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Similarweb(シミラーウェブ)の使い方!無料でわかる競合…

▼ 2026年4月時点の Similarweb 実用ガイド(補足)

結論:2026年の Similarweb 最大の進化は 「AI Traffic Tracker」。ChatGPT / Perplexity / Copilot などからのトラフィックを ページ単位・プロンプト単位で可視化できる初のメジャーツールになった。無料版でもサイトの月間訪問数推計と AI 流入の概況は確認可能。Google Analytics で見えない「Dark AI トラフィック」を最も手軽に把握できる手段として、競合分析以上に「自社の AI 引用度合い検証」用途で再評価が進んでいる。

1. Similarweb の無料版でできること(2026年版)

無料版で確認できる主な指標:

  • ✅ サイト月間訪問数の推計(直近6ヶ月)
  • ✅ 平均滞在時間・直帰率・1セッションあたりのページ数
  • ✅ トラフィックソース(直接 / 検索 / SNS / 参照 / メール)の比率
  • ✅ 流入国 Top 5 / オーガニック検索キーワード Top 5
  • ✅ 競合サイト候補(Similar Sites)の自動提示
  • AI Traffic Checker(無料ツール)で AI チャットボット由来トラフィックの概況

有料化(Enterprise プラン)すると、ページ単位の AI 流入、プロンプト単位の引用、最大5社の競合 AI 流入比較などが解放される。なお2025年以降 Similarweb は有料プランの料金を非公表化しており、見積もりは営業問い合わせ必須。

2. Similarweb vs SEMrush vs Ahrefs 比較(2026年4月時点)

項目SimilarwebSEMrushAhrefs
無料版で見られる訪問数推計◎(直接の数値)△(限定的)△(限定的)
AI 流入トラッキング◎(2026年現在トップ)○(AI Overview 等は対応進行中)○(Brand Radar に統合進行中)
キーワードDB規模◎(最大級)
被リンク分析◎(業界最強クラス)
競合トラフィック分析◎(独自パネル+クリックストリーム)
料金(個人/中小向け)非公表(要問合せ)$139.95/月〜$129/月〜
日本語サポートありありあり

※2026年4月時点の各社公式サイト・公開情報ベース。料金は変動するため最新は各社で確認。

3. WEB担当者の実践活用 — 3つの使い方

① 自社の "Dark AI トラフィック" 検証

GA4 では ChatGPT 等からの流入が「Direct」や「Other」に紛れ、実態が見えない。Similarweb の AI Traffic Checker に自社 URL を入れれば、ChatGPT / Perplexity / Copilot 等からの流入推計を直接確認できる。「LCRS(AI引用率)」の実流入インパクトを測る指標として有効。

② 競合の AI 流入チャネルを盗む

同業競合5社の AI 流入を比較し、「どの AI からどのページに来ているか」が分かる。引用されているページを分析し、自社で対応する FAQ / 構造化データ / 引用しやすい段落構造を強化する。

③ 流入の "ジャンル偏り" を即把握

無料版でも「直接:◯%、検索:◯%、SNS:◯%」が見える。Google 検索に過度依存しているサイトは、AI 検索シフトで一気に流入を失うリスクが高い(パブリッシャー -60% 事例多数)。四半期に1回、自社・競合の流入比率を点検すべき

4. 2026年の注意点 — 推計値の精度限界

  • ⚠ 月間訪問数 5,000 未満の小規模サイトは推計が不安定(クリックストリーム統計の都合)。当サイトもまだ表示されないケースあり
  • ⚠ AI Traffic Checker の数値は「クリック発生時の Referrer」ベース。Referrer を送らない AI(ChatGPT の一部回答など)は含まれない。過小評価になっている可能性が高い
  • ⚠ 米国サイトは精度高め、日本サイトはやや粗めの傾向(パネル分布の差)

参考データ・出典

2026年6月追記 — AI時代の競合分析ツールは「AI検索露出」まで見る

Similarwebだけでは見えなくなったもの

従来のWebトラフィック分析は「どのサイトからどれだけ来ているか」を見ていました。しかし2026年、Google AI Overviewに引用されたURLのCTRが+35%(Search Engine Land 2026-05)という状況では、「競合がAI検索に引用されているか」が新しい競合分析の軸になっています。

2026年版 競合分析ツールの使い分け

ツール何を見るかコスト
SimilarwebWebトラフィック全体・流入チャネル比率・競合比較無料プランあり(制限あり)
site2room(当サイト)視覚的なアクセス解析 / Similarweb代替として活用無料
Bing Webmaster Tools「AI Performance」Copilot / ChatGPT in Bing への露出(impressions / clicks)/ Citation Share無料
Google Search ConsoleGoogle検索での表示・クリック・AI Overview表示(準備中)無料
Semrush「AI Toolkit」AI Overview引用状況・競合との比較有料

無料でできる「AI検索競合分析」の手順

  1. Bing Webmaster Toolsに登録 — 「AI Performance」タブで自社のAI検索露出を確認
  2. 手動LCRS測定 — 主要キーワード10個を ChatGPT / Perplexity に入力し、自社と競合の引用状況を比較
  3. Google SCのAI Overview確認(2026年秋以降対応予定)— SC内でAI Overview関連データが提供される見込み
  4. Google Search Agentsへの対応 — 今夏ロールアウト予定のSearch Agentsは「背景情報を自律的に収集」する。エンティティとして実在するサイトが選ばれやすい

出典: Bing Webmaster Tools「AI Performance」公式(2026-02)/ Search Engine Land「AI Overview CTR +35%」(2026-05)/ Google I/O 2026「Search Agents」発表(2026-05-19)/ 当サイト LCRS第10回測定(2026-05-13)15.9%

📌 関連コンテンツ

【2026年6月追記】SimilarWebにAI流入が映らない理由 — GA4との併用で見えること

SimilarWebの推定値はAI検索流入(ChatGPT・Perplexity・Claude等からのリファラー)を正確に捉えるのが苦手です。その理由と、GA4との対比で見えてくることを解説します。

SimilarWebがAI流入を見逃す3つの理由

  1. リファラー不明問題: ChatGPT等のAIチャットからのリンクは `direct` として集計されることが多い。Perplexityはリファラーを送るが、Claude・Geminiは送らないケースが多い
  2. SimilarWebの推計アルゴリズムが未対応: SimilarWebはISPデータ・パネルデータを使った推計。新興の「AI referral」チャネルはサンプル数が少なく精度が低い
  3. サイト規模依存: 月間PV 10万未満のサイトはSimilarWebの推計誤差が±30〜50%。AI流入の計測誤差はさらに大きい

GA4でAI流入を正確に計測する方法

  • セッションのデフォルトチャネルグループを確認: 「Organic Social」「Referral」「Direct」をリファラーで分割。openai.comperplexity.aiclaude.aiをフィルタ
  • カスタムチャネルを作成: 「AI Referral」チャネルを新設(GA4のデータストリーム設定 → チャンネルグループ)
  • openai / organic を見る: GA4の流入元で `openai / organic` は ChatGPT Searchからの直接流入。これはSimilarWebでは見えない
  • 当サイトの現状(正直開示): 2026年6月 30日累計 openai 2件・bing 7件・Perplexity 0件。AI流入はまだ小さいが、bing/organicのバウンス率が14.3%と良質

SimilarWebとGA4の使い分け

  • SimilarWeb向け: 競合比較・業界全体のトレンド把握・マクロのチャネル傾向
  • GA4向け: 自サイトのAI流入詳細・ページ別エンゲージメント・CVRとの関係

出典: GA4公式ドキュメント(チャネルグループカスタマイズ)/ SimilarWeb方法論ホワイトペーパー / 当サイトGA4実測(2026-06)

【2026年6月追記】SC 50週バグ・AI検索フロー変化 — GA4とSearch Consoleの数値がずれる理由(2026年最新版)

2026年6月発覚: Search Console 50週データバグ

2026年6月第1週、Google Search Consoleに「50週表示期間でデータが正常に表示されない不具合」が確認されました。期間設定によって同じURLのimpression数が大きく変動して見える場合があります。SCの数値を長期グラフで確認している場合は、バグの影響による異常値かどうかを確認してください。

加えて「リンクレポート不具合」も同時期に報告されています。いずれもGoogleが認識・対応中です。

AI検索フロー変化とGA4・SimilarWebの読み方(2026年6月更新)

AI Modeの月間ユーザーが10億人を突破したことで、従来のGA4・SimilarWebでは「AI経由の流入」が正確に計測できないケースが増えています。具体的な問題は:

  • AI Overviewクリック → GA4では「organic」扱い: AI由来かどうかが分からない
  • AI Mode経由のゼロクリック化: SimilarWebにはAI応答後のサイト訪問のみ反映。AI内での解決はカウントされない
  • referrerの変化: ChatGPT・Perplexity経由は「openai」「perplexity.ai」として参照元に出るが、Google AI Modeは「google」のままで区別不能

WEBディレクターが今すべき計測設定の見直し

  1. GA4にAI流入チャネルグループを追加: openai.com・perplexity.ai・claude.ai を独立チャネルとして定義
  2. Search ConsoleとGA4の差分を定期確認: SC impressionが高いのにGA4流入がゼロのページ = AI Overview完結ページ(ゼロクリック化)の特定に使える
  3. SimilarWebのAI Search機能活用: 2026年版SimilarWebにはAI検索流入推計機能が追加されています

出典: SERoundtable「June 2026 Google Webmaster Report」/ Google Search Console バグ報告(2026-06)/ BrightEdge AI検索影響分析(2026-05)

2026年6月追記(第2弾)— ゼロクリック93%時代のSimilarWebの正しい読み方

SimilarWebが「見えない流入」を見落とす構造的な問題

Seer Interactive の調査(2026年、2500万インプレッション分析)では、AI Mode内のゼロクリック率は93%という数字が出ています。つまり、ユーザーがGoogleのAI Modeで答えを得てサイトにアクセスしないケースが9割超。SimilarWebはサイトへの実際のアクセスしか計測できないため、AI検索経由の「認知」はSimilarWebには一切映らないという状態です。

SimilarWebで正しく読める指標・読めない指標(2026年6月版)

指標SimilarWebでの信頼性補完手段
直接流入(ダイレクト)✅ 高いそのまま活用
有機検索流入⚠️ 中(AI Modeゼロクリックが除外される)Google SC impressionsと比較
AI検索流入(ChatGPT・Perplexity)⚠️ 限定的(一部のみ参照元として捕捉)GA4のreferrerで「openai」「perplexity.ai」を別途確認
競合の流入規模比較✅ 相対比較は有効絶対値より比率で読む
AI Overview引用後の認知❌ 見えないSC impを代替指標として使用

2026年6月版 WEBディレクターのSimilarWeb活用3原則

  1. 絶対値でなく競合比で読む: 自社PVが減少していても競合も同様であれば「業界全体のゼロクリック化」。SimilarWebで競合との相対位置確認が有効
  2. SC impressionとのギャップを監視: SC impressions増加 + SimilarWeb流入横ばい = AI検索完結(ゼロクリック)が起きているサイン
  3. AI検索流入はGA4のreferrerで独立計測: SimilarWebに頼らず、GA4カスタムチャネルグループに「openai.com」「perplexity.ai」「claude.ai」を追加

出典: Seer Interactive ゼロクリック調査(2026、2500万imp)/ Google I/O 2026 AI Mode発表 / Google Analytics 4 公式ドキュメント / SERoundtable「June 2026 Google Webmaster Report」

2026年6月追記 — Similarweb自身が出したAIチャットボット勢力図(2026年5月)

皮肉なことに、AI流入の全体像を一番よく見せてくれるのもSimilarwebのデータです。同社が公表した2026年5月時点の生成AIチャットボット利用シェアは勢力図の激変を示しています。

  • ChatGPT: 52.7% — 1年前の76.4%から大幅下落。首位は維持しつつも「一強」は終了
  • Gemini: 27.3% — 急伸。しかも外部サイトへの参照流入の伸びはGemini +388% vs ChatGPT +52%と、送客面での存在感は数字以上
  • Claude: 8.9% — 1年で約3倍増
  • Perplexity: 1.3% — シェアは小さいがreferrerを一貫送出するため計測しやすい

計測側の朗報もあります。2026年5月中旬、GA4に「AI Assistant」デフォルトチャネルが新設され、ChatGPT・Gemini・Copilot等の参照元が自動分類されるようになりました(ただしGoogleのAI Overviews / AI Modeは対象外でOrganic Searchに混ざる、という公式定義に注意)。「Similarwebで業界全体と競合の地形を読み、GA4のAI Assistantチャネルで自社の実数を取る」——この二段構えが2026年6月版の正解です。

出典: Similarweb公式ブログ「Gen AI stats」(2026年5月データ)/ GA4公式ヘルプ「Default channel group」

初心者向け — Similarwebを今日から使う5ステップ

「結局どこから触ればいいのか」という方向けに、無料版での最初の30分を手順化しておきます。

  1. similarweb.com で自社ドメインを検索 — 登録なしでも概要は見られる。無料アカウント登録で閲覧範囲が広がる
  2. Traffic & Engagement で全体規模を掴む — 月間訪問数・滞在時間・直帰率。ここは絶対値を信じず「桁感」だけ掴む(推計値のため)
  3. Marketing Channels で流入構成を見る — Direct / Search / Referral / Social の比率。自社のGA4の構成比と並べて、推計のズレ幅を最初に体感しておくのが大事
  4. 競合ドメインを2〜3社入れて比較する — Similarwebの本領はここ。絶対値の精度が粗くても、同じ物差しで測った相対比較は意味を持つ
  5. 毎月同じ日に記録する — スプレッドシートに自社+競合の月間訪問数を記録し、傾きを比べる。1回見て終わりにしないことが、このツールを「使える」道具にする唯一のコツ

この5ステップを回したうえで、本文で書いた「SC impressionsとのギャップ監視」「GA4のAI Assistantチャネル併用」に進むと、AI時代の流入の全体像が立体的に見えてきます。

2026年最新:GSC「生成AIパフォーマンスレポート」が6月17日に発効

AI流入の計測環境が、2026年6月に大きく動きました。Googleは6月3日、Google Search Console(GSC)に生成AIパフォーマンスレポートと、自社コンテンツをAI Overviews・AI Mode・Discover内AI Overviewsからブロックできるオプトアウト機能を提供開始し、この効力は2026年6月17日から発効します。オプトアウトの画期的な点は、通常検索のオーガニックスニペットを失わずにAI機能への露出だけをブロックできること(従来のnosnippetは通常スニペットも消えた)。ただしGeminiアプリには適用されない点に注意が必要です。

AI流入は「3ツールの立体計測」で追う

1つのツールではAI露出の全体像は見えません。次の3つを併用すると立体的に把握できます。

  • GSC 生成AIパフォーマンスレポート:AI機能での表示回数(impressions中心)を一次データで把握
  • GA4「AI Assistant」チャネル:ChatGPT・Gemini・Perplexity等からの実際の送客とCVRを計測
  • Bing Webmaster Tools:Copilot経由の引用数を補完的に確認

Similarwebの2026年分析では、AI referralはなお多くのブランドでトラフィック全体の1%未満ですが、Adobe Analyticsによれば米国小売へのAI経由流入は2026年第1四半期に前年同期比+393%。今のうちに計測の物差しを揃え、傾きの変化を毎月同じ日に記録しておくことが、立ち上がりを逃さないコツです。

📌 関連コンテンツ
AIに表示された回数を知っているか — GSC・GA4・Bing、3ツール立体計測の正直な現在地
検索を通らずに、AIがあなたを語り出す — Information Agents 24時間監視時代の「引用される準備」
なぜAI紹介をGA4で独自のチャネルとして扱う時が来たのか

2026年6月追記 — SC「AI除外ボタン」ベータと、計測戦略への影響

2026年6月18日: Search ConsoleにAI除外トグルがベータ提供開始

2026年6月18日、GoogleはGoogle Search Console内でAI Overviews・AI Mode・Discover内AI Overviewsから自サイトコンテンツを除外できるトグルをベータとしてUKユーザーに先行提供を開始しました(Search Engine Land 2026-06-18)。この機能の特徴は:

  • 通常検索のオーガニック順位・スニペットには影響しない(Google公式説明)
  • AI機能への露出だけを選択的にブロックできる(従来のnosnippetは通常スニペットも消えた)
  • Geminiアプリには適用されない(AI Overview/AI Modeのみ)
  • グローバル展開時期は未定。UK先行ベータ中

「使う?使わない?」— Similarweb・GA4計測との連動で判断する

Search Engine Landは「(AI機能の)除外は使わないことを推奨する」と述べています。その理由として: AI Overviewが表示されるクエリでもオーガニッククリックは依然として発生するケース・AI Mode経由のCVRが通常検索より高い実績(Adobe Analytics: AI経由CVR +42%)があるためです。

ただし、計測の観点では除外ボタンを使った場合と使わない場合で、Similarwebや GA4 の数値がどう変わるかを比較観察するチャンスでもあります。UK在住・サイト運営者向けの実験データが今後出てくる可能性があります。

Ahrefs 10億URL分析: AI引用の76%は「30日以内更新ページ」

Ahrefs(2026年)が10億超のURLを分析した結果、ChatGPTに引用されたページの76%は過去30日以内に更新されていたことが判明しました。これはSimilarwebで「AI流入が増えている」と観察されているサイトの共通点とも一致します。

計測ツール今回の発見との関連対応策
SimilarwebAI referralは全体の1%未満のサイトが多い → 30日以内更新で引用を増やす競合の「更新頻度」も参考指標に組み込む
GA4 AI Assistant引用→流入のリードタイム短縮(更新翌日〜翌週にAI流入増)addview・記事更新日ごとにAI流入を確認
GSC 生成AIレポートimpressionsの増加タイミングと更新頻度を相関分析できる更新後7日以内のimpressions変化を観察

当サイトでは毎日addview追記(5件/日)とAI Ronブログ(1本/日)で更新頻度を維持しています。

✅ 当サイト実施中(毎日更新継続)

出典: Search Engine Land「Google tests AI exclusion toggle in Search Console」(2026-06-18)/ Ahrefs「10億URL ChatGPT引用分析」(2026年)/ Adobe Analytics「AI経由CVR +42%」(2026 Q1)

2026年6月追記 — GA4「AI Assistant」チャネルが自動追加された(2026年5月13日〜6月7日)

設定不要でAI流入が自動分類されるようになった

2026年5月13日から6月7日にかけて、GoogleはGA4のデフォルトチャネルグループに「AI Assistant」チャネルを順次自動追加しました。これにより、これまで「Direct」「Referral」「Other」に混在していたAI流入が自動的に分類されます(ソース: Search Engine Land)。

  • 自動分類される主な流入元: ChatGPT / Gemini / Copilot(Microsoft)/ Claude 等のAIアシスタント経由の参照
  • 設定不要: 既存のGA4プロパティに自動適用される。手動でのカスタムチャネル設定は引き続き有効
  • データ遡及: 自動追加日以降のデータから分類される(過去データは変更なし)

重要な落とし穴 — Perplexityは「AI Assistant」に入らない

「AI Assistant」チャネルに自動分類されない主要なAIサービスがあります:

  • Perplexity: 「Referral」チャネルのまま。perplexity.ai からの流入を別途確認する必要がある
  • Google AI Overview / AI Mode経由: 「Organic Search」に統合されたまま分離されない(Google公式の定義)
  • AI由来だがリファラー不明: ChatGPTの一部回答など、リファラーを送らないパターンは「Direct」に混入し続ける

特にPerplexityの「Referral」扱いは見落としやすい落とし穴です。AI流入全体を把握するには「AI Assistant」チャネルだけでなく、「Referral」の参照元でperplexity.aiを個別確認するワンステップが必要です。

3ツール立体計測の役割分担(2026年6月更新版)

計測ツールAI Assistantチャネル追加後の役割カバーするサービス
GA4「AI Assistant」チャネルAI流入の基本計測(自動分類)ChatGPT・Gemini・Copilot(AI Overview除く)
GA4「Referral」→ perplexity.aiPerplexity流入の個別確認Perplexity(Referralのまま)
GSC 生成AIパフォーマンスレポートGoogle AI Overview・AI Modeへの露出計測AI Overview / AI Mode(インプレッションのみ)
Bing Webmaster Tools「AI Performance」Copilot引用数の補完計測Microsoft Copilot専用指標

AI Assistantチャネルで「今すぐ確認すべき3つのこと」

  1. AI Assistantチャネルのセッション数を確認: GA4のレポート → ライフサイクル → 集客 → トラフィック獲得 で「AI Assistant」が表示されているか確認。表示されていなければ自動追加が未適用の可能性(GA4の更新タイミングにばらつきあり)
  2. CVRの差を比較する: AI Assistantチャネル vs Organic Search vs Direct の3系統でコンバージョン率を比較。Adobe Analytics Q1 2026ではAI経由CVRが他チャネル比+42%。自サイトで同様の傾向があるか確認する
  3. 流入元のドメインを個別確認: 「Referral」チャネルの参照元一覧を開き、perplexity.ai の流入を別途記録する。SimilarwebのAI Traffic Checkerと並べると全体像が見えやすい

当サイトの状況(正直開示)

当サイト(website.usersupports.com)では、GA4に「AI Search」カスタムチャネルグループを2026年6月11日に設定済みです。GA4デフォルトの「AI Assistant」チャネルとの重複・補完関係を現在確認中です。Perplexityの参照元は「Referral」として別途追跡しています。

✅ 当サイト AI Searchチャネル設定済み(2026-06-11)

出典: Search Engine Land「GA4 adds AI Assistant as a default channel」(2026年)/ Google Analytics 4公式ヘルプ「Default channel group」/ Adobe Analytics「AI経由CVR +42%」(Q1 2026)

2026-06-26 追記 — QRG 3新スパムカテゴリと、AI Overview引用に「残る側」になる実装観点

2025年9月版 Google 検索品質評価ガイドライン(QRG)で新設された 3つの新スパムカテゴリ は、AI Overview / AI Mode の引用対象から外される条件と直結します。当サイトのアクセス計測実装と合わせて、対策の具体観点を整理します。

3新スパムカテゴリの正式定義

カテゴリ定義典型例
Scaled content abuse(量産コンテンツ)付加価値なしのAI/テンプレ量産で検索順位を狙う行為同じテンプレートで1000記事を機械生成
Expired domain abuse(失効ドメイン悪用)失効した既存ドメインを買い、既存権威で別ジャンルのコンテンツ展開大学ドメインを買って通販サイトに転用
Site reputation abuse(サイト評判悪用)既存サイトのサブディレクトリを第三者に貸し出してSEOブースト新聞社サイトの /coupons/ を外部広告主に貸す

3新スパムカテゴリと AI Overview 引用の関係

Google は QRG で「Quality Rater が高品質と評価したサイト」を AI Overview / AI Mode の引用源として優先採用する設計を取っています。3新スパムカテゴリに該当するサイトは、AI 検索の引用対象から構造的に外されます。

  • Scaled content abuse → AI Overview は人間が編集した独自視点を優先する仕様(Princeton GEO 研究 2024)
  • Expired domain abuse → Wikidata QID 等で運営者の設立年・実体が機械可読に示されていれば、失効ドメイン買いの偽装は識別可能
  • Site reputation abuse → Organization schema で運営主体の一意性が明示されていれば、サブディレクトリ貸しの第三者コンテンツは Quality Rater の評価対象から外れる

当サイトの計測実装 — Similarweb・GA4・SC・Bing AI Performance の4ツール立体計測

AI Overview 引用に「残る側」になっているかは単一ツールでは測れません。当サイトは以下の4ツール立体計測で監視しています。

ツール計測対象取得値
Similarweb全AI検索からの流入推定2026-05時点 ChatGPT 52.7% / Gemini 27.3% / Claude 8.9%
GA4「AI Search」チャネル当サイトへの実AI流入カスタムチャネルグループで openai / claude / perplexity / chatgpt を集計
Search Console「生成AIパフォーマンス」Google AI Overview 表示回数(impressionsのみ・clicksなし)2026-06-03発表・正式リリース
Bing AI Performance(Webmaster Tools)Bing Chat / Copilot の引用数引用数を直接取得可能・GA4と相互補完

WEBディレクターの4ツール実装手順

  1. GA4「AI Search」チャネル設定: 管理 → チャネルグループ → カスタムチャネルグループ → 「AI Search」を作成し、正規表現で openai|chatgpt|claude|perplexity|copilot|gemini をマッチさせる
  2. SC 生成AIパフォーマンスを月次比較: 6月新リリース。impressions のみ取得可能・clicks は未取得(仕様)
  3. Bing Webmaster Tools 登録: Bing AI Performance レポートを毎週確認・Bing AI の引用数推移を追う
  4. Similarweb で AI 検索全体のシェア把握: 月次でシェアトレンドを確認・特定 AI に依存していないか分散リスクを点検

当サイトの実装 — self-proof

  • GA4「AI Search」チャネル設定済み ✅ 2026-06-11 実装完了
  • SC 生成AIパフォーマンスの月次比較運用中 ✅ 実施中
  • Organization schema で運営主体の一意性明示済み(Wikidata QID Q140030002) ✅ 実施中
  • 3新スパムカテゴリのいずれにも該当しない運営構造 ✅ self-proof 公開済み(archives/66)

出典: Google公式 Search Quality Evaluator Guidelines(2025-09-11版・181p) / 鈴木謙一「Google updated Search Quality Raters Guidelines reflecting new spam policy」 / archives/66「エンティティSEOを実際にやった」 / archives/76「AIに表示された回数を知っているか — 3ツール立体計測」

2026-06-28 追記 — クロール対リファラー比の最新比較 / ClaudeBot 11,122:1(過去最悪更新)

2026年6月の Cloudflare 直近集計で、AI クローラーが何ページ取得するごとに1人の人間が来訪するか(クロール対リファラー比)の数字が更新されました。当サイトの archives/83「ボットが世界の57%を占めた日」の続編として、SimilarWeb 比較分析と並走させる重要なデータです。

主要クローラーの最新比率(May 25 - Jun 1, 2026)

クローラーarchives/83 時点(4月)2026-06 直近変化
ClaudeBot約7,000:111,122:1悪化(過去最悪更新)
OpenAI(GPTBot)1,252:1857:1改善
Perplexity95:1190:12倍悪化(CNN訴訟 5/28 と連動)
Googlebot5:15:1不変

クローラー全体シェアの構造変化

  • GPTBot が ClaudeBot を抜いて3位: GPTBot 11.48% vs ClaudeBot 9.73%。訓練データ需要の主役が交代
  • Bytespider が +61% 急増: 4位(10.5%)に。中国系訓練クローラーの急成長
  • クローラー全体の目的別構成: 51.8% が訓練目的 / 35.7% が混在 / 9.3% が検索目的

SimilarWeb で比較分析する5観点

  1. 競合サイトのクローラー流入率(Cloudflare で見える場合は突合)
  2. 自サイトとの AI 引用率の差
  3. 同業他社の「Verified AI Agent 設定」の有無
  4. クロールはされているがリファラーが少ない構造の業界平均
  5. 競合の Knowledge Graph 接続度(Wikidata 等)

出典: Cloudflare「The crawl-to-click gap」 / Cloudflare「AI crawler traffic by purpose and industry」 / 当サイト archives/83「ボットが世界の57%を占めた日」 / 当サイト archives/89「機械が人間を超えた日」

2026-06-29 追記 — Verified AI Agent 19体の全リスト + 認識済みAIブラウザトラフィックの84%カバー

Cloudflare が 2026年6月に公開した「Signed agents」blog で、Verified AI Agent 19体の初期リストが確定しました。導入から72時間以内に verified AI agent トラフィックが 2.8%→9.4% へ急増し、認識済み AI ブラウザトラフィックの 84% をカバーするとされています。

Verified AI Agent 19体(主要リスト・2026年6月時点)

  • ChatGPT Atlas(OpenAI)— ブラウザ統合型 AI エージェント
  • Claude in Chrome(Anthropic)— Google Chrome 拡張 AI
  • Perplexity Browser(Perplexity AI)— 独自ブラウザ内蔵型エージェント
  • Gemini Agent Mode(Google / Spark)— AI Mode 連携エージェント
  • Brave Leo(Brave)— プライバシー特化 AI ブラウザ統合
  • Arc Browse for Me(The Browser Company)— 自律ページ要約エージェント
  • その他13体(Microsoft Copilot Browser / Opera Aria / Vivaldi Assistant 等)

なぜ「クローラー数」より「Verified AI Agent」が重要か

従来の「ClaudeBot や GPTBot のクローラー制御」は「訓練データの入口」でした。一方 Verified AI Agent は 「リアルタイムに人間の代わりにサイトを閲覧する Agent」 の制御です。これは「Agent がユーザーの代わりに購入申込をする Agentic Commerce 時代」の直前フェーズであり、Agent を弾くかどうかが直接的なビジネス機会の損失に直結します。

archives/86 では「Cloudflare のデフォルト AI bots ブロックが GEO を殺す」と警告しました。今回の Verified AI Agent 19体リストは「どの Agent に必ず通過させるべきか」の具体的な答えになります。

WAF Custom Rule で個別制御する方法

Cloudflare WAF Custom Rule:
フィールド: cf.verified_bot_category
値: "Verified AI Agent"
アクション: Skip(Managed Rules + Rate Limiting + Bot Fight Mode を一括スキップ)

これにより「未署名スクレイパーはブロック・Verified AI Agent は通過」という設計が Free plan でも実現できます。✅ 当サイト実施済(archives/86 + archives/89 参照)

出典: Cloudflare「Signed agents: verifiable identity for AI agents」 / 当サイト archives/86「Cloudflare AI bots ブロック問題」 / archives/90「IETF WebBotAuth WG が発足した日」

2026-06-30 追記 — Verified AI Crawler 18体 + Signed Agent 19体(合計37体)の公式分離 + WAF Custom Rule 設計例

2026年6月時点で、Cloudflare の検証済み AI トラフィックは 2つの公式リストに分離されて運用されています。Verified AI Crawler(訓練データ収集系)18体と Signed Agent / Verified AI Agent(リアルタイム閲覧系)19体、合計 37体規模。これは「クローラー対策」と「Agent 対策」を一括ブロックすると Agentic Commerce 機会を丸ごと失うことを意味します。WAF Custom Rule で目的別に skip 設計することが、現代の WEBディレクターの必須スキルになりました。

2つのリストの違い — なぜ分離されたか

  • Verified AI Crawler(18体): ClaudeBot / GPTBot / Google-Extended / PerplexityBot / Anthropic-AI / Applebot-Extended / Bytespider / cohere-ai / Meta-ExternalAgent 等。訓練データ収集 + RAG 用インデックス構築が目的。robots.txt + IP 検証 + Ed25519 署名検証の3層で身元確認
  • Signed Agent / Verified AI Agent(19体): ChatGPT Atlas / Claude in Chrome / Perplexity Browser / Gemini Agent Mode / Brave Leo / Arc Browse for Me / Microsoft Copilot Browser / Opera Aria 等。リアルタイムに人間の代わりにサイトを閲覧。Agentic Commerce 直前フェーズで、ユーザーの代わりに購入・申込まで実行する
  • 合計 37体規模。両リストは「カテゴリフィールド値」が異なるため、WAF Custom Rule での個別制御が可能

WAF Custom Rule 設計例 — 目的別 skip パターン

Cloudflare WAF Custom Rule で、両リストを目的別に skip させる設計例:

# Rule A: Verified AI Crawler を許可(訓練データ提供)
フィールド: cf.verified_bot_category
値: "Search Engine Crawler" OR "AI Crawler"
アクション: Skip (Managed Rules + Rate Limiting + Bot Fight Mode + Super Bot Fight Mode)

# Rule B: Verified AI Agent / Signed Agent を許可(Agentic Commerce 対応)
フィールド: cf.verified_bot_category
値: "Verified AI Agent"
アクション: Skip (Managed Rules + Rate Limiting + Bot Fight Mode + Super Bot Fight Mode)

# Rule C: 未署名スクレイパー / 攻撃 UA はブロック維持
(デフォルトの Super Bot Fight Mode + Managed Rules が引き続き適用される)

この3層設計で「未署名スクレイパーはブロック・Verified AI Agent と Verified AI Crawler は通過」が Free plan でも実現できます。✅ 当サイト実施済(SBFM 14 UA 全 403 → 200 切替・archives/86 + archives/89)

archives/86 警告の標準化 — 半歩先で警告した側の責任

当サイト archives/86(2026-06-24 公開)で「Cloudflare のデフォルト AI bots ブロックが GEO を殺す」と警告し、Playwire など業界の主要プレイヤーが数日後に同じ警告を出した経緯があります。今回の Verified AI Agent / Crawler の公式分離と Google Web Bot Auth テスト合流(archives/90 / addview 1083 参照)により、半歩先の警告が業界連合の標準として確定しつつあります。

📌 関連コンテンツ

出典: Cloudflare「Signed agents: verifiable identity for AI agents」(Verified AI Agent 19体 launch) / IETF webbotauth WG (Active) / Cloudflare Radar(AI Crawler トラフィック実測)

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池田南美夫
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