検索結果にfaviconが出る条件は、確かめやすい6つに分けられ、満たしても表示は保証されない ── 自社の設定を順に確認する14項目(2026年10月時点)
検索結果にfaviconが出る条件は、確かめやすい6つに分けられ、満たしても表示は保証されない ── 自社の設定を順に確認する14項目(2026年10月時点)
目次
01 何が起きたか — 検索結果のfaviconの条件は、公式文書を確かめやすい6つに分けて読める
2026年10月3日に開いた公式文書は、英語版と日本語版で更新日が違った
Google検索セントラルの「検索結果に表示されるファビコンを定義する」(英語版の題名は"Define a favicon to show in search results")を、2026年10月3日に英語版と日本語版の両方で開いた。ページの末尾に書かれた最終更新日は、英語版が2026年8月28日(UTC)、日本語版が2026年9月9日(UTC)だった。日本語版のほうが12日新しい。条件の一覧は、両方の版で同じ項目が並んでいた。
出典(Google検索セントラル)
"If your site has a favicon, it can be included in Google Search results for your site."
(訳: サイトにfaviconがある場合、そのfaviconはGoogle検索の、あなたのサイトの検索結果に含められることがあります。)
「含められることがある」という書き方に注意したい。公式文書は、faviconを置けば必ず出るとは書いていない。次の章で述べるとおり、条件を満たしても表示は保証されない。
条件は6つに分けて読める
公式文書は、条件を「6つ」と数えているわけではない。この記事が、公式文書の「実装」と「ガイドライン」の節を、確認しやすい単位に分けたものが、次の6つである。この記事の確認項目は、すべてこの6つのどれかに対応している。
- ホームページのheadに
link要素を書く。relにiconなどを指定し、hrefにfaviconのURLを書く。 - 1つのホスト名に、faviconは1つ。サイトはホスト名で決まる。
- Googlebotがホームページをクロールできる。
- Googlebot-Imageがfaviconのファイルをクロールできる。
- 正方形(1:1)で8x8ピクセル以上。48x48ピクセルより大きいサイズが推奨で、形式はBMP・GIF・ICO・PNG・JPEG・PPM・TIFFと書かれている。
- URLは固定。サイトのブランドを表す絵で、不適切な絵は含めない。
「保証されない」と、公式文書に書かれている
公式文書はガイドラインの冒頭で、次のように書いている。
"A favicon isn't guaranteed to appear in Google Search results, even if all guidelines are met."
(訳: すべてのガイドラインを満たしていても、faviconがGoogle検索の結果に表示されることは保証されません。)
つまり、この記事の14項目をすべて満たしても、検索結果にfaviconが出ない場合はある。確認できるのは「出る条件に、自分のサイトが合っているか」までで、「出るかどうか」は確認できない。この線引きを、最初に置いておく。
02 なぜ・背景 — 見落としやすい理由は、確認する場所が3か所に分かれていること
faviconの不具合は、サイトの中を見ても見つからないことがある
faviconに関する公式の条件は、サイトのホームページ・faviconのファイル・robots.txtの3か所に分かれている。ホームページのheadには正しい行があっても、その行が指すファイルが取得できなければ条件を満たさない。ファイルが取得できても、robots.txtで止めていれば満たさない。1か所を見て「問題なし」と思いやすいのは、このためである。
当サイトのSearch Consoleでは、faviconを含む検索のまとまりが、2026年8月時点でおよそ50回表示され、平均掲載順位は111.7位だった。この数字は、faviconを調べている人がいることを示すだけである。
2024年10月に、大きさの条件が変わった
大きさの条件は、過去に変わっている。Search Engine Journalは2024年10月24日の記事で、変更前の条件を次のように引いている。
"Your favicon must be a multiple of 48px square"
(訳: faviconは、48ピクセル四方の倍数でなければなりません。)
現在の公式文書は、これを「正方形(1:1)で8x8ピクセル以上。48x48ピクセルより大きいサイズを推奨」と書いている。「48の倍数」という条件は、現在の公式文書には無い。古い解説をもとに「96x96で作り直さないと出ない」と判断していた場合は、その前提が現在の文書と合っていない。変更の経緯は、当サイトのfaviconは「飾り」から「名乗り」になった — 検索結果とAI引用の"顔"を整える2026年版総点検にも書いた。この記事ではその内容を繰り返さない。
「出ない」と感じたときに、疑う場所が増えた
検索結果にfaviconが出ないとき、原因を「Googleの表示の都合」と決めてしまうと、自分のサイトの中にある原因を見逃す。Glenn Gabe氏のgsqi.comの記事は、faviconの問題の原因を7つに分類している。その中には、robots.txtでの拒否のほか、複数のfavicon参照のうち1つが条件を満たさない場合や、faviconの指定が空の場合が含まれている(同記事の要点を読んだ範囲)。第三者の整理だが、「1行見て終わりにしない」確認の順番の根拠になる。
03 用語 — 読み違えやすい言葉を先にそろえる
ホスト名とホームページ
用語
ホスト名:URLのhttps://のあとから最初の/までの部分のことである。www.example.comとexample.comとnews.example.comは、別々のホスト名である。公式文書は、サイトをホスト名で定義している。ホームページは、そのホスト名の入り口のページ(https://www.example.com/)を指す。
Googlebot と Googlebot-Image
用語
Googlebot:Googleの検索用のクローラーである。Googlebot-Image:画像用のクローラーである。公式のクローラー一覧のページ(最終更新2026年7月14日)には、"Crawling preferences addressed to the Googlebot-Image user agent affect Google Images, Discover, Google Video, and all features in Google Search where images, logos, and favicons are presented."(訳: Googlebot-Imageのユーザーエージェントに向けたクロールの設定は、Google画像検索、Discover、Google動画、そして、画像・ロゴ・faviconが表示されるGoogle検索のすべての機能に影響します。)と書かれている。
この2つはrobots.txtの中で別の名前として書かれる。Googlebotは許可しているのに、画像の置き場をGooglebot-Image向けに止めている、という組み合わせは起こりうる。公式文書が2つの名前を分けて書いているのは、この組み合わせを見分けるためと読める。
rel・href・sizes
用語
rel:リンク先が「何なのか」を示す属性である。Googleは、faviconを指す値としてicon、apple-touch-icon、apple-touch-icon-precomposedを挙げ、shortcut iconも歴史的な経緯でサポートしていると書いている。href:faviconのURLである。相対パスでも絶対パスでもよく、自分のサイトに置いたものでなくてもよい(例としてCDNが挙げられている)。sizes:画像の大きさを示す属性である(公式文書の条件ではなく、ブラウザ側の仕様に属する)。
URL検査とインデックス登録のリクエスト
Search Consoleの「URL検査」は、Googleが特定のURLをどう見ているかを調べる画面である。公式文書は、faviconを直したあとに、ホームページのURLについて、インデックス登録のリクエストを出せると書いている。このリクエストの意味は、当サイトのSearch ConsoleのURL検査「インデックス登録をリクエスト」は何をしているのか ── 公式の言葉で確認する13項目(2026年9月時点)で詳しく扱った。
04 型別 — 自分のサイトがどれに当たり、何を、どの順で確かめるか
🅰 適用範囲 — 条件の単位は「ホスト名」
公式文書は、1つのホスト名にfaviconは1つだけだと書き、3つの例を挙げている。この3つのどれに自分のサイトが当たるかで、確認する対象が変わる。
| ホームページの種類 | 公式文書の例 | 読み取れること |
|---|---|---|
| ドメイン直下 | https://example.com(Supported) | このホスト名のホームページに、faviconを1つ設定できる |
| サブドメイン | https://news.example.com(Supported) | 別のホスト名なので、ドメイン直下とは別のfaviconを設定できる |
| サブディレクトリ | https://example.com/news(Not supported) | サブディレクトリ単位のfaviconは設定できず、ホスト名のホームページのfaviconが全体に適用される |
サブディレクトリでサイトの一部を運営している場合
たとえば、会社のサイトの/blog/以下を別の制作会社が運営していて、そこだけ違うfaviconを置いている場合を考える。公式文書の読み方では、検索結果に使われるfaviconはホスト名のホームページ(/)のheadに書かれたものである。サブディレクトリ側にどれだけ正しいfaviconを置いても、ホームページの側が変わらなければ、検索結果のfaviconは変わらない、と読める。
ホスト名が複数ある場合(会社のサイトとブログが別のサブドメインである場合など)は、ホスト名ごとに確認する。14項目をホスト名の数だけ繰り返すことになる。
🅱 公式文書が書いていないこと
公式文書には、次のことが書かれていない。この記事も、これらについて断定しない。
- SVGなど、対応形式の一覧に載っていない形式が使われた場合の扱い。一覧に無いことは書かれているが、無視されるのか、別の形式を選ぶのかは書かれていない。形式については、当サイトの検索結果のファビコンにSVGとWebPは使えない ── Googleが対応する7つの画像形式を確認する13項目(2026年9月時点)で扱っている。
rel="icon"の行が複数あるときに、Googleがどれを選ぶか。ブラウザについては、MDNが選び方を説明しているが、Google検索の側の選び方は、確認した範囲の公式文書には書かれていない。- faviconが検索結果に反映されるまでの日数の、具体的な目安。書かれているのは「数日から数週間」だけである。
この記事が確かめていないこと
検索結果に、実際にどのfaviconが出ているかは、検索画面の見え方が人や端末で変わりうるため、この記事では確かめていない。
🅲 手順1 — ホームページのheadを読む
最初に、ホームページのソースを開き、faviconに関係するlink要素をすべて書き出す。ブラウザのタブに出ている絵を見るだけでは足りない。タブの絵は、ブラウザが選んだ1つであり、ソースに書かれた行の全部ではないからである。公式文書が挙げる書き方は、次の1行である。
<link rel="icon" href="/path/to/favicon.ico">
書き出すときは、relとhrefに加えて、typeとsizesの有無も控える。行ごとに画像を確かめるときに役立つ。
🅲 手順2 — 書き出した行のURLを開く
手順1で書き出したhrefのURLを、ブラウザの新しいタブに貼って開く。確認するのは3つである。画像が表示されるか、アドレス欄のURLが別のURLに変わらないか、エラーの画面にならないか。サイトの作り方によっては、存在しないURLにエラー画面ではなく、通常のページ(ステータスは200)を返す場合があるため、表示された中身が画像かどうかを必ず目で見る。
コマンドが使える場合は、ステータスだけを見る方法もある。
curl -s -o /dev/null -w '%{http_code} %{content_type} %{num_redirects}\n' https://自社のホスト名/faviconのパス
200とimage/で始まる種類が返り、転送の回数が0であれば、URLの状態としては問題がない。サイト全体の整合を見る手順は、Google が求める 4 層整合性 — sitemap・canonical・内部リンク・末尾スラッシュを curl 3 行で揃えるにも書いた。
🅲 手順3 — 絵そのものを確かめる
画像を保存して、縦と横のピクセル数を調べる。確認するのは、縦と横が同じか(1:1か)、8x8ピクセル以上か、48x48ピクセルより大きいか、の3点である。公式文書は8x8を最小とし、48x48より大きいサイズを推奨している。
次に、サイトのブランドを表す絵かを見る。公式文書は、検索結果を見る人がサイトをすばやく見分けられるように、faviconをブランドを視覚的に表すものにするよう求めている。ロゴの全体が小さく潰れる場合に、何を絵にするかは、公式文書の条件ではなく、制作の側の判断である。
注意
公式文書は、不適切と判断した絵は表示せず、既定のアイコンに置き換えると書いている(例として、わいせつな表現とヘイト表現のシンボルが挙げられている)。サイト自身が意図した絵であっても、素材として入手した画像に、そうした表現が混じっていないかは、公開の前に目で見る。
🅲 手順4 — robots.txtを、2つのクローラーの名前で読む
ホスト名の/robots.txtを開く。ここで確認するのは、Googlebotがホームページを取得でき、Googlebot-Imageがfaviconのファイルを取得できるという2点である。
読むときに押さえるのは、公式のrobots.txtの文書(最終更新2025年11月21日)にある次の2つの文である。
"A robots.txt file applies only to paths within the protocol, host, and port where it is posted."
(訳: robots.txtのファイルは、それが置かれているプロトコル・ホスト・ポートの範囲のパスにだけ適用されます。)
"A user agent can match only one rule set, which is the first, most specific group that matches a given user agent."
(訳: ユーザーエージェントが一致できる規則のまとまりは1つだけで、それは、そのユーザーエージェントに一致する、最初の、最も限定的なグループです。)
1つ目の文から読み取れるのは、wwwのありなしなど、ホスト名が違えばrobots.txtも別だということである。2つ目の文からは、Googlebot-Imageという名前のグループがあれば、そのグループの規則が使われ、*(すべてのクローラー向け)のグループは使われない、と読める。すべてのクローラー向けの欄に拒否が無くても、Googlebot-Image専用のグループに拒否があれば、faviconのファイルは取得できない。名前ごとのグループを、上から1つずつ読む。
では、Googlebot-Imageのグループが無いときはどうなるか。公式のクローラー一覧(最終更新2026年7月14日)は、Googlebot-Imageのrobots.txt上のユーザーエージェントトークンとして、Googlebot-ImageとGooglebotの2つを並べている。同じページには、"Some crawlers have more than one user agent token; you need to match only one crawler token for a rule to apply."(訳: クローラーによっては、ユーザーエージェントトークンが複数あります。規則が適用されるには、クローラーのトークンのうち1つに一致すればよいのです。)とある。robots.txtの仕様の文書(最終更新2026年8月31日)には、"Google's crawlers determine the correct group of rules by finding in the robots.txt file the group with the most specific user agent that matches the crawler's user agent."(訳: Googleのクローラーは、robots.txtの中から、そのクローラーのユーザーエージェントに一致する、最も限定的なユーザーエージェントのグループを見つけて、正しい規則のグループを決めます。)とある。この2つから、Googlebot-Imageのグループが無く、Googlebotのグループがあれば、そちらが使われ、*のグループは使われない、と読める。これは公式文書の2か所を合わせた、この記事の読み取りである。
robots.txtが取得できなかったときの扱いは、当サイトのrobots.txtがエラーを返し続けると、最後は「制限なし」に行き着く ── HTTPステータス別の扱いを確認する13項目(2026年9月時点)に書いた。robots.txtを読むときに、数える条件をそろえる大切さは、同じ条件で測っていなかった ── robots.txtは「24時間キャッシュ」のはずが、測ったら1日13.9件と152.3件。3サイトの数字を並べる前に確認すべきだったことに書いた。
🅲 手順5 — 直したら、ホームページの登録をリクエストして待つ
公式文書は、ホームページの新しい情報が再クロールされるまでの時間について、次のように書いている。
"Remember that crawling can take anywhere from several days to several weeks, depending on how often our systems determine content needs to be refreshed."
(訳: クロールには、数日から数週間かかることがあります。それは、Googleのシステムが、そのコンテンツをどのくらいの頻度で更新する必要があるかを判断する頻度によって変わります。)
そして、URL検査ツールで、ホームページのインデックス登録をリクエストできると書いている。ただし、リクエストの文書(最終更新2025年12月10日)は、"Requesting a crawl does not guarantee that inclusion in search results will happen instantly or even at all."(訳: クロールをリクエストしても、検索結果への掲載がすぐに、あるいは、そもそも実現することは保証されません。)とも書いている。同じURLに何度もリクエストしても、クロールは速くならない("requesting a recrawl multiple times for the same URL won't get it crawled any faster")。
したがって、リクエストを出すのは1回とし、日付を記録して、2週間後に見直す。待っている間の過ごし方は、当サイトの再クロール待ち行列547件、当サイトの2週間 ── Google公式「最長2週間」の意味と、"待つ"を能動的にする方法に書いた。
05 自分のサイトで確認するチェックリスト
下の14項目は、1項目5分ほどでできる作業である。ホスト名が複数あるサイトでは、ホスト名ごとに繰り返す。チェックの状態はブラウザの中にだけ保存され、サーバーには送られない。項目1から4が手順1と2、項目5から7が手順3、項目8から10が手順4、項目11から14が手順5と記録に対応している。
- ホームページをブラウザで開いてページのソースを表示し、「icon」で検索して、relにicon・shortcut icon・apple-touch-icon・apple-touch-icon-precomposedのどれかを含むlink要素を、すべてメモに書き出す
- 手順1で書き出した行のうち、relがiconまたはshortcut iconの行が何本あるかを数えて、メモに数字で書く
- 書き出した行のそれぞれが、headの中にあるか、bodyの中にあるかを1行ずつ確かめて、bodyの中にある行に印をつける
- 書き出した行のhrefを1つずつブラウザの新しいタブに貼って開き、画像が表示されるか、アドレス欄のURLが変わらないか、エラー画面になっていないかを、行ごとに記録する
- 表示された画像を保存して、縦と横のピクセル数を調べ、縦と横が同じか(正方形か)を、行ごとに記録する
- 保存した画像の大きさが、8x8ピクセル以上か、48x48ピクセルより大きいかを、行ごとに記録する
- 保存した画像のファイルの種類が、BMP・GIF・ICO・PNG・JPEG・PPM・TIFFのどれかを調べ、どれでもなければ「一覧にない」と記録する
- ホスト名の/robots.txtを開き、User-agentの行が、Googlebot-Image・Googlebot・*(アスタリスク)のそれぞれについて「ある」か「ない」かを、3つとも書き出す
- 手順8で「ある」となったグループの中に、ホームページ(/)に当たるDisallowの行が無いことを、グループごとに1行ずつ確かめる
- Googlebot-Imageのグループがある場合は、その中に、faviconのURLのパスに当たるDisallowの行が無いことを確かめ、グループが無い場合は、Googlebotのグループがあればそのグループで、Googlebotのグループも無ければ*のグループで同じことを確かめて、どのグループを見たかを記録する
- 検索結果に出したいサイトのアドレスを書き出し、ホスト名のwwwのありなしが、ホームページのhead・robots.txt・Search Consoleに登録したサイトで同じか、3か所を並べて確かめる
- faviconのURLを、過去3か月のあいだに変えた日があるかを、更新の履歴か担当者への確認で調べ、変えた日を書き出す
- ブラウザのタブに表示されたfaviconを、サイトのロゴと並べて見て、同じ絵として見分けられるかを、「はい」か「いいえ」で記録する
- Search Consoleの「URL検査」にホームページのURLを入れてインデックス登録をリクエストした日を記録し、2週間後の日付をカレンダーに1つ登録する
チェックリストの使い方
時間が限られているときは、項目1・4・8の3つだけでも、「headに何が書かれているか」「そのURLが開くか」「robots.txtに、2つの名前のグループがあるか」が分かる。項目1で書き出した行が1本もなければ、条件の最初の1つ(headのlink要素)を満たしていない。まずそこから直す。
06 代替・他の選択肢 — faviconの置き方を表で比べる
公式文書の範囲で、置き方の選択肢を比べる
次の表は、faviconの置き方の4つの選択肢について、公式文書から読み取れることと、先に確かめておくことを並べたものである。「どれが検索結果に出やすいか」は書いていない。公式文書がそれを述べていないためである。
| 選択肢 | 公式文書から読み取れること | 先に確かめておくこと |
|---|---|---|
| 一覧にある形式を1本だけ書く | 形式の一覧(BMP・GIF・ICO・PNG・JPEG・PPM・TIFF)のどれかであれば、形式の条件は満たす | 正方形か。8x8ピクセル以上か。48x48ピクセルより大きいか |
| 一覧にある形式と、一覧にない形式を並べて書く | 行が複数あるときのGoogleの選び方は、確認した範囲では書かれていない | 一覧にある形式の行が、head の中にあるか。どの行も正方形か(当サイトの形) |
| 別のホストに置く | hrefのURLは、自分のサイトでなくてもよい(CDNの例が挙げられている) | 置いたホストのrobots.txtで、Googlebot-Imageが止められていないか。URLが変わらないか |
| apple-touch-iconだけに頼る | relの値の1つで、iOS向けのアイコンと説明されている | iconの行を書かない場合の扱いは、確認した範囲では書かれていない |
形式の話は、別の記事に分けてある
形式の選び方、特にSVGを使っている場合の扱いは、この記事の中心ではない。公式文書の形式の一覧と、その読み方は、当サイトの検索結果のファビコンにSVGとWebPは使えない ── Googleが対応する7つの画像形式を確認する13項目(2026年9月時点)に書いた。この記事の項目7で、一覧にあるかどうかだけを確かめる。
作り直す場合は、まず手元の画像を確かめる
faviconの画像から作り直す場合は、当サイトの無料ツール🔧 favicon と必須のサイトアイコンをまとめて作るで、複数の大きさの画像をまとめて用意できる。作った画像は、手順2から3の確認をもう1度通す。
実務のヒント
faviconを差し替えるときは、URLを変えずに、同じURLの中身だけを差し替えることを先に検討する。公式文書がURLの固定を条件に挙げているためである。やむを得ずURLを変える場合は、変えた日を記録し、ホームページのheadのhrefとあわせて直す。
Search Consoleの画面の読み方に迷ったときは、🔧 Search Consoleの見方に迷ったときの解説ツールも使える。
07 当サイトで確かめたこと
ホームページのheadに書かれていた行
2026年10月3日の午前に、当サイトのホームページのソースで、faviconに関係する行を確かめた。rel="icon"の行が2本あり、1本はhref="/favicon.ico"にsizes="48x48"が付いたもの、もう1本はhref="/icon.svg"にtype="image/svg+xml"が付いたものだった。ほかに、rel="manifest"の行と、rel="apple-touch-icon-precomposed"の行(絶対URL)がある。
それぞれのURLの状態
各URLを取得して確かめた。ICOは200で返り、画像の大きさは正方形の48x48ピクセルだった。SVGも200で返った。apple-touch-iconのPNGは200で返り、180x180ピクセルの正方形だった。manifestは200で返り、192x192と512x512の画像を指していた。転送が挟まるURLは、この4つには無かった。
headの1本目の行が指すICOは、公式文書の形式の一覧に載っている形式である。2本目の行が指すSVGは、一覧に載っていない。2本目のSVGの行を、Googleがどう扱うかは、確認した範囲の公式文書には書かれていない。ICOの行が一覧にある形式の48x48ピクセルであることは、少なくとも形式と最小のサイズの条件を満たしている。ただし、公式文書が推奨するのは「48x48ピクセルより大きい」サイズであり、48x48ちょうどは、推奨の下限に当たる。
robots.txtの状態
当サイトのrobots.txtには、すべてのクローラー向けのグループが1つあり、GooglebotやGooglebot-Imageの名前を持つグループは無かった。そのグループの拒否の行を上から読み、ホームページと、上のfaviconのURLに当たるものが無いことを、目で確かめた。つまり、項目8のGoogleの2つの名前は「ない」、*は「ある」という状態である。
過去の記事との違い
当サイトの過去記事74は、公式文書の当時の版を「有効なfavicon形式なら何でも可。ICO・PNG・SVGすべて対応」と要約していた。今日開いた版(英語版・日本語版とも)には、その書き方は見つからず、対応形式として7つが並び、SVGは含まれていない。いつ書き換わったかは、この記事では確かめていない。日付の違う版を並べて読む作業は、公式文書の「何が変わったか」を測る意味で、今後も続ける価値がある。
08 このテーマの、これまで
faviconの条件をめぐる、日付つきの記録
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年10月24日 | Search Engine Journalが、Googleがfaviconの大きさの条件を、「48ピクセル四方の倍数」から「正方形で8x8ピクセル以上・48x48ピクセルより大きいサイズを推奨」に改めたと報じた(この日付は報道の記事の日で、Googleが文書を改めた日ではない) |
| 2026年6月12日 | 当サイトがfaviconをSVGとマニフェストを含む形に作り直し、その経過を記事74に書いた |
| 2026年8月28日 | 公式文書(英語版)の最終更新日(UTC) |
| 2026年9月9日 | 公式文書(日本語版)の最終更新日(UTC) |
| 2026年10月3日 | この記事のために、英語版と日本語版を開き、当サイトのホームページとrobots.txtを確かめた |
表の最初の行以外は、当サイトが直接確かめた日付である。最初の行は、Search Engine Journalの報道の日付である。Googleが公式文書をいつ・どの版で今の形に改めたかは、この記事では確かめていない。
当サイトの、faviconと関連する過去の記事
- faviconは「飾り」から「名乗り」になった — 検索結果とAI引用の"顔"を整える2026年版総点検 — 形式の使い分けと、ダークモード対応のSVGを扱った。
- 再クロール待ち行列547件、当サイトの2週間 ── Google公式「最長2週間」の意味と、"待つ"を能動的にする方法 — 再クロールを待つ間に、できることを扱った。
- Search Console の通知 65 件のうち 33 件が未読だった ── 「修正を検証」を押さなかった理由と、毎週の点検にした日 — Search Consoleを、決まった曜日に見直す運用を扱った。
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