わせて書き換えてよい。

サイトの状態期限の案(告知の日から数える)その日にやること
7.1系で、自動更新が動いている翌営業日版が7.1.4になったかを、更新の画面で確かめる
7.1系で、自動更新が止まっている、または分からない3営業日バックアップを取り、手動で更新する。止まっている原因も聞く
7.1系の前の枝で、補修が届いている3営業日届いた版に更新する。7.1系への移行日も決める
古い枝で、自分の枝の版がまだ出ていない1週間ごとに見る自分の枝に10月28日付の版が出ているかを、公式のリリース一覧で先に確かめ、日付つきで書く。出ないまま続くなら、移行の日を決める
誰でも登録できるサイト上の期限を、1段早めるユーザー名に関わる項目があるので、先に版を確かめる

最後の行は、筆者の判断である。告知は、細工したユーザー名で保存型のXSSが起きる項目を挙げている。ユーザーの登録を受け付けるサイトは、ユーザー名を、外の人が決められる。そのため、先に確かめるのが無難だ、というのが筆者の読みである。告知が、登録を受け付けるサイトを優先せよと書いているわけではない。

更新の期限を決める流れを、サイトのWordPressの版を見る、自動更新が動いているかを見る、7.1系か古い枝かを見る、の3つの問いから、翌営業日、3営業日、1週間ごとに見る、の3つの期限に分けて書いた図
期限を決める流れ。分け方と日数は記事の筆者の案で、公式の基準ではない

🅲 手順4 — 更新の後に、確かめる所

更新の後に確かめることは、4つある。1つ目は、管理画面の「更新」の画面で、版が7.1.4になっていること。2つ目は、公開ページを、あらかじめ決めた3ページ(トップ、ログイン画面、問い合わせのフォーム)で開き、表示が崩れていないこと。3つ目は、外のサービスとつないでいる機能(メールの送信、決済、地図)が、つながること。4つ目は、サイトヘルスのステータスで、更新前になかった「重要な問題」が増えていないことである。

公式のドキュメント(Updating WordPress)は、更新の前に、バックアップを取っておくとよい、と書く。更新のあとに問題が起きたら、バックアップから戻し、前の版のファイルに置き換えることもできる、とも書く。

05 明日、担当サイトで確認できることチェックリスト

以下は、担当しているWordPressのサイトを一覧にして、7.1.4に向けた更新の期限を決めるための13項目である。1〜5番目は版の一覧づくり、6〜9番目は自動更新と古い枝の確認、10〜11番目は、サイトの条件と、証明書の更新に関わる部品の確認、12〜13番目は、更新の後に確かめる所と、期限の記入である。1項目は5分以内でできる。チェックの状態は、お使いのブラウザに保存され、サーバーには送られない。

  • 担当しているサイトを、メモ帳か表計算に1行ずつ書き出し、サイト名、アドレス、管理者の連絡先を書く。WordPressかどうか分からないサイトの行には「不明」と書く
  • 1つ目のサイトの管理画面で、ダッシュボードの「更新」を開き、表示されているWordPressの版の数字を、表の「版」の列に書き写す(残りのサイトも同じ方法で書き写す)
  • 公式ニュースのWordPress 7.1.4の告知を開き、公開日が2026年10月28日であることを確かめ、表の上に「最新は7.1.4(2026年10月28日)」と1行書く
  • 表の各行の版を見て、「7.1系」「7.1系より前」「不明」のどれかを、「枝」の列に書き分ける
  • 「7.1系」の行のうち、版が7.1.4でない行に印を付け、印を付けた行の数を、表の上に書く
  • 各サイトのサイトヘルスの「ステータス」を開き、バックグラウンドの更新が期待どおりに動いていない旨の項目が「重要な問題」に出ているかを、「有」か「無」で書く
  • 各サイトのコアの自動更新が、有効か、無効か、分からないかを、管理画面の更新の画面か、管理会社への1通のメールで確かめ、表の「自動更新」の列に書く
  • 設定ファイルで自動更新を止めていないかを、管理会社に1通のメールで聞く(公式の文書にある、AUTOMATIC_UPDATER_DISABLEDとWP_AUTO_UPDATE_COREの2つの名前を、メールに書いておく)
  • 「7.1系より前」の行のサイトの更新の画面を開き、10月28日以降に、補修の版が届いているかを見て、「届いた」か「待ち」を、確かめた日付と一緒に書く
  • 各サイトのサイトヘルスの「情報」の「WordPress」を開き、「Can anyone register on this site?」の行に相当する、誰でも登録できるかの欄を、「はい」か「いいえ」で書き、「はい」の行に印を付ける
  • 各サイトで、外のサービスとつないでいるプラグインや機能(メール送信、決済、地図、予約)の本数を数えて書き、更新の後に1本ずつ、つながるかを見る予定を、表の備考に1行書く
  • 各サイトの、更新の前のバックアップの最終日を、バックアップの画面で確かめ、データベースとファイルの両方が入っているかを、「両方」「片方」「不明」で書く
  • 更新の後に開く3ページ(トップ、ログイン画面、問い合わせのフォーム)を、サイトごとに決めて、表の備考に書き、更新の期限の案の表に従って、各行の「期限日」の列に日付を書く

実務のヒント

2番目と3番目を並べると、最新の版との差が、1画面で見える。差のある行が、そのまま、更新の期限を決める行になる。5分で終わらない項目があるときは、その行に「未確認」と書いて、次の項目に進む。

06 代替・他の選択肢 — 更新を、誰が、いつ行うか

3つの運用の形と、期限の決め方

更新の運用は、おおむね3つの形に分かれる。どれも、公式の文書が書く、自動更新の仕組みの上にある。ただし、どの形が良いかは、サイトの数と、止められる時間によって変わる。

形向いているサイト期限の決め方弱いところ
自動更新に任せる小さなサイトで、更新の失敗が少ないもの翌営業日に、版を見に行く止まっていても気づきにくい
自分が手動で行う表示の確認が必要な、止められないサイト告知から3営業日の中に更新する担当者が不在の日に遅れる
事業者に任せる管理を契約で委ねているサイト事業者が更新した日を、書面で受け取る事業者の運用が見えない

「事業者に任せる」場合は、更新した日の連絡を、契約の中で受け取る形にする。連絡がないことを、更新が済んだことと読んではいけない。

WordPressの更新が届く3つの道を、自動更新、手動の更新、事業者による更新の3つに分け、それぞれの下に、確かめる場所を、更新の画面、更新を押した日の記録、事業者からの連絡と書いた図
更新が届く3つの道と、確かめる場所。分け方は記事の筆者の整理

古い枝のサイトに、できること

古い枝のサイトには、選べる道が3つある。最新の7.1系へ更新する。移行の前に、試験用の環境で、使っているプラグインとテーマが動くかを確かめる。自分の枝に10月28日付の版が出ていれば、その変更履歴を見て、更新の日を決める。出ていなければ、1週間ごとに見に行く日を決める。管理会社や制作会社に、補修と移行の予定を聞く。聞いた日と答えを、表に書く。どの道でも、公式のセキュリティのページが書くとおり、積極的に支えているのは最新の版だけである。古い枝を使い続けるなら、それは「補修の好意に頼る運用」だと、担当者の間で共有しておく。

プラグインとテーマは、別の話

7.1.4の告知は、WordPress本体(コア)の話である。公式の文書は、プラグインとテーマの自動更新は、初期の状態では、特別な場合に限って動き、WordPress.orgのAPIの応答で印が付いたものが対象になる、という趣旨で書く。そのうえで、管理画面の設定の画面については、読んだ範囲の文書では触れていなかった。担当サイトのプラグインとテーマの自動更新は、コアとは別に、サイトヘルスの「情報」で、1本ずつ確かめる。

同梱の証明書の更新を、どこで確かめるか

証明書の更新は、コアの更新に入っている。したがって、7.1.4に更新したサイトには入り、更新していないサイトには入らない。ただし、サーバーの側にも、証明書の一覧がある。ブラウザの外から外のサービスにつなぐ通信は、WordPressの一覧と、サーバーの一覧の、どちらを使うかが、つなぎ方によって変わりうる。これは、既存の記事(eMudhraの記事)で、サーバー側の確かめ方を書いた。ここでは、WordPressの側は、コアの更新で入ることだけを押さえる。

07 当サイトで確かめたこと — 公開ページ8本と、WordPressの入り口を調べた結果

2026年10月29日の朝に、当サイトの公開ページ8本と、WordPressの管理画面などの入り口を、外から調べた。当サイトは、WordPressを使っていない。したがって、7.1.4の修正は当てはまらない。それでも調べたのは、WordPressと見間違えられる痕跡が、外から見えるかどうかを、版の話の確認として手元の記録に残すためである。

8ページに、WordPressの痕跡は無かった

開いたのは、トップページ、AI Ronのブログの一覧と記事1本、解説記事の一覧と記事1本、無料ツールの一覧、運営者ブログの一覧、お問い合わせの画面である。結果は次のとおりだった。

  • 8ページすべてが、HTTPの状態200で開いた。
  • HTMLの中に、「wp-content」と「wp-includes」の文字は、0件だった。
  • 生成元を示すmetaタグ(generator)は、0件だった。
  • 「wordpress」の文字は、トップページや一覧に数件あった。当サイトが書いたWordPressの記事の題名やリンクの文字である。

入り口の5か所は、404だった

WordPressが標準で持つ入り口の5か所(ログイン画面、管理画面、readme、JSONの入り口、XML-RPC)に、外から1回ずつアクセスした。5か所とも、HTTPの状態404が返った。また、トップページの応答ヘッダーに、PHPの版を示すX-Powered-Byの行は、出ていなかった。

当サイトで確かめていないこと

  • 8ページ以外の、公開ページ(全ページは調べていない)
  • ログインしたあとの画面(開いていない)
  • 当サイトとは別の場所に置かれた、WordPressのサイトがあるか(このサイトの範囲では調べていない)

この結果が言えるのは、当サイトの外から見える範囲に、WordPressの痕跡が無かった、ということまでである。「WordPressを使っていないので安全だ」とは、言えない。版の数字が見えなくても、更新の確認は、サイトの種類ごとに別に要る。

08 このテーマは、ここまで

WordPressの更新の話は、これまでにも書いてきた。7.1系の記録を、日付の順に挙げる。

7.1.1と7.1.2の、5日の間隔

WordPressは5日の間に、セキュリティ更新が2回出た ── 担当サイトの版・自動更新・バックアップを一覧で確かめる13項目(2026年10月時点)は、9月17日と22日の2回の更新を扱い、担当サイトの版、自動更新、バックアップを一覧にする表を書いた。この記事の手順1は、その表に、期限日の列を足した形である。

7.1.3の7件の修正

WordPress 7.1.3の7件の修正は、それぞれ別の機能に当たる ── 自社のWordPressで使っている機能と突き合わせて確かめる13項目(2026年10月時点)は、10月6日の7件の修正を、機能の名前で突き合わせた。7.1.4の個々の修正が、自社のサイトで使っている機能に当たるかどうかは、同じ読み方で確かめられる。

PHPの更新と、WordPressの更新は別

WordPressの更新は要らないが、PHPの更新は要る。公式の記事が書いたこと ── サイトヘルスで版を見て、事業者に確かめる13項目(2026年10月時点)は、WordPressの更新と、PHPの更新が別の話であることを書いた。7.1.4に更新しても、サーバーのPHPの更新は、それとは別に要る。PHPの更新を確かめる場合に、版の表示だけで済ませてはいけない理由は、PHPの修正を入れても、版の番号も「作った日」も入れ替える前と同じ文字だった ── 修正が入ったかを値で確かめる4つの方法と、3本目の知らせ(CVE-2026-115560)を当サイトで確かめた記録で書いた。

証明書の件

eMudhraの中間証明書の件は、認証局eMudhraの中間証明書8枚の秘密鍵が漏れた。テスト用サイトによればブラウザは遮断済みで、残るのはブラウザの外の通信 ── 自社と担当サイトの信頼の経路を確かめる13項目(2026年10月時点)と、認証局の中間証明書8枚の秘密鍵が漏れた週、当サイトのサーバーの中からつなぐ通信は、漏れた証明書を通していた ── AIの知らせを自分で測り直して、塞いだ記録で書いた。今回の7.1.4が、同梱の証明書を更新したことは、この件が、サーバーだけでなく、CMSの更新にも波及した例である。

担当サイトの一覧づくりと、7.2の予定

PHPの台帳の作り方は、PHPの修正版が出た日に「どのサイトが当たるか」を数分で答えるには、担当サイトの一覧が要る ── 台帳の8列を埋めて確かめる13項目(2026年10月時点)で書いた。WordPress 7.2の日程は、WordPress 7.2は12月8日に出る予定で、ベータは10月20日に始まる ── 日程の各日付に試験環境でやることを割り当てる13項目(2026年10月時点)で扱った。7.1.4の告知は、7.2の予定が12月8日のままであることを、確かめる材料になる。

2026年10月29日 — この記事の確認日

この記事の内容は、2026年10月29日に、WordPress公式のニュース2本、ドキュメント4本、リリースの一覧ページ2本、Cloudflareのブログ1本、Mozillaのバグ票1本を開いて確かめた時点のものである。各枝の版の変更履歴や、告知の追記があったときは、日付つきで追記する。

WordPress 7.1.4は2026年10月28日に出た、セキュリティ修正と同梱の証明書の更新を含むリリースである。担当サイトの版を一覧にし、自動更新の状態と古い枝の補修の有無から、更新の期限を決める手順を、13項目のチェックリストで書く。
2025/05/31
THU
00:00:00

ブラウザ・OS 最新バージョン

毎日更新:2026-10-29 調査更新済
  • Android(stable) 未取得
  • Chrome Android(stable) 157.0.8103.14
  • Chrome iOS(stable) 157.0.8103.24
  • Chrome(beta) 157.0.8103.15
  • Chrome(dev) 158.0.8117.2
  • Chrome(stable) 157.0.8103.15
  • Edge(stable) 156.0.4314.42
  • Firefox(stable) 159.0
  • Opera(stable) 137.0.6036.63
  • Safari iOS(stable) 未取得
  • Safari(stable) 未取得
  • iOS(stable) 未取得

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このサイトで書いている人

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池田 南美夫
もうすぐ●●歳。ずっーと現役SE。日本にインターネットが上陸してから、ずっーと携わる。 ほんとは超アナログ人間のギター弾き、バンドマン。でも音楽活動とSE、案外似てる。