VideoObjectのcreatorとinteractionStatisticは、必須ではなく推奨の項目 ── 動画の作り手と反応の数を確認する13項目(2026年9月時点)
VideoObjectのcreatorとinteractionStatisticは、必須ではなく推奨の項目 ── 動画の作り手と反応の数を確認する13項目(2026年9月時点)
目次
01 何が起きたか — 9月24日、動画の構造化データに「作った人」の欄が加わった
Googleの更新履歴には、2つの変更が並んで書かれている
Google Search Centralの更新履歴には、2026年9月24日の項目として、VideoObject構造化データの文書に変更が入ったことが記されている。creatorプロパティを追加し、authorでも書けると注記した。あわせて、interactionStatisticについて、対応している操作の種類を文書に書き出した。動画の構造化データは、動画1本ごとに「名前・サムネイル・アップロード日」などを機械に伝えるための書き方で、その中に「誰が作ったか」と「どれだけ反応があったか」を書く欄が、文書の上で明確になった、ということになる。
"Added the creator property (noting support for author) and updated interactionStatistic to document supported interaction types in the VideoObject structured data documentation."
(訳: VideoObject構造化データの文書に、creatorプロパティを追加し(authorにも対応していると注記)、interactionStatisticについて、対応している操作の種類を文書化した。)
この記事は、上の変更を自社サイトの動画に当てはめて確かめる手順である。変更の出どころは、更新履歴のページである。
文書の最終更新は、2026年9月24日になっている
変更の載った文書「Video (VideoObject, Clip, BroadcastEvent) structured data(訳: 動画の構造化データ)」は、ページ末尾の表示で最終更新が2026-09-24 UTCだった。この文書を開いて確かめたのは2026年9月29日である。更新履歴の日付と、文書自体の最終更新日が一致しているので、9月24日以降に別の変更が入っていない限り、この記事が扱う内容は現行の文書のとおりと考えてよい。
creatorとinteractionStatisticは、必須ではなく推奨の側に置かれている
文書は、VideoObjectのプロパティを必須と推奨に分けている。必須はname(動画のタイトル)、thumbnailUrl(サムネイル画像のURL)、uploadDate(動画が最初に公開された日時)の3つである。推奨に並ぶのは、contentUrl、creator(またはauthor)、description、duration、embedUrl、expires、hasPart、ineligibleRegion、interactionStatistic、publication、regionsAllowedだった。今回動いた2つは、どちらも推奨の側にある。必須の3つを欠くと動画の情報を取り出せない場合がある、と文書は書いており、まず必須の3つが揃っているかが先である。
02 なぜ・背景 — 公式の説明は、「表示にどう使われるか」まで書いていない
動画は、検索結果のいくつかの場所に出る
文書の冒頭には、動画が現れる場所が挙げられている。メインの検索結果ページ、動画モード、Google画像検索、Google Discoverである。動画のページに構造化データを付けると、Googleが動画を見つけやすくなる、とも書かれている。ここでいう構造化データは、動画の情報を人に見せる飾りではなく、機械に渡す説明書だと考えると分かりやすい。ページの見た目が同じでも、説明書が正しいかどうかで、Googleが受け取る情報は変わる。
冒頭で例に挙がる項目に、creatorとinteractionStatisticは入っていない
文書の冒頭には、構造化データで動画の情報に影響を与えられる例として、次の一文が置かれている。
"you can influence the information that's shown in video results, such as the description, thumbnail URL, upload date, and duration, by marking up your video with VideoObject."
(訳: VideoObjectで動画をマークアップすることで、説明文、サムネイルのURL、アップロード日、長さなど、動画の検索結果に表示される情報に影響を与えられる。)
例に挙がっているのは、description・サムネイルURL・アップロード日・durationの4つで、creatorとinteractionStatisticは、この一文には出てこない。この2つが検索結果のどこに、どう使われるのかは、当該の文書に書かれていない。したがって「書けば順位が上がる」「書けば表示が変わる」と、公式の文書から言い切ることはできない。この記事も、その効果には踏み込まない。
この記事が言えないこと
creatorやinteractionStatisticを書いたら、検索結果の見え方や順位がどう変わるかは、確かめていないし、公式の文書にも書かれていない。この記事が扱うのは「文書に何と書いてあるか」と「自分のサイトで、正しい内容を書けているかを確かめる手順」までである。
「クリエイターの動画」への関心が高まっている、という報道がある
この変更と同じ2026年9月に、マーケティング業界の媒体MarTechが、B2B(企業向け)の会社が、AIで量産された内容に埋もれないために、クリエイターの動画を使う動きが広がっている、という趣旨の記事を載せている(B2B Brands Turn to Creator Video to Fight AI Slop and Aid AI Search(訳: B2Bブランドは、AIが作った質の低い量産コンテンツに対抗し、AI検索を助けるため、クリエイター動画に向かう))。ただし、これは業界媒体の報道であり、記事中の数字は調査会社の発表を引いたものである。その調査の原典までは確かめられていない。「B2Bの会社全体がクリエイター動画に向かっている」と一般化して受け取らないほうがよい。なお、ここでいう「クリエイターの動画」は、企業が外部の作り手に動画を作ってもらう施策の話であり、構造化データのcreator(その動画を作成・公開した個人や組織を示すプロパティ)とは別の意味である。
数字を書ける欄は、書いた数字に責任を持つ欄でもある
反応の数を書く欄ができたことには、注意も要る。Googleの構造化データの一般ガイドラインには、品質面の決まりとして、次の一文がある。
"Don't mark up content that is not visible to readers of the page."
(訳: ページの読者に見えないコンテンツを、マークアップしないこと。)
作った人も、視聴回数も、ページを見た人に確かめられる形で存在していることが前提になる。ページに載っていない視聴回数を構造化データにだけ書く、実際とは違う作り手の名前を書く、といった書き方は、このガイドラインの外にある。さらに、文書の警告欄には、ガイドラインの外にある技術がマークアップに使われていると検出された場合、サイトに手動による対策が出る可能性がある、と書かれている。手動による対策については構造化データは、構文が正しくても消えることがある ── 手動による対策の条件を確認する14項目で確認できる。
03 この記事で出てくる用語
creator(作った人)と author
用語
creator—動画を作った、または公開した個人や組織を示すプロパティ。Googleの文書では「creator (or author)」と併記され、authorでも書ける。値は個人(Person)か組織(Organization)のどちらかで、名前とURLを持たせる。
Googleの文書は、creatorを「The person or organization that created or published the video.(訳: 動画を作成または公開した個人または組織。)」と説明している。schema.orgの側では、creatorはCreativeWork(創作物)の作者を示すプロパティで、authorと同じ意味だと書かれている。動画は、schema.orgの分類ではCreativeWorkの一種なので、この定義がそのまま当てはまる。
interactionStatistic(反応の数)と InteractionCounter
用語
interactionStatistic—動画に対する反応の数をまとめて書くプロパティ。値はInteractionCounterという型で、「どんな反応か」(interactionType)と「何回か」(userInteractionCount)の2つを持つ。
schema.orgのInteractionCounterは「A summary of how users have interacted with this CreativeWork.(訳: 利用者がこの創作物とどう関わったかの要約。)」と説明されている。反応の種類ごとに1つずつ書く、という設計である。
interactionType(反応の種類)と userInteractionCount(回数)
用語
interactionType—反応の種類。Googleの文書がサポートしていると挙げているのは、WatchAction、LikeAction、CommentAction、ShareActionの4つ。userInteractionCount—その反応が起きた回数を表す整数。
04 型別 — 書ける範囲、文書が触れていないこと、確かめる手順
適用範囲: creatorは、名前とURLで作り手を特定する
creatorの中身について、文書はこう書いている。creator.name(またはauthor.name)は作り手の名前で、「If a person or organization is specified, you must provide either name or alternateName.(訳: 個人または組織を指定する場合は、nameまたはalternateNameのどちらかを必ず書く。)」とされている。creator.urlは、「A link to a web page that uniquely identifies the creator or organization (such as a profile page or homepage).(訳: 作り手や組織を一意に特定するウェブページへのリンク。プロフィールページやトップページなど。)」と説明されている。creatorを書くなら、名前を必ず添える。URLは、その作り手だと分かるページを指す、というのが文書の書き方である。
文書のサンプルでは、組織が作り手のとき"@type": "Organization"、個人のとき"@type": "Person"としている。会社の公式動画なら組織、担当者個人のチャンネルの動画なら個人、というように、ページに実際に書かれている作り手の種類に合わせるのが自然である。どちらか決められない動画は、ページに作り手を書くところから始める(後述の手順1)。
適用範囲: interactionStatisticは、4種類の反応だけが挙げられている
interactionStatisticのinteractionTypeについて、文書は「Google supports the following interactionTypes(訳: Googleは、次のinteractionTypeに対応している)」として、4つを挙げている。それ以外の種類が同じように扱われるかは、文書には書かれていない。
| interactionType | 文書の説明 | 書く前に確かめること |
|---|---|---|
| WatchAction | 動画が視聴された回数 | ページに視聴回数を表示しているか。表示していないなら、元の動画サービスで確認できる数か |
| LikeAction | 高評価・アップボートの数 | 高評価の数が、ページか元のサービスで数えられているか |
| CommentAction | コメントの数 | コメント欄がページに実在するか。無いなら書かない |
| ShareAction | 共有(再共有)された回数 | 共有の数を数える仕組みがあるか。ボタンがあるだけでは数は取れない |
数の書き方は、userInteractionCountに整数を1つ入れる形である。Googleの文書のサンプルでは、視聴回数として5647018のような数字が例に使われている。schema.orgのInteractionCounterのページには、コメント数と聴取数(ListenAction)のように、複数のカウンターを並べたサンプルがある。一方、Googleの動画の文書のサンプルは、反応を1種類だけ書いた形である。複数の種類を並べて書く場合の扱いが、Googleの文書に明記されているかは、確かめられていない。
この文書が測っていないこと
ここまでの内容は、文書に書かれていることだけである。文書が触れていない、または書いていないことは、次の3つである。
- 検索結果への効き方。creatorとinteractionStatisticが、表示や順位にどう使われるかの記述はない。
- 数字が古くなったときの扱い。視聴回数は日々変わるが、構造化データの数字をどの頻度で更新すべきかは、文書に書かれていない。
- Search Consoleでの見え方。この2つを書いた結果が、どのレポートにどう出るかは、文書の範囲外である。
確かめられるのは「書いた内容が正しいか」までである。
手順1: 動画ごとに、作った人を1人(または1組織)に決める
最初にやることは、構造化データを触る前に、ページに載っている動画の作り手を決めることである。社内で撮った動画なら会社名、外部のクリエイターに依頼した動画なら、そのクリエイターの名前か屋号になる。ページの見える場所に書かれていない作り手は、creatorに書かない。書かれていないなら、まずページに「制作」「出演」といった形で書き、そのうえでcreatorに同じ名前を入れる。順序が逆になると、構造化データにだけ存在する作り手が生まれる。
手順2: 反応の数を、どこから取るかを決める
次に、interactionStatisticに入れる数字の出どころを決める。自社のサーバーで再生回数を数えているなら、その数字がページに表示されているかを確かめる。外部の動画サービス(YouTubeなど)に動画を置いているなら、そのサービスの画面で見える数字が出どころになる。数字を手で書き写して固定すると、次の日から実際の数字とずれていく。テンプレートやプラグインが、表示している数字を、そのまま構造化データに出す形が望ましい。出どころが決まらない種類は、書かないことを選んでよい。
実務のヒント
構造化データの下書きから作りたいときは、当サイトの🔧 WEBサイト・構造化データ自動作成ツール — JSON-LD形式の構造化データの、たたき台を作るが使える。下書きを先に作っておくと、動画の項目を足すときに、作り手の名前をほかの構造化データと揃えて書きやすい。
手順3: 書いたら、テストにかけて、ページと見比べる
書いたあとは、文書の案内どおり、Rich Results Test(リッチリザルトテスト)で重大なエラーが無いかを確かめる。文書は、重大なエラーを直したうえで、重大ではない指摘も直すとよい、と書いている。その次に、Search ConsoleのURL検査ツールで、Googleがそのページをどう見ているかを確かめる。最後に、構造化データの作り手と数字を、ページの見える場所の表示と、自分の目で見比べる。テストツールは、書式の誤りは見つけるが、ページの見た目との食い違いまでは判定しない。ここは人が確かめる部分である。ページ全体の技術的な状態をまとめて見たいときは、🔧 WEBサイト総合分析・レポートツールで、URLを入れて総合的に診断しておくと、見落としに気づきやすい。
注意
「テストを通ったから正しい」とは限らない。作り手の名前が間違っていても、視聴回数が実際より大きくても、書式が正しければテストは通る。ページの内容と一致しているかは、テストとは別に、見比べて確かめる。
05 明日、自分のサイトで確認できることチェックリスト
まず、動画を載せているページを数える
動画を載せているページが1ページも無いサイトなら、この記事の確認項目は、動画を追加するときのために取っておけばよい。動画があるサイトは、まず3〜5ページを選び、上から順に確かめる。項目は、動画の構造化データ全体(1〜3番)、作った人(4〜8番)、反応の数(9〜12番)、テスト(13番)の順に並んでいる。チェックの状態は、お使いのブラウザに保存され、サーバーには送られない。画面を閉じても続きから確認できる。
- 動画を載せているページを3〜5ページ選び、ページ名と動画の本数を書き出す
- 選んだページのソースを開き、「VideoObject」の文字が何回出るかを数える
- VideoObjectごとに、name・thumbnailUrl・uploadDateの3つが揃っているかを確認する
- 動画1本ごとに、creator(またはauthor)が書かれているかを確認する
- creatorの種類が、PersonかOrganizationのどちらかになっているかを確認する
- creatorに、name(またはalternateName)が入っているかを確認する
- creator.urlのリンクを実際に開き、その作り手を示すページが表示されるかを確認する
- 構造化データのcreatorの名前が、ページの見える場所に書かれた作り手の名前と同じかを、目で見比べる
- interactionStatisticのinteractionTypeが、Watch・Like・Comment・Shareの4種類のどれかになっているかを確認する
- userInteractionCountの数字を、ページに表示している数字(または元の動画サービスの数字)と、1本ずつ見比べる
- 反応の数が手書きで固定されていないか、テンプレートやプラグインが自動で出しているかを確認する
- 反応の数を確認できる場所が無い動画を一覧にして、interactionStatisticを書かない判断を記録する
- Rich Results Testに動画のページを1ページ入れて、重大なエラーが0件かを確認する
| 観点 | 該当する項目 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 動画の構造化データ全体 | 1〜3番(3項目) | ページごとに5分 |
| 作った人(creator) | 4〜8番(5項目) | 動画1本につき3分 |
| 反応の数(interactionStatistic) | 9〜12番(4項目) | 動画1本につき3分 |
| テスト | 13番(1項目) | 1ページ2分 |
動画が5本程度のサイトなら、全体で1時間前後で一巡できる。動画が多いサイトは、まず作り手(4〜8番)から始めるとよい。反応の数(9〜12番)は、数字の出どころを決める作業が入るため、時間がかかりやすい。Search Consoleの画面の見方に迷ったときは、🔧 Search Consoleの見方に迷ったらこちらの解説ツールを開くとよい。
06 代替・他の選択肢(表で)
書く・書かないは、二択ではなく4つの選択肢がある
creatorとinteractionStatisticは推奨であり、必須ではない。したがって、両方書く、片方だけ書く、どちらも書かない、のどれも選べる。選ぶ基準は、ページの見える場所に、正しい内容を書けるかである。
| 選択肢 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 両方を書く | 作り手がページに書いてあり、反応の数も表示または取得できる動画 | 数字を最新に保つ仕組みが要る。手書きの固定値は、日々ずれる |
| creatorだけ書く | 作り手は明確だが、反応の数を確認できる場所が無い動画 | 作り手の名前とページの表記を、常に揃える |
| 書かない | 作り手がページに書かれていない動画、数を取れないサイト | 必須の3つ(name・thumbnailUrl・uploadDate)は、書かない選択でも必要 |
| interactionCountを使う | 既存のページが古い書き方のまま動いている場合 | Googleは対応を続けるが、interactionStatisticを推奨している |
「書かない」は、手を抜くことではない
推奨の項目を書かないことは、必須を満たしている限り、誤りではない。文書は、推奨の項目について「more information about your VideoObject, which could provide a better user experience(訳: VideoObjectについての追加の情報。より良い体験につながる可能性がある)」という位置づけで説明している。「可能性がある」と書かれているので、書けば必ず効くものとしては扱われていない。数字を取れないのに無理に書き、実際とずれた数字を出すくらいなら、書かないほうが安全である。
creatorとauthorは、どちらを使うか
文書は「creator (or author)」と併記している。9月24日の更新履歴も「noting support for author」と、authorに対応していることを添えている。同じ意味で使えるので、どちらか1つに統一して書くのが、後から見直すときに分かりやすい。schema.orgの側でも、creatorは「Author property for CreativeWork と同じ」と説明されている。組織の情報(会社名・ロゴなど)をどう書くかは、Organization構造化データは、正しく書いても「合格」の通知が来ない ── ナレッジパネルに伝える情報を確認する13項目(2026年9月時点)を併せて見ておくと、名前の揃え方が決めやすい。
interactionCountは、古い書き方として今も動く
文書には「Starting October 2019, we changed our documentation to recommend interactionStatistic instead of interactionCount.」(訳: 2019年10月から、文書ではinteractionCountの代わりにinteractionStatisticを推奨するよう変更した。)という注記があり、interactionCountへの対応も続いている。古い書き方で動いているページを慌てて書き換える必要は無く、新しく書くときはinteractionStatisticを選べばよい。
07 自社サイトで確認したこと — 動画を載せたページの有無から
公開している297ページを開いて、動画を載せたページを数えた
この記事の内容を、当サイト自身に当てはめて確かめた。2026年9月29日に、当サイトのサイトマップに載っている297ページを1つずつ開き、HTMLの中身を調べた。数えたのは3つで、videoタグを使っているページ、YouTubeやVimeoの埋め込み(iframe)があるページ、構造化データにVideoObjectを書いているページである。297ページはすべて開けた(開けなかったページは0件)。
結果は、3つとも0ページだった
動画のタグを使ったページは0、YouTubeなどの埋め込みがあるページは0、VideoObjectを書いているページも0だった。creatorやinteractionStatisticという語が構造化データに出るページも、0ページである。したがって、01〜06章の確認項目を、当サイトの実例として示すことはできない。この記事は、当サイトが今後動画を載せる場合に最初に確かめる手順を、公式の文書どおりに整理したもの、という位置づけである。
注意
この「0ページ」は、HTMLに直接書かれた動画のタグと埋め込みを数えた結果である。JavaScriptで後から動画プレーヤーを差し込むページや、外部のサービスのスクリプトだけで動画を出すページは、この数え方では拾えない。「当サイトに動画は無い」と断言するものではなく、「この3つの形では見つからなかった」までが言えることである。
「作った人を書く」ことは、記事では既にやっている
動画は無くても、構造化データに作り手を書く、という考え方は当サイトにもある。297ページのうち268ページで、構造化データに「author」という語が出ていた。これは主に記事の著者を示すためのもので、型の中身までは全数を確かめていない。動画を載せるときも、記事の著者と同じ考え方で、実在する作り手の名前とURLをそのまま書くことになる。構造化データの値が、実際の表示と食い違っていないかを確かめる姿勢は、出力は在った。だから誰も測らなかった ── datePublished・og:type・用語ハイライト・sitemapで見つけた4つの「値だけ違う」穴で、当サイトの失敗として書いている。
動画を載せるときの決めごとを、先に書いておく
動画を載せる日が来たら、迷いやすい点を先に決めておくと、慌てずに済む。ここでは、次の3つを決めごととして書いておく。1つ目は、creatorには、ページに載せる作り手と同じ名前を書くこと。2つ目は、反応の数は、ページに表示できる実数が取れる種類だけを書き、取れない種類は書かないこと。3つ目は、構造化データを足したら、05章の13項目で確かめてから公開することである。
08 このテーマの、これまで
2019年10月: interactionStatisticが推奨の書き方になった
動画の構造化データの文書は、2019年10月に、反応の数の書き方をinteractionCountからinteractionStatisticへ推奨する形に変えた。推奨される書き方が、interactionStatisticに一本化されたのが、この変更の中身である。今回の9月24日の更新は、そのinteractionStatisticについて、対応している反応の種類を文書に書き出したものである。
2023年5月: descriptionが、必須から推奨に移った
更新履歴の2023年5月4日の項目には、videoのdescriptionプロパティを、必須の表から推奨の表に移した、と書かれている(理由は「もはや必須ではないため」)。必須と推奨の線引きは、文書の更新で動くことがある、という実例である。creatorとinteractionStatisticが今は推奨でも、将来もそのままとは限らないので、書く前に、その日の文書で確認したい。
2024年4月・8月・9月: 動画まわりの文書が、たびたび手直しされている
更新履歴には、動画に関する変更が続けて記録されている。2024年4月17日には、動画カルーセル(一部のサイト運営者に限って試されていた機能)に関する記述を、構造化データの文書から取り除いた。2024年8月23日には、動画のSEOのベストプラクティスを全面的に書き直し、インデックス登録の条件や技術要件を整理した(動画がインデックスされる条件は動画をGoogle検索に載せるには ── インデックス登録の5条件とVideoObjectを確認する15項目(2026年9月時点)に整理している)。2024年9月10日には、動画を制限する別の書き方として、ineligibleRegionプロパティを受け付けると追記した。動画の文書は、1年に何度も手直しされている。
2026年9月: creatorが追加され、interactionStatisticの種類が整理された
そして2026年9月24日に、creatorの追加とinteractionStatisticの更新があった。この記事は、その5日後の2026年9月29日に文書を開いて確かめた内容である。変更点は2つだけで、必須の3つの扱いは、更新履歴の記述からは変わっていない。文書は今後も更新される。この記事の内容は、確認した時点(2026年9月)のものとして扱い、実際に構造化データを書く日には、Googleの文書を直接開いて、最新の記載を確かめてほしい。
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