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Search Console『プラットフォームプロパティ』とは ── SNS投稿の検索パフォーマンスを確認する手順(2026年9月時点)

01 何が起きたか — Search Consoleが「サイトを持たない発信者」まで測れるようになった

Search Consoleに3つ目のプロパティ種別が生まれた

Google Search Central Blogは2026年7月7日、Search Consoleに新しいプロパティ種別「プラットフォームプロパティ(platform properties)」を追加したと発表した(See how content from social and video platforms performs on Google Search(訳: ソーシャル・動画プラットフォームのコンテンツが、Google検索でどう機能しているかを確認する))。これまでSearch Consoleの対象は「自分が管理するウェブサイト」に限られていた。プラットフォームプロパティは、この前提を初めて外した機能で、公式ヘルプセンターは「サイト所有者やクリエイターが、Google検索でSNS・動画の投稿がどう機能しているかを把握できるようにする、新しいSearch Consoleのプロパティ種別」と説明している(About platform properties in Search Console(訳: Search Consoleのプラットフォームプロパティについて))。

対応するのはInstagram・TikTok・X・YouTubeの4つ

2026年9月時点で対応しているプラットフォームは、Instagram・TikTok・X・YouTubeの4つに限られる。公式ヘルプセンターは対応プラットフォームを明確に列挙しており(前掲のSearch Console公式ヘルプ)、この4つ以外(LinkedIn・Pinterest・Facebookなど)は本記事執筆時点で対応リストに含まれていない。発表当初のブログ記事は「数週間かけて段階的に展開する」としていたが(前掲のGoogle公式ブログ)、その約3週間後の2026年7月29日に公開された続報では、「プラットフォームプロパティは本日、全ユーザーに向けてグローバルに利用可能になった」と明記されている(Platform properties roll out globally, plus a new social and video performance guide(訳: プラットフォームプロパティがグローバルに展開、あわせて新しいソーシャル・動画パフォーマンスガイドを公開))。本記事執筆時点は、この全展開発表からおよそ5週間が経過している。

プラットフォームプロパティの展開年表。2026年7月7日にGoogleがSearch Consoleへのプラットフォームプロパティ追加を発表し段階的ロールアウトを開始、2026年7月29日に全ユーザーへのグローバル展開と分析ガイドの公開を発表、現在は全展開からおよそ5週間が経過していることを時系列で示す。
プラットフォームプロパティをめぐる公式発表の時系列

注意

「全ユーザーに利用可能」という発表がある一方で、プロパティ全般を扱う別の公式ヘルプページには、本記事執筆時点でも「段階的に展開しているため、まだ全員に届いていない場合がある」という記載が残っている(Add a website or platform property to Search Console(訳: Search Consoleにウェブサイトまたはプラットフォームプロパティを追加する))。プラットフォームプロパティ専用のヘルプページには同様の記載は見当たらない。表記の食い違いの理由までは公式に明記されていないため断定はしないが、Search Consoleの画面で選択肢が表示されない場合は、環境による反映待ちの可能性がある。

対応リストに入っていないプラットフォーム

公式情報が挙げる対応プラットフォームは、繰り返しになるがInstagram・TikTok・X・YouTubeの4つだけである。LinkedIn・Pinterest・Facebookといった、企業がよく運用している他のSNSは、本記事執筆時点でこの一覧に含まれていない。プラットフォームプロパティを使う前提として、自社が運用しているSNSのうち、そもそも対応リストに入っているものが何件あるかを先に数えておく必要がある。対応外のプラットフォームについては、この記事で扱う手段では検索パフォーマンスを把握できない。今後の対応拡大があるかどうかは公式に明言されていないため、確認できない範囲として扱う。

02 なぜ・背景 — 検証方法がDNS所有証明からOAuth認可に変わった

「サイトを持たない発信者」が増えている

Google公式ブログは、この機能を作った理由を次のように説明している(前掲のGoogle公式ブログ)。

"Content creators and publishers use many channels beyond their own websites to reach their audiences. As people gravitate toward firsthand perspectives and different content formats, we want to make it easier for site owners and creators—even those without their own website—to get a consolidated view of how all of their content is getting discovered on Search."

(訳: コンテンツ制作者やパブリッシャーは、自分のサイト以外の多くのチャネルを使って読者に届けている。人々が一次的な視点や、多様なコンテンツ形式を求めるようになるなかで、Googleはサイト所有者やクリエイター――自分のサイトを持たない人も含めて――が、自分のコンテンツ全体がSearchでどう発見されているかを一元的に把握できるようにしたい、としている。)

「自分のサイトを持たない人も含めて(even those without their own website)」という一文が、この機能の設計思想をそのまま表している。

検証方法が根本的に変わった

従来のSearch Consoleは、ドメインプロパティ(DNSレコードでの検証)とURLプレフィックスプロパティ(HTMLタグ・Google Analytics・GTM・DNSレコードのいずれかでの検証)の2種類しか持たなかった。どちらも「そのサイトの管理権限を持っていること」が前提になる。プラットフォームプロパティはこの前提を外し、公式ヘルプは検証方法を「既存のウェブサイトプロパティ経由での自動連携、または各プラットフォームへの直接ログイン」と説明している(前掲のSearch Console公式ヘルプ)。つまりDNSやHTMLタグの編集権限がなくても、SNSアカウントへのログイン権限さえあれば検証が完了する。組織によっては、サイト管理担当者とSNS運用担当者が別の人間であることも珍しくない。この設計変更は、その分業を前提にしたものと読める。

「先行実験のあと」という一文の意味

発表ブログの本文には次の一文がある(前掲のGoogle公式ブログ)。

"Following an earlier experiment, we're thrilled to introduce platform properties, a new Search Console property type..."

(訳: 先行する実験に続いて、Googleは新しいSearch Consoleのプロパティ種別である、プラットフォームプロパティを導入できることを大変嬉しく思う、としている……。)

どのような実験だったのかは本文に具体的な記載がなく、確認できなかった。この一文からわかるのは、プラットフォームプロパティが思いつきの機能追加ではなく、何らかの検証プロセスを経て正式リリースされたという経緯だけである。推測で内容を補わず、公式が明記した範囲にとどめておく。

4つのプラットフォームに絞った理由は明言されていない

なぜInstagram・TikTok・X・YouTubeの4つが選ばれたのかについて、Googleは明確な理由を公表していない。4つに共通するのは、いずれも短尺の投稿・動画コンテンツが検索結果面(通常検索・画像検索・動画検索・Discover)に表示されやすいプラットフォームだという点だが、これは公式の説明ではなく、対応リストから読み取れる傾向にすぎない。LinkedInやFacebookのような、より長文・テキスト中心のプラットフォームが対象に含まれていない理由も、公式には説明されていない。断定できない部分は断定せず、確認できた事実(対応が4つに限られていること)とそこからの推測(傾向として読み取れること)を分けて扱う。

03 この記事で出てくる用語

用語

プラットフォームプロパティSearch Consoleに新設されたプロパティ種別のひとつ。公式ヘルプセンターは「Instagram・TikTok・X・YouTubeなどのプラットフォームに投稿しているクリエイターやパブリッシャーが、Google検索でのコンテンツの成果を把握するために使う」ものと定義している(前掲のSearch Console公式ヘルプ)。ドメインプロパティ・URLプレフィックスプロパティとは異なり、ウェブサイトの所有権を必要としない。

用語

OAuth:あるサービス(今回はGoogle)が、別のサービス(今回はSNSプラットフォーム)が管理するアカウント情報に、パスワードを共有せずアクセスできるようにする認可の仕組み。プラットフォームプロパティの検証は、このOAuthによるアカウント認可で行われる。従来のドメイン所有証明のようなDNS設定やファイル設置は必要ない。

3つのレポート、それぞれの役割

プラットフォームプロパティで見られるレポートは3種類ある。パフォーマンスレポートは、合計クリック数・表示回数・平均クリック率(CTR)・平均検索順位を確認でき、投稿単位・検索語句単位でフィルタできる(前掲のSearch Console公式ヘルプ)。Insightsレポートは、直近のトラフィック傾向・上位投稿・流入元の検索語句を、より簡易な形で俯瞰できる(Insights report(訳: Insightsレポート))。実績(Achievements)は、直近28日間のクリック数が新しい節目に到達した、といった成長の記録を追う(Achievements in Search Console(訳: Search Consoleの実績))。

名称の対応関係が掴みにくい

3つのレポート名は、機能の展開段階によって英語表記と日本語表記の対応がやや掴みにくい。パフォーマンス/検索パフォーマンスはどの時点の情報でも一致しているが、Insights/分析情報はそのまま対応する一方、実績(Achievements)にあたる項目は、情報源によって「実績」とも「Discover」とも呼ばれており、名称だけでは同じものかどうか判断がつかない場面がある。この食い違いが機能自体の変更によるものか、単に記事ごとの呼び方の違いに過ぎないのかは、公式情報だけでは確定できなかった。名称ではなく、実際にSearch Consoleの画面に表示されているメニュー項目を物差しにするのが確実である。

04 型別 — 適用範囲・この機能が測っていないこと・手順

🅰 適用範囲 — どんな立場の人に向くか

プラットフォームプロパティが特に効くのは、複数のSNS・動画プラットフォームを横断して運用している企業アカウントや、クライアントのSNS運用を代行する制作会社・代理店の立場だ。Search Consoleは1つのアカウントで最大1,000件のプロパティを管理できるため(前掲のSearch Console公式ヘルプ)、複数クライアントのSNSアカウントをまとめて把握する運用にも対応できる規模感がある。逆に、SNSをまったく運用していない、あるいは自社ウェブサイトの検索順位だけを追っていれば足りる立場では、この記事が扱う機能の出番はまだ少ない。

代理店・制作会社の立場では、もう一つ確認しておきたい点がある。公式ヘルプは、既にウェブサイトプロパティを所有権確認済みのアカウントであれば、そのアカウントに紐づくSNSアカウントが自動的にプロパティとして追加される場合があると説明している(前掲の分析ガイド)。クライアントごとにGoogleアカウントを分けて運用している場合、どのGoogleアカウントでSNSアカウントを認可したかによって、後から見え方が変わる可能性がある。複数のクライアントを担当する場合は、どのアカウントでどのプロパティを追加したかを、社内で記録しておくことをすすめる。

🅱 この機能が測っていないこと

プラットフォームプロパティを使う前に、測定範囲の限界を押さえておく必要がある。公式ヘルプセンターは、この点を明確に書いている(前掲のSearch Console公式ヘルプ)。

"Platform properties only show how your content performs on Google Search. They don't track when people see your content on the platform itself (for example, they won't show how many times your video appeared on TikTok)."

(訳: プラットフォームプロパティが示すのは、あなたのコンテンツがGoogle検索でどう機能しているかだけです。プラットフォーム自体でコンテンツが見られたときのことは追跡しません(たとえば、あなたの動画がTikTok上で何回表示されたかは表示されません)。)

つまり、いいね数・保存数・シェア数・フォロワー増減といったプラットフォーム内部のエンゲージメント指標は対象外である。あわせて、DiscoverとGoogleニュースのレポートは、実際にそこからのトラフィックがある場合にしか表示されない(同ヘルプ)。

プラットフォームプロパティが測る範囲と測らない範囲を整理した図。左側の測る範囲にはGoogle検索・Discover・Googleニュースでの表示回数・クリック数・検索語句・平均検索順位を配置し、右側の測らない範囲にはプラットフォーム内部のいいね数・保存数・シェア数・フォロワー増減、およびプラットフォーム内部での表示回数を配置して対比する図。
プラットフォームプロパティが測る範囲・測らない範囲

サマリーと詳細の数字が食い違う理由

Insightsページの上部にあるサマリーカードは、ウェブ検索・画像検索・動画検索・ニュース検索を横断したクリック数を示す一方、その下にある詳細なリスト(上位投稿や検索語句のカード)はウェブ検索結果からのトラフィックに絞られている。この違いにより、サマリーカードの合計と、詳細リストを積み上げた合計が一致しないことがあると、公式ヘルプは明記している(前掲のSearch Console公式ヘルプ)。数字が合わないことに気づいたとき、それを不具合だと早合点せず、まず「サマリーと詳細で集計範囲が違う」という仕様を疑うと、無駄な調査を避けられる。

🅲 手順 — 接続からデータが揃うまで

設定手順は、公式ブログとヘルプセンターの記述を突き合わせると4段階にまとめられる(前掲のGoogle公式ブログ前掲のSearch Console公式ヘルプ)。第一に、Search Consoleを開き、プロパティセレクターの「プロパティを追加」を選ぶ。第二に、対応する4プラットフォームのうち自社が運用しているものの「追加」をクリックする。第三に、表示される認可画面の案内に従って所有権を確認する。第四に、確認が完了すると「プロパティを追加しました」という表示に切り替わり、データの収集が始まる。ここまでで作業自体は完了するが、レポートに数値が反映されるまでには数日ほどかかることが、複数の公式情報で共通して示されている。

プラットフォームプロパティを設定する4段階のプロセス図。1番目はSearch Consoleでプロパティを追加を選ぶ、2番目は対応する4プラットフォームのうち運用しているものの追加をクリックする、3番目は認可画面の案内に従って所有権を確認する、4番目は確認完了後にデータ収集が始まりレポートへの反映まで数日待つ、という流れを矢印でつなぐ図。
プラットフォームプロパティの設定4段階

注意

認可画面には、アクセスを求めてきたアプリの名前が表示される。SNS連携を装ったOAuth認可画面はフィッシングの常套手段でもあるため、表示されたアプリ名がGoogleの公式サービスによるものかを確認したうえで許可する習慣をつけておきたい。所有権の確認は定期的に再チェックされる仕様になっており、外部ログインの期限切れなどで接続が切れた場合は、再認証するまでレポートへのアクセスが一時的に止まる(前掲のSearch Console公式ヘルプ)。

05 自分のSNSアカウントで確認するチェックリスト

チェックリストの3つの観点

ここまでの内容を、今日から手を動かせる作業に翻訳した。観点は、現状把握(自社のSNSアカウントとSearch Consoleの接続状況を数える)、接続と初期確認(実際につないでみる)、データの読み方(レポートの数字を正しく解釈する)の3つに分かれる。チェックの状態はブラウザ内にのみ保存され、サーバーには送信されない

実務のヒント

Search Consoleの各種レポートの見方に迷ったときは、当サイトの🔧 Google Search Console お助けツールで用語や画面の対応関係を確認できる。また、SNSアカウントを自社サイトの公式アカウントとして明示したい場合は、🔧 WEBサイト・構造化データ自動作成ツールでsameAsの構造化データを整えておくと、プラットフォームプロパティとは別の経路でもGoogleに公式アカウントとして認識されやすくなる。

  • 自社が運用しているInstagram・TikTok・X・YouTubeのアカウントを、名称とURLで書き出す
  • 書き出したアカウントのうち、Search Consoleに未接続のものが何件あるか数える
  • Search Consoleのプロパティセレクターを開き、「プロパティを追加」の一覧に4プラットフォームが表示されているか確認する
  • 接続したいプラットフォームの「追加」をクリックし、認可画面に表示されるアプリ名がGoogleの公式サービスによるものか確認する
  • 接続直後に「分析情報」レポートを開き、「表示できるデータはまだありません」の表示になっているか確認する
  • 接続から3日後に同じレポートを再度開き、数値が表示されているか確認する
  • 「パフォーマンス」レポートで、直近28日間の合計クリック数と合計表示回数を控える
  • 「上位投稿」の一覧から、検索経由の流入が最も多い投稿を3件書き出す
  • 「検索語句」のカードを開き、自分の投稿への流入に使われている語句の傾向を3つ書き出す
  • 24時間フィルターに切り替え、直近1日で表示回数が急に伸びている投稿がないか確認する
  • 複数のプラットフォームを運用している場合、それぞれのパフォーマンスデータをエクスポートし、同じ表計算ファイルで並べる
  • 投稿のタイトルやキャプションを書き換えた際は、注釈機能でその日付を記録する
  • 1年以上前に投稿した動画・投稿を3件選び、検索経由の表示回数が最近になって急に伸びていないか確認する
  • 自社サイトの構造化データにSNSアカウントがsameAsとして記載されているか、あわせて確認する

14項目の内訳と、かかる時間の目安

最初の2項目は現状把握、3番目から6番目は接続と初期確認、7番目から14番目はデータの読み方に対応している。すべてに目を通す時間の目安は1アカウントあたり20分程度である(6番目の「3日後の再確認」を除く)。SNSアカウントを複数運用している場合は、まずクリック数が多いと見込まれる1アカウントから、3番目以降の作業を実際に動かしてみることをおすすめする。

06 検索パフォーマンスを把握する手段の比較

4つの手段、それぞれの向き不向き

SNS・動画コンテンツがGoogle検索でどう見られているかを把握する方法は、プラットフォームプロパティだけではない。以下は、それぞれの手段が「何を把握できて、何を把握できないか」を整理した表である。

手段把握できること把握できないこと・限界
Search Console
プラットフォームプロパティ
Google検索・Discover・ニュースでの表示回数・クリック数・検索語句を横断的に把握できるプラットフォーム内部のいいね・保存・シェア・フォロワー増減は対象外
各プラットフォームの
ネイティブ分析機能
フォロワー属性・エンゲージメント率・保存数などプラットフォーム内部の詳細な指標が見えるGoogle検索側でどう見られているか(検索語句・表示回数・クリック)は分からない
Google検索で
手動で確認する
アカウント接続なしに、いつでも簡易に見え方を確認できる検索語句別の集計・時系列の推移・データのエクスポートができない
当サイトの
🔧 Google Search Console お助けツール・無料)
Search Consoleの各種レポートの用語・画面構成の見方を確認できるデータの取得・集計そのものは行わない(確認・診断が中心)

組み合わせて使うのが前提

この表からわかるとおり、1つの手段だけで運用が完結するわけではない。プラットフォームプロパティ検索語句の傾向をつかみ、各プラットフォームのネイティブ分析でエンゲージメントの内訳を見る、という組み合わせが現実的だ。公式の分析ガイドも、検索語句のグループ分析と合わせてGoogleトレンドで話題の広がりを確認することを勧めている(Analyze your social and video platform content performance in Search Console(訳: Search Consoleでソーシャル・動画プラットフォームのコンテンツパフォーマンスを分析する))。Google Trends API自体が何を取得できて何を取得できないかを整理した回もある(Google Trends API」で何が取れて、何が取れないのか)。あわせて確認すると、組み合わせの選択肢が広がる。

コンテンツの形式ごとに比較する使い方

同じ分析ガイドでは、パフォーマンスレポートの比較モードを使って、同じプラットフォーム内の異なる投稿形式を比べる方法も紹介されている。たとえばYouTubeであれば通常動画のURL(/watchを含むURL)とショート動画のURL(/shorts/を含むURL)、Instagramであれば通常投稿(/p/を含むURL)とリール(/reels/を含むURL)を、それぞれグループとして比較できる(前掲の分析ガイド)。どの投稿形式が検索経由の流入をより多く獲得しているかを把握できれば、次にどの形式で投稿するかという判断材料になる。

07 自社サイトで確認したこと

接続してから数値が出るまでの実際の待ち時間

プラットフォームプロパティに実際に接続を試みた記録がある。SNSアカウントを1件、Search Console上で連携したところ、連携完了の表示が出た直後は「分析情報」レポートのグラフに「表示できるデータはまだありません」とだけ表示され、数値が反映されるまで48時間ほど待つことになった。この待ち時間は、公式ヘルプセンターが示す「数日程度」という幅の範囲内である(前掲のSearch Console公式ヘルプ)。接続作業自体は数分で終わるが、結果を確認できるまでの待ち時間は見込んでおいたほうがよい。

公式情報を読んだだけでは分からなかったこと

接続する前に公式情報を読んだ段階では、認可画面や設定画面の具体的な見た目までは把握できていなかった。実際に画面を開いて初めて分かったのは、認可を求めてくるアプリの名称や、対応プラットフォームが一覧でどう表示されるかといった、文章だけでは伝わりにくい細部だった。04章のチェック項目に「認可画面に表示されるアプリ名を確認する」という一文を入れているのは、この経験にもとづく。公式のガイドや手順書を読むことと、実際に自分の画面で操作することは、別の作業として扱ったほうがよい。詳しい経緯は関連記事に記録している。

08 このテーマの、これまで

発表直後に読んだ回

プラットフォームプロパティが発表された直後に、機能の骨格とドメイン所有証明との違いを整理した回がある(archives/109)。本記事の01章・02章で触れた「なぜドメイン所有権が不要になったのか」という論点は、この回でより詳しく扱っている。

接続して48時間待った回

実際にSNSアカウントを1件接続し、認可画面から「分析情報」に数値が出るまでの過程を、隠さず記録した回がある(archives/118)。07章で触れた48時間の待ち時間は、この回で記録した実際の経過にもとづいている。

「0件」と「N件」、両方が危険信号になり得ることを確認した回

調査で「0件」という結果が出たとき、それを安心材料として扱ってよいとは限らないことを、実際のサイト調査で確認した回がある(archives/130)。05章のチェックリストで「接続直後に表示回数が0件だった」場合も同様で、それがデータ未反映によるものか、実際に検索経由の流入が無いのかを、待ち時間を挟んで区別する必要がある。

「測定中」と書いたまま、実際には測っていなかった回

「測定中」というラベルを付けたまま、実際にはその測定を長期間行っていなかった事例を、公開から52日分のログを開いて確認した回がある(archives/135)。05章のチェックリストを一度実行して終わりにせず、接続後も定期的に開き直す運用を決めておくことが、このテーマにおいても同じように重要である。

Search Consoleに新設された「プラットフォームプロパティ」で、Instagram・TikTok・X・YouTubeの投稿がGoogle検索でどう見られているかを確認できます。設定手順と、公式情報が示す見える範囲・見えない範囲を整理しました。
2025/05/31
THU
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このサイトで書いている人

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