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外部リンクのrelは3つ。広告・対価のあるリンクにはsponsored、利用者の投稿にはugc、推薦したくない相手にはnofollow ── 自社の外部リンクを棚卸しして確認する13項目(2026年10月時点)

目次
  1. 01 何が書いてあるか — 外部リンクのrelは3つ。広告・対価のあるリンクにはsponsored、利用者の投稿にはugc、推薦したくない相手にはnofollow
    1. Googleが示す3つの値
    2. sponsored・ugc・nofollowの公式の説明
    3. 付けなくてよいリンクと、値を重ねる書き方
  2. 02 なぜ・背景 — nofollowが3つに分かれたのは2019年。付け間違いの重さは、向きによって違う
    1. 2019年9月10日、nofollowが3つの値に分かれた
    2. 付け間違いの重さは、向きによって違う
    3. 有料リンクはスパムポリシーの対象になりうる
  3. 03 この記事に出てくる用語
    1. 外部リンク
    2. rel属性
    3. 有料リンク
    4. UGC(利用者が書いた内容)
    5. ヒント
    6. noopenerとnoreferrer(SEOのrelとは別の話)
  4. 04 型別 — リンクの種類ごとに、付ける値を決める
    1. 🅰 この確認が当てはまるサイト
    2. 🅱 この確認が測っていないこと
    3. 🅲 手順: 外部リンクを5つに分けて、値を決める
    4. 「すべての外部リンクにnofollow」は、公式の勧めと違う
    5. 利用者の投稿が入るサイトは、投稿の入口にも気を配る
  5. 05 明日、自社のサイトで確認できることチェックリスト
  6. 06 代替・他の選択肢 — relのほかに、リンクの扱いを変える方法はいくつかある
    1. 方法ごとの違い
    2. HTMLの標準では、nofollowはどう書かれているか
    3. Search Consoleでは、リンクのrelは見えない
  7. 07 当サイトで確かめたこと — 外部リンクのrelを、公開中のページと解説記事で数えた
    1. 2026年10月20日に、トップページの外部リンク39本のrelを数えた
    2. 解説記事の本文の外部リンク4,298本を、新しさで2つに分けて数えた
    3. 数えて見つけた、公式の文との食い違い
  8. 08 このテーマは、ここまで
    1. 約15年前 — nofollowの導入
    2. 2019年9月10日 — sponsoredとugcの追加
    3. 2020年3月1日 — 巡回とインデックスの面でのヒント化
    4. 2025年12月10日 — 外部リンクの関係を示す文書の更新
    5. 2026年8月28日 — スパムポリシーの更新
    6. 2026年10月20日 — この記事の確認日
  9. 09 この記事のまとめ

01 何が書いてあるか — 外部リンクのrelは3つ。広告・対価のあるリンクにはsponsored、利用者の投稿にはugc、推薦したくない相手にはnofollow

引用について

この記事の「" "」で囲んだ英語の文は、公式の文書やヘルプからの引用で、日本語訳は記事の筆者が付けたものである。原文は各出典のページで確かめられる。各ページは2026年10月20日に開いて確かめた。

Googleが示す3つの値

外部のサイトへ貼るリンクには、リンクの関係をGoogleに伝えるための値を、rel属性に書ける。Google検索セントラルの「外部リンクの関係をGoogleに伝える」(英語名: Qualify your outbound links to Google、最終更新は2025年12月10日と表示されている)は、3つの値を挙げる。

  • sponsored — 広告や、対価を受けた掲載のリンク
  • ugc — 利用者が書いた内容(コメント・掲示板など)の中のリンク
  • nofollow — 上の2つに当てはまらないが、そのリンク先と結び付けられたくないとき

この記事は、自分のサイトの外部リンクを、3つの値のどれを付けるか(または付けないか)に分け直す手順を扱う。内部リンクの話と、nofollowとrobots.txtの違いは、解説記事noindex・nofollow・robots.txtは、それぞれ何を止めているのか ── 混同しやすい3つの設定を確認する15項目に譲り、ここでは繰り返さない。

sponsored・ugc・nofollowの公式の説明

文書は、sponsoredを次のように説明する。

"Mark links that are advertisements or paid placements (commonly called paid links) with the sponsored value."

(訳: 広告や有償の掲載(一般に有料リンクと呼ばれる)であるリンクには、sponsoredの値を付ける。)

ugcについては、こうである。

"We recommend marking user-generated content (UGC) links, such as comments and forum posts, with the ugc value."

(訳: コメントやフォーラムの投稿のような、利用者が生成したコンテンツ(UGC)のリンクには、ugcの値を付けることを勧める。)

nofollowは、ほかの2つが当てはまらない場合の値である。

"Use the nofollow value when other values don't apply, and you'd rather Google not associate your site with, or crawl the linked page from, your site."

(訳: ほかの値が当てはまらず、あなたのサイトをリンク先と結び付けたり、あなたのサイトからリンク先を巡回したりしてほしくないときは、nofollowの値を使う。)

付けなくてよいリンクと、値を重ねる書き方

3つの値は、すべての外部リンクに付けるものではない。同じ文書は、通常のリンクには何も付けなくてよいと書く。

"For regular links that you expect Google to fetch and parse without any qualifications, you don't need to add a rel attribute."

(訳: Googleに何の条件も付けずに取得して読んでほしい通常のリンクには、rel属性を足す必要はない。)

値は、1本のリンクに複数並べてもよい。

"You may specify multiple rel values as a space- or comma-separated list."

(訳: 複数のrelの値を、空白またはカンマで区切った一覧として指定してよい。)

つまり、付けるリンクを選ぶことと、付ける値を選ぶことの2段階がある。05章のチェックリストは、この2段階を順に確かめる。

02 なぜ・背景 — nofollowが3つに分かれたのは2019年。付け間違いの重さは、向きによって違う

2019年9月10日、nofollowが3つの値に分かれた

Google検索セントラルのブログ「Evolving "nofollow"」は、2019年9月10日の記事である。nofollowは、約15年前にコメントスパムと戦う手段として導入され、広告や有償のリンクを示す方法としても勧められてきた。ブログは、ウェブが変わったので、新しい2つの値(sponsoredとugc)を加える、と告知した。3つの値の位置づけは、次のとおり書かれている。

"All the link attributes—sponsored, ugc, and nofollow—are treated as hints about which links to consider or exclude within Search."

(訳: sponsored・ugc・nofollowのすべてのリンク属性は、検索の中でどのリンクを考慮し、どのリンクを除外するかについてのヒントとして扱われる。)

ここで重要なのは、3つとも「命令」ではなく「ヒント」であることである。nofollowは、以前は、そのリンクを検索のアルゴリズムの信号として数えない扱いだったが、ヒントになった、とブログは書く。巡回とインデックスの面でのヒント化は、少し遅れて始まった。

"For crawling and indexing purposes, nofollow will become a hint as of March 1, 2020."

(訳: 巡回とインデックスの目的では、nofollowは2020年3月1日からヒントになる。)

付け間違いの重さは、向きによって違う

同じブログのよくある質問には、値を間違えたときの影響が書かれている。利用者の投稿のリンクや広告でないリンクにsponsoredを付けた場合の影響は、小さい。

"There's no wrong attribute except in the case of sponsored links."

(訳: sponsoredのリンクの場合を除いて、間違った属性というものはない。)

問題になるのは反対向きである。広告であることがはっきりしているリンクには、sponsoredかnofollowを使うべきだ、とブログは書く。

"Any link that is clearly an ad or sponsored should use sponsored or nofollow, as described above."

(訳: 広告またはスポンサーつきであることが明らかなリンクは、上に書いたとおり、sponsoredかnofollowを使うべきである。)

したがって、付け忘れの方が重い。ただし、すべての出典リンクにnofollowを付けるのとは別の話である。この点は、05章の9番目と、07章で扱う。

付け間違いの向きの図。広告であることが明らかなリンクにsponsoredもnofollowも付けないのは問題になる。広告でないリンクや利用者の投稿のリンクにsponsoredを付けた場合の影響は、多くても、リンク先に評価を渡さない程度だと、公式のブログは書く
付け間違いの向き。公式のブログが書く範囲(2019年9月10日)

有料リンクはスパムポリシーの対象になりうる

Googleのスパムに関するポリシー(Spam policies for Google web search、最終更新は2026年8月28日と表示されている)は、リンクスパムの例を挙げる。順位のために行うリンクの売買、リンクと引き換えの金銭・商品・サービス、リンクと引き換えに記事を書いてもらうための商品の提供などである。一方で、有料のリンク自体は禁じていない。

"It's not a violation of our policies to have such links as long as they are qualified with a rel="nofollow" or rel="sponsored" attribute value to the <a> tag."

(訳: そのようなリンクがあること自体は、<a>タグにrel="nofollow"またはrel="sponsored"の属性値を付けて示してある限り、私たちのポリシーの違反ではない。)

Search Consoleの「手動による対策」のレポートには、「Unnatural links from your site」(訳: 自分のサイトからの不自然なリンク)という項目がある。対処として、問題のあるリンクを外すか、順位の評価を渡さない形(rel="nofollow"やより具体的な属性)に変えることが書かれている。ただし、付けなかったサイトが実際に手動の対策を受けるかどうかは、これらの文書からは言えない。この記事も、「付けないと罰則を受ける」とは書かない。公式が書いているのは、付けて示せば違反ではないことと、そうしたリンクが手動の対策の項目に挙がりうることまでである。

外から受け取るリンク(被リンク)の側の話は、運営者ブログの被リンクの時代は終わったのか? — AIに引用される「ブランドメンション」を、当サイトはこう増やしているにある。

03 この記事に出てくる用語

外部リンク

自分のサイトから、別のドメインのサイトへ向かうリンクをいう。Googleの「リンクのベストプラクティス」(最終更新は2025年12月10日)は、外部リンクを恐れる必要はなく、出典を示すことは信頼性を築く助けになりうる、と書く。

rel属性

リンク(aタグ)に付けて、リンク先との関係を示す属性である。値は空白で区切って複数書ける。sponsoredとugcは、Googleの文書で説明されている値である。MDN(Mozillaの開発者向け文書)のrel属性の一覧(最終更新は2026年10月7日と表示されている)には、nofollow・noopener・noreferrerなどは載っているが、sponsoredとugcは、確かめた範囲では見つからなかった。HTMLの標準のリンク種別の章にも、同じく見つけられなかった。

有料リンク

お金などの対価を受けて貼ったリンクをいう。Googleの文書は、広告や有償の掲載のリンクを、有料リンク(paid links)と呼ぶ。

UGC(利用者が書いた内容)

サイトの運営者ではなく、訪問者が書いた内容をいう。コメント欄・掲示板・Q&A・口コミ・プロフィール欄などが当てはまる。

ヒント

Googleがrelの値を、参考にはするが、そのとおりに従うとは限らない扱いをすることをいう。命令ではない、という意味で使う。

noopenerとnoreferrer(SEOのrelとは別の話)

別のタブでリンクを開くとき(target="_blank")に、よく一緒に書かれる値である。MDNによれば、noopenerは、開いたページから元のページを操作されないようにする値で、noreferrerは、さらに参照元の情報を送らない値である。これらは、リンクの関係を検索エンジンに伝える値ではなく、ブラウザの安全のための値である。nofollowと一緒に書かれていても、役目は別々である。

04 型別 — リンクの種類ごとに、付ける値を決める

🅰 この確認が当てはまるサイト

外部へのリンクを、次のどれかの形で貼っているサイトが当てはまる。広告やPR記事、紹介料の出るリンク、訪問者が書き込めるコメント欄・掲示板・口コミ・プロフィール欄、スポンサーやパートナーの紹介ページ、出典として引く外部の記事。

🅱 この確認が測っていないこと

  • Google以外の検索エンジンの扱い — この記事はGoogleの文書だけを根拠にしている。ほかの検索エンジンが3つの値をどう扱うかは確かめていない
  • 付け替えたあとの順位や表示の変化 — 公式の文書には、そうした効果を約束する文は確かめた範囲では見つからなかった。この記事は効果を測っていない
  • 広告や紹介の表示義務など、法律や業界の決まり — この記事が扱うのは、検索エンジンにリンクの関係を伝える技術の話である。読者に向けた広告の表示は別の話で、この記事では確かめていない
  • 紹介料のリンクを「sponsored」と書いた公式の一文 — 「何らかの形で対価を受けたリンク」には当てはまると読めるが、成果報酬の紹介リンクを名指しした文は、開いた範囲では見つけていない

🅲 手順: 外部リンクを5つに分けて、値を決める

手順は、貼っている外部リンクを、リンクの種類ごとに分け、種類ごとに付ける値を決める形になる。公式の文書から読み取れる対応は、次の表のとおりである。

リンクの種類付ける値根拠にした公式の文
広告・有償の掲載のリンクsponsored(nofollowでも可。sponsoredが好ましい)「外部リンクの関係をGoogleに伝える」で、広告・有償の掲載はsponsored。nofollowも受け入れられるが、sponsoredが好ましいと書く
対価を受けて貼ったリンクsponsoredまたはnofollow「リンクのベストプラクティス」が、何らかの形で対価を受けたリンクには、sponsoredかnofollowを付けると書く
利用者が書いた内容のリンクugc(nofollowでも可)コメントやフォーラムの投稿のリンクには、ugcを付けることを勧める
推薦したくない相手へのリンクnofollowほかの値が当てはまらず、リンク先と結び付けられたくないときにnofollowを使う
信頼できる出典へのリンク付けなくてよい信頼できない相手にだけnofollowを使い、すべての外部リンクには付けない、と書く

自分のサイトの中のリンクの扱いは、この表では扱わない(nofollow・noindex・robots.txtの違いは、解説記事「noindex・nofollow・robots.txtは、それぞれ何を止めているのか ── 混同しやすい3つの設定を確認する15項目」にまとめている)。この表は、公式の文を並べ替えたものである。個々のリンクを、どの種類に分けるかは、貼った側が判断する。判断の根拠は、契約書や発注の記録、掲載の依頼のメールなど、貼った経緯が分かるものである。

「すべての外部リンクにnofollow」は、公式の勧めと違う

公式の文は、nofollowを、信頼できない相手にだけ使うと書く。

"Use nofollow only when you don't trust the source, and not for every external link on your site."

(訳: nofollowは、情報源を信頼していないときだけ使い、サイトのすべての外部リンクには使わない。)

たとえば、出典として引く公式文書や、信頼している相手のサイトへのリンクに、一律でnofollowを付けるのは、この文の言う使い方ではない。一律の付与が害になるとまでは、公式の文書は書いていない。ただ、付けた理由を1行で言えないリンクには、付けないのが、公式の文に沿った形である。

利用者の投稿が入るサイトは、投稿の入口にも気を配る

Googleの「利用者が生成するスパムの防止」(最終更新は2025年12月10日)は、利用者が自由に投稿できる場所の対策として、次の文を書く。

"Since oftentimes spammers are motivated by leaving a link to their site, consider adding a nofollow or ugc rel attribute to all links in untrusted content."

(訳: スパムを書く人は、自分のサイトへのリンクを残すことを動機にしていることが多いので、信頼できない内容のすべてのリンクに、nofollowかugcのrel属性を付けることを考える。)

信頼できる投稿者のリンクから、ugcを外すこともできる、と「外部リンクの関係をGoogleに伝える」は書く。高品質な投稿を続けてきた利用者に限る、という前提つきである。

外部リンクのrelの選び方の図。広告・有償の掲載はsponsored、利用者が書いた内容はugc、推薦したくない相手はnofollow、信頼できる出典は付けなくてよいという、リンクの種類と付ける値の対応を示す
外部リンクの種類と、付ける値の対応(公式の文書から読み取れる範囲)

実務のヒント

外部リンクを数えるときは、ページのソースで「href="http」で始まり、自分のドメイン以外のaタグを検索する。ブラウザの検索(Ctrl+F)で、ページのソースの中を検索すれば、1ページ数分で数えられる。

05 明日、自社のサイトで確認できることチェックリスト

以下は、自社の外部リンクを棚卸しして、付ける値を決め直すための13項目である。1〜2番目は貼っている外部リンクの洗い出し、3〜5番目は広告・紹介料のあるリンク、6〜8番目は利用者の投稿のリンク、9〜11番目は出典などそれ以外のリンク、12〜13番目は点検と記録である。1項目は5分以内でできる。チェックの状態はブラウザに保存され、サーバーには送られない。

  • アクセスの多い上位3ページを開き、ページのソースで、自分のドメイン以外のaタグを数え、外部ドメインの名前を一覧に書き出す
  • 書き出した外部リンクを、広告・紹介料のあるもの、利用者の投稿、出典として引くもの、運営会社のサービス、それ以外の5つに、1本ずつ分ける
  • 金銭・商品・サービスなどの対価を受けて貼ったリンクを、契約書や発注の記録で3件探し、手順2の分類と照らし合わせる
  • 広告・紹介料のあるリンクを10件選び、ページのソースで、relにsponsoredまたはnofollowが入っているか確認する
  • 紹介リンクの発行元の管理画面でコピーしたタグを1件開き、relが入っているか確かめ、入っていないときは貼る前に書き足す
  • コメント・口コミ・掲示板・プロフィール欄のように、訪問者が書ける場所を数え、書かれたリンクにugcが付いているか、3件のソースで確認する
  • 訪問者の投稿を出す部品(コメント欄など)の設定画面を開き、投稿のリンクにrelが自動で付く設定が、有効になっているか確認する
  • 信頼できる投稿者のリンクからugcを外す運用をしているかを調べ、していなければ「していない」と、していれば対象の条件を、1行で書く
  • 出典として引く外部リンクを10件選び、1件ずつ「推薦したくない相手か」を判定し、nofollowを付ける理由を1行で書く。理由が書けないものは「付けない」に分ける
  • 運営会社や、関係のあるサービスへのリンクにrelが要るかを1行で決め、決めた理由を書く
  • relの値を複数並べたリンクを3件探し、空白区切りで書かれているか、ソースで確認する
  • 内部リンクを10件選び、nofollowが付いていないかを、ソースで確認する
  • 付け替えた日と本数を一覧に書き、3か月後の見直しの日付を入れる

1番目と2番目の洗い出しには、サイトのリンクをまとめて調べる道具が役に立つ。当サイトの無料ツールの1つ、🔧 サイト内のリンク漏れ・アクセスステータスを調べるツール — Excelに出力できるは、調べたいページのURLと、対象のリンクの種類を選んで、リンクの状態をExcelに出せる。出力にrelの値が含まれるかは、このツールのページの説明には書かれていない。

外部リンクの数を数えるだけなら、🔧 WEBサイト総合分析・レポートツールも使える。ページのURLを入れると、リンクの診断として、内部リンクと外部リンクの数、リンク切れのチェックが出る、とツールのページは説明する。こちらも、relの値まで示すかは説明に書かれていない。relの値は、どちらの道具を使っても、ページのソースで目で確認する。

06 代替・他の選択肢 — relのほかに、リンクの扱いを変える方法はいくつかある

方法ごとの違い

方法公式が書いていること向く場面注意
relの値を付ける3つの値は、リンクの扱いについてのヒントとして使われる広告・利用者の投稿・推薦しない相手のリンクを、1本ずつ示すときヒントなので、挙動を約束するものではない
nofollowとugc・sponsoredを併記する新しい値を知らないサービスとの互換のために、nofollowを併記してもよい、とブログが書く昔のシステムが自動でnofollowを付けていて、変えたくないとき併記は必須ではない
ページ全体にnofollow(robots meta)そのページのリンクを辿らないという指定。指定しないとき、Googleはページのリンクを使ってリンク先を見つけることがあるページのすべてのリンクを、同じ扱いにしたいとき1本ずつの区別はできない。出典の良いリンクも、まとめて対象になる
リンクを外す・文字だけ残す手動による対策のヘルプは、問題のリンクは外すか、評価を渡さない形に変えると書く貼る理由がなくなったリンク、確認できない相手のリンク読む人の便宜は減る。出典なら、相手の名前と日付は文で残せる

ページ全体のnofollowについて、Googleのrobots metaタグの文書(最終更新は2026年3月24日と表示されている)は、次のように書く。

"Do not follow the links on this page. If you don't specify this rule, Google may use the links on the page to discover those linked pages."

(訳: このページのリンクを辿らない。この指定をしなければ、Googleはページのリンクを使って、リンク先のページを見つけることがある。)

HTMLの標準では、nofollowはどう書かれているか

HTMLの標準(HTML Living Standard)は、nofollowを次のように定義する。

"The nofollow keyword indicates that the link is not endorsed by the original author or publisher of the page, or that the link to the referenced document was included primarily because of a commercial relationship between people affiliated with the two pages."

(訳: nofollowのキーワードは、そのリンクがページの元の著者または発行者に支持されていないこと、または、参照先へのリンクが、2つのページに関わる人々の間の商業的な関係を主な理由として含められたことを示す。)

標準の定義は、推薦していないことと、商業的な関係があることの2つの意味を、1つの値で示している。確かめた範囲では、標準のこの項に、sponsoredとugcに当たる値は書かれていない。1つの値に2つの意味を持たせる標準と、3つに分けて示すGoogleの文書があり、書く側は両方を見て選ぶことになる。

Search Consoleでは、リンクのrelは見えない

リンクの棚卸しに、Search Consoleのリンクレポートを使いたくなる。しかし、ヘルプは、このレポートがrelの値を示さないと書く。

"The report doesn’t specify if a link is marked as nofollow."

(訳: このレポートは、リンクがnofollowとして示されているかを特定しない。)

したがって、relの付き方を確かめるには、自分のページのソースを見る必要がある。05章の4番目と6番目の項目が、ソースの確認になっているのは、そのためである。

注意

値を付け替えたあとの順位の変化は、この記事では測っていない。公式の文書も、付け替えの効果を約束していない。付け替えの目的は、リンクの関係を正しく示すことであり、順位を上げることではない。

07 当サイトで確かめたこと — 外部リンクのrelを、公開中のページと解説記事で数えた

2026年10月20日に、トップページの外部リンク39本のrelを数えた

当サイトのトップページのHTMLから、当サイト以外のドメインへ向かうaタグを抜き出して、relの値を数えた。結果は次のとおりである。同じURLの重なりを数えると39本で、重ねずに数えると35件になる。このうち32件は、解説記事・運営者ブログ・ツールのページにも同じものが出ていて、サイドバーとフッターにある。

  • nofollowを含むもの — 29本(nofollowとnoopenerとnoreferrerの3つを併記したものが17本、nofollowだけのものが12本)
  • nofollowを含まないもの — 10本(noopenerとnoreferrerが7本、noopenerだけが3本)
  • sponsoredを含むもの — 0本
  • ugcを含むもの — 0本

nofollowを含まない10本は、運営会社のサイトへの2本、当サイトの公式のSNSアカウントへの5本、Googleのプライバシーポリシーと利用規約への2本、Googleのブログ記事への1本だった。運営会社や自社のアカウントへのリンクにはnofollowを付けず、別のタブで開く、という当サイトの方針と合っていた。一方、ブラウザやOSの最新のバージョンを調べるための参考リンクと、外部の便利なサービスへのリンクの29本には、nofollowが付いていた。

解説記事の本文の外部リンク4,298本を、新しさで2つに分けて数えた

解説記事の本文1,462本を調べ、外部のドメインへ向かうリンクの、relの値を数えた。外部リンクを持つ記事は520本で、リンクの総数は4,298本である。記事の番号で、1300以降(新しい書き方の記事が中心)と、1299以前(以前の方法で作った記事)に分けた結果は、次の表のとおりである。公開中か非公開かは、区別していない。

区分外部リンクを持つ記事外部リンクnofollowが付いたもの
番号が1300以降176本2,312本2,312本(100%)
番号が1299以前344本1,986本608本(30.6%)
合計520本4,298本2,920本(67.9%)

sponsoredとugcを付けたリンクは、4,298本のうち0本だった。記事に、広告や紹介料のあるリンクを置かない方針と合っている。

当サイトの外部リンクのrelを数えた結果の図。トップページの39本はnofollowを含むものが29本、含まないものが10本。解説記事の本文では、番号が1300以降の2,312本は全部にnofollowが付き、1299以前の1,986本では608本に付いていた。sponsoredとugcは0本
当サイトの外部リンクのrelの数(2026年10月20日)。sponsoredとugcは0本

数えて見つけた、公式の文との食い違い

新しい解説記事は、本文の外部リンクのすべて(2,312本中2,312本)に、nofollowを付けている。当サイトは、出典の外部リンクにnofollowを付けると決めて書いている。しかし、04章で引いたとおり、公式の文書は、nofollowをすべての外部リンクには使わない、と書く。出典として引くGoogleの公式文書へのリンクにも、nofollowが付いていた。

この食い違いは、数えて初めて分かった。公式の文書は、一律の付与が害になるとまでは書いていないので、直ちに誤りとは言えない。どちらに揃えるか(出典の相手ごとに付けるかを決める、または理由を明記して続ける)は、運営者が決める。05章の9番目の確認は、この判断の材料を書き出す手順になっている。

実務のヒント

relの付け方を、方針として1か所に書いておく。「出典にはnofollowを付ける」のように書いて、新しい記事を足すたびに同じ形になるようにしておくと、数えたときに揃っていることが確かめられる。

08 このテーマは、ここまで

約15年前 — nofollowの導入

Google検索セントラルのブログ(2019年9月10日)は、nofollowが「約15年前(Nearly 15 years ago)」に導入されたと書く。当初はコメントスパムと戦う手段で、広告・有償のリンクを示す方法の1つにもなった。

2019年9月10日 — sponsoredとugcの追加

同じブログの2019年9月10日の記事で、sponsoredとugcが加わり、3つの値のすべてが「ヒント」として扱われることになった。既存のnofollowは、変えなくてよいと書かれた。

2020年3月1日 — 巡回とインデックスの面でのヒント化

ブログの予告どおり、巡回とインデックスの目的でも、nofollowがヒントになる日である。

2025年12月10日 — 外部リンクの関係を示す文書の更新

「外部リンクの関係をGoogleに伝える」「リンクのベストプラクティス」「利用者が生成するスパムの防止」は、いずれも最終更新が2025年12月10日と表示されている。この日付の版が、この記事の主な出典である。

2026年8月28日 — スパムポリシーの更新

スパムに関するポリシーは、最終更新が2026年8月28日と表示されている。有料リンクが、rel="nofollow"またはrel="sponsored"で示されていれば違反ではない、という文は、この版にある。

2026年10月20日 — この記事の確認日

この記事の内容は、2026年10月20日に、上記のGoogleの文書とヘルプ、HTMLの標準、MDNのページを開いて確かめた時点のものである。Search Consoleの「手動による対策」と「リンク」のヘルプには、更新日の表示が、確かめた範囲では見つからなかった。出典のページが更新されたときは、この記事に日付つきで追記する。

外部リンクのrelは、広告・対価のあるリンクにsponsored、利用者の投稿にugc、推薦したくない相手にnofollowを使い分ける。3つとも命令ではなくヒントで、すべての外部リンクに付けるものでもない。自社の外部リンクを棚卸しして値を決め直す13項目をまとめた。
2025/05/31
THU
00:00:00

ブラウザ・OS 最新バージョン

毎日更新:2026-10-20 調査更新済
  • Android(stable) 未取得
  • Chrome Android(stable) 156.0.8078.39
  • Chrome iOS(stable) 156.0.8078.33
  • Chrome(beta) 157.0.8103.6
  • Chrome(dev) 158.0.8106.0
  • Chrome(stable) 156.0.8078.36
  • Edge(stable) 155.0.4283.45
  • Firefox(stable) 158.0
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  • Safari iOS(stable) 未取得
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このサイトで書いている人

株式会社ツクルン

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Webアドバイジング・クリエイター
池田 南美夫
もうすぐ●●歳。ずっーと現役SE。日本にインターネットが上陸してから、ずっーと携わる。 ほんとは超アナログ人間のギター弾き、バンドマン。でも音楽活動とSE、案外似てる。