トップページ > Googleのストア評価は、有効なレビュー100件・直近24か月・国ごとに数えられ、広告では平均3.5が要る ── 自社ショップのレビューを提供元ごとに数えて確認する13項目(2026年10月時点)

Googleのストア評価は、有効なレビュー100件・直近24か月・国ごとに数えられ、広告では平均3.5が要る ── 自社ショップのレビューを提供元ごとに数えて確認する13項目(2026年10月時点)

目次
  1. 01 何が起きたか — Googleのヘルプに、ストア評価が表示される条件が数字で書かれた
    1. ヘルプが書いている4つの条件
    2. 日本語版のヘルプにも、同じ数字が書かれている
    3. 報道と、ページの更新日
    4. この記事の軸
  2. 02 なぜ・背景 — ストア評価は、ショップが自分で決められない数字である
    1. 評価の出どころは、ショップの外にある
    2. 星が出ると、広告の見え方が変わる
    3. 商品の評価とは、別の仕組みである
    4. 数え方が違えば、同じレビューでも条件に届くかどうかが変わる
  3. 03 この記事で出てくる用語
    1. 有効なレビュー(eligible reviews)
    2. レビュー提供元(review partners)
    3. 平均の総合スコア(average composite score)
    4. Store quality(ストアの品質)
    5. ローリング24か月
  4. 04 型別 — 適用範囲・この記事が確認していないこと・手順
    1. A. この記事が当てはまる範囲
    2. B. この記事が確認していないこと
    3. 同じページに、「24か月」と「5年」の2つの期間が書かれている
    4. C. 手順の全体像 — 5つの順番で進める
    5. 4つの条件を、1枚で見ておく
    6. 出どころごとに、国ごとに、数える理由
  5. 05 明日、自社サイトで確認できることチェックリスト
    1. まず13項目を通して見る
    2. 観点別の内訳と、かかる時間
    3. 5分で終わらない項目があったとき
  6. 06 代替・他の選択肢(表で)
    1. レビューを集める手段は、1つではない
    2. それぞれの手段が「できないこと」も知っておく
    3. 商品評価とストア評価は、数える対象が違う
    4. 自社サイトに星を書くことと、ストア評価は別の話である
    5. 評価が間違っていると思うとき
  7. 07 当サイトで数えてみた結果
    1. 数えた範囲と方法
    2. 構造化データの数え方と結果
    3. 「0ページ」が正しい理由と、数え方が働いている確かめ
    4. 確認ページを、コマンドで開いた結果
    5. この数え方の限界
  8. 08 このテーマの、これまで
    1. 公式の文書の日付
    2. 報道の日付
    3. 当サイトの過去の記事 — 数え方と、買う人の信頼の話
    4. ストア評価の話題で、数字を引くときの注意
  9. 09 この記事のまとめ

01 何が起きたか — Googleのヘルプに、ストア評価が表示される条件が数字で書かれた

用語

ストア評価(Store ratings):ショップ全体の買い物体験に対する、5つ星の評価。広告や無料の商品の一覧、検索結果に出ることがある。日本語版のヘルプでは、「ショップの評価」とも書かれている。商品1つずつの評価(商品評価)とは別のものである。(公式の説明にもとづく)

ヘルプが書いている4つの条件

Googleの「Merchant Center」(ネットショップなどが商品の情報をGoogleに登録する管理画面)のヘルプに、「Google store ratings: An overview for Merchants」(訳: Googleのストア評価: 販売者向けの概要)というページがある。このページに、ストア評価が計算され、表示されるための条件が、数字つきで並んでいる。

"A merchant generally needs to collect at least 100 eligible, unique reviews to enable Google to calculate a reliable store rating."

(訳: 信頼できるストア評価をGoogleが計算できるようにするには、通常、販売者は有効で重複のないレビューを100件以上集める必要があります。)

"Google evaluates reviews gathered within a rolling 24-month window to ensure the displayed rating reflects your current service quality."

(訳: Googleは、直近24か月の期間に集まったレビューを評価します。表示される評価が、いまのサービスの質を反映するようにするためです。)

"Store ratings are geo-segmented and calculated separately for each country rather than aggregated globally."

(訳: ストア評価は地域ごとに分けられ、世界全体で集計されるのではなく、国ごとに別々に計算されます。)

"For paid text and Shopping ads, your store must maintain an average composite score of at least 3.5 out of 5 stars."

(訳: 有料のテキスト広告とショッピング広告では、ストアの平均の総合スコアが5つ星のうち3.5以上であり続ける必要があります。)

整理すると、有効なレビュー100件、直近24か月、国ごと、広告では平均3.5の4つである。100件については、同じ節に「正確な件数は、Googleの判定のしくみによって変わることがある」という趣旨の文もある。

公式情報

素材にした公式ヘルプ:Google store ratings: An overview for Merchants(訳: Googleのストア評価: 販売者向けの概要)(Google Merchant Centerヘルプ・ページに更新日の表示なし)。英文の引用は、2026年10月2日に開いたページの文字をそのまま写した。使うときは原文のページで確かめてほしい。

日本語版のヘルプにも、同じ数字が書かれている

日本語版のヘルプ(題名は「Google ショップの評価: 販売者向けの概要」)にも、100件以上の有効な一意のレビュー、過去24か月、国ごとに個別に計算、星3.5個以上、と同じ数字が書かれている。日本語版では、「ストア評価」と「ショップの評価」の2つの呼び方が混ざっている。

報道と、ページの更新日

この節は、報道によれば、2026年9月22日より約1週間前に足された。Search Engine Roundtableは、「Google added a new section to the Google Store ratings: An overview for Merchants within Google Merchant Center detailing the requirements」(訳: Googleは、Merchant Centerの「ストア評価の概要」に、条件を詳しく書いた新しい節を足しました)と伝えている。ただし、条件そのものが新しくなったのか、初めて文書になったのかは、報道もヘルプも書いていない。ヘルプのページには、更新日の表示もない。

注意

この報道の冒頭の1文は、期間を「a 24-hour timeframe」(訳: 24時間の期間)と書いている。ヘルプの原文は「24-month」(訳: 24か月)である。報道の文だけを見て数字を写すと、期間を取り違える。数字は、必ずヘルプの原文で確かめる。

この記事の軸

この記事は、ネットショップの担当者が、自社のレビューを直近24か月・国ごと・集めた提供元ごとに数えて、表示の条件に届いているかを確かめる手順を、順番に並べる。広告の運用の話には寄せず、数え方と、公式が書いていないことの切り分けに絞る。

02 なぜ・背景 — ストア評価は、ショップが自分で決められない数字である

評価の出どころは、ショップの外にある

ヘルプによれば、ストア評価は、ショップが自分のサイトに載せた星の数ではなく、Googleが複数の出どころから集めたデータで計算される。出どころとして挙げられているのは、Google Customer Reviews(Merchant Centerで管理する無料のしくみで、購入後のレビューを販売者の代わりに集める)、ショップのドメインについてのショッピングレビュー(対応する提供元や、Google検索の利用者からのレビュー)、Googleが行うショッピングの調査の集計、の3つである。

ヘルプは、「Google doesn’t modify existing store ratings」(訳: Googleは、すでにある店舗評価を書き換えません)と書き、信頼できない(スパムや悪用など)、疑わしい(取引があったことが分からないレビューなど)と判断したものは取り除く、とも説明している。ショップの側にできるのは、条件を満たすレビューを、きちんと集めることである。

星が出ると、広告の見え方が変わる

ヘルプは、ストア評価がテキスト広告に出ると、検索ネットワークでクリック率が平均で2%上がる、と書いている。この数字には、Googleの社内データという注記が付いている。当サイトで測った数字ではなく、条件も書かれていないため、自社の広告でそのとおりになるとは限らない。ただし、星が出るかどうかで、広告や一覧の見え方が変わる点は、数字を数える動機になる。

商品の評価とは、別の仕組みである

ストア評価と間違えやすいのが、商品評価(Product Ratings)である。商品評価のヘルプには、参加には全商品を合わせて50件以上のレビューが必要と書かれている。ストア評価の100件とは、数える対象も件数も違う。06章で表にして比べる。

数え方が違えば、同じレビューでも条件に届くかどうかが変わる

手元に「レビューが300件ある」というショップを考える。そのうち、24か月より古いものが150件、購入の確認がないものが60件、売っていない国のものが20件ある。この3つに重なりがなければ、条件に数えられるのは300−150−60−20で70件になる。重なりがあれば(たとえば、古くて購入の確認もないレビュー)、引かれる数が減るので、条件に数えられる件数は70件より増える。つまり70件は、重ならないときの最少の数である。「レビューの総数」と「条件に数えられる件数」は、別の数字になる。この記事の13項目は、その差を見つけるためにある。

03 この記事で出てくる用語

有効なレビュー(eligible reviews)

ヘルプは、有効なレビューを「購入後(post-fulfillment)のレビュー」と説明している。レビューのサービスの側で「verified」や「post purchase」と表示されることがある、とも書かれている。購入の確認がないレビューは、数に入らない可能性がある。

レビュー提供元(review partners)

ショップの代わりにレビューを集めて、Googleへ渡すサービスのこと。ヘルプには、対応する提供元として、TrustpilotやYotpoなど29社の名前が並んでいる(筆者が2026年10月2日に数えた)。ショップは、1社でも複数社でも使える。

平均の総合スコア(average composite score)

広告に星を出すための基準になる数字。公式の説明では、複数の出どころのレビューを、Googleが重みを付けて合わせたもの。出どころごとに重みを付けて計算するため、自社が見ている1つのサービスの平均点とは、一致しないことがある。

Store quality(ストアの品質)

Merchant Centerの中にある画面の名前。ヘルプは、ストア評価の最新の情報は、この画面で確かめるよう案内している。評価が足りないときの知らせも、この画面に出る。

ローリング24か月

「今日から24か月さかのぼった期間」を、毎日ずらしていく数え方。年や月の区切りではなく、日々ずれていく。古いレビューは、日がたつと自動で数から外れる。

04 型別 — 適用範囲・この記事が確認していないこと・手順

A. この記事が当てはまる範囲

当てはまるのは、Merchant Centerに登録していて、ストア評価(広告または無料の商品の一覧)の表示を目指すネットショップの担当者である。ストアの種類(商品を売る店)を想定していて、ブログや情報サイトは対象にしていない。広告の運用そのものは扱わない。

B. この記事が確認していないこと

  • 日本のネットショップが、ストア評価を受けられる国や地域の範囲(このヘルプのページには、国の一覧がない)
  • 日本のレビューサービスが、対応する提供元の29社に含まれるか
  • 100件という数が、国によって変わるか
  • 「直近24か月」と、同じページの別の節にある「過去5年以内」の関係(下に引用する)
  • ヘルプの数字が、いつから書かれているか(ページに更新日がない)

同じページに、「24か月」と「5年」の2つの期間が書かれている

条件の節は「rolling 24-month window」(直近24か月)と書いている。一方、同じページの「評価が表示されない」という節には、次の文がある。

"For ratings to appear in a particular country, your business needs enough unique reviews for the country within last 5 years to allow us to confidently calculate a store rating score."

(訳: ある国で評価が表示されるには、その国で、過去5年以内に、ストア評価のスコアを確信をもって計算できるだけの、重複のないレビューが必要です。)

2つの期間は、別の話を指している可能性もあるが、ページには関係の説明がない。どちらが本当の対象期間かは、ヘルプからは決められない。この記事は、24か月で数えることを手順の基本にし、5年のほうは「書かれている」と伝えるだけにとどめる。確かめるには、Merchant Centerのstore qualityの画面か、Googleへの問い合わせが要る。

C. 手順の全体像 — 5つの順番で進める

手順は5つに分ける。1つ目は、レビューの出どころを全部書き出すこと。2つ目は、購入後のレビューだけを、直近24か月で数えること。3つ目は、国ごとに分けること。4つ目は、100件と平均3.5に並べて、足りない分を出すこと。5つ目は、Merchant Centerの画面と、Googleの確認ページで照らすこと。1つ目から4つ目までは、管理画面からのレビューの書き出しだけで、自分で進められる。

レビューを数えて条件と並べるまでの5つの順番を示す図。1は集める、使っているレビューの出どころを全部書き出す。2は絞る、購入後のレビューだけを直近24か月で数える。3は分ける、国ごとに分けて国別の件数と平均を出す。4は並べる、100件と平均3.5に並べて足りない分を出す。5は照らす、Merchant Centerの画面と確認ページで照らす。
出どころを書き出してから、絞って、国で分けて、条件と並べる

4つの条件を、1枚で見ておく

手順の4つ目で何と並べるのかを、先に1枚にしておく。広告の平均3.5は、広告に星を出すための条件であり、無料の一覧の条件とは別になっている点に気を付けたい。

Googleのストア評価の公式ヘルプに書かれた4つの条件を示す図。100件は有効で重複のないレビューの通常の目安。24か月は直近24か月が対象で、古いものは外れる。国ごとは国別に別々に計算され、他の国とは足されない。平均3.5は有料の広告で必要で、テキスト広告とショッピング広告が対象。下の注意書きは、同じページの別の節に、国ごとの表示に過去5年以内の記述もあること。
4つの条件のうち、平均3.5は広告の場合の条件である

出どころごとに、国ごとに、数える理由

出どころごとに数えると、足りない件数と、集め直す先が分かる。国ごとに数えると、「日本は届いているが、米国は届いていない」といった差が見える。合計だけを見ると、100件を超えているように見えても、国ごとに分けたとたんに、どの国も届いていない、ということがありうる。

自分用の集計表の見本を示す図。国、レビューの出どころ、有効な件数、平均、100件までの5列。日本のGoogle Customer Reviewsが62件で平均4.6、日本の提供元Aが31件で平均4.4、日本の合計が93件で平均4.5であと7件、米国の提供元Aが12件で平均4.8であと88件、ドイツは集めていなくて0件であと100件。数字は説明用の架空のもの。
国と出どころの2軸で数えると、足りない件数が見える(数字は架空の例)

05 明日、自社サイトで確認できることチェックリスト

まず13項目を通して見る

以下は、明日、Merchant Centerの画面と、レビューの管理画面だけで、自社のレビューを数えて、ストア評価の条件に並べるまでの項目である。チェックの状態はブラウザに保存され、サーバーには送信されない。1番目が現状の確認、2〜5番目がレビューの出どころと件数の書き出し、6〜8番目が国ごとの集計、9番目が古いレビューの除外、10〜12番目が名前とドメインの照合、13番目が見直しの予定である。

実務のヒント

ストア評価の確認ページは、手元のコマンドで取っても、正しい表示にならなかった(07章)。必ず、ブラウザで開いてほしい。自社サイトのページの状態をまとめて見たいときは、当サイトの🔧 WEBサイト総合分析・レポートツールが使える。商品ページの構造化データのたたき台を作るときは、🔧 構造化データ自動作成ツールが使える。

  • Merchant Centerにログインし、Store qualityの画面を開いて、ストア評価が足りないという知らせが出ていないかを確認する
  • 自社が使っているレビューの出どころを、Google Customer Reviews・対応する提供元・自社サイトへの投稿の3つに分けて、使っているものを全部書き出す
  • 出どころごとの管理画面を開き、直近24か月のレビューの件数を、出どころごとに書き出す
  • 3番目の件数のうち、購入後に集まったレビュー(verifiedなどの印が付いたもの)の件数を、別の列に書き出す
  • 直近10件のレビューを開き、同じ注文や同じ人から2件届いていないかを、1件ずつ照らして確認する
  • レビューを国ごとに分けて、売っている国それぞれの、直近24か月の有効な件数を書き出す
  • 国ごとの件数を100件と並べて、足りない件数(100から件数を引いた数)を、国ごとに書き出す
  • 国ごとの平均点を書き出し、広告に星を出したい場合は、3.5を下回る国がないかを確認する
  • 24か月より古いレビューの件数を数えて、3番目と6番目の件数に含まれていないことを確認する
  • Merchant Centerに登録したストア名とドメインを、レビューの出どころに登録した名前とドメインと、1文字ずつ照らして確認する
  • Googleの確認ページ(https://www.google.com/storepages?q=自社のトップページのURL)をブラウザで開き、評価が出るかを書き留め、売っている国の数だけ、国コードを変えて繰り返す
  • 広告を出している場合は、広告に表示されるURLのドメインが、評価の付いているドメインと同じかを、広告1本で確認する
  • 3か月後の日付で、国別の件数と平均を数え直す予定を、カレンダーに1件入れる

観点別の内訳と、かかる時間

観点該当する項目目安時間
現状を確認する1番目(1項目)5分
出どころと件数を書き出す2〜5番目(4項目)25分
国ごとに集計する6〜8番目(3項目)15分
古いレビューを除く9番目(1項目)5分
名前とドメインを照らす10〜12番目(3項目)15分
見直しの予定を入れる13番目(1項目)3分

すべてに目を通す時間の目安は、あわせて1時間8分ほどである(筆者の見積もりで、レビューの量や管理画面によって変わる)。1つの項目が5分を超えそうなら、対象を減らしてよい。「国ごと」を、いちばん売れている1か国だけにしても、数え方の確認としては成り立つ。

5分で終わらない項目があったとき

レビューの管理画面から件数を書き出せない、国で分けられない、という場合は、分かった範囲だけを表に書き、「確認できたのは◯件」と書き残す。件数をそろえることが目的ではなく、どの出どころ、どの国が足りないかを見つけることが目的である。足りない出どころは、「分からない」と書いてよい。

06 代替・他の選択肢(表で)

レビューを集める手段は、1つではない

ヘルプは、レビューがまだない場合の始め方として、3つを挙げている。1つ目はGoogle Customer Reviews、2つ目は対応するレビュー提供元、3つ目はGoogleなどによる評価の調査である。手段ごとに、できることと、できないことを表に並べる。特定のサービスの優劣ではなく、種類ごとの整理である。

それぞれの手段が「できないこと」も知っておく

手段できることできないこと・注意
Google Customer ReviewsMerchant Centerで管理する無料のしくみ。購入後のレビューを、販売者の代わりに集める対象の国や、集まる件数の目安は、この記事では確かめていない
対応するレビュー提供元ヘルプに名前の挙がった提供元と組めば、レビューがGoogleに渡る。1社でも複数社でもよい提供元を選んだだけでは、Googleに渡らない場合がある。提供元に、Googleと共有されているかを確かめる必要がある
Googleによる調査Merchant Centerに登録すると、Googleが調査で集める情報が増える、とヘルプは書く調査の結果を自分で見られる画面は、この記事では確かめていない
自社サイトへの投稿購入者の声を、サイトに載せられるヘルプが出どころとして挙げた項目に含まれていない(「including」と書かれていて、これで全部とは限らない)。件数に入るかは、書かれていない

「提供元を選んだだけでは、Googleに渡らない場合がある」という点は、ヘルプの次の文にもとづく。「If using a third review partner listed above, ensure that these reviews are shared with Google by contacting the partner」(訳: 上に挙げた提供元を使っている場合は、提供元に連絡して、そのレビューがGoogleと共有されていることを確かめてください)。

商品評価とストア評価は、数える対象が違う

比べること商品評価(Product Ratings)ストア評価(Store ratings)
評価の対象売っている商品1つずつショップ全体の買い物体験
件数の目安全商品を合わせて50件以上有効で重複のないレビュー100件が、通常の目安
期間・国24か月の記述は見当たらなかった。国については、ショッピング広告と無料の商品の一覧が使える国で使える、と書かれている直近24か月、国ごとに計算
集め方対応する提供元を通すか、Merchant Centerから直接送るGoogle Customer Reviews、対応する提供元、Googleの調査

商品評価のヘルプは、「To participate in the Product Ratings program, you need at least 50 reviews across all your products」(訳: 商品評価に参加するには、全商品を合わせて、少なくとも50件のレビューが必要です)と書き、表示には、GTINやブランド名などの商品データの正しさも関係する、と続けている。商品の星が出ていても、ストア評価が出るとは限らない。

自社サイトに星を書くことと、ストア評価は別の話である

Googleの構造化データ(Review・AggregateRating)の文書には、レビューされる側が、自分についてのレビューを管理している場合の注意がある。「If the entity that’s being reviewed controls the reviews about itself, their pages that use LocalBusiness or any other type of Organization structured data are ineligible for star review feature」(訳: レビューされる対象が、自分についてのレビューを管理している場合、LocalBusinessなどの組織の構造化データを使うそのページは、星のレビューの機能の対象になりません)。

ストア評価のヘルプには、構造化データの記述が見当たらなかった(取得したページの文字を探した結果)。自社のページに星を書いても、それがストア評価になる、とは書かれていない。評価は、書くものではなく、出どころから集まるもの、というのがヘルプの組み立てである。

評価が間違っていると思うとき

ヘルプは、間違った評価を見つけた場合は、レビューを載せているサイトに連絡して解決するよう案内している。Merchant Centerから、個別のレビューに返信することはできない。さらに、「Currently, we don’t display merchant responses to store reviews」(訳: いまのところ、ストアのレビューへの販売者の返信は表示していません)とも書かれている。

07 当サイトで数えてみた結果

数えた範囲と方法

当サイト(WEBサイトサポート)は、商品を売るショップではない。ストア評価の対象ではなく、レビューも集めていない。そこで、数えられることを2つに絞った。1つは、公開サイトマップの315ページ全部で、構造化データに星の評価(Review・AggregateRating・Rating)が書かれていないかを数えること。もう1つは、Googleのストア評価の確認ページを、コマンドで開いてみることである。2026年10月2日に行った。

構造化データの数え方と結果

サイトマップの315ページを、1ページずつ開き、構造化データ(JSON-LD)のブロックを全部読み取った。315ページとも取得でき、読み取れなかったブロックは0だった。

  • Organization(運営組織の情報):309ページ
  • WebPage(ページの情報):304ページ
  • Article(解説記事):117ページ
  • Review・AggregateRating・Rating(レビュー・評価の集計・評価の点数):3つとも0ページ

「0ページ」が正しい理由と、数え方が働いている確かめ

WEBサイトサポートは、利用者のレビューや星の評価を集めていないため、0ページは、書かれていないのが正しい姿である。「0」が出た数え方を信じてよいかは、書かれているものが数えられているかで確かめた。Organizationは309ページ、Article は117ページで数えられていて、読み取りそのものは動いている。自社で集めていない星を、構造化データに書かないという方針は、数字の上でも守られていた。

確認ページを、コマンドで開いた結果

Googleの確認ページを、当サイトのドメインで開いたところ、「No rating yet」(訳: まだ評価がありません)と出た。ただし、この結果は使えなかった。評価が付いていそうな大手のオンライン店3つと、存在しないはずのドメインでも、同じ「No rating yet」だったからである。コマンドで取ったページは、評価の中身を表示していない可能性がある。そのため、05章の項目11では、ブラウザで開くことを条件にした。

この数え方の限界

数えたのは、サイトマップに載っているページの構造化データだけである。サイトマップにないページは数えていない。また、このサイトはショップではないため、レビューの件数や国ごとの数え方は、実際には試せていない。05章の13項目は、公式ヘルプの文を、手順に並べ直したものである。

08 このテーマの、これまで

公式の文書の日付

ストア評価のヘルプのページには、更新日の表示がなかった。商品評価のヘルプにも、取得できた範囲では見当たらなかった。Googleの構造化データ(レビューのスニペット)の文書には、「最終更新 2026-09-08 UTC」と表示されている。日付の表示がない文書は、いつの内容かを、報道や自分の記録で補うことになる。

報道の日付

Search Engine Roundtableの報道は、2026年9月22日付である。報道は、条件の節が約1週間前に足されたと書くが、足された日の特定や、変更前の文面との差は書いていない。この記事では、「9月22日の報道で知られた」までを事実として扱う。

当サイトの過去の記事 — 数え方と、買う人の信頼の話

当サイトには、数え方が結果を変える話がある。「0件」に、探した数を書いていなかった ── 9種類で確かめた5日後、73種類で確かめ直したは、数える範囲を広げたら結果が変わった話である。「自分のサイトに、同じ記事が2本ないか」を5分で確かめる ── タイトルで探すと45組、元記事で探すと139組。3倍 違ったは、数える単位で3倍違った話である。外部から来た人は19人だけだった ── アクセスログの「参照元」の95.1%は、自分のサイトからの移動だったと、『0件には三つの顔がある』と書いた記事が、三つ目の顔を踏んでいた ── サイトへのアクセスの94%を、52日間 見ていなかったも、数え方の範囲の話である。

買う人の信頼については、小さなサイトでもAIに"信頼される"方法 — E-E-A-Tを武器にする実践ガイドがある。解説記事では、米国のAI利用者の57.5%が「AIの情報で購入をやめた」と答えた ── 自社名と商品名でAIに尋ね、回答の根拠を確かめる13項目(2026年9月時点)が、買う前の確認の話を扱っている。

ストア評価の話題で、数字を引くときの注意

ストア評価のヘルプは、「The standards and criteria for calculating the Store Ratings score badge can be updated」(訳: ストア評価のスコアのバッジを計算する基準は、更新されることがあります)と書いている。数字は変わることがあるので、最新の情報は、自分のMerchant Centerの「Store quality」の画面で確かめるよう、ヘルプも案内している。この記事の数字は、2026年10月2日に開いたページの内容である。

Googleのストア評価は、有効で重複のないレビュー100件が通常の目安で、直近24か月・国ごとに数えられ、広告には平均3.5が要る。自社のレビューを出どころと国ごとに数えて条件に並べる13項目を、公式のヘルプが書いていない点と分けて整理した。
2025/05/31
THU
00:00:00

ブラウザ・OS 最新バージョン

毎日更新:2026-10-02 調査更新済
  • Android(stable) 未取得
  • Chrome Android(stable) 155.0.8059.30
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池田南美夫
もうすぐ●●歳。ずっーと現役SE。日本にインターネットが上陸してから、ずっーと携わる。 ほんとは超アナログ人間のギター弾き、バンドマン。でも音楽活動とSE、案外似てる。