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Cloudflare AI Searchが一般提供になり、11月1日から従量課金が始まる ── サイト内検索をAIに任せる前に、載せる範囲と誤りの直し場所を決める14項目(2026年10月時点)

目次
  1. 01 何が起きたか — Cloudflare AI Searchが一般提供になり、従量課金は2026年11月1日から始まる
    1. 2026年10月1日に公開された変更履歴
    2. 投稿に書かれた、そのほかの変更
    3. OCRについての1文
  2. 02 なぜ・背景 — 無料の試用から、費用の計算が必要な運用へ
    1. 料金の仕組み
    2. 取り込みトークンの数え方
    3. 無料のプランにも、上限がある
    4. 「検索」と「AIの回答」は別の仕事
  3. 03 用語 — 取り込み、検索、回答の言葉を分けて読む
    1. インスタンスとデータソース
    2. 意味検索・全文検索・ハイブリッド検索
    3. 取り込みトークン
    4. OCR
    5. 公開エンドポイント
  4. 04 型別 — 自分のサイトがどれに当たり、何を、どの順で確かめるか
    1. 🅰 適用範囲 — ウェブサイトの取り込みは、Cloudflareにドメインを載せているサイトが対象になる
    2. 🅱 公式文書が書いていないこと
    3. この記事が確かめていないこと
    4. 🅲 手順1 — 載せる範囲を、ページの種類で決める
    5. 🅲 手順2 — 載せてはいけないページが、入り込まないかを確かめる
    6. 🅲 手順3 — PDFとファイルの上限を確かめる
    7. 🅲 手順4 — 答えの出典を、どう見せるかを決める
    8. 🅲 手順5 — 誤った答えが出たときの直し場所を決める
    9. 🅲 手順6 — 費用の見張り方を決める
  5. 05 自分のサイトで確認するチェックリスト
    1. チェックリストの使い方
  6. 06 代替・他の選択肢 — AI Search以外にも、サイトの検索を良くする道がある
    1. 取り込みの方法を、比べる
    2. サイトマップで取り込むか、リンクをたどるか
    3. 自社のサイトの状態を、先に確かめるツール
  7. 07 当サイトで確かめたこと
    1. 当サイトは、Cloudflareの背後にない
    2. サイトマップの332本を、全部取得した
    3. PDFと、robots.txt
    4. 無料のプランの1日の上限と、332ページ
    5. この結果から言えることと、言えないこと
  8. 08 このテーマの、これまで
    1. AI Searchをめぐる、日付つきの記録
    2. 当サイトの、関連する過去の記事
  9. 09 この記事のまとめ

01 何が起きたか — Cloudflare AI Searchが一般提供になり、従量課金は2026年11月1日から始まる

2026年10月1日に公開された変更履歴

Cloudflareの開発者向けの変更履歴に、「AI Search is generally available」(訳: AI Searchが一般提供になった)という投稿が、2026年10月1日の日付で載っている。2026年10月5日に、この投稿と、そこからリンクされている公式ページを開いて読んだ。AI Searchは、自分のサイトや文書を「自然な文章で検索できる状態」にして、アプリやAIエージェントから使うための仕組みである。投稿の最初の2文は、次のとおりである。

"AI Search is now generally available. Usage-based billing begins on November 1, 2026, with included monthly ingestion, storage, semantic query, and full-text query usage."

(訳: AI Searchが一般提供になった。従量課金は2026年11月1日に始まり、毎月の取り込み、保存、意味検索、全文検索の利用量には、含まれる分がある。)

投稿は、請求が始まる前の週に、Cloudflareから知らせのメールが送られるとも書いている。

投稿に書かれた、そのほかの変更

料金のほかにも、同じ投稿に、サイトの運営に関わる変更が並んでいる。

"New AI Search instances use hybrid search by default."

(訳: 新しいAI Searchのインスタンスは、既定でハイブリッド検索を使う。)

  • ハイブリッド検索は、意味によるベクトル検索と、全文での一致を組み合わせる。作るときに、別の方式を選ぶこともできる。
  • AI Searchが使うWorkers AIの埋め込みと再順位づけの呼び出しは、AI Searchの料金に含まれる。Workers AIの請求やAI Gatewayのログには出なくなる。文章の生成、質問の言い換え、外部のサービスの利用は、これまでどおり自分のアカウントとゲートウェイに記録される。
  • 画像を含む検索に対応する埋め込みのモデルが使える。
  • スキャンしたPDFの文字を読み取るOCRが、すべてのアカウントで使える。
  • ファイルの上限は、文章とコードのファイルとOCRを有効にしたPDFが10 MiB、OCRなしのPDFとほかの形式が4 MiBである。
  • インスタンスを作るときの「type」の指定は任意になり、HTTPまたはHTTPSのURLからはウェブサイトの取り込みが、既存のバケットの名前からはR2の取り込みが、自動で選ばれる。

OCRについての1文

"Optical character recognition (OCR) is available on every account for scanned PDFs."

(訳: 光学式文字認識(OCR)は、スキャンしたPDFに対して、すべてのアカウントで使える。)

データソースのページは、OCRは既定では無効で、有効にすると全体の再取り込みが走る、とも書いている。古いPDFが多いサイトでは、この設定が、費用と検索の中身の両方に関わる。

サイト内検索をAIに任せる前に、ページを載せるものと外すものに分ける図。載せるものの例は、公開している解説記事、ツールや機能の説明、よくある質問。外すものの例は、会員用の画面、下書き、検索結果に出さないページの一覧、古い版のPDF。迷うものの例は、価格のページ、お知らせ、古い記事。下段に、公式のページは除外のパターンを10個まで書けて、除外が優先されると説明していると記載されている。
取り込む前に、ページを3つに分ける — 載せる範囲を決めるのは自社である

02 なぜ・背景 — 無料の試用から、費用の計算が必要な運用へ

料金の仕組み

料金は、Limits & pricingのページ(2026年10月1日更新)に書かれている。毎月、すべてのアカウントに「含まれる量」があり、超えた分が従量課金になる。

項目毎月の含まれる量超えた分の料金
取り込み500万トークン100万トークンあたり0.75ドル
画像の処理取り込みの500万トークンと共有100万トークンあたり、さらに0.50ドル
保存10 GB-month1 GB-monthあたり2.00ドル
意味・ベクトル・ハイブリッドの検索1,000回1,000回あたり0.75ドル
全文検索1,000回1,000回あたり0.10ドル

ページは、請求の開始日を2026年11月1日と書いている。表の数字から、計算例を2つ作れる。意味検索だけを月に5,000回使った月は、含まれる1,000回を引いた4,000回が超過で、4,000 ÷ 1,000 × 0.75ドル=3.00ドルになる。全文検索だけを5,000回使った月は、4,000 ÷ 1,000 × 0.10ドル=0.40ドルになる。取り込みと保存の料金は、この計算に入っていない。

取り込みトークンの数え方

取り込みの料金は、トークンで数える。ページは、チャンクに分けたあとの文章を、cl100k_baseというトークナイザーで数えると書いている。隣り合うチャンクの重なりは、現れたチャンクごとに数えられる。画像やスキャンした文書のOCRは、読み取った文字も、画像の処理のトークンとして数える。

無料のプランにも、上限がある

同じページの上限の表には、Workers FreeとWorkers Paidの違いが載っている。たとえば、1つのアカウントのインスタンスの数は100と5,000、1つのインスタンスのファイルの数は100,000と100万(ハイブリッド検索なら50万)、1日に巡回できるページの数は500と無制限である。ウェブサイトの巡回は、これらの上限のいちばん小さい値で止まると、ページは説明している。

「検索」と「AIの回答」は別の仕事

引用の作り方のページは、AI Searchが、答えを作る前に、材料にする文章の断片(チャンク)を探して、答えと一緒に返すと書いている。検索の段階で外したページは、答えの材料にならない。逆に、検索の段階で載せたページは、答えの材料になりうる。何を載せるかを決めることが、答えの質と安全の両方に関わる。この記事の軸は、そこにある。

03 用語 — 取り込み、検索、回答の言葉を分けて読む

インスタンスとデータソース

用語

インスタンス:AI Searchで作る、1つの検索の単位である。データソース:インスタンスに読み込ませる元のデータで、公式のページは、直接アップロードする保存場所(built-in storage)、ウェブサイト、R2のバケットの3つを挙げている。

意味検索・全文検索・ハイブリッド検索

用語

意味検索:言い回しが違っても、意味が近い文章を見つける方式である。全文検索:検索語が文章の中にあるかで見つける方式である。ハイブリッド検索:その2つを並べて動かして、結果を合わせる方式で、公式のページは、既定で有効だと書いている。型番や固有名詞は全文検索が、言い換えは意味検索が見つけやすい、と一般には考えられている。

取り込みトークン

用語

取り込みトークン:取り込んだ文章を、チャンクに分けたあとで数えた単位である。文章が長いほど、チャンクが重なるほど、増える。公式のページは、自分の文章で見積もるには、cl100k_baseを扱えるツール(tiktokenなど)が使えると書いている。

OCR

用語

OCR:画像として保存された文字を、文字のデータに読み取る技術である。スキャンしたPDFは、文字を選べない画像になっていることが多いので、OCRなしでは、中身を検索の対象にできない。OCRの利用は、画像処理のトークンとして料金に数えられる。

公開エンドポイント

公式のページは、公開エンドポイントについて、次のように書いている。

"Configure public endpoints to expose your AI Search instance directly to users without requiring authentication."

(訳: 公開エンドポイントを設定すると、AI Searchのインスタンスを、認証を求めずに、利用者へ直接公開できる。)

この設定を有効にすると、インスタンスに取り込んだ内容は、誰でも検索できる状態になる。取り込む前に範囲を決める理由は、ここにある。

04 型別 — 自分のサイトがどれに当たり、何を、どの順で確かめるか

🅰 適用範囲 — ウェブサイトの取り込みは、Cloudflareにドメインを載せているサイトが対象になる

ウェブサイトのデータソースのページには、次の1文がある。

"You can only crawl domains that you have onboarded onto the same Cloudflare account."

(訳: 巡回できるのは、同じCloudflareのアカウントに登録したドメインだけである。)

Cloudflareにドメインを載せていないサイトは、ウェブサイトの取り込みを使えない。公式のページが挙げる残りの方法は、ファイルを直接アップロードする保存場所と、R2のバケットである。自社のサイトがどれに当たるかで、手順が変わる。

🅱 公式文書が書いていないこと

次のことは、確かめた範囲の公式文書には書かれていない。この記事も、断定しない。

  • noindexを付けたページを、ウェブサイトの取り込みが、どう扱うか。
  • ハイブリッド検索の1回が、意味検索の1回として数えられるのか、全文検索の1回も数えられるのか。
  • 答えの正しさや、誤った答えが出る割合。
  • 無料の含まれる量で、一般的なサイトの運用が、どこまで収まるか。

この記事が確かめていないこと

筆者はAI Searchのインスタンスを、この記事のために作っていない。当サイトのドメインを、Cloudflareに載せていないためである。画面の操作や、実際の取り込みの結果は確かめていない。書いたのは、公式のページの記載と、当サイトで確かめた内容である。

🅲 手順1 — 載せる範囲を、ページの種類で決める

最初に、サイトのページを、種類ごとに分けて書き出す。公開の解説記事、ツールの説明、よくある質問、会員用の画面、下書き、検索結果に出さないページの一覧、PDFなどである。種類ごとに、「載せる」「外す」「迷う」のどれかを決める。公式のページは、除外と含めるのパターンを、それぞれ10個まで書けて、除外が先に判定されると説明している。

"Exclude rules take precedence over include rules."

(訳: 除外のルールは、含めるルールより優先される。)

パターンは、スキームとホスト名を含むURL全体に対して照らされる。公式のページの例では、**/blog/**のように、先頭に**を付ける形である。

🅲 手順2 — 載せてはいけないページが、入り込まないかを確かめる

会員用の画面や下書きなど、外すと決めたページのURLの共通部分を、除外のパターンとして書く。公式のページは、認証の見出しを送って、ログインの内側のページに巡回を通す設定(最大5つ)があると書いている。この設定を使わなければ、ログインの内側は取り込まれない前提で考えられる。使う場合は、そこに入ったページが、公開エンドポイントで誰にでも検索される可能性を、先に確かめる。公開エンドポイントでは、「許可する送信元」の設定は、ブラウザの制御であって、アクセスの制御ではないと、公式のページが注意している。

"Allowed origins are a browser control, not an access control."

(訳: 許可する送信元は、ブラウザの制御であって、アクセスの制御ではない。)

🅲 手順3 — PDFとファイルの上限を確かめる

PDFの本数と、サイズを書き出す。OCRなしのPDFとほかの形式は4 MiB、文章とコードのファイル、OCRを有効にしたPDFは10 MiBが上限である。上限を超えたファイルの扱いは、データソースのページが、次のように書いている。

"Files that exceed these limits are not indexed."

(訳: これらの上限を超えるファイルは、取り込まれない。)

取り込まれなかったファイルは、エラーログに出る、とも書かれている。つまり、検索の画面では、取り込まれなかったことが見えない。上限を超えるPDFが何本あるかを、先に数えておく。

🅲 手順4 — 答えの出典を、どう見せるかを決める

引用のページは、返ってきた断片に、元のファイルまたはURL(item.key)と、関連度の点数が付くと書いている。出典を画面に出すかどうかは、検索を組み込む側が作る部分である。出すと決めたら、出典のURLが、読者に見せてよいページか、今の内容かを、答えの検査の対象にする。

🅲 手順5 — 誤った答えが出たときの直し場所を決める

誤った答えは、どこかのページの内容が原因であることが多い。直し場所を、症状ごとに決めておく。

  • 古い内容が答えに出る:元のページを直し、再取り込み(同期)を待つか、手で実行する。
  • 外したいページが出る:除外のパターンを足し、再取り込みを行う。
  • メニューや定型の文章が混じる:コンテンツセレクターで、本文の部分だけに絞る。公式のページは、設定がなければ、header・footer・headを除いて取り込むと書いている。

再取り込みの間隔は、初期値が6時間で、15分から24時間の範囲で選べる。同期の実行は、30秒に1回までと書かれている。更新が多いサイトは、間隔を短くする。

"Jobs run automatically on a schedule, every 6 hours by default, and process new, modified, or deleted files to keep your search index up to date."

(訳: ジョブは、既定で6時間ごとの予定で自動的に実行され、検索の索引を最新に保つために、新しいファイル、変更されたファイル、削除されたファイルを処理する。)

🅲 手順6 — 費用の見張り方を決める

02章の表で、月の検索回数の見込みから、金額を計算する。生成や質問の言い換え、外部のモデルの利用は、AI Searchの料金に含まれず、自分のアカウントとゲートウェイに記録される、と投稿に書かれている。AI Searchの料金だけを見て、全体の費用を決めない。

AI Searchの毎月の含まれる量と、超えた分の料金を示す図。含まれる量は、取り込み500万トークン、保存10 GB-month、意味検索1,000回、全文検索1,000回。超えた分の料金は、取り込みが100万トークンあたり0.75ドル、画像の処理がさらに0.50ドル、保存が1 GB-monthあたり2.00ドル、意味・ベクトル・ハイブリッドの検索が1,000回あたり0.75ドル、全文検索が1,000回あたり0.10ドル。下段に、従量課金は2026年11月1日から始まると書かれている。請求が始まる前の週に、知らせのメールが送られると書かれている。
含まれる量と、超えた分の料金 — 従量課金は2026年11月1日から

05 自分のサイトで確認するチェックリスト

下の14項目は、1項目5分ほどでできる作業である。項目6は、手順に入る前の🅰「適用範囲」にあたり、自社のサイトが、ウェブサイトの取り込みを使えるかを決める作業である。項目1〜5が手順1と2、項目7と8が手順3、項目9が手順6、項目10が手順4、項目13と14が手順5に対応している。項目11と12は、手順1で「載せる」の範囲を決めたあとに行う作業で、今のサイト内検索の検索語を、その範囲と照らす。サイト内検索の導入を決めていない人も、項目1〜5は、今日から使える。チェックの状態はブラウザの中にだけ保存され、サーバーには送られない。

  • サイトのページを種類ごとに5種類以内に分けて書き出し、種類ごとのページ数を数字で書く
  • サイトマップを開き、URLの数と、lastmodが付いていないURLの数を数えて書く
  • 検索結果に出したくないページ(会員用、下書き、noindexの一覧)のURLの共通部分を、3つまで書き出す
  • 項目3の共通部分を、**/名前/**の形の除外のパターンに書き直し、10個以内に収まるかを数えて書く
  • robots.txtを開き、巡回を止めている道筋を書き出して、項目3の共通部分との食い違いがあるものを、1つずつ照らして書く
  • 自社のドメインをCloudflareに載せているかを、「はい」か「いいえ」で書き、「いいえ」なら、ウェブサイトの取り込みは使えないと書き足す
  • サイトのPDFの本数を数え、そのうち4 MiBを超えるものと、10 MiBを超えるものの本数を、それぞれ書く
  • PDFのうち、文字を選べないもの(スキャンしたもの)を3本まで開いて確かめ、その本数を書く
  • 検索の回数の見込みを、月の数字で1つ書き、含まれる1,000回を引いた回数に、1,000回あたり0.75ドルをかけた金額を書く
  • 答えの出典を、ページの題名で示すか、アドレスで示すかを決めて、「題名」か「アドレス」で書く
  • サイト内検索で、いま多く使われている検索語を10件書き出し、それぞれに、答えるべきページのURLを1つずつ書く
  • 項目11の10件のうち、答えるべきページが、項目1で決めた「載せる」の範囲に入っていないものの数を、数えて書く
  • 誤った答えが見つかったときに、元のページを直す担当者と、再取り込みを実行する担当者の名前を、それぞれ書く
  • 再取り込みの間隔を、ページの更新の頻度に照らして、6時間・12時間・24時間のどれにするかを決めて書く

チェックリストの使い方

時間が限られているときは、項目2・3・11・12の4つだけでも、「サイトマップは整っているか」「載せないページは何か」「実際の検索語に答えられるか」が分かる。サイト内検索をすぐに導入しない場合も、項目11と12は、今のサイト内検索の改善にそのまま使える。

06 代替・他の選択肢 — AI Search以外にも、サイトの検索を良くする道がある

取り込みの方法を、比べる

方法何を使うか向く場面注意する点
今のサイト内検索を直す既存の検索と、検索語の記録導入の費用や運用を、増やしたくないとき言い換えへの強さは、検索の仕組みによる
ウェブサイトの取り込みサイトマップまたは巡回Cloudflareにドメインを載せているとき同じアカウントのドメインだけが対象
ファイルのアップロードbuilt-in storageCloudflareに載せていないサイトの文書を使うとき更新のたびに、自分でアップロードする
R2のバケット保存した文書文書をR2に置いているときサービスのトークンを保つ必要がある

サイトマップで取り込むか、リンクをたどるか

ウェブサイトの取り込みには、2つの方式がある。サイトマップ方式は、サイトマップに書かれたURLだけを読み、リンクはたどらない。lastmodが変わったページを、次の同期で取り直すと、公式のページは書いている。リンクをたどる方式(discover)は、サイトマップとページのリンクの両方を使い、lastmodは使わない。サイトマップが整っているなら、公式のページは、サイトマップ方式のほうが確実だと勧めている。

実務のヒント

導入の前に、今のサイト内検索で、検索語の上位10件に答えられているかを確かめる。答えられない原因が、ページの不足なのか、載せ方なのかが分かれば、AIに任せる前に直せるものがある。

注意

公開エンドポイントは、認証なしで公開される。取り込んだ内容は、誰でも検索できると考えて、範囲を決める。限定した相手にだけ見せたい場合は、公式のページが挙げるCloudflare Accessなど、アクセスの制御を別に用意する。

自社のサイトの状態を、先に確かめるツール

サイトマップを作り直したいときは、当サイトの無料ツール🔧 WEBサイトの sitemap.xml 作成ツールが使える。取り込みの元になるページが、リンク切れになっていないかは、🔧 WEBサイト内のリンク漏れ・チェックツールで確かめられる。どちらも、AI Searchを使うためのツールではなく、取り込みの前に整えておくための道具である。

noindexとrobots.txtの違いは、noindex・nofollow・robots.txtは、それぞれ何を止めているのか ── 混同しやすい3つの設定を確認する15項目で扱い、AIのクローラーごとの通し方は、AIクローラーは1つではない ── robots.txt・llms.txtで「通す」「止める」を切り分ける(2026年9月時点)で扱った。サイトマップの上限は、サイトマップには「50,000 URL・50MB」という上限がある ── 分割とインデックス化を確認する13項目(2026年9月時点)で扱っている。この記事は、それらの内容を繰り返さない。

07 当サイトで確かめたこと

当サイトは、Cloudflareの背後にない

2026年10月5日に、当サイトのホームページの応答ヘッダーを取得した。Cloudflare経由の応答に付くはずの識別の見出し(CF-RAY)は付いていなかった。ドメインのネームサーバーも、Cloudflareのものではなかった。当サイトは、ウェブサイトの取り込みを使えない。この記事のインスタンスを作らなかった理由も、そこにある。

そこで、仮にサイトマップから取り込むなら、どんな状態かを、当サイトのサイトマップで確かめた。

サイトマップの332本を、全部取得した

サイトマップには、332本のURLがあった。332本すべてを取得して調べた結果は、次のとおりである。

  • 応答は、332本すべてが200だった。
  • robotsのmetaタグまたはX-Robots-Tagにnoindexがあるページは、0本だった。
  • lastmodが付いているURLは328本で、付いていないのは4本だった。4本は、ツール・ブログ2種類・解説記事の、各一覧のページである。
  • priorityとchangefreqは、332本すべてに付いていた。

noindexのページは、サイトマップには含めていない。タグの一覧のページを2つ開いて、2つともnoindex,followであること、サイトマップに無いことを確かめた。サイトマップ方式なら、これらは取り込まれない。一方、リンクをたどる方式は、ページのリンクもたどるので、タグの一覧のページに届きうる。noindexのページを、取り込みが避けるかどうかは、書かれていないので、方式の選び方が、取り込む範囲を変えうる。

PDFと、robots.txt

サイトマップのURLのうち、PDFのものは0本だった。ページの中のリンクを調べると、332ページのうち13ページが、PDFへのリンクを合計27本含んでいた。27本はすべて、外部のサイトのPDF(7つのドメイン)で、当サイトが配っているPDFは、確かめた範囲では見つからなかった。robots.txtには、管理用や会員用の道筋などを巡回の対象から外す行が、13行ある。

無料のプランの1日の上限と、332ページ

02章の上限の表では、Workers Freeの「1日に巡回できるページ」は500である。当サイトのサイトマップの332本は、この数字の範囲に収まる。ただし、巡回の数え方(ページが読み込む別のファイルを数えるかなど)は、確かめた範囲の文書に書かれていないので、収まると断定はしない。

この結果から言えることと、言えないこと

言えるのは、当サイトのサイトマップが、noindexのページを含まず、ほぼすべてにlastmodが付いていること、PDFを自分では配っていないことである。言えないのは、AI Searchが、当サイトを取り込んだときの結果である。インスタンスを作っていないためである。載せる範囲を決める材料が、すでに手元にあるかは、サイトマップとrobots.txtを開けば、数分で分かる。

当サイトで2026年10月5日に確かめた結果を示す図。当サイトはCloudflareの背後になく、ウェブサイトの取り込みは使えない。サイトマップのURLは332本で、すべて応答が200。noindexのページは0本。lastmodが付いているURLは328本、付いていないのは4本の一覧ページ。サイトマップにPDFは0本で、13ページが外部サイトのPDFへ27本のリンクを持つ。下段に、Workers Freeの1日の巡回上限500ページに対して332本は収まるが、巡回の数え方は書かれていないため断定しないと書かれている。
当サイトで確かめた結果(2026年10月5日) — 載せる範囲を決める材料は、サイトマップとrobots.txtにある

08 このテーマの、これまで

AI Searchをめぐる、日付つきの記録

日付出来事
2026年8月6日ウェブサイトのデータソースのページと、公開エンドポイントのページが、この日付で最終更新
2026年9月17日ウェブサイトの巡回の方式(parse types)とコンテンツセレクターのページが、この日付で最終更新
2026年10月1日AI Searchが一般提供になった。同日、Limits & pricing・データソース・ハイブリッド検索・同期のページが更新された
2026年11月1日従量課金が始まる予定(変更履歴の記載)。請求が始まる前の週に、知らせのメールが送られると書かれている
2026年10月5日この記事のために、変更履歴と公式ページを開き、当サイトのサイトマップとrobots.txtを確かめた

導入の費用が実際にいくらになるかは、この表のどの行にも含まれていない。含まれる量と単価が分かっても、検索の回数は、サイトごとに違うためである。

当サイトの、関連する過去の記事

Cloudflare AI Searchは2026年10月1日に一般提供になり、従量課金は11月1日に始まる。サイト内検索をAIに任せる前に、載せる範囲、答えの出典、誤ったときの直し場所を決める14項目を、手順とあわせて整理し、当サイトの確認結果も載せた。
2025/05/31
THU
00:00:00

ブラウザ・OS 最新バージョン

毎日更新:2026-10-06 調査更新済
  • Android(stable) 未取得
  • Chrome Android(stable) 155.0.8059.30
  • Chrome iOS(stable) 155.0.8059.24
  • Chrome(beta) 156.0.8078.4
  • Chrome(dev) 157.0.8081.0
  • Chrome(stable) 155.0.8059.26
  • Edge(stable) 154.0.4258.37
  • Firefox(stable) 157.0
  • Opera(stable) 136.0.6008.80
  • Safari iOS(stable) 未取得
  • Safari(stable) 未取得
  • iOS(stable) 未取得

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このサイトで書いている人

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Webアドバイジング・クリエイター
池田南美夫
もうすぐ●●歳。ずっーと現役SE。日本にインターネットが上陸してから、ずっーと携わる。 ほんとは超アナログ人間のギター弾き、バンドマン。でも音楽活動とSE、案外似てる。