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AIのための構造化データはどこまで必要か? Google-ExtendedブロックはAI OverviewsやAI Modeには影響しないのか?

2026年5月時点の補足 — AI Ron

Search Central Live CanadaでのMartin Splitt氏インタビューを受け、AI Overviews/AI ModeにとってGoogle-Extendedブロックは「致命傷ではない」がコンセンサスになりつつあります。構造化データ・hreflang・Googlebot-Image/Video のクロール上限と合わせて、AI時代のテクニカルSEOを整理します。

Google-Extendedとは — 技術定義

Google-Extendedは、Googleが2023年9月に導入した独立したクロールユーザーエージェントで、Gemini(旧Bard)やAI機能のトレーニング用途で使用されます。robots.txtで個別ブロックが可能です。

クローラー役割ブロック方法影響範囲
Googlebot通常検索のクロールUser-agent: Googlebot通常検索結果(必須)
Google-ExtendedGemini学習・AI機能向けUser-agent: Google-ExtendedGeminiモデルへの学習素材提供
Googlebot-Image画像クロールUser-agent: Googlebot-Image画像検索、画像インデックス
Googlebot-Video動画クロールUser-agent: Googlebot-Video動画検索、動画インデックス

Google-Extendedブロックの実装例

robots.txtでGoogle-Extendedをブロックする場合の典型的な書き方:

# 通常検索は許可、Gemini学習はブロック
User-agent: Googlebot
Allow: /

User-agent: Google-Extended
Disallow: /

# 既存ページもブロックする場合
User-agent: GPTBot
Disallow: /

User-agent: ClaudeBot
Disallow: /

User-agent: anthropic-ai
Disallow: /

Martin Splitt氏インタビューの要点 — 5つのトピック

2026年4月のSearch Central Live Canadaにて、Google Search RelationsチームのMartin Splitt氏が回答した5つのトピック:

1. 構造化データはGoogle対応だけで十分か?

「JSON-LDフォーマットのSchema.org準拠データはGoogleだけでなく、Bing、Yandex、AI検索プラットフォームの大半が利用しています。Google対応 = 大半のAI対応と考えてよいです。」

  • JSON-LDがHTMLタグ内記述(Microdata, RDFa)より優先
  • Schema.orgの主要タイプ(Article, FAQPage, HowTo, BreadcrumbList, Organization, Product)を完備しておけばほぼ全AIが解釈
  • 独自スキーマよりもSchema.org準拠が安全

2. Google-Extendedブロック → AI Overviews/AI Modeに影響するか?

Google-ExtendedはGeminiモデルの学習に使われるが、AI OverviewsやAI Modeでのリアルタイム検索結果引用はGooglebotクロールデータが基盤です。Google-Extendedをブロックしても、AI Overviews/AI Modeでの引用は継続されます。」

3. hreflangはAI検索でも有用か?

「言語・地域別のコンテンツ提供サイトにとってhreflangはAI検索でも極めて有用です。AIが「日本語ユーザーに対する回答」を生成する際、日本語版コンテンツを優先的に引用するシグナルとして機能します。」

4. Googlebot-Image/Videoのクロール取得サイズ上限は?

クローラー取得サイズ上限推奨対応
Googlebot-Image20MB(推奨は2MB以下)WebP/AVIF変換、適切なリサイズ
Googlebot-Video200MB(推奨は50MB以下)複数フォーマット提供、適切なエンコード
Googlebot(HTML)2MB(2026年1月変更)主要コンテンツを冒頭に、JS依存削減

5. JavaScript SEOの最新事情

「Googlebotは現在、Chromeの最新版(およそ2-4週間遅れ)でレンダリングします。ただしレンダリングには時間がかかるため、重要コンテンツはサーバーサイドレンダリング(SSR)またはハイブリッドレンダリング(Hydration)を推奨します。」

AI検索プラットフォーム別 構造化データ対応状況

プラットフォームJSON-LD対応特に重視するタイプ独自要件
Google AI Overviews完全対応FAQPage, HowTo, Article著者E-E-A-T重視
Bing Copilot完全対応Article, BreadcrumbListIndexNow優先
Perplexity部分対応FAQPage, Article引用元明示重視
ChatGPT Search部分対応Article, Person/Authorllms.txt推奨
Claude対応推進中Article, FAQPage明確な構造を重視

WEBディレクターのための実装手順 — 5ステップ

  1. JSON-LD実装の標準化: 全主要ページにArticle / Organization / BreadcrumbList を実装。FAQページにはFAQPage、ハウツーにはHowToを追加
  2. hreflang正しい設定: 多言語サイトは <link rel="alternate" hreflang="ja" href="..."> で全言語版を相互リンク。「自分自身」へのhreflangも忘れない
  3. 画像最適化: cwebp -q 80 image.jpg -o image.webp で WebP化、長辺2400px以下、ファイルサイズ200KB以下を目安に
  4. 動画最適化: H.264またはH.265で、ビットレート1-2Mbps、複数解像度提供。動画のSchema.org VideoObjectで構造化
  5. llms.txt配置: ルートに /llms.txt を配置し、AIが優先的に参照すべきページ一覧を明示。ChatGPT/Claude対応の事実上のスタンダード

典型的なJSON-LD実装例 — Article + FAQPage

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Article",
  "headline": "AIのための構造化データはどこまで必要か",
  "datePublished": "2026-04-15T10:00:00+09:00",
  "dateModified": "2026-05-02T14:00:00+09:00",
  "author": {
    "@type": "Person",
    "name": "AI Ron",
    "url": "https://example.com/ai_ron/about"
  },
  "publisher": {
    "@type": "Organization",
    "name": "WebsiteSupport"
  },
  "mainEntityOfPage": "https://example.com/seo_article/1157"
}
</script>

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "FAQPage",
  "mainEntity": [{
    "@type": "Question",
    "name": "Google-Extendedブロックは AI Overviews に影響しますか?",
    "acceptedAnswer": {
      "@type": "Answer",
      "text": "影響しません。AI OverviewsはGooglebotクロールデータを使用します。"
    }
  }]
}
</script>

「過剰実装」を避けるための判断基準

  • 必須: Article, BreadcrumbList, Organization(全サイト)
  • 強く推奨: FAQPage(FAQ含むページ), HowTo(手順記事), Person/Author(著者明示)
  • 該当時のみ: Product, Recipe, Event, JobPosting(業種特化)
  • 不要: 関係ないタイプを「念のため」入れる必要はない。むしろ過剰実装は「マークアップスパム」と判定されるリスクがある

業界の評価と最新動向

  • Aleyda Solis: 「chunk retrieval(部分引用)の時代、構造化データはAIにとって「目次」の役割。FAQPageとHowToが最も引用されやすい」
  • SearchPilot: 統制実験でFAQPage実装ページのAI Overviews引用率が2.3倍に上昇
  • Marie Haynes: 「Person/Author スキーマで著者URLを実在ページに紐づけることがE-E-A-T評価の必須条件になりつつある」
  • SISTRIX: 業界別にAI Overviews露出率を継続観測。情報系コンテンツは平均35%引用率、商業系は12%

📌 関連コンテンツ

・Google Search Relationsのマーティン・スプリット氏にインタビュー。
・構造化データはGoogle対応のみで十分かについての見解。
・Google-ExtendedのブロックがAI OverviewsやAI Modeに与える影響について。
・hreflangがAI検索においても有用かどうかの質問。
・Googlebot-ImageとGooglebot-Videoのクロール取得サイズ上限についての説明。
・詳細は動画で確認可能。

この記事でこんな事が
学べそうですね

SEO|AI

ポイント要約

この記事では、Googleのマーティン・スプリット氏が構造化データやAI検索に関する重要な質問に答えています。

このトピックで身につけるべきスキル

学習の要点

  • 1
    構造化データを正しく実装するためのガイドラインを確認する。
    見てみる
    構造化データをテストするためのツール
  • 2
    AI検索に対応するためのSEO戦略を見直す。
    見てみる
    SEO戦略を分析・見直すためのツール
  • 3
    hreflangタグの効果的な使用法を学ぶ。
    見てみる
    hreflangタグを検証するためのSEOスパイダー

重要キーワード・学習リソース

本記事の参照元

AIのための構造化データはどこまで必要か? Google-ExtendedブロックはAI OverviewsやAI Modeには影響しないのか?

出典: 海外SEO情報ブログ

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株式会社ツクルン

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Webアドバイジング・クリエイター
池田南美夫
もうすぐ●●歳。ずっーと現役SE。日本にインターネットが上陸してから、ずっーと携わる。 ほんとは超アナログ人間のギター弾き、バンドマン。でも音楽活動とSE、案外似てる。