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GoogleはAIモードとAI概要のリンクの出し方について5つの変更(うち2つは試験)を挙げ、Preferred Sourcesの利用者は年初の7倍を超えたと書いた ── 自分のサイトが選ばれる側に入る条件と、数字が見える場所を確かめる13項目(2026年10月時点)

目次
  1. 01 何が起きたか — Googleは10月15日、AIモードとAI概要のリンクの出し方について5つの変更(うち2つは試験)を挙げ、Preferred Sourcesの利用者は年初の7倍を超えたと書いた
    1. 2026年10月15日のGoogle公式ブログ
    2. Preferred Sourcesの利用者は、年初の7倍を超えた
    3. 変更は5つ。ただし、状態がそれぞれ違う
    4. 「試験」と「展開」は、分けて読む
    5. この記事が読んだもの、読めなかったもの
  2. 02 なぜ・背景 — 優先ソースは、利用者が選ぶ機能で、AIの画面でも印が付く
    1. Preferred Sourcesは、好きなサイトを利用者が選ぶ機能
    2. AIモードとAI概要でも、印が付く
    3. AI機能のリンクは、「支えるリンク」として出る
    4. 7倍は、増え方であって、人数ではない
  3. 03 用語 — 優先ソース、インラインリンク、検索プロフィール、選択ツール
    1. Preferred Sources(優先するソース)
    2. インラインリンク
    3. 検索プロフィール
    4. 優先ソースの選択ツール
  4. 04 型別 — 選ばれる側に入るまでの条件を、4つに分けて確かめる
    1. 条件1 — サイトの単位は、ドメインかサブドメイン
    2. 条件2 — 検索の生成AIの機能に含める
    3. 条件3 — 検索に出られる状態にある
    4. 条件4 — 選ぶのは読者で、入口は任意
    5. ブログと文書が測っていないこと
  5. 05 自分のサイトで確認するチェックリスト
  6. 06 代替・他の選択肢 — 読者に選んでもらう入口は、3通りある
    1. 標準のJavaScriptのボタン(文書が勧める形)
    2. 高度なJavaScriptの実装
    3. リンクだけで案内する(ディープリンク)
    4. 検索プロフィールという、別の入口
    5. 何も置かない
    6. AIの画面に頼らずに、人に来てもらう手
  7. 07 当サイトで確かめたこと
    1. 当サイトは、サブドメイン単位のサイトである
    2. 生成AIの機能には、「含める」を受け継いでいた
    3. 公開ページ6つで、スニペットの制限は見つからなかった
    4. 追加のボタンとリンクは、置いていない
    5. 確かめられなかったこと
  8. 08 このテーマの、これまで
  9. 09 この記事のまとめ

01 何が起きたか — Googleは10月15日、AIモードとAI概要のリンクの出し方について5つの変更(うち2つは試験)を挙げ、Preferred Sourcesの利用者は年初の7倍を超えたと書いた

2026年10月15日のGoogle公式ブログ

Googleの公式ブログに、AIモードとAI概要のリンクの出し方を変える、という記事が出た。題は「More ways to connect with the web from Search」(訳: 検索からウェブにつながる、さらなる方法)で、日付は2026年10月15日、書き手は製品管理担当のバイスプレジデントのHema Budaraju氏と記されている。2026年10月16日に開いて読んだ。ページの上にはAIが作った要約が出るが、読んだのは本文である。

先に断っておく。この記事の数字は、すべてGoogleが自社のブログで書いたもので、読者のサイトの数字ではない。また、ブログが書いているのは変更の一覧であり、読者のサイトが影響を受けるかどうかは書かれていない。この記事は、「自分のサイトが、選ばれる側に入っているか」を、公式文書に書かれた条件に照らして確かめる手順にした。

Preferred Sourcesの利用者は、年初の7倍を超えた

ブログの冒頭に、この記事の主題になる数字がある。

"We're seeing people take advantage of tools that give them more choice: the number of people who now use our Preferred Sources feature has grown by more than 7x since the start of the year."

(訳: 人々が、より多くの選択肢を与えてくれる道具を使い始めているのを、私たちは見ている。私たちのPreferred Sourcesの機能を今使っている人の数は、年初から7倍を超えて増えた。)

Preferred Sources(優先するソース)は、利用者が、好きなサイトを自分で選ぶ機能である。ブログは、これを選択肢を与える道具の例として挙げている。何人から何人になったのかは、ブログに書かれていない。

変更は5つ。ただし、状態がそれぞれ違う

ブログは、AI検索の機能の更新として、5つを挙げている。次の表は、5つを、ブログの動詞の違いで並べたものである。

変更ブログの状態の書き方サイトの側から分かること
1 回答の文中のリンク(インラインリンク)を、回答の上のほうに、より頻繁に出す更新を始める(launching)自分の主題の質問を入れて、見る
2 公式のページを、回答の上の専用の欄に、理由つきで出す表示の試験をする(testing)全員に出るとは限らない。サイト側の設定は、ブログに書かれていない
3 時事の記事のカルーセルを、地域と言語を増やして出す。優先ソースを目立たせる展開を始めている(starting to roll out)優先ソースの利用者の画面で見える
4 一部の回答の末尾の関連リンクを、画像つきの目立つ形にする目立つ形に変えている(making)画像の出どころは、ブログに書かれていない
5 AIモードの動画の結果の投稿者名から、検索プロフィールへ今週、試験を始めた(started testing)試験の対象の範囲は、ブログに書かれていない

「試験」と「展開」は、分けて読む

5つのうち、「試験」と書かれているのは2つ(2と5)である。たとえば2について、ブログは次のように書いている。

"We'll be testing a new display in Search AI experiences to prominently surface these links in a dedicated section at the top of a response, with context about why each link is useful."

(訳: 私たちは、検索のAIの体験で、これらのリンクを回答の上の専用の欄に目立つ形で出し、それぞれのリンクがなぜ役に立つかの背景を添える、新しい表示を試す。)

「試す」と書かれたものを、全員に出たと読まない。この記事では、2と5は試験中、3は展開の途中、1と4は更新・変更の途中と書く。いつ全員に届くかは、ブログに書かれていない。

2026年10月15日のGoogleのブログが挙げた5つの変更を、状態ごとに並べた図。1の文中のリンクを上のほうに出す更新と、4の一部の回答の末尾の関連リンクを画像つきで目立たせる変更は、更新と変更の途中。2の公式のページを上の専用の欄に出す表示と、5のAIモードの動画の結果の投稿者名から検索プロフィールへのリンクは、試験中。3の時事の記事のカルーセルは、展開の途中で、優先ソースを目立たせる。
5つの変更を、ブログの書き方の状態で分けた — 「試験中」を、全員に出たと読まない

この記事が読んだもの、読めなかったもの

読んだのは、Googleのブログ(2026年10月15日と、2026年6月4日の検索プロフィールの記事、2026年5月1日の日本語のPreferred Sourcesの記事)、Google検索セントラルの文書4つ、Search Consoleのヘルプ3つである。すべて2026年10月16日に開いた。引用した英文は、本文を取り直して1文字ずつ照らした。

確かめていないものもある。Preferred Sourcesの利用者の数のもとのデータ、日本のAIモードで5つの変更がどこまで出ているか、自分のサイトが優先ソースの選択ツールに出るかは、この記事では確かめられていない。確かめられなかったものは、07章に書いた。

02 なぜ・背景 — 優先ソースは、利用者が選ぶ機能で、AIの画面でも印が付く

Preferred Sourcesは、好きなサイトを利用者が選ぶ機能

Googleの日本語ブログは、2026年5月1日に、Preferred Sourcesが日本語を含むすべてのサポート言語で使えるようになったと伝えている。使い方は、検索結果の「トップニュース」の横の星のアイコンから、優先したいサイトを追加するだけで、何件でも選べて、いつでも変えられる、と書かれている。

同じブログに、Google自身が書いた数字が2つある。サイトを好きな情報源として設定した後は、読者がそのサイトをクリックして訪れる割合が2倍になったこと、これまでに20万件以上のサイトが利用者によって選ばれたことである。どちらも2026年5月1日の時点で、Googleの説明であり、第三者が測ったものではない。

AIモードとAI概要でも、印が付く

Googleの検索セントラルの文書は、利用者がサイトを優先ソースに選ぶと、そのサイトの内容が、トップニュースに出やすくなり、「preferred」の印が付く、と説明している。AIモードとAI概要でも、そのサイトを選んだ利用者には、内容に「preferred」の印が付くことがある、とも書かれている。

つまり、優先ソースは、検索結果の順位を変える仕組みではなく、選んだ人の画面で、そのサイトを目立たせる仕組みである、とこの記事は読んだ。順位への影響は、文書に書かれていない。

AI機能のリンクは、「支えるリンク」として出る

AIモードやAI概要が出すリンクについて、Googleの文書は、出るための技術的な条件を次のように書いている。

"To be eligible to be shown as a supporting link in AI Overviews or AI Mode, a page must be indexed and eligible to be shown in Google Search with a snippet, fulfilling the Search technical requirements. There are no additional technical requirements."

(訳: AI概要やAIモードで、根拠を支えるリンクとして出るには、ページが索引に入っていて、スニペットつきでGoogle検索に出る資格があり、検索の技術要件を満たしている必要がある。追加の技術要件は無い。)

この記事の確かめは、この条件を、自分のサイトに当てることから始まる。

7倍は、増え方であって、人数ではない

7倍という数字は、元の人数が分からなければ、今の人数は分からない。ブログは、元の人数も今の人数も書いていない。20万件という数字は、5月の時点で選ばれたサイトの数で、利用者の人数ではない。この2つを混ぜて、「利用者は何人」と書かない。この記事は、増えている、という方向だけを使う。

03 用語 — 優先ソース、インラインリンク、検索プロフィール、選択ツール

Preferred Sources(優先するソース)

用語

Preferred Sources:検索の利用者が、自分で選んだサイトを、トップニュースなどで優先して見られるようにする機能である。Googleの文書は、利用者がサイトを選ぶと、そのサイトの内容が「preferred」の印つきで出ると書いている。サイトの持ち主が、自分のサイトを優先ソースとして申請する仕組みではなく、読者が選ぶ仕組みである。

インラインリンク

用語

インラインリンク:AIの回答の、言葉や句に埋め込まれたリンクである。ブログは、リンクを読んでいる、まさにその場で、話題を深く読めるようにするものだと説明している。回答の下にまとめて並ぶリンクとは、置かれる場所が違う。

検索プロフィール

用語

検索プロフィール:発行者や投稿者が、自分の最新の記事・動画・投稿を見せる、共有できる専用の場所である。2026年6月4日のブログは、最初は主要なSNSか動画のサービスで一定のフォロワーを持つ発行者と投稿者から始め、米国から先に出すと書いた。当サイトの記事「検索プロフィールの資格は「10,000フォロワー」に統一された ── 複数ブランド管理・記事表示の改善を確認する13項目(2026年9月時点)」で扱った。

優先ソースの選択ツール

用語

選択ツール:利用者が優先ソースを選ぶための、Googleの設定のページである。検索の文書は、サイトの持ち主が、自分のサイトがこのツールに出るかを、ツールの検索ボックスに自分のサイトを入れて確かめられる、と書いている。出た場合にだけ、読者を誘うための方法(ボタンなど)を使える、という書き方になっている。

04 型別 — 選ばれる側に入るまでの条件を、4つに分けて確かめる

優先ソースとして、自分のサイトが出るまでの流れを、文書の書き方から4つの条件に分けた。表は、条件ごとに、文書の書き方と、自分で確かめる場所を並べたものである。

条件文書の書き方(要約)自分で確かめる場所
1 サイトの単位ドメイン単位とサブドメイン単位のサイトが対象。サブディレクトリは対象外自分のサイトのアドレス、Search Consoleのプロパティの種類
2 生成AIの機能に含めるAIモードとAI概要で優先ソースとして出る対象になるには、Search Consoleで、検索の生成AIの機能に含まれていることSearch Consoleの「検索の生成AI」の設定
3 検索に出られる状態AIのリンクに出るには、索引に入り、スニペットつきで出せること。追加の技術要件は無いrobotsの指定、スニペットの制限、X-Robots-Tag、URL検査
4 読者が選ぶ読者が選んだ場合に、印が付く。ボタンやリンクを置くことは、必須ではない選択ツールで自分のサイトが出るか、入口の有無

条件1 — サイトの単位は、ドメインかサブドメイン

文書は、対象になるのは、ドメイン単位とサブドメイン単位のサイトだけだと書いている。例として、www.example.comやcode.example.comは対象で、www.example.com/blogのようなサブディレクトリは対象外とされている。サブディレクトリの下だけで運営しているサイトは、この点で、そもそも選択ツールに出ない。

条件2 — 検索の生成AIの機能に含める

文書は、AIモードとAI概要で優先ソースとして出る対象になるための条件を、次のように書いている。

"To make your site eligible for display as a preferred source in these features, you must make sure your site is included in Search generative AI features in Search Console."

(訳: これらの機能で、あなたのサイトが優先ソースとして表示される対象になるには、Search Consoleで、あなたのサイトが検索の生成AIの機能に含まれていることを、確かめなければならない。)

この設定は、親のプロパティから子のプロパティが引き継ぐことがある。引き継ぎの仕組みは、当サイトの記事「Search Consoleの生成AIコントロールは、親プロパティの設定を子が引き継ぎ、子が上書きできる ── 自社のプロパティごとの設定と継承を書き出して確認する13項目(2026年10月時点)」で扱ったので、ここでは繰り返さない。

条件3 — 検索に出られる状態にある

AI機能のリンクに出る条件は、通常の検索に出られる状態と同じだと、文書は書いている。確かめるのは、索引に入っているか、スニペットを出すことを禁じていないか、の2つである。スニペットの制限(nosnippet・data-nosnippet・max-snippet)は、Googleの文書が、robotsのmetaタグとX-Robots-Tagの仕様として定めている。

条件4 — 選ぶのは読者で、入口は任意

選ぶのは読者で、サイトの持ち主ができるのは、選びやすい入口を置くことまでである。文書は、その入口を置くことは必須ではないと、はっきり書いている。

"It's not required to do them in order to appear as a preferred source."

(訳: それらを行うことは、優先ソースとして出るために必須ではない。)

ブログと文書が測っていないこと

開いた文書には、優先ソースに選ばれた人数や、優先ソース経由のクリックだけを分けた数字を、Search Consoleに出す、という記述が見つからなかった。AI機能に出たサイトは、成果レポートの「ウェブ」に含まれて数えられると、検索セントラルの文書は書いている。しかし、その中から優先ソースの分を取り出せるとは、どちらの文書にも書かれていない。

優先ソースまわりの数字の、見える場所と、開いた文書に書かれていない場所を左右に並べた図。左は文書に書かれていることで、AI機能に出たサイトは成果レポートのウェブに含まれて数えられること、自分のサイトが選択ツールに出るかは検索ボックスで確かめられること。右は開いた文書に書かれていないことで、優先ソースに選ばれた人数と、優先ソース経由のクリックだけを分けた数字。
数字が見える場所と、開いた文書に書かれていない場所 — 優先ソースの分だけを取り出せるとは書かれていない

注意

「7倍に増えたから、優先ソースに選ばれれば流入が増える」とは言えない。Googleが書いた数字は、利用者の増え方と、サイトを好きな情報源に設定した後のクリックの割合(Googleの説明)の話で、自分のサイトの流入が増えるかどうかの話ではない。この記事の13項目は、自分のサイトが条件を満たしているか、数字がどこで見えるかを確かめるためのものである。

優先ソースとして出るまでの4つの条件を、左から右へ矢印でつないだ図。1はドメインかサブドメイン単位のサイトであること。2はSearch Consoleで検索の生成AIの機能に含まれていること。3は索引に入り、スニペットつきで出せる状態であること。4は読者が自分で選ぶこと。入口のボタンやリンクを置くことは必須ではない。
優先ソースとして出るまでの4つの条件 — 条件の1から3は自分のサイトで確かめられ、4は読者が決める

05 自分のサイトで確認するチェックリスト

下の13項目は、1項目5分ほどでできる作業である。項目9の選択ツールはGoogleのアカウントで開く。チェックの状態はブラウザの中にだけ保存され、サーバーには送られない。

  • 自分のサイトのアドレスを書き、ドメイン単位、サブドメイン単位、サブディレクトリのどれかを書く
  • Search Consoleで自分のプロパティを開き、種類(ドメインかURLプレフィックスか)と、登録したアドレスを書く
  • Search Consoleの「検索の生成AI」の設定を開き、値(含める・除外する)と、継承元の名前が出ていれば、それを書く
  • 公開ページを5つ選び、robotsのmetaタグの値と、googlebotのmetaタグの有無を、ソースを開いて書く
  • 項目4の5つのページで、data-nosnippet属性の有無と、max-snippetの指定の有無を、ソースを開いて数えて書く
  • 項目4の5つのページを、curlなどでヘッダーだけ取り、X-Robots-Tagの有無を書く
  • robots.txtを開き、すべてのロボット向けの指定が、サイト全体を拒否していないかを、「していない」「している」で書く
  • Search ConsoleのURL検査で、項目4のうち2つのページを入れ、「Googleに登録されているか」を書く
  • 優先ソースの選択ツールの検索ボックスに、自分のサイトのアドレスを入れ、「出た」「出ない」を書く
  • トップと記事2つのソースを開き、「google-add-preferred-source-btn」と「google.com/preferences/source」を探し、件数を書く
  • 項目9で「出た」ときは、入口(ボタンかリンク)を置くページを2つ選び、置く場所を書く。「出ない」ときは、置かないと書く
  • AIモードに、自分のサイトの主題の質問を3つ入れ、回答に出た自分のサイトのリンクの有無と、上から何番目かを書く
  • 項目1から12の結果を、「条件」「見える場所」「入口」の3列の表にまとめ、日付をつけて保存する

時間が限られているときは、項目1・3・4・7・9の5つだけでも、条件の1から3と、選択ツールに出るかの見当は付く。

06 代替・他の選択肢 — 読者に選んでもらう入口は、3通りある

選択ツールに自分のサイトが出た場合、読者を誘う入口を、文書は3通り挙げている。どれも必須ではない。

標準のJavaScriptのボタン(文書が勧める形)

文書が勧めるのは、HTMLに2行を足して、「優先ソースに追加」のボタンを出す方法である。1行はGoogleのスクリプトを読み込むscriptタグ、もう1行はボタンを置く場所を示すdivタグである。ボタンは自動で利用者の言語に合わせて表示され、読者は追加したあと、元のページへ戻れる、と書かれている。明るい色か暗い色か、言語を指定するかも、属性で変えられる。

高度なJavaScriptの実装

自分のデザインのボタンから、追加の流れを呼びたいときの方法である。手順は、モジュールを読み込む形と、スクリプトの待ち行列を使う形の2つが書かれている。デザインを自由にできる代わりに、書くコードが増える。

リンクだけで案内する(ディープリンク)

JavaScriptを使えない場合は、選択ツールのページへのリンクを置く。文書には、リンクの形と、文字のリンクと画像のリンクの例がある。リンクは、サイトの中だけでなく、SNSの投稿やメールの案内にも使える、と書かれている。

検索プロフィールという、別の入口

優先ソースとは別に、検索プロフィールも、サイトの存在を見せる入口である。ブログは、条件を満たす投稿者と発行者が、詳しく知れると書いている。2026年6月4日のブログは、最初は米国から始めると書いた。日本でいつ使えるかは、どちらのブログにも書かれていない。

何も置かない

入口を置かなくても、読者は選択ツールで、自分のサイトを選べる。置かないことが失敗ではない。置いた場合の効果が、ブログにも文書にも数字で書かれていないので、置く前に、置く理由を決めておく。

AIの画面に頼らずに、人に来てもらう手

優先ソースも、AIの画面のリンクも、検索の側が出し方を決める入口である。これらが何人を連れてくるかは、ブログにも文書にも書かれていない。だから、AIの画面に出るかどうかだけに頼らない手も、あわせて持っておくとよい。たとえば、次のようなものがある。

どれも、ここで挙げたのは入口の種類の例で、効果の大きさをこの記事は確かめていない。

実務のヒント

標準のボタンは、Googleのサーバーからスクリプトを読み込む。置く前に、ページの表示の速さと、プライバシーの案内の文面を確かめる。外部のスクリプトを足すときの、いつもの確かめである。

07 当サイトで確かめたこと

当サイト(WEBサイトサポート)で、この記事の条件を、2026年10月16日に実際に確かめた。確かめたのは、公開されているページの内容と、2026年10月15日にSearch Consoleで見た設定である。

当サイトは、サブドメイン単位のサイトである

当サイトのアドレスは、親のドメインの下の、サブドメインである。文書によれば、サブドメイン単位のサイトは、選択ツールに出る対象になりうる。条件1は、この点で当てはまる。ただし、「対象になりうる」と「実際にツールに出る」は別で、後者は、まだ確かめていない。

生成AIの機能には、「含める」を受け継いでいた

2026年10月15日に、当サイトのSearch Consoleの画面で、検索の生成AIの設定を確かめた。当サイトのURLプレフィックスのプロパティは、自分の値を持たず、親のドメインのプロパティの「含める(デフォルト)」を受け継いでいた。この確かめは、当サイトの記事「Search Consoleに「検索の生成AI」の設定が加わった ── 当サイトの画面を開いたら、自分の値は無く、親のドメインから受け継いでいた」に書いた。条件2は、この点で満たされている。

公開ページ6つで、スニペットの制限は見つからなかった

トップ、サイト紹介、ブログの一覧、ブログの記事、解説記事、ツールの6つの公開ページを、実際に開いた。robotsのmetaタグは、6つとも「index,follow」で、googlebot宛てのmetaタグは無く、data-nosnippetの属性も無く、X-Robots-Tagのヘッダーも付いていなかった。robots.txtは、すべてのロボット向けの1組の指定で、サイト全体を拒否する指定は無かった。条件3は、確かめた範囲で満たされている。URL検査で、実際にGoogleに登録されているかは、確かめていない。metaタグを何ページかまとめて見たいときは、当サイトの無料ツール「🔧 WEBサイト総合分析・レポートツール」も使える。

追加のボタンとリンクは、置いていない

同じ6つのページのソースを開き、優先ソースのボタンの印(google-add-preferred-source-btn)、選択ツールへのリンク、ボタンのスクリプトの読み込みを数えた。どれも0件だった。当サイトは、読者を誘う入口を置いていない。置く前に、選択ツールに出るかを確かめる必要があり、そこから先は、まだ決めていない。

確かめられなかったこと

確かめられなかったのは、3つである。優先ソースの選択ツールに当サイトが出るか(Googleのアカウントで開く画面で、今回は開いていない)。AIモードに当サイトの主題の質問を入れたとき、当サイトのリンクが出るか。Search Consoleの成果レポートの数字(今回は読んでいない)。終わったものから、この記事の末尾に、日付つきで書き足す。

AI機能のリンクの順位をSearch Consoleで数える方法は、当サイトの記事「AI Modeのリンクは「上から下、左から右」で順位が付く ── Search Consoleでの数え方を確認する15項目(2026年9月時点)」に書いた。

08 このテーマの、これまで

日付できごと
2026年5月1日Preferred Sourcesが、日本語を含むすべてのサポート言語で使えるようになった(Google日本語ブログ)
2026年6月4日検索プロフィールが発表された。最初は米国から(Googleのブログ)
2026年9月18日優先ソースの文書(Google検索セントラル)の最終更新
2026年10月15日Googleが、AIモードとAI概要の5つの変更と、Preferred Sourcesの利用者が年初の7倍を超えたことを書いた。当サイトは、Search Consoleの生成AIの設定を確かめた
2026年10月16日この記事の確認の日。当サイトの公開ページ6つを開いて確かめた

この表で、2026年5月1日と6月4日の出来事は、Googleのブログの記述を要約したもので、この記事では確かめていない。優先ソースの話は、当サイトのブログでも、以前に扱った。

Googleは2026年10月15日、AIモードとAI概要のリンクの出し方の5つの変更(うち2つは試験)を挙げ、Preferred Sourcesの利用者が年初の7倍を超えたと書いた。自分のサイトが選ばれる側に入る条件と、数字が見える場所を確かめる13項目の手順にした。
2025/05/31
THU
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池田 南美夫
もうすぐ●●歳。ずっーと現役SE。日本にインターネットが上陸してから、ずっーと携わる。 ほんとは超アナログ人間のギター弾き、バンドマン。でも音楽活動とSE、案外似てる。