トップページ > WordPress 7.2は12月8日に出る予定で、ベータは10月20日に始まる ── 日程の各日付に試験環境でやることを割り当てる13項目(2026年10月時点)

WordPress 7.2は12月8日に出る予定で、ベータは10月20日に始まる ── 日程の各日付に試験環境でやることを割り当てる13項目(2026年10月時点)

目次
  1. 01 何が起きたか — WordPress 7.2は12月8日に出る予定で、日程の案が10月6日に公表された
    1. 2026年10月6日に公表された日程
    2. 日程は「案」で、直前に変わりうる
    3. 9つの日付を、日本時間に直す
  2. 02 なぜ・背景 — 7.1の修正版の続きに、次の大きな版が来る
    1. 7.1のあとに出た、3回の修正版
    2. 大きな版の周期は、およそ4か月とされている
    3. ベータとリリース候補は、何が止まる段階か
    4. 年末は、更新の日取りが自由にならない
  3. 03 用語 — 読み違えやすい言葉を先にそろえる
    1. ベータとリリース候補(RC)
    2. UTCと日本時間
    3. 予行演習と、コードの凍結
    4. 大きな版(メジャー)と修正版(マイナー)
  4. 04 型別 — 9つの日付に、試験環境でやることを割り当てる
    1. 🅰 適用範囲 — WordPressで動いているサイトが対象
    2. 🅱 この記事が確かめていないこと
    3. 🅲 手順1 — 日程を自分の暦に移す
    4. 🅲 手順2 — 今の版と環境を書き出す
    5. 🅲 手順3 — バックアップを取り、実際に戻してみる
    6. 🅲 手順4 — ベータを試験環境で試す
    7. 🅲 手順5 — リリース候補で確かめ、公開の後に上げる日を決める
  5. 05 自分のサイトで確認するチェックリスト
  6. 06 代替・他の選択肢 — 試験環境が無いときと、自動更新に任せるとき
    1. 試験環境を持てないとき
    2. 自動更新に任せるとき
    3. 7.2を見送り、7.1の系列にとどまるとき
    4. プラグインの自動更新は、別の設定
    5. 画面の見た目を更新の前後で比べる、当サイトの無料ツール
  7. 07 当サイトで確かめたこと
    1. 当サイトは、WordPressではない
    2. 日程の投稿の中身を、数えた
    3. この結果から言えることと、言えないこと
  8. 08 このテーマの、これまで
    1. 大きな版の間隔
    2. 7.1の系列の、日付つきの記録
    3. 当サイトの、関連する過去の記事
  9. 09 この記事のまとめ

01 何が起きたか — WordPress 7.2は12月8日に出る予定で、日程の案が10月6日に公表された

2026年10月6日に公表された日程

WordPressの開発ブログ(Make WordPress Core)に、2026年10月6日付で「WordPress 7.2 Release Party Schedule」(訳: WordPress 7.2のリリースパーティーの日程)が載った。2026年10月9日に本文を開いて確かめた。投稿の最初の文は、次のとおりである。

"WordPress 7.2 is scheduled for release on December 8, 2026!"

(訳: WordPress 7.2は、2026年12月8日に公開される予定である。)

リリースパーティーは、公式の投稿によると、Slackの#coreチャンネルで開かれる集まりで、公開の前の最後の数週間に、試験に参加して手伝う場である。この記事は、その集まりの話ではなく、表に並んだ9つの日付を、自社のサイトの作業に割り当てることを扱う。

日程は「案」で、直前に変わりうる

投稿は、日程の表を「proposed calendar」(訳: 案の日程)と呼んでいる。変更の可能性についても、次のように書いている。

"As always, there may be last-minute adjustments."

(訳: いつものとおり、直前の調整があるかもしれない。)

変更があった場合の知らせ方も、書かれている。

"The release squad will do its best to communicate any changes promptly by publishing a post on the change, and updating this post as the canonical reference."

(訳: リリースの担当チームは、変更を速やかに知らせるために最善を尽くす。変更についての投稿を出し、この投稿を正本として更新する。)

つまり、日付は決まった約束ではなく、この投稿が更新されるかを、自分で見に行く必要がある。見に行く日は、05章の項目に入れた。

9つの日付を、日本時間に直す

表の日付と時刻は、すべてUTC(協定世界時)で書かれている。日本時間はUTCより9時間進んでいるので、9つとも「15時00分UTC」は、日本では翌日の午前0時00分になる。下の表は、公式の日付を左に、日本時間への換算を真ん中に置いた。

公式の日付と時刻(UTC)日本時間公式のマイルストーン名
2026年10月20日(火)15:0010月21日(水)0:00Beta 1(ベータ1)
2026年10月27日(火)15:0010月28日(水)0:00Beta 2(ベータ2)
2026年11月3日(火)15:0011月4日(水)0:00Beta 3(ベータ3)
2026年11月10日(火)15:0011月11日(水)0:00Beta 4(ベータ4)
2026年11月17日(火)15:0011月18日(水)0:00RC 1(リリース候補1)
2026年11月24日(火)15:0011月25日(水)0:00RC 2(リリース候補2)
2026年12月1日(火)15:0012月2日(水)0:00RC 3(リリース候補3)
2026年12月7日(月)15:0012月8日(火)0:00Dry Run / 24-Hour Code Freeze(予行演習と、24時間のコードの凍結)
2026年12月8日(火)15:0012月9日(水)0:00General Release(一般公開)
WordPress 7.2の公式の日程9つを、日本時間と並べた図。ベータ1は10月20日15時UTCで日本時間の10月21日0時、ベータ2は10月27日で10月28日、ベータ3は11月3日で11月4日、ベータ4は11月10日で11月11日。リリース候補1は11月17日で11月18日、リリース候補2は11月24日で11月25日、リリース候補3は12月1日で12月2日。予行演習と24時間のコードの凍結は12月7日で12月8日、一般公開は12月8日15時UTCで日本時間の12月9日0時。下段に、日程は案であり、公式の投稿が更新される、と書かれている。
7.2の9つの日付 — 公式はUTC。日本ではどれも翌日の午前0時になる

公式の「12月8日」は、日本では12月9日の午前0時にあたる。日本時間の12月8日の朝に画面を見ても、一般公開はまだ始まっていない。

02 なぜ・背景 — 7.1の修正版の続きに、次の大きな版が来る

7.1のあとに出た、3回の修正版

WordPress.orgのリリースの一覧を2026年10月9日に開くと、7.1の系列は、7.1が8月19日、7.1.1が9月17日、7.1.2が9月22日、7.1.3が10月6日に出ている。7.1.1と7.1.2は、当サイトの記事「WordPressは5日の間に、セキュリティ更新が2回出た ── 担当サイトの版・自動更新・バックアップを一覧で確かめる13項目(2026年10月時点)」で、7.1.3は「WordPress 7.1.3の7件の修正は、それぞれ別の機能に当たる ── 自社のWordPressで使っている機能と突き合わせて確かめる13項目(2026年10月時点)」で扱った。この記事は、それらの内容を書き直さない。

大きな版の周期は、およそ4か月とされている

WordPressの開発の手引きは、大きな版の周期を、次のように書いている。

"A release cycle usually lasts around 4 months, from the initial scoping meeting to the launch of the version."

(訳: 1回のリリースの周期は、通常、最初の範囲を決める会議から、その版の公開までで、およそ4か月かかる。)

7.1が出た8月19日から、7.2の予定の12月8日までは、数えると111日である。08章に、6.9から7.2までの間隔を並べた。

ベータとリリース候補は、何が止まる段階か

同じ手引きは、ベータの段階について、次のように書いている。

"No more commits for new enhancements or feature requests are allowed for the rest of the release."

(訳: この版の残りの期間は、新しい機能の追加や要望のためのコミットは、これ以上受け付けられない。)

リリース候補の段階については、次の1文がある。

"There is a string freeze from this point on."

(訳: この時点から、文字列の凍結が始まる。)

手引きは、この段階の作業を、この版の開発中に入った不具合(リグレッション)に絞る、とも書いている。つまり、ベータの時点で機能の中身はほぼ決まっている。試験で見つけた問題を伝える時期として、早いほど直る機会が多い、と読める。これは手引きの文からの筆者の読みであり、手引きがそう書いているわけではない。

年末は、更新の日取りが自由にならない

12月8日から12月31日までは、23日しかない。年末年始の休業や、キャンペーンの公開を決めている担当サイトでは、更新を入れられる日が、そもそも少ない。この記事が日程を日付ごとの作業に割り当てるのは、そのためである。

03 用語 — 読み違えやすい言葉を先にそろえる

ベータとリリース候補(RC)

公式の用語集は、リリース候補を、次のように説明している。

"One of the final stages in the version release cycle, this version signals the potential to be a final release to the public."

(訳: 版のリリースの周期の最後の段階の1つで、この版は、一般公開の最終版になりうることを示す。)

ベータは、その前の段階である。公式の用語集の説明を要約すると、公開の前の版を、多くの利用者に実際の条件で試してもらう段階である。表の日付で言えば、ベータが4回、リリース候補が3回ある。

UTCと日本時間

UTCは、世界で共通の基準の時刻である。日本時間は、UTCに9時間を足した時刻である。公式の日程は、すべてUTCの15時00分なので、日本時間では9回とも翌日の0時00分になる。日付を手で足し算するときに、1日ずれやすい。

用語

試験環境は、本番のサイトとは別に用意した、更新を先に試すための複製である。本番のデータをそのまま入れると、問い合わせの控えなどの個人の情報が入るため、取り扱いは担当者の決まりに従う。この記事では、試験環境と書く。

予行演習と、コードの凍結

12月7日の行の名前「Dry Run / 24-Hour Code Freeze」の意味は、日程の投稿には書かれていない。名前のとおり、公開の前の予行演習と、24時間のコードの凍結と読んだが、確かめてはいない。この記事では、新しい試験をしない日として扱う。

大きな版(メジャー)と修正版(マイナー)

公式の用語集は、先頭の2つの数字で表す版を大きな版と呼び、「3.6」を例にしている。7.2は大きな版で、7.1.3は修正版である。大きな版には新しい機能が入り、修正版には、不具合の修正やセキュリティの修正が入る、というのが、公式の用語集の説明を要約した形である。

04 型別 — 9つの日付に、試験環境でやることを割り当てる

🅰 適用範囲 — WordPressで動いているサイトが対象

この記事の対象は、WordPressで動いているサイトである。ほかのCMSや、自作のサイトには、7.2の日程は関係ない。ただし、公式の日付をUTCのまま日本時間に直し、各日付に作業を割り当てるという考え方は、ほかのソフトの更新にも使える。

🅱 この記事が確かめていないこと

注意

この記事は、7.2の新しい機能や変更点を読んでいない。公式の要件のページは、2026年10月9日の時点で、PHP 8.3以上を推奨と書いている。だが、7.2でその要件が変わるかは、確かめていない。プラグインやテーマが7.2に対応するかも、サイトごとに違うため、書いていない。

🅲 手順1 — 日程を自分の暦に移す

表の9つの日付を、日本時間に直して、自分の暦に入れる。全部を入れる必要はない。ベータ1(10月21日)・リリース候補1(11月18日)・予行演習の日(12月8日)・一般公開(12月9日)の4つは、必ず入れる。それぞれの3日前に、公式の日程の投稿をもう一度開く予定も、別に入れる。投稿が更新されたかを確かめるためである。

🅲 手順2 — 今の版と環境を書き出す

管理画面のダッシュボードの「更新」の画面で、今のWordPressの版を書く。サイトヘルスの「情報」の画面で、PHPとデータベースの版を書く。公式の要件のページは、ホスティングが対応していることを推奨する環境を、次のように並べている。

"PHP version 8.3 or greater."

(訳: PHPの版は8.3以上。)

"MariaDB version 10.11 or greater OR MySQL version 8.0 or greater."

(訳: MariaDBの版は10.11以上、またはMySQLの版は8.0以上。)

古い環境については、次のように書いている。

"However, these versions have reached their official End Of Life and may expose your site to security vulnerabilities."

(訳: ただし、これらの版は公式の提供の終了に達しており、サイトをセキュリティの弱点にさらすことがある。)

この「these versions」は、直前の文にある「PHP 7.4+」と「MySQL 5.5.5+」を指している。PHPの版が8.3より古いサイトは、7.2を試す前に、PHPの移行の予定を立てる必要が出るかもしれない。7.2が最低でも何を求めるかは、公式の発表を待つことになる。

🅲 手順3 — バックアップを取り、実際に戻してみる

バックアップについて、公式の手引きは、次のように書いている。

"Back up your database regularly, and always before an upgrade."

(訳: データベースを定期的にバックアップし、アップグレードの前には必ず取る。)

取るだけでは足りない。アップグレードの手引きは、取ったバックアップが使えるかを確かめることを、次のように求めている。

"Verify the backups you created are there and usable. This is essential."

(訳: 作ったバックアップが存在し、使えることを確かめる。これは不可欠である。)

戻し方の順番は、バックアップの手引きに書かれている。ファイルを先に戻し、そのあとにデータベースを取り込む、という順である。

"Restore the WordPress files first, then restore/import the database."

(訳: WordPressのファイルを先に戻し、そのあとでデータベースを戻す(取り込む)。)

戻せないバックアップの怖さは、アップグレードの手引きの、巻き戻しについての文に出ている。

"Please note, that without a backup of your entire site and your database, made prior to your upgrade attempt, a successful rollback is near impossible."

(訳: 注意してほしい。アップグレードを試みる前に取った、サイト全体とデータベースのバックアップが無ければ、巻き戻しを成功させることは、ほぼ不可能である。)

本番のデータベースを書き換える作業の監査の規律は、当サイトの記事「本番DBを1秒で書き換えた日 — WEBディレクターが本番DB恐怖から解放される「8点セット」監査規律」で扱った。この記事では、バックアップを試験環境に戻して、トップページとログイン画面が開くかを見るところまでを、手順とする。

🅲 手順4 — ベータを試験環境で試す

ベータやリリース候補を試すための、公式のプラグインがある。WordPress.orgのプラグインの説明は、次のように書いている。

"This plugin provides an easy way to get involved with beta testing WordPress."

(訳: このプラグインは、WordPressのベータの試験に参加する、簡単な方法を提供する。)

同じ説明は、始める前の注意も書いている。

"Don’t forget to backup before you start!"

(訳: 始める前に、バックアップを取るのを忘れないように。)

開発の手引きの「Beta Testing」の章にも、「Backing up first is sensible.」(訳: 最初にバックアップを取るのが賢明である。)とある。使い方の概略は、プラグインを入れ、「Tools」の「Beta Testing」の画面で設定を選び、ダッシュボードの「更新」の画面から更新する、という流れである。設定には、修正版の夜間ビルドを追う選択肢と、不安定になりやすい最先端の夜間ビルドを追う選択肢と、ベータとリリース候補を追う選択肢がある。この選択は、本番ではなく試験環境だけで行う。これは、この記事の整理であり、公式がそう書いているわけではない。

実務のヒント

更新のたびに開くページを、先に5つ決めておく。例は、ホームページ・固定ページ1枚・記事1本・検索結果・問い合わせの送信画面である。更新のあとにこの5つを開くだけで、ベータ1からリリース候補3までの6回の更新を、同じ物差しで見比べられる。

🅲 手順5 — リリース候補で確かめ、公開の後に上げる日を決める

リリース候補の3回は、公開される版に近い形である、という位置づけである。11月18日・11月25日・12月2日の更新のたびに、手順4の5ページを開き、問題が見つかったページを、ページの名前と日付で書き残す。問題がプラグインやテーマに関わるなら、その提供元の問い合わせ先に、見つかった内容を伝える。

公開のあとは、すぐに上げるか、待つかを決める。公式の手引きは、大きな版の公開のすぐあとに修正版が続くことが多い、と書いている(Make WordPress Coreの手引き「How the Release Cycle Works」)。修正版を待つ選択もありうるが、待つ間は、前の版の最新の修正版にとどまることになる。7.1系列の最新は、10月9日の時点で7.1.3である。

日本時間公式の名前試験環境でやること
10月21日(水)ベータ1試験環境をPHPとデータベースの版まで本番にそろえ、ベータ1に上げて、5ページを開く
10月28日(水)ベータ2ベータ2に上げ、5ページを開く。ベータ1と違って見えたページを書く
11月4日(水)ベータ3ベータ3に上げ、5ページを開く。有効なプラグインの更新の知らせを数える
11月11日(水)ベータ4ベータ4に上げ、5ページを開く。問題があれば、提供元に伝える下書きを作る
11月18日(水)リリース候補1リリース候補1に上げ、5ページと、問い合わせの送信までを通す
11月25日(水)リリース候補2リリース候補2に上げ、5ページと、問い合わせの送信までを通す
12月2日(水)リリース候補3リリース候補3に上げ、5ページを開く。本番を上げる日の案を書く
12月8日(火)予行演習・コードの凍結新しい試験はしない。本番のバックアップを1組取り直す
12月9日(水)一般公開すぐに本番を上げず、公式の発表と、プラグインの提供元の知らせを読んで、上げる日を決める
WordPress 7.2の公開の前に進める5つの手順を示す図。1つ目は日程を日本時間に直して暦に入れる。2つ目は今のWordPress、PHP、データベースの版を書き出す。3つ目はバックアップを取り、試験環境に戻してトップページとログイン画面が開くか見る。4つ目は試験環境でベータ1からベータ4まで更新し、先に決めた5ページを毎回開く。5つ目はリリース候補で5ページと問い合わせの送信を通し、公開のあとに本番を上げる日を決める。下段に、本番に手を付けるのは12月9日の公開のあとだけ、と書かれている。
7.2に向けた5つの手順 — 試験環境でベータとリリース候補を試し、本番を上げるのは公開のあと

05 自分のサイトで確認するチェックリスト

下の13項目は、1項目5分ほどでできる作業である。項目1〜2が手順1、項目3〜4が手順2、項目5〜6が手順3、項目7〜10が手順4、項目11〜13が手順5と、自動更新の扱いに対応している。チェックの状態はブラウザの中にだけ保存され、サーバーには送られない。

  • 公式の日程の投稿を開き、ベータ1と一般公開の日付と時刻を、UTCのままメモに書き、その隣に日本時間に直した値(10月21日の0時と、12月9日の0時)を書く
  • ベータ1・リリース候補1・予行演習・一般公開の4つの日本時間を、暦に登録し、それぞれの3日前に日程の投稿を開き直す予定を、4つ登録する
  • 管理画面のダッシュボードの「更新」の画面を開き、いまのWordPressの版の数字を、そのままメモに書く(7.1.3なら「7.1.3」と書く)
  • サイトヘルスの「情報」の画面を開き、PHPとデータベースの版を書いて、公式の要件の「PHP 8.3以上」「MariaDB 10.11以上またはMySQL 8.0以上」と並べ、満たすかを「満たす」か「満たさない」で書く
  • データベースとファイルのバックアップを1組取り、取った日時と置き場所をメモに書く
  • そのバックアップを試験環境に戻し、ホームページとログイン画面が開くかを「開く」か「開かない」で書き、戻すのにかかった時間を分で書く
  • 試験環境のサイトヘルスの「情報」の画面を開き、PHPとデータベースの版が本番と同じかを「同じ」か「違う」で書く
  • 更新のあとに開く5ページ(ホームページ・固定ページ1枚・記事1本・検索結果・問い合わせの送信画面)のURLを、メモに書く
  • 10月21日以降に、試験環境へベータ用のプラグインを入れ、ベータ1に上げて、項目8の5ページを開き、エラーの表示があるページの数を書く
  • 試験環境のプラグインの画面で、自動更新が有効のものと、そうでないものの数を、それぞれ数えて書く
  • 11月18日以降に、試験環境をリリース候補1に上げ、項目8の5ページに加えて、問い合わせの送信を1回通し、通ったかを「通った」か「通らなかった」で書く
  • 本番の更新画面で、自動更新の表示を開き、主要なバージョンの自動更新が「有効」か「無効」かを書いて、担当者に設定の根拠を聞く
  • 12月の公開の予定と、年末年始の休業の日を書き出し、本番を上げられる日を3つ選んで、日付で書く

時間が限られているときは、項目1・5・6・13の4つだけでも、「日程を日本時間で知っているか」「戻せるバックアップがあるか」「実際に戻せるか」「本番を上げられる日があるか」は分かる。

06 代替・他の選択肢 — 試験環境が無いときと、自動更新に任せるとき

試験環境を持てないとき

試験環境を作れない場合は、バックアップを別の場所に戻して、ホームページが開くかだけを見る方法がある。ただし、これは、ベータを試すことの代わりにはならない。サーバー会社に、試験用の環境を用意する機能があるかを、先に聞いておく。

自動更新に任せるとき

大きな版の自動更新の扱いは、公式の説明が2つに分かれて見える。アップグレードの手引き(2026年7月1日更新)は、次のように書いている。

"Existing installations receive minor core updates by default."

(訳: 既存のインストールは、既定で、小さな版(マイナー)のコアの更新を受け取る。)

"Fresh installations created on WordPress 5.6 or later receive both minor and major core updates by default, unless WordPress detects a version control checkout."

(訳: WordPress 5.6以降で新しく作られたインストールは、既定で、小さな版と大きな版の両方のコアの更新を受け取る。ただし、WordPressがバージョン管理のチェックアウトを検出した場合を除く。)

一方、「Updating WordPress」の説明(2024年9月15日更新)には、次の文がある。

"You’ll still need to click “Update Now” for major feature releases."

(訳: 大きな機能の版では、それでも「今すぐ更新」を押す必要がある。)

2つの説明は、新しさも、対象の範囲も違う。どちらが自分のサイトに当たるかは、サイトの作られた時期と、設定ファイルや更新画面の設定で決まる。そこで、項目12で、自分のサイトの表示を見る。アップグレードの手引きには、設定ファイルで大きな版の自動更新を有効にする定数(WP_AUTO_UPDATE_CORE)や、すべての自動更新を止める定数(AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED)の説明がある。後者は、手引きが「強く勧めない」と書いている。

注意

大きな版の自動更新が有効なサイトでは、一般公開のあと、本人が手を動かさなくても7.2に上がることがある。公式の説明は、いつ届くかを書いていない。この記事は、届く日を推測しない。担当者に聞いて、自動更新を一時的に止めるかを決める。

7.2を見送り、7.1の系列にとどまるとき

WordPress.orgのリリースの一覧には、次の1文がある。

"Only the most recent in the 7.1 series is safe to use and actively maintained."

(訳: 7.1の系列で、使うのに安全で、積極的に保守されているのは、最新のものだけである。)

10月6日には、7.1.3のほかに、7.0.7と6.9.10も出ている(一覧の日付による)。見送る場合も、7.1の最新の修正版にとどまり続ける必要がある。

プラグインの自動更新は、別の設定

プラグインの自動更新は、WordPress 5.5から、プラグインの画面で1つずつ有効にできる、と公式の説明にある。本体が7.2に上がった日の前後で、プラグインの自動更新が動くと、本体とプラグインの両方が同じ週に変わることがある。項目10で、有効な数を数える。

画面の見た目を更新の前後で比べる、当サイトの無料ツール

更新の前後の画面を並べたいときは、当サイトの無料ツール🔧 WEBサイトのスクリーンショット、まとめて撮っちゃおツールと、🔧 WEBページのスクリーンショット、表示デバイスの比較をまとめて撮っちゃおツールが使える。リンクの抜けを見るなら、🔧 WEBサイト内のリンク漏れ・チェックツールがある。ただし、自動のスクリーンショットは、読む人の画面と違って写ることがある。その3つの違いは、当サイトの記事「「吹き出しが出ていない」と写った ── 壊れていたのは、作ったものではなく写し方だった。自動のスクリーンショットが読者の画面と違う3つ(動き・幅・枚数)」で書いた。

更新のあとに、ページが「200」で返っても、中身が正しいとは限らない。その例は、当サイトの記事「24時間越しに自分を捕まえた日 — 「HTTP 200」が嘘をついた配置ミスと、テンプレート1行で1153記事を直した話」にある。「何も起きていない」ように見える状態の危うさは、「"何も起きていない"は、本当に安全か — WEB運営で見逃される「沈黙のリスク」」で扱った。

07 当サイトで確かめたこと

当サイトは、WordPressではない

当サイトはWordPressで動いていない。そのため、「当サイトで7.2のベータを試した」とは書けないし、書かない。代わりに、この記事の手順1(日本時間への換算)を使い、公式の日程の投稿そのものを数えて、書いたことの根拠にした。

日程の投稿の中身を、数えた

2026年10月9日に、日程の投稿の本文を文字にして、次の3つを数えた。日付と時刻の形(「2026 at 15:00 UTC」の形)は9件で、表の9行と一致した。「TBA」(訳: 未定)の語は36件で、9行に、担当者の4つの欄(司会兼リリースの責任者・コミッター・セキュリティ・全体の調整)を掛けた数と合う。「proposed」(訳: 案の)の語は1件だった。日本時間への換算と曜日は、プログラムで日付の計算をして確かめた。

この結果から言えることと、言えないこと

言えるのは、10月9日の時点で、日程の表の担当者の欄は、すべて「未定」だったことである。日付は決まっていても、担当の割り当ては決まっていない。言えないのは、ベータ1が10月20日に実際に出るか、12月8日の公開が守られるか、である。それは、公式の投稿が更新されるかを、日付が来るたびに見るしかない。

当サイトで2026年10月9日に、WordPress 7.2の日程の投稿を数えた結果を示す図。日付と時刻の形は9件で表の9行と一致、TBAは36件、proposedは1件。日本時間への換算と曜日はプログラムで計算した。結論として、10月9日の時点で担当者の欄はすべて未定で、日付は案である。下段に、当サイトはWordPressではないので、7.2のベータは試していない、と書かれている。
当サイトで数えた結果(2026年10月9日) — 日付は9つ決まっていて、担当者の欄は未定のまま

08 このテーマの、これまで

大きな版の間隔

WordPress.orgのリリースの一覧の日付から、6.9以降の大きな版の間隔を数えた。7.2は予定の日付で数えている。

版公開日前の大きな版からの日数
6.92025年12月2日—
7.02026年5月20日169日
7.12026年8月19日91日
7.2(予定)2026年12月8日111日

間隔は一定ではない。公式の手引きの「およそ4か月」(約120日。この記事の計算)と比べると、6.9から7.0までは169日と長く、7.0から7.1までは91日と短い。7.1から7.2までの予定の111日が、いちばん近い。次の周期の長さを、過去の間隔から予想しないほうがよい。

7.1の系列の、日付つきの記録

7.1の系列は、7.1が8月19日、7.1.1が9月17日、7.1.2が9月22日、7.1.3が10月6日である。7.1から7.1.3までは、48日である。

当サイトの、関連する過去の記事

WordPress 7.2は2026年12月8日(UTC)に出る予定で、ベータ1は10月20日に始まる。日程の9つの日付を日本時間に直し、各日付に試験環境でやることを割り当てる13項目をまとめた。公式は日程を案と書いており、直前に変わりうる。
2025/05/31
THU
00:00:00

ブラウザ・OS 最新バージョン

毎日更新:2026-10-11 調査更新済
  • Android(stable) 未取得
  • Chrome Android(stable) 156.0.8078.25
  • Chrome iOS(stable) 155.0.8059.37
  • Chrome(beta) 156.0.8078.17
  • Chrome(dev) 157.0.8092.0
  • Chrome(stable) 156.0.8078.12
  • Edge(stable) 155.0.4283.45
  • Firefox(stable) 157.0.1
  • Opera(stable) 136.0.6008.80
  • Safari iOS(stable) 未取得
  • Safari(stable) 未取得
  • iOS(stable) 未取得

現在の貴方のIPアドレス

216.73.216.115

このサイトで書いている人

株式会社ツクルン

株式会社ツクルン

Webアドバイジング・クリエイター
池田 南美夫
もうすぐ●●歳。ずっーと現役SE。日本にインターネットが上陸してから、ずっーと携わる。 ほんとは超アナログ人間のギター弾き、バンドマン。でも音楽活動とSE、案外似てる。